「iLL」と一致するもの

Chart by JET SET 2011.09.12 - ele-king

Shop Chart


1

GONNO

GONNO ACDISE #2 »COMMENT GET MUSIC
ウルグアイ発バレアリック・トップレーベル"International Feel"と、Gatto Frittoが主宰する"Fritto Morto"レーベルとのコラボレート・カタログ第一弾。James Holden, Loco Dice, Tim Sweeney(B.I.S.にてプレイ済み), Todd Terjeら各方面から注目を集める話題の一枚が遂に解禁。180g重量盤でのリリースです。

2

BEING BORINGS

BEING BORINGS LOVE HOUSE OF LOVE »COMMENT GET MUSIC
国産インディペンデント・レーベル最高峰として御馴染み"Crue-L"の代表、瀧見憲司による新名義Being Boringsによる噂のデビュー作。アフターアワーズを彩る極上のミドル・ブギー2楽曲を収録。

3

QUANTIC

QUANTIC THE BEST OF QUANTIC »COMMENT GET MUSIC
Cumbia Clash、Soul Orchestra名義のデビュー曲、そして12"は既に入手困難な"Mi Swing Es Tropical"など、選りすぐりの全15曲を収録!!

4

LORD OF THE ISLES

LORD OF THE ISLES ULTRAVIOLET »COMMENT GET MUSIC
Beat Brokerによる第1弾も大好評だったDJ Ritesh(American Standard)とTony Watson(ex. Wax Records)の手掛ける期待大なレーベルAdult Contemporaryの第2弾が到着、今回も最高でした!!

5

KOUROSH YAGHMAEI

KOUROSH YAGHMAEI BACK FROM THE BRINK »COMMENT GET MUSIC
トルコのErkin Korayを彷彿とさせる異様な存在感があるこの人はイランに於けるロック/ポップ・シーンの伝説的偉人とのこと。Now Againから、4枚組7インチBoxも登場です!!

6

PAUL WHITE

PAUL WHITE RAPPING WITH PAUL WHITE »COMMENT GET MUSIC
Now Again発掘音源の再構築ワークスだった前作『Paul White & the Purple Brain』とは異なり、意外にも今回は世界各地のラッパー達とのコラボ作に。コレは注目です!

7

RAS G

RAS G DOWN 2 EARTH (THE STANDARD EDITION) »COMMENT GET MUSIC
現行ビートメイカーの中でも一際Sun Ra的なスピリチュアル・ジャズを体現しているRas G。一昨年以降噂になっていた音源が、L.A.シーンとの繋がりも深いUKのレーベルRampから登場!

8

PLASTIKMAN

PLASTIKMAN ARKIVES ANALOG »COMMENT GET MUSIC
GaiserやHeartthrobといったMinus一派は勿論のこと、盟友DubfireからCarl CraigやFrancois Kといったビッグネームまでが今回のために制作したリミックスを収録!こちらもやはり超限定品になりますのでこの機会を逃すとまず手に入らないであろう代物です。

9

MELCHIOR PRODUCTIONS LTD.

MELCHIOR PRODUCTIONS LTD. APARICIONES REWORKED (BABY FORD ,RICARDO REMIX) »COMMENT GET MUSIC
PlayhouseやPerlonそしてCadenza等、誰もが一目おく名門レーベルで活躍するThomas Melchiorによる作品を、Soul Capsuleとしてパートナーシップを結ぶイギリスの奇才、Baby FordそしてあのRicardo Villalobosがリミックス!!

10

BJORK / SADE

BJORK / SADE NRK RMX »COMMENT GET MUSIC
2005年Nite Groovesからのデビュー以降、活発なリリースやリミックス・ワークを展開してきた東京発の夫婦ユニットDazzle Drums。Sade & Bjork両歌姫の名楽曲を引き立たせたヴォーカル・ディープハウス大推薦の一枚です。

Chart by Underground Gallery 2011.09.10 - ele-king

Shop Chart


1

THE GLOBE

THE GLOBE Adventure Party (International Feel) »COMMENT GET MUSIC
[International Feel]から緊急リリース!全世界限定120枚という、コレクターズアイテム化間違い無しの、激レアアイテムが極・極・極少量のみ入荷しました!

2

PLASTIKMAN

PLASTIKMAN Arkives Reference (Minus) »COMMENT GET MUSIC
グローバルな活動でテクノシーンに多大な影響を与え続けるカリスマ、RICHIE HAWTINによるプロジェクト・PLASTIKMANの17年に及ぶ活動の集大成といえる超ド級のBOX SETがリリース!! これまでに発表したオリジナル・アルバム「SHEET ONE」、「RECYCLED PLASTIK」、「ARTIFAKTS (BC) 」、「MUSIK」、「CONSUMED」、「CLOSER」をリマスター盤で収納し(しかも、それぞれにボーナストラックが収録されている!)、12"のみでリリースされた未CD化音源をまとめた「NOSTALGIK」、クラシック中のクラシック"Spastik"のライブを再構築した貴重な音源やBBCの名物プログラムであったJOHN PEEL SESSIONでの録音を収めた「SESSIONS」、世界各地で行われたセッションや初期楽曲をまとめた「ARKIVES」、これまでにPLASTIKMANとして手掛けたリミックス・ワーク(DEPECHE MODE、SYSTEM 7、HARDFLOOR etc..)が堪能できる「REKONSTRUKTIONS」、そしてこのBOX SETのために制作されたリミックス・トラックをふんだんに盛り込んだ「REPLIKANTS」、そしてさらに未発表曲を収録した「ARKIVES (UNRELEASED)」などが加わったCD15枚組に加え、MINUSの美学を反映したクール極まりない映像が収録されたDVD「OPTIK DVD」、94ページに渡るブックレットが付属された圧巻の超豪華仕様!! ここまでの作品が作れるのはRICHIE HAWTIN = PLASTIKMAN以外にありません!! 受注限定生産ですので、この機会を逃すと入手困難になることは確実!

