「iLL」と一致するもの

Chart - JET SET 2013.03.18 - ele-king

Shop Chart


1

Rhye - Woman (Republic)
話題沸騰の西海岸シンセR&bデュオによるデビュー・アルバム!

2

My Bloody Valentine - M B V (My Bloody Valentine)
アイルランドが誇る孤高のシューゲイザー・バンド。『Loveless』以来となる3枚目のフル・アルバム!

3

Albinos - Ritual House Vol.1 (Antinote)
Albinosなるミステリアス・プロデューサー手掛けるローファイ・トライバル・トラックス全4楽曲を収録した注目作!

4

Badbadnotgood - Flashing Lights (Innovative Leisure)
Tyler, The Creatorとの共演でも注目されるトロントのオルタナティヴ・ジャズ・トリオ。昨年フリーdl公開されていたセカンド・アルバムからの2曲収録した重量盤12インチ!!

5

Xx - Pearson Sound / John Talabot & Pional Remixes (Young Turks)
John Talabot & Pional Blinded、Pearson Soundによるリミックスをカップリングした限定盤!!

6

Rocketnumbernine And Four Tet - Roseland (Text)
主宰Four Tetに見出されたレフトフィールド・ミニマル・デュオRocketnumbernineと主宰によるジャズっ気たっぷりの濃厚コラボ2トラックスが限定リリース!

7

Prins Thomas - Italia Uno Ep (Hell Yeah!)
人気シリーズ"Balearic Gabba"でお馴染みのイタリア"Hell Yeah!"にPrins Thomasが参戦!

8

Lions - This Generation (Stones Throw)
Breakestra、Orgon、Connie Price & The Kay Stonesなどのメンバーが集った7人組ルーツ・レゲエ~ダブ~ファンク・ジャム・バンドLions。Stones Throwから豪華Boxセットが登場です!

9

William Adamson - Under An East Coast Moon - Discomix Versions (Brownswood)
Cd/Dlでリリース済みのアルバム『Under An East Coast Moon』収録曲のヴァージョン違い4曲と未収録1曲を収めた12インチ。オリジナル全曲のDlコード付き!!

10

Boe & Zak - Rudy Ep (Editainment)
数々の良作を送り出す名門として抜群の知名度を誇る"Editainment"から登場となる新たなる刺客、Boe & Zakなるユニットによるフロア・キラー作品!

MALA IN JAPAN TOUR 2013 - ele-king

 UKダブステップ・シーンのオリジネイターのひとり、シーンの精神的支柱のひとり、アンダーグラウンドの栄光、ダブ/レゲエからの影響をミキシングしたドープなサウンドでファンを魅了し、そして昨年の『マーラ・イン・キューバ』が国際的にヒットしたマーラが4月の後半、来日します。待望の再々来日ですね!
 盟友、ゴストラッドも出演します。行きましょう。

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〈MALA IN JAPAN TOUR 2013〉
4/19(FRI) 沖縄 at LOVE BALL 098-867-0002
4/20(SAT) 東京 at UNIT 03-5459-8630 www.unit-tokyo.com
4/21(SUN) 大阪 at CONPASS 06-6243-1666 https://www.zettai-mu.net/ https://conpass.jp
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DBS presents
"MALA IN JAPAN"

2013.4.20 (SAT) at UNIT

feat. MALA - DIGITAL MYSTIKZ

with: GOTH-TRAD
Jah-Light
Helktram

Vj:SO IN THE HOUSE

open/start 23:30
adv. 3150yen door.3800yen

info. 03.5459.8630 UNIT
https://www.dbs-tokyo.com

★UKダブステップ界の最重要人物MALA-DIGITAL MYSTIKZ。その存在はシーンのみならずジェイムス・ブレイク、エイドリアン・シャーウッド、ジャイルス・ピーターソン、フランソワKら世界中からリスペクトされている。キューバ音楽の精髄を独自の音楽観で昇華した金字塔アルバム『MALA IN CUBA』でネクストレヴェルへ突入、UKベースカルチャーとキューバのルーツミュージックを見事に融合させた音楽革命家である!4/20 (土)代官山UNITで開催する"MALA IN JAPAN"は、MALAの音を200%体感すべくUNITが誇るハイパワー高品質サウンドに加え、超強力サブウーファーを導入決定!共演はMALAのレーベル、DEEP MEDiの主力となる日本の至宝GOTH-TRAD。"Come meditate on bass weight!!!!!!!!!!!!!!!!" one love

