DJ Rashad Double Cup Hyperdub/ビート |
ジュークは面白いわ。いまこの音楽を聴かなくて何を聴く。このエネルギー、この速度、このサンプリング、この思い切りの良さ、この音の断片、このダイナミズム、鬼気迫るものがもあって、同時に音楽的。この最新のアーバン・ミュージックの好戦的な動きは、社会的なコンテクストにおいても興味深い。密集し、混線した情報の合間をしたたかにすり抜けていくように、連中はコンクリートの上で激しく、素速く、軽快にカラダを動かす。細かく切り刻まれ、ひどく加工され、そしてルーピングされ醸成されるジュークは、激しい足の動き=フットワークをうながす。それは現代のアーバン・リアリティの急進的ないち形態として、コンクリート上とインターネット上とを行き来する、さながら新しい生物ように増殖し、動きまわっている。
今年は、DJラシャドの12インチ2枚組の「ローリンEP」と「I don't Give A Fuck」をはじめ、RP・ブー『Legacy』、K. Locke『The Abstract View』、日本でも〈BOOTY TUNE〉をはじめ、ペイズリー・パークスやフードマン(最高のネーミング)などが頭角をあらわしている。この音楽はもはやシカゴだけのものではない。
それでも敢えて言いましょう。2013年はDJラシャドの年だった。今年は、ヨーロッパで、アメリカ国内の子供たちのあいだでも、日本でも、ジュークがブレイクした。そして、その歴史が何たるかを書き起こすときが来たかのように、ベテラン・フットワークDJのRP・ブーのアルバムが発表されたわけだが、いよいよラシャドは、いま、ジューク・フィーヴァーの中心に躍り出ている……と言えよう。え? 「I don't Give A Fuck(知ったこっちゃねぇよ)」だって?
それまでデータのみで4枚のアルバムを発表しているラシャドだが、彼にとって最初のフィジカル・リリースとなる『ダブル・カップ』がつい先日〈ハイパーダブ〉からリリースされた。アジソン・グルーヴも参加し、ヒップホップからの影響も活かしたその作品は、フットワーク/ジュークに音楽的な幅を持たせながら、それがどこから来ている音楽なのかを再度定義しているようだ。
シカゴはハウス・ミュージック発祥の地だ。俺はそう聞かされている。そして、俺たちの耳に入ってくるアンダーグラウンド・ダンス・ミュージックというのはシカゴ・ハウスしかない。だから、そういうシーンが根強くあるんだと思う。
■最近は、シカゴよりもヨーロッパでのプレイのほうが多いんですか?
DJラシャド:そのとおり。
■最近DJをやったのはどこですか?
DJラシャド:最近ショーをしたのはニューヨーク。本当はロンドンでツアーをする予定だったんだけど、事故のせいでUSにとどまることになった。車で事故にあったんだ。だから、再び120%でやれるまで、しばらくのあいだチルモードでいる。
■さて、あなたの音楽の主成分には、ハウスとヒップホップがありますよね。ヒップホップとの出会い、シカゴ・ハウスとの出会いについてそれぞれお話いただけますか?
DJラシャド:ヒップホップもハウスも、ラジオでかかっていて、子どもの頃から聴いていた音楽だ。子どもの頃から常に俺の周りにあった。
■ちなみにヒップホップ/R&Bにおけるあなたのヒーローは?
DJラシャド:ヒーローか……誰かな。おそらくNas、Tribe Called Quest、Twisted、Mobb Deep、Three Six Mafia、Too Short、Jay-Z、Kanye West……マジでたくさんいるよ。
■どんな子供時代を過ごしましたか?
DJラシャド:子供時代? 普通の子供時代だったよ(笑)。そう、普通の子供時代だった。(うしろのメンバー爆笑)
通訳:―後ろで笑い声がしますが……
DJラシャド:ああ、いまスタジオにいるんだ。SpinnとEarlがいる。他の人と変わらない子供時代だったよ。子供のころから音楽が好きだった。6年生から中2くらいまでドラムをやっていたし。その後はDJをするようになった。
■音楽以外で好きになったことって何ですか?