3

CAPABLANCA & T. KEELER

CAPABLANCA & T. KEELER No Hay Ritmo (Gomma) »COMMENT GET MUSIC
TIM SWENNYが以前 Beats In Spaceでプレイし話題となっていた、謎のフラメンコ・ブギーが遂にアナログ化!!トビ感満載のカリンバをフィーチャーする ダブ&リミックスも◎!! 時折、とんでもない'当たり'作品をリリースしてくれる[Gomma]ですが、今回はスパニッシュ/フラメンコギターをフィーチャーしたディスコブギーモノをリリースし、そしてコレがまた相当にカッコ良いのです!!既に TIM SWENNYも先日のBeats In Spaceでプレイしていた今作は、スペインの伝統音楽'フラメンコ'の雰囲気をそのままディスコトラック上に落とし込んだ「No Hay Ritmo」、そこにOPTIMOライクなトビ感のあるカリンバやシンセフレーズを響かす「No Hay Dub」、さらにアシッディーなリフなどが加えられた P.G.PARALLAX Remixの3ヴァージョンを収録。オススメです

4

AFROBUDDHA MEETS KAKATSITSI DRUMMERS

AFROBUDDHA MEETS KAKATSITSI DRUMMERS Obame (Round In Motion) »COMMENT GET MUSIC
ロンドン在住の日本人デュオAFROBUDDHAの新作は、ガーナのドラム楽団KAKATSITSI DRUMMERSをFeatした、超本格派アフロ・ハウス! 往年の[Spiritual Life]周辺の作品を思わせる所もありますが、低音のグルーヴや質感は明らかにディスコ・ダブ/Nu Disco以降のサウンドで、かなりカッコイイです!B面に収録されたKAKATSITSI DRUMMERSのみの演奏だと思われるトラックもかなりヤバい...。オススメですよ、コレは!!

5

DOMPTEUR MOONER

DOMPTEUR MOONER Greatest Hits (Erkrankung Durch Musique) »COMMENT GET MUSIC
[Compost]の傑作コズミック・コンピ[Elaste]や CONRAD SCHNITZLERのリエディットEPなどが大きな話題を集めた 元ZOMBIE NATIONのメンバー DOMPTEUR MOONER待望の新作!!81年にリリースされた KIM CARNERSロック・ディスコ・クラシック「Bette Davis Eyes」のロング・リエディット A1、タイトルはド忘れしちゃったのですが、コズミック方面で人気のエレクトロ・ファンク A2、DAVID MANCUSOもプレイする 68年にリリースのサイケロッククラシック IRON BUTTERFLY「In A Gadda Da Vida」のイタロ・ディスコヴァージョン B1、81年に ベルギーの[Dark Coldwave]からリリースされた ポスト・パンク/New-Waveクラシック TUMEURS「Prothese」をネタに、ドープ・サイケデリックなディスコ・リエディット化した B2の全4作を収録。どれも本当に良いですよ縲怐B70's/80'sなイタロ/コズミックやオブスキュアー・ディスコ、方面の方は是非チェックしてみて下さい。大・大・大推薦!

6

STEREOCITI

STEREOCITI For Southand Situations (Better Days) »COMMENT GET MUSIC
1stアルバム『Kawasaki』も好評、KEN SUMITANI aka STEREOCITI、最新ミックスCD! 今は無き青山"Maniac Love"でDJとしてのキャリアをスタートし、ソウルやジャズ、ディスコ等のブラック・ルーツミュージックへの深い 愛と造詣、シカゴ/デトロイト・サウンドとのシンクロヴァイブを感じさせるダンス・グルーヴが結実した、奥深い暖かさと映像的な美し さをたたえたディープハウス・サウンドを東京から送り出しているケンさんことKEN SUMITANI aka STEREOCITI。[Mojuba]からのアルバム『Kawasaki』が世界的な注目を集める中、彼のルーツであるジャズ/レアグルーヴ/アンビエント..等の奥深いルーツミュージック を紡いだ素晴らしいMix CDがリリース!!

7

MARK ERNESTUS Meets BBC

MARK ERNESTUS Meets BBC Ngunyuta Dance Remix (Honest Jons) »COMMENT GET MUSIC
BASIC CHANNELのメンバーであり、レコードショップHARDWAXのオーナーでもある、ベルリン地下シーンを牽引してきた最重要人物、MARK ERNESTUSの新作12インチが、[Honest Jon's]からリリース! 南アフリカの現在進行形のダンスミュージック"Shangaan Electro"をコンパイルした「New Wave Dance Music From South Africa」に収録されていた、BBC 「Ngunyuta Dance」を、MARK ERNESTを、が2ヴァージョン、リミックス!とてもシンプルな作りなのですが、使われている音、一つ一つの深さと濃さが格別で、他のアーティスト達とは、一線を画する、本物のミニマル・ダブ・テクノを披露!流石の一言!

8

FUDGE FINGAS

FUDGE FINGAS What Works Ep (Firecracker) »COMMENT GET MUSIC
TRUS'ME主宰の[Prime Numbers]、LINKWOOD主宰の[Firecracke]という、UKビートダウン・インフルエンス重要レーベルの主要作品のキーボード奏者でもある、才能溢れるプロデューサーFUDGE FINGASの新作10インチ!ウクライナの新鋭ディープ・ハウサーVAKULAリミックス収録!初回プレスのみの限定盤です! 黒味を帯びたハウス・ビートに、デトロイティシュなパッド・シンセを絡め、輪郭のぼやけた浮遊感たっぷりのギター・フレーズを幻想的に浮かばせ、エモーショナルなディープ・ハウスを披露したA1「What Works」、ビートを強化し、スモーキーなダブエフェクトで空間を広げる事に成功したVAKULAリミックスのB1、往年のSTASIS辺りを思わせるような、メロディックなピュア・テクノ/メロディック・アンビエントのB2「Mass X」の3トラックを収録!

9

MITSUAKI KOMAMURA

MITSUAKI KOMAMURA Weedis_01 (Weedis) »COMMENT GET MUSIC
2006年にJEFF MILLIGANが主催するカナダのモノ・ミニマル・レーベル[Relolve]からリリースした12インチは、LAURENT GARNIER、ANGEL MOLINA等世界トップクラスのDJからも賞賛を受け、また本場ドイツの"De:Bug"誌でも名誉ある五つ星と評価されたMITSUAKI KOMAMURAが、自身の理想とするスタイルの具現化と追求のため12インチオンリーのレーベル[Weedis]をスタートさせ新作を発表!重心低く打ち鳴らされたビートダウン・ライクなハウス・グルーヴに、ダブ/アンビエンス感が漂う、ウワ音をスモーキーに浮遊させた、ディープ・テクノ/ハウスが2トラック! クラブでの最高の音鳴りを実現するため、全てベルリンの"Dubplate&Mastering"にて MONOLAKE、HARDWAX関連のリリースのエンジニアを務めるCGB-1により、アーティスト立ち会いの元マスタリング、マスターカットを行っている。今後のリリースに期待が持てる、UG推薦ジャパニーズ・アンダーグラウンド・レーベルです!是非チェックを!