★MALA - DIGITAL MYSTIKZ (DMZ, Deep Medi Musik, UK)
ダブステップのパイオニア、そしてシーンの精神的支柱となるMALA。サウス・ロンドン出身のMALAは相棒COKIとのプロダクションデュオ、DIGITAL MYSTIKZとして名高い。ジャングル/ドラム&ベース、ダブ/ルーツ・レゲエ、UKガラージ等の影響下に育った彼らは、独自の重低音ビーツを生み出すべく制作を始め、アンダーグラウンドから胎動したダブステップ・シーンの中核となる。'03年にBig Apple Recordsから"Pathways EP"をリリース、'04年には盟友のLOEFAHを交え自分達のレーベル、DMZを旗揚げ、本格的なリリースを展開していく。そして名門Rephlexのコンピレーション『GRIME 2』にフィーチャーされ、脚光を浴びる。また'05年からDMZのクラブナイトを開催、ブリクストン、リーズでのレギュラーで着実に支持者を増やし、ヨーロッパ各国やアメリカにも波及する。'06年にはDMZから"Ancient Memories"、"Haunted / Anit War Dub"のリリースの他、Soul Jazzからのリリースで知名度を一気に高める。また同年にMALAは自己のレーベル、Deep Medi Musikを設立、以来自作の他にもGOTH-TRAD、KROMESTAR、SKREAM、SILKIE、CALIBRE、PINCHらの作品を続々と送り出し、シーンの最前線に立つ。'10年にはDIGITAL MYSTIKZ 名義となるMALAの1st.アルバム『RETURN II SPACE』がアナログ3枚組でリリース、壮大なスケールでMALAのスピリチュアルな音宇宙を明示する。MALAの才能はFRANCOIS K、ADRIAN SHERWOOD、GILLES PETERSONらからも絶賛される中、GILLESの発案で'11年、彼と一緒にキューバを訪れたMALAは現地の音楽家とセッションを重ね、持ち帰った膨大なサンプル音源を再構築し、'12年9月、GILLESのBrownswoodからアルバム『MALA IN CUBA』を発表(Beatinkから日本盤発売)、キューバのルーツ・ミュージックとMALAのエクスペリメンタルなサウンドが融合し、ワールド・ミュージック/エレクトロニック・ミュージックを革新する。『MALA IN CUBA』によって新次元に突入したMALA、一体どんな旅に誘ってくれるのか必聴の来日公演!"Come meditate on bass weight!"
https://www.dmzuk.com/
https://deepmedi.com/

Ticket outlets:NOW ON SALE!
PIA (0570-02-9999/P-code: 193-594)、 LAWSON (L-code: 70189)
e+ (UNIT携帯サイトから購入できます)
clubberia/https://www.clubberia.com/store/
渋谷/disk union CLUB MUSIC SHOP (3476-2627)、
TECHNIQUE (5458-4143)、GANBAN (3477-5701)
代官山/UNIT (5459-8630)、Bonjour Records (5458-6020)
原宿/GLOCAL RECORDS (090-3807-2073)
下北沢/DISC SHOP ZERO (5432-6129)、JET SET TOKYO (5452-2262)、
disk union CLUB MUSIC SHOP(5738-2971)
新宿/disk union CLUB MUSIC SHOP (5919-2422)、
Dub Store Record Mart(3364-5251)
吉祥寺/Jar-Beat Record (0422-42-4877)、disk union (0422-20-8062)
町田/disk union (042-720-7240)
千葉/disk union (043-224-6372)