DJラシャド:食べ物だね(笑)!
通訳:良いですね、どんな食べ物が特にお好きですか?
DJラシャド:特に好きなものはないな。上手く調理されていればそれでいい。
通訳:ではお寿司はいかがでしょう?
DJラシャド:寿司は食べたことはあるよ。嫌いじゃなかったけど、大好きな食べ物のトップには入ってないな、少なくとも今のところ。
■初めてクラブに行ったのはいつですか? それは誰のパーティでしたか?
DJラシャド:初めて行ったクラブは〈Jubilation(ジュビレーション)〉という名前のティーン向けのクラブ。クラブの隣が、レーザータッグ(真っ暗の部屋で遊ぶシューティング・ゲーム)の施設だったから、レーザータッグの客として入って、クラブの方にも忍び込んでクラブに行っていた。それが初めてのクラブだ。
■DJをはじめたきっかけについて教えてください。
DJラシャド:最初はドラムをやっていたけど、それに飽きて、ドラムでやるべきことはやったと感じていた。当時、ラジオで聴いていた音楽に憧れていて、自分もそういうのができるんじゃないかと思った。ラジオでかかっているように自分もできるかと最初は思ったんだけど、DJをはじめてみると実際は全然違うんだと後でわかった。DJは本当にゼロからはじめた。レコードを買って、自分の部屋でいろいろやって練習した。友だちの前でDJしたりして……そんな感じさ。そこから、さらに上達したいと思って、より真剣に取り組むようになった。
■曲作りはどのように学んだのでしょう?
DJラシャド:どうやって学んだかって? えーと、わかんないけど、とにかく俺とSpinnで金を貯めてドラムマシンを買い、当時、他の人たちが作っていたような音楽を真似して作ってみた。自己流だよ。いろいろ、自分たちで試してみて、それが上手くいったりいかなかったり。俺が子供のころ培ったドラムの才能以外(←これはジョークらしいです)は、一からはじめたんだよ。
通訳:ではドラムの背景があったのは良かったですね。
DJラシャド:たいした背景じゃなかったけどな(笑)。
通訳:よい基礎にはなったんじゃないですか?
DJラシャド:ドラムを続けていたときはそれなりに楽しかったよ。
■DJスピンは子供の頃からの友だち?
DJラシャド:そう。奴は俺にとって弟みたいなもんだ。子供のころから一緒に育って、いまでも友だちだ。いまでも友だちなんてすごいと思うけど、本当にそうなんだ。
[[SplitPage]]デトロイトは俺にとって第二の故郷みたいなもんだ。デトロイトの踊りは、シカゴのとは少し違うけど、動きはほとんど一緒なんだ。だからデトロイトでのシーンとシカゴのシーンはとても似ているのがわかった。クールだったよ。バトルのパーティも良い感じだったらしい。
DJ Rashad Double Cup Hyperdub/ビート |
■シカゴで、こうしたアンダーグラウンド・ダンス・ミュージックが途絶えることなく継続され、発展しているのは何故でしょう?
DJラシャド:俺がシカゴのミュージック・シーンを見てきて思うことは、シカゴはハウス・ミュージック発祥の地だ。俺はそう聞かされている。そして、俺たちの耳に入ってくるアンダーグラウンド・ダンス・ミュージックというのはシカゴ・ハウスしかない。だから、そういうシーンが根強くあるんだと思う。アンダーグラウンド・ダンス・ミュージックの基礎にシカゴ・ハウスがあるから、自然とその文化が発展しているのだと思う。
■どのような経緯で〈Juke Trax〉からリリースすることになったのでしょう?