10

EDUARDO DE LA CALLE

EDUARDO DE LA CALLE Analogue Solutions 009 (Analogue Solutions Records) »COMMENT GET MUSIC
CARL CRAIG / MAURIZIOネタ!スペインはマドリッドのベテランEDUARDO DE LA CALLEのプロジェクトだと言うことが判明した、大ネタ・ディープ・テクノ・レーベル[Analogue Solutions]の9作目! 今回も毎度お馴染みのCARL CRAIGやMAURIZIOのクラシックをネタにした1枚なのですが、特筆したいのはB1!CARL CRAIGのトラックを下敷きに、ムーディーなトランペット・ソロがFeatされた、哀愁漂うディープ・テックハウス! しっとりとした質感のグルーヴにドラマティックなシンセのフレーズが反復し深いテンションで疾走していくディープ・チューンA1や、MAURIZIO「M5」ネタのB2も流石のクオリティー!リリースを重ねるごとに面白いアプローチを見せる[Analogue Solutions]、要チェックです!

Chart by TRASMUNDO 2011.09.10 - ele-king

Shop Chart


1

UG KAWANAMI

UG KAWANAMI 斜陽 »COMMENT GET MUSIC

2

YA△MA

YA△MA before the wind »COMMENT GET MUSIC

3

ILL FANTASTICO

ILL FANTASTICO STEAL MY SUNSHINE vol.2 »COMMENT GET MUSIC

4

MS-DOS(MICHIOSHKA&SEROW)

MS-DOS(MICHIOSHKA&SEROW) FLIPSIDE »COMMENT GET MUSIC

5

TONOSAPIENS

TONOSAPIENS RAMBCAMP REMIXES »COMMENT GET MUSIC

6

KRBT a.k.a. DON K

KRBT a.k.a. DON K a conspiracy of silence »COMMENT GET MUSIC

7

MASS-HOLE a.k.a. BLACKASS and DJ SEROW

MASS-HOLE a.k.a. BLACKASS and DJ SEROW NUMBER SHOT vol.4 SWEET SOUL BROS »COMMENT GET MUSIC

8

ELEVEN

ELEVEN SPRUNG DUBBING vol.1 »COMMENT GET MUSIC

9

DJ ○-MARU-

DJ ○-MARU- BOKYO »COMMENT GET MUSIC

10

悪魔の沼

悪魔の沼 沼日和 imaginary 魔ndscape »COMMENT GET MUSIC

DJ END (B-Lines Delight / Dutty Dub Rockz) - ele-king

Next B-Lines Delight 2011/09/18(sun) @SOUND A BASE NEST
Info:https://b-linesdelight.blogspot.com/
B-Lines Delight Mixes:https://www.mixcloud.com/BLinesDelight/

B-Lines Delightクルーのオリジナル・トラックのみで作成したMix CDが
DISC SHOP ZEROで販売決定!!
[B-LINES DELIGHT Exclusive Dubplate Mix / Mixed By DJ END ]
2011年9月10日入荷予定 【予約受付中!】
特典:BLDクルーによるオリジナル2曲のDLコード(Mix CD収録曲)、9/18イヴェントBLDのディスカウント
Info:https://discshopzero.tumblr.com/post/9823132013

DJ END REWIND CHART


1
DD Black - Charge(Alterd Natives Remix) - Dub

2
Sivarider - Nightfall Rework - Dub

3
Ryoichi Ueno - Arousal - Dub

4
Admiral Bailey - Jump Up (Terror Danjah remix) - Vp

5
Distal - Angry Acid - Tectonic

6
Chrissy Murderbot - Nice Lookin Bwoy (feat Mungos Hifi & Warrior Queen) - Planet Mu

7
Peverelist - Dance Til The Police Come - Hessle Audio

8
Boddika - Electron - Swamp81

9
Africa Hitech - 93 Million Miles - Warp

10
Wiley - 100% Publishing - Big Dada

Dum Dum Girls - ele-king

 ガールズの「ブロークン・ドリームズ・クラブ」でバッキング・ヴォーカルとして参加しているのが、ディー・ディーという、ラモーンズに捧げられた芸名を持つクリスティン・ガンドレッドである。ローファイ・ポップスを展開したザ・メイフェア・セットなるプロジェクトの作品、そしてダム・ダム・ガールズという、イギー・ポップへの敬意を表した名前のバンド名でのデビュー作『I Will Be』(2010年)をリリースしている。このアルバムはずいぶんと話題になった。シャングリ・ラスのようなガールズ・グループの甘く感傷的なメロディ、メリー・チェインのようなファズ、ラモーンズのような疾走感......、ダム・ダム・ガールズにおける彼女はロックンロールに対するフェティッシュな解釈――バイク、黒い革ジャン、ミニスカートといったクリシェをもてあそびながら、思春期の女心のオンパレードをずば抜けた歌唱力で歌っている。

 クリスティン・ガンドレッドが自らをディー・ディーと名乗っていることは注目に値する。ディー・ディー(・ラモーン)といえば、ヘロイン賛歌の"チャイニーズ・ロックス"の作曲者のひとりとしても歴史に名を残している人物で、彼はそれこそパンクとドラッグのファンタジーを地でいったひとりとなっている。が、クリスティン・ガンドレッドはそうした昔のバカげた夢を「バカだな〜」と認識しながら、しかし他方では、そうしたバカげた生き方のある部分においては深いところで共振しているように思える。永遠に大人になることを拒むような(良くも悪くも子供っぽい)ロマンティシズムに。
 古典的なロックンロールな生き方には、バキバキに決まってその"限界"に挑戦してこそヒップだという考えがある。と同時にロックンロールには、ラモーンズが"ニードルズ&ピンズ"のような甘いオールディーズをカヴァーするように、まったく手に負えないロマンティックな側面もある。対極にありそうなふたつの側面だが、実は同じカードの裏表だ。ドラッグが象徴するところの死を認識してこそ現在(いま)をぞんぶんに生きようというロマンスへと結ばれる。live now die later――せつなを生きようとする美学だ。

 クリスティン・ガンドレッドはこのセカンド・アルバム『オンリー・イン・ドリーム』を発表する半年ほど前、ザ・スミスの"ゼア・イズ・ア・ライト〜"のカヴァーを含むシングル「ヒー・ゲッツ・ミー・ハイ」をリリースしている。周知のように"ゼア・イズ・ア・ライト〜"は曲自体の魅力もさることながら、「今夜この町から連れ出してくれ」「バスに乗って、そのバスが激突して自分が死んだとしても、隣にいるのが君なら僕は本望だ」という、母国(故郷)への嫌悪とロックンロールの美学を重ねたという点において、そしてその曲が発表された時代背景(新自由主義時代)において、大名曲となっている。それは、オリジナルのディー・ディーも、イギー・ポップも歌っていなかった類の歌だ。クリスティン・ガンドレッドはきっと、素晴らしいロックのコレクションを有しているのだろう。
 ダム・ダム・ガールズは、反マッチョ主義がメキメキと顕在化するアメリカのサブカルチャーにおいて、すでに多くの中傷と批判を受けてきた昔ながらのロック文化(あるいはフィル・スペクターという"父"に育てられたガールズ・グループ)の名誉挽回に挑んでいるようでもある。『オンリー・イン・ドリーム』に収録されたどの曲もキャッチーで、ポップスとしての力がある。歌詞は感傷的な言葉がだーっと並んでいる。大地に根を張った母親など知ったことではない。男を求めて部屋のなかでひとりですすり泣くような、都会でひとり暮らしをしている女性の弱さを赤裸々に綴っている。