UNIT
Za HOUSE BLD. 1-34-17 EBISU-NISHI, SHIBUYA-KU, TOKYO
tel.03-5459-8630
www.unit-tokyo.com

David Bowie - ele-king

 昨年末、紙エレキングに「2012年のUKはパンク前夜のようだった」と書いた。
 そして2013年の年頭になり、3月に発売されるというボウイのアルバムのジャケットを見た時には少なからず動揺した。下敷きに使われているのが、1977年にリリースされた『HEROES』のジャケットだったからである。

 また、同じ記事のなかで、アラセヴ(アラウンド70)のアーティストたちについて、「前へ、もっと前へ進もうとする高齢アーティストを敬愛する。時間軸で言えば、前方とは老いであり、アンチエイジングは後退だ」とも書いた。だから、ボウイのジャケットにはいよいよ動揺した。中央の白いスクウェアのなかに『The Next Day』と記されていたからである。

 「Today, he definitely has something to say」
 と新譜発表の公式声明には書かれている。
 この時代に、ボウイが言いたいこととは、何なのだろう。

        *************

 ニック・ケイヴの新譜の後に聴いたせいか、1曲目の"The Next Day"が、剥き出しの骨太ロックに聞こえた。「ジョニー・ロットンっぽいと言えば言い過ぎだが、この曲のボウイにはアンガーを感じる」と、FMの深夜番組のDJは言っていた。
 そもそも、わたしはボウイのファンではない。同世代のロックを聴いた人びとにありがちな、一応は聴いておかないと。的な姿勢で学習はしたが、中年(の福岡人)によくいるような、酔うとギター片手に「ジギー・プレーイド・ギーッタアアアアー」と熱唱する元バンドマンでは間違ってもないし、もとより、ロック・スタアというもののアンチテーゼとして登場したジョニー・ロットンに生涯を捧げた女である。ボウイ様に心酔するタイプの娘ではなかったのだ。が、そのボウイ様が、アラセヴになって怒っているとはどういうことだろう。

 1977年のボウイは、UKにはいなかった。『ダブル・ファンタジー』のレノンを思い出すような美しい旋律の"Where Are We Now?"は、彼のベルリン時代を回顧した曲だが、このアルバムは、全編にわたって過去が散りばめられている。"Dirty Boys"がグラム・ロックのバッド・ボーイズを歌ったものであることは間違いないし、壮大なスタジアム・ロックの"The Stars (Are Out Tonight)"は『ヤング・アメリカン』を髣髴とさせる。"Love Is Lost"では、『ロウ』で使ったテクニックを再び使ってみたとトニー・ヴィスコンティが明かしているし、"Dancing Out In Space"は、"ビギナーズ"と"モダン・ラヴ"を思い出す。"(You Will Set) The World On Fire"がティン・マシーン風なら、"Valentine's Day"はどこかキンクスのようでいて、『ジギー・スターダスト』に入っていてもおかしくない。しかし、だからといって、ボウイ博物館のようなアルバムになっていないのは、現在のボウイの声と言葉が前面に出ているからだろう。
 トニー・ヴィスコンティは、『NME』のインタヴューで、「録音中のことで何が一番記憶に残っていますか」と訊かれ、「おかしなことに、ヴォーカルがやたらとラウドだったことだ」と答えている。ボウイは部屋の隅で、10年の沈黙を吹き飛ばすように、嬉々として歌っていたという。
 しかし、当然ながら、ボウイの声は加齢した。その声で、ときには弱々しい声音をわざと演じさえしながら、「Here I am. Not quite dying」、「Wave goodbye to life without pain」とボウイは歌う。これは、体のあちこちが壊れはじめる老年の言葉だ。人は老いる。というファクトの描写である。それはまるで、扉を開くと、『HEROES』の白いスクウェアの奥には、現在のボウイがいたということがわかるCD版のジャケットのようだ。
 過去はあった。しかし、それは過ぎて、『The Next Day』(現在)がある。
 50周年記念のコンサートで息切れしている爺さんたちとか、ツアーでストリップしている元セックス・シンボルの婆さんとか、所謂レジェンドたちがゴシップ広告と興行商売で稼いでいるこの時代に、いったい他の誰が、これほど聡明でクールな老いのロックを聞かせてくれるだろう。ボウイの含羞と美意識は、アンチエイジングという退行を受け容れない。「彼は、新譜の曲をライヴ演奏する気はない」とトニー・ヴィスコンティは言っている。