DJラシャド:2003年か2004年に、DJ ClentがDJ Godfatherに呼ばれてパーティを一緒にやった。その際、Godfatherは俺たちの活動に興味を持ってくれた。ちょうどその時、〈Dance Mania〉が下火になってきていたからジュークにとって新たなアウトレットが必要な状況だった。だからGodfatherは、Juke専用のレーベルを立ち上げた。Godfatherは当時、もう一つデトロイトのレーベルで〈Databass〉というのを持っていたんだけど、そのレーベルは主にゲットー・テックを扱っていた。ゲットー・テックとは別ものとして、ジュークをリリースできるようにレーベルを立ち上げた。それが始まりだ。
■すでに多くの作品を出していますが、どんな感じで曲を作っているのでしょう? 自宅にスタジオがあって、集中して、がーっと作る感じですか? それとも、ぱっとひらめいて、ぱっと作る感じでしょうか?
DJラシャド:自宅にスタジオがあってそこでも作るし、Earlみたいな友達のところで作るときもある。インスピレーションを受けるのは、ツアーしている時と、仲間とスタジオにいる時の両方。俺にとってのモチベーションは今のところそのふたつと、新しい音楽を聴いているときだけだ。ツアーしている最中、新しいアーティストの音楽を聴く。それから仲間といる時もアイデアが湧く。
通訳:すごいですね。あなたは、ものすごくたくさんのトラックを短期間でリリースすることで知られていますが。
DJラシャド:ああ、昔はそのことで知られていたけど、最近はツアーなどで忙しくなったから、少しペースダウンしたよ。時間が余るほどあった時は、音楽をたくさん作っていたけど、最近はペースを少し落として、修正を加えることをしはじめたりして、いままで作ってきたものよりも、さらに質の良いものを作るようにしている。いままで学んできたものを活かしてよりプロフェッショナルなものを作るようにしている。
■ジューク/フットワークの歴史について教えてください。あなたから見て、それはどのようにはじまったものなのでしょか? ダンスを競い合うバトルの音楽なわけですよね?
DJラシャド:もちろんダンスバトルの音楽なんだけど、ジュークはパーティ・ミュージックでもあった。ゲットー・ハウス・ミュージックがジュークという言葉に変わったのはおそらく1999年だと思う。DJ Gant ManとDJ Ponchoが「Juke It」というトラックをリリースした。それがフットワーク/ゲットー・ハウスがジュークという名前になったはじまり。フットワークは当時トラックスと呼ばれていた。ジュークが進展していたと同時にフットワークも存在していたが、その時はフットワークと呼ばれていなかった。フットワークという呼び名は2009年に〈Planet Mu〉が「Bangs & Works」をリリースしたときからだと思う。
通訳:フットワークというのも音楽の種類なのでしょうか?それとも、ダンスのことなんでしょうか?
■いまではフットワークは音楽の種類であり、ダンスでもある。昔はジュークとフットワークは少し違う種類の音楽を指していて──どちらもBPM160には変わりないんだが──ジュークのほうがコマーシャル、つまりラジオ・フレンドリー、DJフレンドリーで、トラックス(フットワーク)はヘヴィーでクレイジーなベースが入っている曲のことを言った。
■基本、アフリカ系のコミュニティで盛んなんですよね?
DJラシャド:まさにその通りだ。
■デトロイトのキッズたちともダンスと音で競い合っていたという話も聞いたことがあります。どうなんですか?