 中学〜高校時代にラモーンズやブロンディに夢中になった人間が、この音楽の魅力に逆うことは難しい。プロデュースを手掛けているのはブロンディのファースト・アルバム、「デニス」や「イン・ザ・フレッシュ」、リチャード・ヘルの『ブランク・ジェネレーション』、あるいはゴーゴーズのファースト・アルバムなどを手掛けている人。彼はこのアルバムでも完璧な仕事をしている。

9/17 (土)DBS presents BIG BASS SESSIONS @代官山UNIT

 9/17 (土)DBS presents "BIG BASS SESSIONS"@代官山UNITは、3.11東日本大震災の一週後に予定されていた来日を断念せざるおえなかったDJ ZINCが今回イチ押しのSCRIPT MCを引き連れ、リベンジに臨む。そして迎え撃つは日本が誇るターンテーブルマエストロ、DJ KENTARO!!!  これは絶対聞き逃せない!

 筆者が主宰しているDBS(DRUM & BASS SESSIONS)は'96年11月に新宿リキッドルームでドラム&ベースの魅力をダイレクト感じてほしいという思いで開催し、現在は代官山UNITを本拠に今年で15周年を迎える。'07年のMALA初来日を皮切りに当時としては異色とも思われたドラム&ベースとダブステップの競演をはじめ、グライム、UKファンキーなどベースミュージックが体感できる場となっている。そして今年は15周年に向けたカウントダウンとして、DBSにゆかりのあるアーティストを中心に毎月の計画を進めていたものの東日本大震災、そして原発事故の影響で開催を停止せざるえなかった。が、ようやく、9月から再スタート。DBSの歴史のなかでもとりわけ深い関わりを持つ、DJ ZINCの登場である。そんなDBSとDJ ZINCとの関わりの記憶を辿り、彼の経歴を振り返ってみる。

 筆者がZINCを知ったのは'95年、DJ HYPEのGanja Recordsからリリースされた「Super Sharp Shooter」だった。

Dj Zinc - Super Sharp Shooter (Original)


 ファンクやヒップホップのサンプルが織りなすこの曲はUKで沸騰爆発したジャングル・レイヴのアンセムとなり、無名のZINCをいち躍ドラム&ベース・シーンの最前線に押し上げた。当時20代前半のZINCに初めてロンドンで会って話を聞いたが「'80年代後半に海賊放送を聞いてレイヴに行き出し、DJをはじめるきっかけになった」、曲作りについては「他のアーティストとは違うオリジナリティが必要で、自分の以前の曲ともまた違う新しいアプローチでクリエイトする事が重要だと思う」と真摯に語ってくれたのが印象に残っている。まもなくZINCはHYPE、PASCALらとレーベル〈True Playaz〉を設立し、大ヒットを連発、快進撃を続け、'97年6月のDBSでHYPEとともに来日を果たして以来、DBS恒例となった"True Playaz Night"でしばし来日し、バウンシーな独自のサウンドで日本での人気を拡大しておこなった。

 その間、ZINCに変化が起こったのは'99年に〈True Playaz〉からプロモ発表された"138 Trek"。

Dj Zinc- 138 Trek


 ドラム&ベースのベースラインをまさに138 bpmというUKガラージのテンポで表現したこの実験作は、ブレイクスと2ステップ/UKガラージの両シーンから圧倒的な支持を受け、ブレイクステップ/ブレイクビート・ガラージという新ジャンルを確立し、翌2000年に立ち上げた自己のレーベル〈Bingo Beats〉へと発展する。それは、対等な関係とは言え、キャリアの違いゆえ〈True Playaz〉のなかでHYPE、PASCALに次ぐ"第三の男"として世間一般に認識されたZINCにとって大きな転機であり、また彼の音楽的実験のために必然だったと言えよう。

 〈Bingo Beats〉においてZINCはJAMMIN名義でUKガラージ・シーンに切り込み、ZED BIAS、DARQWANことORIS JAY、WOOKIEといった重鎮と関わり、彼のレーベルはドラム&ベース、ブレイクビート、UKガラージ、ブレイクス、ダブステップと、UKアンダーグラウンド・サウンドの先端を網羅する。そこにはグライム〜ダブステップを先導した海賊放送Rinse FMとその系列で'01年にはじまったパーティ「FWD>>」、レーベルの〈Tempa/Soulja〉との密な交流が生まれた点が大きい。そしてDBSでは'03年にZINCとZED BIASをフィーチャーして最初の"Bingo Beats Night"を開催して以来、レギュラーとなり、盟友DYNAMITE MCとのコンビで日本を沸かせ続けた。
 '03年にはドラム&ベースの範疇に留まらないZINCの才能をアピールしたアルバム『FASTER』がメジャーの〈Polydor〉から発表される。ここには90 bpmのダウンテンポから180 bpmの高速ドラム&ベースまで自在に遊泳し、フューチャー・ジャズ、2ステップ〜ダブステップにも大きな影響を与えた。

Dj Zinc - People 4


 その後、〈Bingo Beats〉はディーヴァ、JENNA Gをスターダムにのし上げ、CHASE & STATUS、SIGMAといったドラム&ベースの精鋭を擁して発展を続け、ZINCのDJ活動もワールドワイドに拍車をかけた。そんなZINCに次なる転機が訪れたのは'07年、そのフォーマットの呪縛か、ドラム&ベースに独創性を見出せなくなった彼は、ドラム&ベースに背を向け、DBSを除くいっさいのDJブッキングを取り下げ、幼い息子との濃密な時間を過ごし、自身のキャリアをいかに前進させうるか、試行錯誤したと言う。そのあいだZINCはDBSにダブステップを繋ぎ、SKREAMを伴って'07年に来日した他、BENGAやN-TYPEとの仲介も務めてくれた。またいまやベース・ミュージック界の歌姫となるKATY Bを'08年に見出している。

