ele-king Powerd by DOMMUNE

MOST READ

  1. 〈TEINEI〉 ──東京から新たなアンビエント・レーベルが誕生
  2. Columns 攻めの姿勢を見せるスクエアプッシャー ──4年ぶりの新作『Dostrotime』を聴いて | Squarepusher
  3. interview with Martin Terefe (London Brew) 『ビッチェズ・ブリュー』50周年を祝福するセッション | シャバカ・ハッチングス、ヌバイア・ガルシアら12名による白熱の再解釈
  4. Lost Souls Of Saturn - Reality | ロスト・ソウルズ・オブ・サターン
  5. Squarepusher ──スクエアプッシャー4年ぶりの新作はストリーミングでは聴くことができない
  6. マヒトゥ・ザ・ピーポー初監督作『i ai』が3/8より公開
  7. Jeff Mills ——ジェフ・ミルズと戸川純が共演、コズミック・オペラ『THE TRIP』公演決定
  8. Jeff Mills × Jun Togawa ──ジェフ・ミルズと戸川純によるコラボ曲がリリース
  9. interview with Kode9 〈ハイパーダブ〉20周年 | 主宰者コード9が語る、レーベルのこれまでとこれから
  10. みんなのきもち ――アンビエントに特化したデイタイム・レイヴ〈Sommer Edition Vol.3〉が年始に開催
  11. R.I.P. Damo Suzuki 追悼:ダモ鈴木
  12. Kali Malone - All Life Long
  13. Columns 2月のジャズ Jazz in February 2024
  14. Columns ♯3:ピッチフォーク買収騒ぎについて
  15. Bonobo presents OUTLIER ──ダウンテンポの達人、ボノボがキュレートするイベントにソフィア・コルテシス、真鍋大度、食品まつりが出演
  16. interview with Squarepusher あのころの予測不能をもう一度  | スクエアプッシャー、トム・ジェンキンソン
  17. interview with Squarepusher スクエアプッシャー、原点を語る
  18. Columns Squarepusher 9 Essential Albums スクエアプッシャーはこれを聴け!
  19. Voodoo Club ——ロックンロールの夢よふたたび、暴動クラブ登場
  20. Jerskin Fendrix - Poor Things (Original Motion Picture Soundtrack) | ジャースキン・フェンドリックス

Home >  Regulars >  Random Access N.Y. > vol. 105:アートブック・フェアでNYの秋ははじまる- NY art book fair 2018

Random Access N.Y.

Random Access N.Y.

vol. 105:アートブック・フェアでNYの秋ははじまる

NY art book fair 2018

沢井陽子 Sep 25,2018 UP

 9月になり、すでに肌寒くなったNYの週末。ロング・アイランド・シティのMoMA PS1で、アートブック・フェア(http://nyartbookfair.com/)が行われた。

 チェルシーの本屋プリンテット・マターがキュレートするこのフェアは、今年で13回めを迎える。さまざまな流通によるアート出版を祝うもので、独立系アート出版社のもの、学校、本屋、アートギャラリー、スクリーンプリント系などずらり大量の展示があった。アート本、写真集、ポスターからジン、Tシャツ、トートバッグ、ピンバッチ、工作類などのギフト系まで場内は様々なグッズで溢れかえっていた。

 サイン会、本関係者のパネル・ディスカッション(漫画は本なのか、コミュニティを実行するための風がわりな出版、散らばったコミュニティを運営する方法など)、対話式ワークショップなどの催し物もある。部屋から部屋へ移動するたびに違うテーマが現れ、圧倒され、酸欠になりかけるほどの中身の濃さ。ひと息入れようとコートヤードに出ると、ビールやワインが飛ぶように売れている。DJやパフォーマンスマンスもあるので、そこでしばらくまったりするのが正解。今年は、Miho Hatori, Lee Bertucci, Jaimie Branch, Lori Scacco, Greg Foxなどがプレイした。

 この2018年アートブック・フェアは盛況だった。目当てのブースで、アーティストと話しながら本を購入するのはフェアの醍醐味である。フェア中でなくとも、PS1の入り口にはブックショップも構えるので、いつ行ってもキュレートされた書物たちに出会えるんだけど。

 ブックフェアは秋のはじまりの祝いと言ったところだろう。普段は、ネットでことを済ませる若者たちも、この日ばかりはひとつひとつブースを見て回り、本に触れ、アーティストの顔を見ながら話している。最近は会わない知り合いにも会えるのもフェアの良さ。このフェアが、世界中を回っているのは納得。本は世界を繋ぐし、これからも変わらない。


Random Access N.Y. - Back Number

Profile

沢井陽子沢井陽子/Yoko Sawai
ニューヨーク在住20年の音楽ライター/ コーディネーター。レコード・レーベル〈Contact Records〉経営他、音楽イヴェント等を企画。ブルックリン・ベースのロック・バンド、Hard Nips (hardnipsbrooklyn.com) でも活躍。

COLUMNS