DJラシャド:ああ、数年前、シカゴ対デトロイトのパーティが何度かあったと聞いた。デトロイトは結局、シカゴに来なかったが、シカゴからはバスを出してデトロイトのキッズとバトルしに行ったんだ。デトロイトでも、シカゴに似たダンスがあってジット(Jit)と呼ばれていた。だからジュークVSジットという感じでパーティが行われていた。俺は一度も行ったことがなかったけど、俺の仲間たちは行っていて、クールだったと教えてくれた。
俺はデトロイトにDJしに行ったことがあるけど、デトロイトは俺にとって第二の故郷みたいなもんだ。デトロイトの踊りは、シカゴのとは少し違うけど、動きはほとんど一緒なんだ。だからデトロイトでのシーンとシカゴのシーンはとても似ているのがわかった。クールだったよ。バトルのパーティも良い感じだったらしい。どっちが勝ったのかは知らない。シカゴが勝ったのかわからない。勝っていたらいいんだけど。
■あなたがシーンに関わるようになった経緯も教えてください。
DJラシャド:〈Dance Mania〉のキャリアが閉ざされたときに、シーンに関わりはじめたのだと思う。俺とSpinnは〈Dance Mania〉からスプリットシングルを出した。Spinnのは「Motherfucker」という曲で、俺のは「Child Abuse」という曲だった(笑)。だが、その後〈Dance Mania〉は営業を停止してしまった。だから俺たちはTraxman、JAMMAN GERALD、DJ Funkといった人たちの周りで活動していた。当時ジュークをやっていて残ったのは俺とSpinn、RP、DJ Clent、Deeonくらいだった。
■あなた自身も踊ってましたか?
DJラシャド:DJになってから踊りはやめたよ。周りの奴らは、ダンサー兼DJというのを真面目に取ってくれなかった。ただ、パーティにタダで入って踊って遊びたいんだろうと思われた。だからダンスのほうはあきらめたよ。俺はDJできないと思われていた。だからダンスバトルやフットワークでやれるべきことをやって、ある程度目標を達成できたと感じた時点で、音楽により集中しようと決めた。
通訳:では初めはダンサーだったんですね。
DJラシャド:ダンサーだったけど、DJもしていたよ。
■BPMが160~170であることは、あなたにとってやはり重要なのでしょうか?
DJラシャド:いまはそうでもない。昔は、ダンサーとしては、たしかに重要だった。そういう人たちの為に音楽をチョイスするDJとしては重要だった。ジュークは160~170であるべきだと思う。170までいくとドラムンベースになるけどBPMが160~170であることはジュークの基礎だからとても重要だと思う。
通訳:でも最近、あなた個人においてはBPMの幅は広がってきているということでしょうか?
DJラシャド:ああ、個人的にはもちろんそう。俺たちはTeklifeとして、自分達の可能性に挑んで、新しいことをやって、他にどんなことができるか、色々な挑戦をしている。それは俺たちがいつもやってきたことだ。そして何よりも楽しむこと。同じことを毎回やるより、少し違ったことをやってみる。
[[SplitPage]]ジューク/フットワークに対するそれぞれの国の解釈があって、国独自のアレンジを加えている。俺たちのコピーじゃなくて、何かオリジナルなものを作っているのには尊敬する。外国の人がジューク/フットワークを受け入れているのを見たり聞いたりするのは嬉しい。
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■ジューク/フットワークやあなたの音楽には、いろんな要素がありますが、殺気だった感覚もあるように感じます。それはダンスバトルの音楽だからなのか、それともあなたの環境を反映しているものなのでしょうか?
DJラシャド:両方だと思う。ダンサーが踊っているときの表現やエネルギーを見てもそういう感じが伝わってくると思うし、その感じは音楽の一部でもある。だから音楽の一部でもあるし、ダンスの動きが反映されている部分もある。
■欧州や日本でも、ジューク/フットワークは広がっています。いろんな国でそれぞれの解釈のジューク/フットワークが生まれている現状をどのように思いますか?
DJラシャド:最高だと思うよ。俺たちがやっていることと同じことや真似ごとをしているのではなく、ジューク/フットワークに対するそれぞれの国の解釈があって、国独自のアレンジを加えている。俺たちのコピーじゃなくて、何かオリジナルなものを作っているのには尊敬する。外国の人がジューク/フットワークを受け入れているのを見たり聞いたりするのは嬉しい。ジューク/フットワークがそこまで広がって誇りに思うし、自分がそのシーンの人間のひとりだということを幸福に思う。
■アディゾン・グルーヴと一緒にやっていますが、UKでのジューク人気はあなたにとって何をもたらしたのでしょう?