DJ Zinc ft. Katy B - Take Me With You


 '09年、ZINCが出した回答は"Crack House"。ZINCならではベースライン・サウンドを主体とし、エレクトロ、ダブステップ、ディープ・ハウス、フィジェット・ハウス、ファンキー・ハウス、ブレイクス、ジャングル等をミックスした最新鋭のエレクトロ・ダンスミュージックの誕生である。同年に〈Bingo Beats〉のサブレーベルとなる〈Bingo Bass〉から「Crack House EP」を発表、そして昨'10年にはMS.DYNAMITEのヴォーカルをフィーチャーしたシングル「Wile Out」をUK TOP40にチャートイン、次なるEP「Crack House Vol.2」のリリースでZINCの新機軸"クラック・ハウス"はUKシーンの最前線に躍り出る。その後もPAUL WELLERの"Wake Up The Nation"のリミックスを手掛けた他、KATY Bのデビューアルバム『ON A MISSION』のプロダクションに関わるなど、新領域を驀進している。また最近はUKで'95年のジャングル・セットを披露するなど、DJを楽しんでいるようだ。

DJ Zinc ft. MS Dynamite - Wile Out


 来日が間近に迫ったZINCに近況を聞いた。

現在"ベース・ミュージック"という括りでダブステップ、ファンキー、クラックハウスなどのUKサウンドが脚光を浴びています。"ベース・ミュージック"と言うのは曖昧にも思えますが、あなたはこの括りをどう思いますか。

DJジンク:名前のとおり、同じ起源を持っているすべての異なったジャンル似ついて説明する早道だと思うよ。

その"ベース・ミュージック"の発展に大きく貢献したのは今年17周年を迎えるRinse FMだと思います。あなたはRinse FMと深く関わっていますが、どう思いますか? また、Rinseがパイレーツでやっていた時代と合法化されたいまとでは違いがありますか(※94年に海賊放送としてはじまったRinseは'10年に認可された)?

DJジンク:そのとおり。Rinse FMは新しい音とともにつねに動いて、アンダーグラウンド・ミュージックを強くサポートしてきた。僕はRinseの運営者達と親密でRinseのDJでもあるよ。ライセンスを得る前と後で音の違いは全くないけど、認知度が広がり、とても大きなステーションになったね。

09年の「Crack House EP」、10年の「Vol.2」であなたがクリエイトしたクラック・ハウスは浸透したと思います。その後のリリースはありませんが、今後どのようにクラック・ハウスを推進していこうと思っていますか? また、最近の制作活動を教えてください。

DJジンク:いまもクラック・ハウスのトラックに取り組んでいて、〈Rinse Recordings〉のためのアルバムを作っているよ。ヴォーカルや生楽器も入れていて、エキサイティングだよ。

ドラム&ベースのジンクを期待するファンと現在のあなたの音楽性によるギャップがあったかと思いますが葛藤はなかったですか?

DJジンク:さほどではないよ。僕が聞いた多くのコメントは、「いつドラム&ベースを止めたんだ、怒るよ」ってものだったけど、いまは「新しいハウス・サウンドが好きだよ。勇敢に立ち向かってくれてありがとう」というのが多い。僕はドラム&ベースでとても忙しかったからスタイルを変えるのは難しかったんだ。

現在あなたが注目しているアーティストを教えてください。

DJジンク:REDLIGHT、BOY 8 BIT、JACK BEATS、WILL BAILEYだね。

今回一緒に来日するSCRIPT MCとはどうやって知り合ったの?

DJジンク:僕が年に1、2回プレイするNewquayのクラブでレジデントだったので知り合ったんだ。彼は良かったし、自分のセットにMCが必要だと思った時、真っ先に彼を選んだんだ。

今回のロンドンの暴動は日本でも大きな話題となりました。この件について個人的にはどう思いますか? またダブステップの本場のクロイドンは暴動のひとつのポイントになりましたが、音楽がUK社会に与える影響は無関係なのでしょうか。

DJジンク:そのとき僕は英国を離れてたので実際にこの目で見ていないんだ。クロイドンのように、貧困地区はしばし非常に良い音楽を作ると思う。人びとは多くの空き時間やとても強いエモーショナルなフィーリングがあるからね。

最後に、3月に決まっていたあなたの来日公演は1週間前に起こった地震の影響で中止になりました。その後も原発事故の影響で日本全体がいまも苦しんでいます。しかし音楽の力を信じている人は多くいますし、あなたの来日を熱望していた人々もいます。9月の来日にあたっての抱負と日本人へのメッセージをお願いします。

DJジンク:日本に戻るのを楽しみにしています。3月にキャンセルしなければならなかったのはとても悲しかったけど、地震の数日後で東京の状況がとても悪かったからね。僕には日本の人びとがそれ以来、困難なときを過ごしているのがわかります。そして今回僕が東京で音楽をプレイし、人びとが楽しんでくれて数時間でも皆が抱えている問題を忘れてもらえれば。music unites people. see you soon tokyo family!

DJ ZINC関連リンク
https://djzinc.com/
https://www.myspace.com/bingozinc
https://twitter.com/djzinc
https://rinse.fm/

text by KYOHEI KAMBA

9/17 (土)DBS presents BIG BASS SESSIONS @代官山UNIT

DRUM&BASS SESSIONS 15th.Anniversary Countdown!! [1996-2011]
DBS presents "BIG BASS SESSIONS"

2011. 09. 17 (SAT) @ UNIT

feat. DJ ZINC+SCRIPT MC
     DJ KENTARO
with: Eccy , Dj P.O.L.Style
     DJ MASSIVE

vj/laser: SO IN THE HOUSE

B3/SALOON: TETSUJI TANAKA, DJ MIYU, ENDLESS , ATSUKI (MAMMOTHDUB)

open/start 23:30
adv.3300yen  door 3800yen

info. 03.5459.8630 UNIT
https://www.unit-tokyo.com
https://www.dbs-tokyo.com

Chart by STRADA RECORDS 2011.08.20 - ele-king

Shop Chart


1

QUASIMODE

QUASIMODE HI-TECH JAZZ FLOWER (JPN) »COMMENT GET MUSIC
Galaxy 2 Galaxyによるデトロイト・テクノの超名曲のジャズ・カヴァー!高揚感溢れるあの作品を生音全開のスリリングなジャズに落とし込んだ絶妙のアレンジ!ジャンルを超えてオススメできる1枚です

2

FEMI KUTI

FEMI KUTI POLITICS IN AFRICA UN-RESTRICTED ACCESS/SHELTER(US) »COMMENT GET MUSIC
Timmy Regisforが主宰するレーベルUn-Restricted Accessからの久々のリリースはFemi Kuti!パーカッシヴで太いトラックにギターやシンセ、そしてアフロなヴォーカル&コーラスが加わり渾然一体となった黒いグルーヴが圧巻!