         ************

 最後になったが、この曲について書かないわけにはいかないだろう。
 「そして僕たちはミシマの犬を見た」
 という歌詞ではじまる"Heat"のボウイは、スコット・ウォーカーかと思った。
 というか、わたしにはスコット・ウォーカーへのオマージュにしか聴こえない。『Bish Bosch』のレヴューでも書いたが、このふたりは、やはり同じコインの裏と表だ。
 裏。のスコットは、異次元の世界の「もっと先へ」進んでいる。
 表。のボウイは、こちら側の世界に留まり、時間軸的な「もっと先へ」進んでいる。
 そういえば、ブライアン・イーノとボウイが、ウォーカー・ブラザーズの『Nite Flights』を聴いて「これ凄いよね」と騒いでいたのも、ベルリン時代だったはずだ。
 UKではパンクが多方面に発展しはじめていた。いろんなことがはじまった時代だった。
 だが、それも過ぎ、遠い日のことになり、わたしたちには現在(The Next Day)が残されている。

Chart - JET SET 2013.03.11 - ele-king

Shop Chart


1

Will Sessions Feat. Rickey Calloway - The Jump Back (Funk Night)
リリースする全ての作品が当店大ヒットを記録するWill Sessions。本作は再び、Rickey Callowayをフィーチャー!

2

O.s.t. - Django Unchained (-)
鬼才Quentin Tarantino手がける最新話題フィルムからのサントラがヴァイナル・カット!Rick RossやJohn Legend, Anthony Hamiltonのオリジナル楽曲に加え、James Brown Vs 2pacというナイスな組み合わせが実現したB-5、他映画からのフレーズも盛り込んだボリュームありの全23曲!

3

Skints - Part & Parcel (Soulbeats / Bomber Music)
Hollie Cookに匹敵のポップなセンスと、スカからラガまで取り込んだクロスオーバーなサウンド。Prince Fattyプロデュースの大傑作が入荷です!!

4

Gold Panda - Trust (Notown)
新世代エレクトロニカ最高の才能による新曲が待望のヴァイナル・リリース!!自身のレーベルNotownとGhostlyとの共同リリースによる限定12インチ。ダウンロード・コード封入!!

5

Tx Connect / Speculator - House Of Confusion (L.i.e.s.)
少量入荷につき即日ソールドアウトが続くus最深地下"L.i.e.s."発のリミテッド黒盤シリーズ最新作4番。Wt Records総師Willie Burns A.k.a. Speculator手掛けるカルト・エディッツ3楽曲を収録!!

6

Spinnerty - Gestures (Record Breakin)
John RobinsonやB.bravoを迎えた同レーベルからの前作も好評だった、ベイエリアのビートメイカー/DjのSpinnertの新作が登場! クロスオーバーにオススメなLil Dave, J-boogieのリミックスも必聴!

7

Space Dimension Controller - Welcome To Mikrosector - 50 (R&s)
デビュー12"『The Love Quadrant』がいきなりの当店爆裂ヒットを記録したのも記憶に新しいギャラクティック・ベース・ディスコ人気者S.d.c.が遂に待望の1st.アルバムを完成です!!