DJラシャド:UKに初めて行ったときから、UKの人たちは俺たちに好意を示してくれた。ジュークは、スピードやベースのサウンドがジャングルと似ているからUKの人たちにとってジュークは親しみやすかったようだ。ジャングルを聴くと、フットワークと似ていることがよくわかる。UKに行ったことで俺たちはジャングルについて学ぶことができた。ジャングルが発展したのも90年代初期から90年代後期で、ゲットー・ハウスがUSで発展したのと同じ時期に、UKで発展していた。俺たちは当時、ジャングルなんて聴いたこともなかった。だから驚いた。UKに行ったとき、当時UKではジャングルという音楽が流行っていたのを知って、俺たちの音楽とコラボするのは自然なことだと思った。
■ジャングルからの影響はありますか?
DJラシャド:いまはジャングルの影響はある。何年か前にジャングルを聴いたときはピンとこなかった。トランスみたいなもんだと思っていた。昔、レイヴとかに行っていたときにジャングルがかかっていたエリアもあったけど、あんまり気に留めていなかった。だけど、UKに行ってジャングルについてちゃんと教わってから、俺たちの作っている音楽とどれほど共通しているかということがわかったから、今後はジャングルの要素も取り入れていこうと思った。俺たちもジャングルに対しては好意を持っている。同じ方向を行っているアンダーグランドな音楽だからね。
■昨年アルバムを出した〈Lit City Trax〉はあなたのレーベルですか?
DJラシャド:いや、あれはJ Kushのレーベルで彼が経営している。俺とSpinnは当時〈Lit City Trax〉に所属していた。
■作品を発表するのにダウンロードばかりだったのは、どんな理由からですか?
DJラシャド:最近はCDやレコードを刷るのも大変だから。ダウンロードのほうが簡単だし、ダウンロードする側にとっても早く音楽が手に入る。メインの曲は、最近のEPや今回のアルバムみたいにしてリリースしたいと思うけど、とにかくダウンロードのほうが簡単だし便利だと思う。時代は変わり、人びとはレコードを買うより音楽データをダウンロードしている。時代を先取りしてその動きに合わせているだけさ。
■あのブリリアントな「Rollin'」に収録された曲を『Double Cup』に入れなかったのは何故でしょう?
DJラシャド:去年のアルバム『Teklife Vol. 1』や、〈Hyperdub〉からいままでリリースしたEPとは違ったものをリリースしたいと思ったから。Teklifeのみんな、そして俺やSpinnがやっている音楽のまったく違う一面を見せたかった。フットワークだけではなくて、他の音楽も作れるし、他の音楽ジャンルに対して好意を示し、それらを自分たちの音楽に要素として取り入れたかった。もちろんフットワーク以外の音楽も好きだからね。コード9は、アルバムを作るにあたって、俺の好きなようにしていいと自由にさせてくれた。
■『Double Cup』というタイトルの意味は?
DJラシャド:『Double Cup』はコデインをスプライトで割ったドリンクの名前で、発砲スチロールのコップに入っている。なぜ『Double Cup』というタイトルにしたのかというと、前回のアルバムがハイテンションでスピーディーな感じだったのに対し、今回のアルバムはスムースでスロー、そしてソウルフルだから。TeklifeのChopped & Screw版という感じ。それがテーマだ。
■ヒップホップ色が際立っているように感じましたが、意識したんでしょうか?
DJラシャド:ああ。いままでアルバムでヒップホップ色を入れたことがあまりなかった。だから今回はジャングルもそうだけど、ヒップホップを使って新しいことをやってみようと思った。他にもアシッド・ハウスといった自分が好きなジャンルにも触れてみようと思った。今回のアルバムでは、自分たちが好きなジャンルはいろいろ触れてみようと思った。
■選曲や曲順はあなたが決めたんでしょうか?