3

GALAXY 2 GALAXY

GALAXY 2 GALAXY HI-TECH JAZZ UNDERGROUND RESISTANCE(US) »COMMENT GET MUSIC
UR最大のヒット曲にしてテクノの枠を超えた歴史的名曲、GALAXY 2 GALAXY名義の『HI-TECH JAZZ』!長い間絶版状態で入手困難な状態が続いていた93年リリースのオリジナル盤が、この度2枚組オリジナルから重要曲抜粋、MAD MIKE本人によるリマスタリングを経て、新ラベルで装いも新たにリイシュー!サックス・ソロが印象的なギャラクティック・テクノ『HI-TECHJAZZ』、JUAN ATKINSも参加している『RETURN OF THE DRAGONS』、フルート・ソロが美しいコズミック・フュージョン・テクノ『STAR SAILING』など珠玉の4曲を収録!全音楽ファンの外せない一枚です!

4

KERRI CHANDLER

KERRI CHANDLER INTERMEZZO EP MADHOUSE(US) »COMMENT GET MUSIC
KERRI CHANDLERが主宰する老舗レーベルMadhouseから自身によるEPが登場!男性の語り&女性コーラスがフィーチャーされたオールドスクール・スタイルなA1、壮大なシンセがケリチャン新展開を感じさせるA2&B1、そしていかにも彼らしい図太いトラックが印象的なインスト・チューンのB2と、クオリティー、バリエ共にバッチリな1枚です!

5

TEVO HOWARD

TEVO HOWARD THE DRUM MACHINE MAN TEVO HOWARD RECORDINGS(US) »COMMENT GET MUSIC
Buzzin' FlyやHour House Is Your Rush Records等からのリリースでお馴染みのシカゴのクリエイターTevo Howardが新たに自身のレーベルその名もTevo HowardRecordingsを設立し第1弾シングルをリリース!ディープでトリッピーなエレクトリック・ハウスのA1を筆頭にクオリティーの高い作品が計4曲収録されています!

6

VOLTA CAB

VOLTA CAB HARD TO FIND E.P. ISM(UK) »COMMENT GET MUSIC
良質レーベルApersonalからのリリースでも知られるロシアVolta Cabによる注目盤!リード・トラックとなるグルーヴィーなスロー・テンポの男性ヴォーカルもの「PlayOn」はB面にYam Who?によるリミックスも収録!このリミックスは太いビートとエネルギッシュなシンセでハウス・ピッチにアップデートされており、元々のダンス・クラシックっぽいテイストとハウスな要素が高次元で融合した極上な仕上がりです!

7

SIMONCINO

SIMONCINO THE WARRIOR DANCE PART ONE SKYLAX(FR) »COMMENT GET MUSIC
No More Hitsレーベルからも作品をリリースしていたイタリアのSimoncinoがSkylaxから12インチをリリース!もろ初期シカゴ・ハウスな音作り・・・なんですが、最近多いソレ風な作品の中でもこれはクオリティーがかなり高い!軽快でトロピカルなフレーズも心地良い要チェックの1枚です!

8

JULIUS PAPP & MR.V

JULIUS PAPP & MR.V CHICAGO TRIBUTE 2011 TRANSPORT(US) »COMMENT GET MUSIC
ご存知Julius PappとMr. Vによるコラボ!走ったトラックにオルガン系シンセのバッキングがカッコイJulius Papp Deep Variation mixが一押しです!

9

CHERYL LYNN

CHERYL LYNN YOU SAVED MY DAY COLUMBIA (US) »COMMENT GET MUSIC
オリジナルUS12インチはプロモ・オンリーで中古市場でもナカナカお目にかかれないレア・クラシックス2曲がカップリングされた奇跡の再発盤!どちらもイイ曲です!

10

BILLY FRAZIER

BILLY FRAZIER BILLY WHO? BILJUMA(UK) »COMMENT GET MUSIC
「House Legend」にも掲載されていたオリジナルはレアな人気ガラージ・クラシックがオリジナル仕様で再発!グルーヴィーなベース・ラインにムーディーなストリングスや女性コーラスが加わる永遠の名作!Larry LevanをはじめDavid MancusoもRonHardyもプレイ!

Chart by JET SET 2011.08.29 - ele-king

Shop Chart


1

DAVID WOODS

DAVID WOODS ON THE GREEN ALONE EP »COMMENT GET MUSIC
Running Backからの集大成的アルバム『Through the Green』も好評、カットアップ・ディスコ表現領域の先端を開拓中のEditainmentが送る最新7番。相変わらず、凄いです!!

2

SEAHAWKS

SEAHAWKS ANOTHER SUMMER WITH SEAHAWKS »COMMENT GET MUSIC
Seahawksの勢いはまだまだ留まることを知りません。今度は完全に夏を意識した極上トロピカル・ナンバーを収録した7"EPと7曲を収録したCDから成る限定500セットのパッケージです!!

3

TAL M. KLEIN

TAL M. KLEIN DEEP DARK PLACE »COMMENT GET MUSIC
Aniligital Musicの新作44番は、レーベル・オーナーTal M. Kleinによるディープ・アシッド・ハウスお勧め盤。Wolf Musicからのリエディット傑作をはじめ、"Kolour LTD"レーベル・コンピ4番においても素晴しい楽曲を披露した注目の逸材がリミキサー参戦。

4

FEMI KUTI

FEMI KUTI POLITICS IN AFRICA »COMMENT GET MUSIC
以前にもQuentin Harrisリミックスで"Traitors of Africa"がヒットしたアフロ・ビート後継者Femi Kutiですが、今度は'10年度アルバム『Africa for Africa』収録曲のシェルター・リミックスが登場です!!

5

NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS

NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS THE DEATH OF YOU AND ME »COMMENT GET MUSIC
10月リリース予定のアルバムに先駆けてのカット。自らの新レーベル、Sour Mashからの完全限定盤。B面はアルバム未収録ですので、絶対お見逃しなくー!!

6

MURO

MURO DIGGIN'HEAT REMASTER EDITION »COMMENT GET MUSIC
『Diggin'Ice』シリーズの復刻で、巷でにわかに期待されていた『Diggin'Heat』シリーズの復刻も遂に実現! 冬目がけて順次リリース予定とのこと。まずはこちらが一発目です!

7

UNDERGROUND RESISTANCE

UNDERGROUND RESISTANCE GALAXY 2 GALAXY »COMMENT GET MUSIC
9月3日のメタモルフォーゼ2011で再来日も決定!!デトロイトが誇る最強ユニット、Galaxy 2 Galxyによる傑作がリマスタリングで再発!!

8

GILLES PETERSON

GILLES PETERSON MASTERPIECE »COMMENT GET MUSIC
これまでFrancois K.等が担当して来た人気Mix CDシリーズ『Masterpiece』に、遂にジャイルスが登場。3つのテーマにそったジャンルレスな選曲を披露!!

9

PAUL WELLER

PAUL WELLER STARLITE »COMMENT GET MUSIC
80年代後半のStyle Council後期〜ソロ初期を思わせるシンセ・サウンドで込み上げソウル・フィールが大爆発するスーパー・ダンサブル・キラー!!

10

HONEY B'S

HONEY B'S WHAT LOVE CAN DO »COMMENT GET MUSIC
フィンランド最強のファンク/ソウル・レーベルTimmion、今回はモダン・ソウル〜ブギー・ディスコ・ファンも直撃のスピーディー&グルーヴィーな激レア最高曲を再発!!

Greg G (7even Recordings) - ele-king

1997年、フランス ナントにてラジオ番組運営やイベント・プロモーションをスタートさせると同時にジャングルDJとしてのキャリアをスタートさせたGreg G。フランスではUKアンダーグラウンド・ミュージックのパイオニアとしてドラムンベース、UKガラージ、ダブステップといった多種多様の音楽スタイルの発展に貢献してきた。2007年には盟友Synapticと共に今では伝説として語られるほどの高い人気を誇った "Basement Ltd." をパリにてスタートし、Malaを中心としたDMZクルー、Kode 9、Shackleton、DJ Pinch、Skreamらを初めてフランスに招く。翌年、自らが体験してきたフランスや日本のダブステップシーンを紹介していくことを目的にセルフレーベル [7even Recordings] を始動。F、Helixir、Likhan、Joaan、Enaらがタイトルに名を連ね、Ramadanman、Untold、Millieがリミックスを担当するなど、レーベルは発足間もなく、国際的な認知を獲得し、2009年1月に放送されたBBCラジオ1の "Mary Anne Hobbs' Experimental Show" にScubaが手掛ける [Hotflush Recordings] と共に [7even Recordings] がフィーチャーされ、その評価を確固たるものとした。Greg Gは新たなパートナーYusaku Shigeyasuと共に "Basement Ltd." を再始動。香港やバンコクにおいても精力的に活動を展開し、今もっともフレッシュなダブプレートとアンダーグラウンドミュージックを提供し続けている。


1
F - Full Throttle (forthcoming 7even Recordings)

2
JOAAN - Nocturnality (forthcoming 7even Recordings)

3
ENA - The Third Man (dub)

4
LIKHAN' - The Dawn (forthcoming 7even Recordings - free compilation project)

5
HELIXIR - Colly Dub (forthcoming 7even Recordings - free compilation project)

6
GOTH TRAD - Man In The Maze

7
MAKOTO - Different Rhythm (forthcoming 7even Recordings)

8
PANGAEA - Inna Daze (Hessle Audio)

9
JULIO BASHMORE - Battle For Middle You (PMR Records)

10
ZOMBY - A Devil Lay Here (4AD)

Chart by Underground Gallery 2011.08.27 - ele-king

Shop Chart


1

UNDERGROUND RESISTANCE

UNDERGROUND RESISTANCE Galaxy 2 Galaxy (UNDERGROUND RESISTANCE) »COMMENT GET MUSIC
テクノ / ダンスミュージックという枠を遥かに超え、もはやブラックミュージックの歴史を語る上でも外すことが出来ない重要クラシック作品として、世界中の音楽ファンに愛され続けているURの代表作「Galaxy 2 Galaxy」が、ラベルを新たにし、リマスタリングされ待望のリイシュー!1993年に12インチ2枚組としてリリースされていた作品の中から、重要作品4曲が抜粋され12インチ化! テクノだけに留まらず、世界中ハウス、ジャズファンをも虜にし続けているクラシック中のクラシック「Hi-Tech Jazz」、コズミックなシンセの響きと、エモーショナルなメロディーで銀河旅行を体感出来る「Return Of The Dragons」、RED PLANETのテクノクラシック「STARDANCE」同様のフランジング・シンセと、倍音の効いたシタールの旋律が響く、ネイティブ・アメリカンの血を引くMAD MIKEの母の影響の下、製作された「Astral Apache」、「Hi-Tech Jazz」路線を更に突き詰めたジャズ/フュージョン・トラックで、メロディックなフルート・ソロと大胆な展開で繰り広げられた、このレコードのハイライトともいえる名曲「Star Sailing」の4トラック!

2

DEEP SPACE ORCHESTRA

DEEP SPACE ORCHESTRA Ghetto Science Institute Ep (Use Of Weapons) »COMMENT GET MUSIC
早くも AME、UNABOMBERS、OOFT!、RED RECK'EM、LUKE SOLOMON、JAZZANOVAらがプレイ中の話題作がコレ!アシッド・ハウスマナーなリズムに、オールドな音色を奏でるヴィンテージシンセ、子供によるヴォイスサンプル、パーカッションなどを交えた「Ghetto Science Institute」は、B1の LARRY HEARDライクな アーリー・シカゴ・ハウス・スタイル NEVILLE WATSONによる極上リミックスとの 2ヴァージョン。A2には どこか幻想的なムードを醸し出す鍵盤の音色が◎な「Vanishing Point」は、B2で イタリアのハウスプロデューサー MARCELL NAPOLETANOのリミックスとの 2ヴァージョン。どれも良いですよ〜。

3

YURI SHULGIN

YURI SHULGIN Flow Ep (Ethereal Sound) »COMMENT GET MUSIC
[Black Sunshine Recordings]からMISTANOMISTA名義でリリースされた2作品が高く評価された、タジキスタン生まれ、ロシア在住、ベース / ギター/ キーボード を自在に操るマルチ・ジャズ・プレイヤーYURI SHULGINが本名名義では初となる12イ ンチをリリース! 「Detroit Session」「Another Day」の2作品で、その実力を決定づけたマルチ・ジャ ズ・プレイヤーMISTANOMISTA aka YURI SHULGINの新作!今回もMISTANOMISTA名義の昨 品同様に、自身がプレイする生楽器をふんだんに取り入れた、本格派ジャズ・ハウス を披露したオススメの一枚!MOODYMANNの作品を思わせるようなライブフィールなイン トロから、流れるような美しいピアノでスタートし、中盤からフリーキーなトランペッ ト・ソロでスリリングな展開を魅せたA1「Cinematic Brooklyn」、ビートダウン・マ ナーなミッド・テンポ・グルーヴで、ソウルフルにキメたB1「What A Track」、シカ ゴ・ハウス的なアルペジオ・フレーズをバックに、フュージョン・ライクなシンセ・ ソロを流れるように浮かばせたオールド・スクーリーなB2「Flow」の3トラック、全 て◎!!やはりこの人、只者ではありません...。今回も完璧!オススメです