DJラシャド:今回、曲順を決めたのはコード9だ。選曲はコード9と俺たちで決めた。
■この先、自分の音楽をどのようにしていきたいとか、展望はありますか?
DJラシャド:いまやっていること以外はラップ関連の音楽を作っていきたい。それからジャングル。もちろんこの先もフットワークは作っていくけど、自分たちが生み出せる音楽なら何でもいいと思っている。今はとにかく楽しんで音楽を作っているよ。この体験すべてを満喫している。
■DJをやっていなかったら、いまごろ何をしていたと思いますか?
DJラシャド:正直言って俺自身でさえわからない(笑)。音楽がなかったらいまごろどこで何してるかまったくわからない。安全でクールな場所にいてくれたらいいと思うけど。
■来年はいよいよ初来日がありますね。日本に関してはどんなイメージを持っていますか?
DJラシャド:日本に行くのが本当に待ち遠しいよ! 日本のヴィデオをたくさん見たし、TraxmanとダンサーのA.G.が日本に行ったことがあって、彼らからいろいろ日本のことを聞いた。俺は元々2年前に日本に行く予定だったんだけど、キャンセルになってしまった。だから、日本に行って日本を体験するのが本当に待ち遠しいんだ。日本のジューク・シーンはマジで最高だから、はやく日本に行ってそのシーンを実際に体験して、シーンのみんなに会ってみたい。すごく楽しみだよ!
★来年1月、DJラシャド、初来日決定!!
来年1月末開催の[ハイパーダブ10周年スペシャル・パーティ]にて、DJラシャドの来日が決定しました。他の出演者は、最高のアルバムを出したばかりのローレル・ヘイロー、UKからはアイコニカ、レーベルの総帥コード9。これは楽しみ!
[ハイパーダブ10周年スペシャル・パーティ]
featuring:
Kode9 言わずと知れたハイパーダブ主催者、UKベースミュージック界の中心人物!
DJ Rashad 実力・人気ともにJuke界No.1! Jukeシーンの境界を大幅に拡大させるであろう待望の傑作アルバムは10月19日に投下!
Laurel Halo 近年盛り上がりを見せるエレクトリック女子アーティストの中でももっとも注目を集める逸材! 昨年リリースされ、会田誠のアートワークでも話題となった前作から1年あまり、衝撃の新作が明日発売!
Ikonika 初期シカゴ・ハウスへの偏愛そして新しいディスコ・ハウス世代との共振するアルバムを8月にリリースしたばかりの型破りな天才女性プロデューサー!
2014/1/31(FRI) 代官山UNIT
INFO: BEATINK 03-5768-1277[ https://wwww.beatink.com ]
2014/2/1(SAT) 名古屋CLUB MAGO
INFO: CLUB MAGO 052-243-1818[ https://club-mago.co.jp ]
2014/2/2 (SUN) 金沢MANIER
INFO: MANIER 076-263-3913[ https://www.manier.co.jp ]
2014/2/3 (MON) 大阪CONPASS
INFO: CONPASS 06-6243-1666[ https://conpass.jp ]
2014/1/31 代官山UNIT公演詳細
OPEN/START 23:00
TICKET INFO : 前売 3,800YEN / 当日 4,500YEN
※20歳未満入場不可。入場時にIDチェック有り。必ず写真付き身分証をご持参ください。You must be 20 and over with photo ID.
◇ 早割チケット限定販売!(30枚限定) : 3,300YEN ◇
11/2(土)より BEATINK OFFICIAL SHOP“beatkart”(shop.beatink.com)にて※売切しだい販売終了。
一般販売 : 11/02(土)より
BEATINK (shop.beatink.com) / ローソンチケット - https://l-tike.com、
イープラス e+ (先着先行: 4/22Mon~4/24Wed) - https://eplus.jp、
tixee (スマートフォン用eチケット) - https://tixee.tv/event/
主催:シブヤテレビジョン / INFO:BEATINK 03-5768-1277 (www.beatink.com)