4

PSYCHEMAGIK

PSYCHEMAGIK Feelin Love (Psychemagik) »COMMENT GET MUSIC
DAVID CROSBYの 1stソロアルバム収録作「Orlenans」を使用した「Valley Of Paradise」が大ヒットを記録した、UKの注目新鋭デュオ PSYCHEMAGIKが、自身主宰レーベルから2作目となる新作をリリース。今回は、グラミー賞を獲得したことでも知られる PAULA COLEによる 96年リリースのアルバム「This Fire」に収録された「Feelin Love」と HAROLD MELVIN & THE BLUE NOTESによる76年リリースのスウィート・フィリー・ソウル「Wake Up Everybody」を極上バレアリック・リエディット!!どちらも美し過ぎる響きを持った鍵盤、ストリングスらのダヴィーな音色がとにかく気持ち良過ぎ。今回も限定プレスでのリリースとなっていますので、絶対にお見逃しのないよう、お早めのチェックをオススメします。大・大・大推薦!

5

LOVEBIRDS

LOVEBIRDS Honeybadger Ep (Teardrops) »COMMENT GET MUSIC
LOVEBIRDS新作、かなり良いです!ビートダウンマナーなA1、Steve Reich「Electric counterpoint」ネタのアコギ・ミニマルのA2、FIRST CHOICEネタのB1など、全て◎![Freerange]や[Winding Road]といった、モダン・ハウス・レーベルからの作品群でも人気を博すSEBASTIAN DORINGによるプロジェクトLOVEBIRDSの新作が、バレアリック・シーンでも知名度が高まったきた[Teardrops]からリリース!3曲入りのシングルなのですが、全ての曲が◎!ビートダウン・マナーなコード・シンセと、ブギー・ディスコ・ライクなサンプルを散りばめたA1、STEVE REICHの名作「Electric Counterpoint」をサンプリングした、ミニマルなアコースティック・ギターのアルペジオを軸に展開されるモダンハウスのA2、RON HARDYクラシックとしてもお馴染み、FIRST CHOICE「Let No Man Put Asunder」のグルーヴィーなディスコ・ベースを使用したB1など、捨て曲無し!

6

SKIRT

SKIRT Itmuts Remix (Horizontal Ground) »COMMENT GET MUSIC
T++ aka TORSTEN PROFROCKリミックス! [Horizontal Ground]の新作。詳細不明ながら、確実なリリースが続く、UKのミニマル/テクノ・レーベル[Horizontal Ground]の新作は前作に続きSKIRTが登場!GASやENOばりのアンビエンス・テクノ「In The Meadow Under The Stars」を、元[Chain Reaction]の実力派、ドイツのビートサイエンティストTORSTEN PROFROCK aka T++がリミックスしたA1をプッシュ! 音響的な響きを効かせながら転がるように配置されたウワ音が、ダブステップ/UK G的、ビートに絡む、繊細さとダイナミズムが共存した、流石のリミックス!文句なし!

7

SASCHA DIVE

SASCHA DIVE Jam Sessions #1 Remixes (Deep Vibes) »COMMENT GET MUSIC
大ヒットを記録した SASCHA DIVEの1stアルバム「Restless Night」からの12"リミックスカット。手掛けるのは NY[Sole Channel]を主宰する ALIX ALVAREZとフランスの人気レーベル[Real Tone]オーナーのFRANCK ROGER。 ファンキーにうねるベースラインにアップリフティングにシンセとSEを絡め、盛り上げるALIX ALVAREZによるA1、御大FRANCK ROGERによるコズミカルな空間性のあるデトロイ ティッシュなグルーヴが気持ちイイA2、オリジナルのグルーヴ感を再抽出し更に一捻じり加えたツール・トラックB1もかなり使えそう!

8

NICOLAS JAAR

NICOLAS JAAR Nicolas Jaar Edits Vol 1 (White) »COMMENT GET MUSIC
昨年突如シーンに現れ、早くもRICARD VILLAROBOSの後継者と囁かれる ブルックリン在住の新鋭 NICOLAS JARRが、NEW ORDER、NINA SIMONEの楽曲をハウス・リエディット!昨年リリースされた数枚のシングル、そして1stアルバム「Space Is Only Noise」が大絶賛され、英・ガーディアン紙で、RICARDO VILLALOBOS/APHEX TWINと比較されるなど、今後の活躍が期待される大型新人、ブルックリン在住の現役大学生 NICHOLAS JARR新作!今回はN.W古典としても御馴染み、NEW ORDER「Blue Monday」を、ダヴィーなエフェクトやよりエッジを効かせたトビ感で展開させたA1と、NINA SIMONEの名作「Feelin Good」をダブっぽい質感のあるディープハウスへ再構築したA2の2作を収録。限定プロモリリースとなってますので、是非お早めに!

9

THE MOLE

THE MOLE Extended Hug Ep (Fur Trade) »COMMENT GET MUSIC
カナダのミニマル・ディスコ・マスターTHE MOLE、久々の新作が、独[Fur Trade]からリリース!やっぱりMOLEはカッコイイです!いやらしくしつこい反復と、もったりしたロウ・ベースが織りなす、粘りのあるグルーヴは、THE MOLEの真骨頂!ファンキーでアップリフティングなトラックから、高度感の低いミニマル・ハウスまで、3トラック、全て◎![Playhouse]のLOSOULの"アノ"感じにも似た、中毒性のあるB2のトラックが、個人的にはイチオシです!

10

MOD.CIVIL

MOD.CIVIL Funktionen (Part 2) (Ortloff) »COMMENT GET MUSIC
フロートする電子音が有機的なグルーヴを奏でるディープ・テック・ハウス! テクノ〜ハウスを横断するディープなスタイルで今注目を集めるドイツ発のアングラ・ユニットMOD.CIVIL新作!! 地元ライプチヒ[Ortloff]からの「Funktionen」シリーズ第二弾となる今作ですが、彼ら独特のアプローチが今回も炸裂しています!!クリアーな音像で太く腰を掴むグルーヴにデトロイティッシュなシンセワークを絡め展開していくA1「C-Funktion」、フリーキーかつメランコリックにうねるビートにアブストラクトなボイス・サンプルを重ね上昇していくロウなテンションが素晴らしいA2「D-Funktion」、夜の森を彷徨っているかのようなナイティーなシンセ・ワークと虫の声ライクな電子音の粒子がうねりながら展開していくエレクトリック・ディープ・ナンバーB2「F-Funktion」と極めて音楽性に富んだディープ・トラック計4曲!
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