8

Lindstrom & Todd Terje - Lanzarote (Olsen)
昨年、Six Cups Of Rebel名義でのアルバムや、Smalltown Supersoundからの数々の12"でも不動の人気を魅せたLindstromと、'12年度、ディスコ/ハウス・シーンにおいて世界的なセールスを記録したと噂の絶えない大人気Todd Terjeがタッグを組んだ注目作品!

9

Four Tet - 181 (Text)
毎度即日完売する大人気レーベルTextから、主宰Four Tet自らによる3年振りの変則最新アルバムが登場。なんと'97年~'01年にかけての自作曲をメガミックスした長尺2曲を収録です!!

10

Third World All Stars - Rebel Rock (Pressure Sounds)
ジャジーなサックス、メロウなシンセ、ヘヴィなベース。Errol Dunkleyの名作『Sit And Cry Over You』を下敷きにした極上レゲエ・インストが再発!

CE$ - ele-king

CE$-(MOBBIN HOOD,she luv it)
DJではBASS/TECHNO/HIPHOP/GRIME/DUBSTEP/TRAPをプレーしたりしてます。
部屋ではHARDCOREとREGGAEをよく聴きます。
MIXCDも何枚かリリースしてますので、良かったらチェックしてみて下さい。
今年は新しいMIXCDと新しいパーティーも企画中です。
&全国の友達に、いつも有り難う御座います。
https://soundcloud.com/for2empty
https://soundcloud.com/mobbinhood
https://soundcloud.com/ces-5

【Chart for ele-king 2013 Mar.】※順不同


WDsounds exclusive mix/DJ HIGHSCHOOL (WDsounds)
レーベルinfoにも書いてあったけど、HIPHOPは現在のRUDE MUSICのひとつだという事を、改めて思わせてくれるMIX。

BEDTIME BEATS VOL.3/SONETORIOUS aka DJ HIGHSCHOOL(804 Productions)
Flunking This Semesterを聴いた時の衝撃は忘れがたいです。

presidents wolf mixWOLF 24 (PRESIDENT HEIGHTS)
ふとした時に気づいたら部屋で流してます。

Wake&Bake Basics Cough,Cough,Pass/GRINGOOSE(seminishukei)
&Prillmal Dessert Delights/GRINGOOSE(seminishukei)
耳に気持ちいいBREAKBEATS/HIPHOP/SOUL/FUNKが、街の温度と共に響いてきます。

・Misty the Sound Crack/ONE-LAW(FELLOWZ)
全曲本当に素晴らしいのですが「Coltez」が一番お気に入りです。
中毒性も凄いと思います。

P-SHOCK/Mr.PUG from MONJU(DOG EAR RECORDS)
&EARR/ISSUGU FROM MONJU(DOG EAR RECORDS)
DOGEARからのこの2作品は、純粋な彼らのHIPHOPであり、二人の美学がヒシヒシと伝わってきます。

FL$8KS/FLA$HBACKS(FL$Nation & Cracks Brothers.Co,Ltd )
完全なる新世代によるSUPA FRESHな1枚。

Telephone my girlfriend on a cold dai/MASS-HOLE(MidNightMealRecords)
これまでのMASSのMIXの中でも一番エロい感じですね。最高です。

〈SPF420〉第3回目が開催 - ele-king



 以前、ヴェイパーウェイヴ界隈のフェスティヴァル〈#SPF420 FEST〉の模様を本誌でお伝えしたが、きたる3月20日にその第3回目が開催される。苗場にも幕張にも長野にも行けずとも、お手元の機器がインターネットに接続されてさえいればこのフェスには参加できるので、ご安心を。会場はこちらです。

video chat provided by Tinychat

HTTP://WWW.TINYCHAT.COM/SPF420

 とはいえ、開催時刻には気をつけてほしい。米国東部時で3月20日22:00だが、日本標準時で考えると3月21日(木曜日)12:00である。平日ではあるものの、時間がある方はぜひこの戯れに混ざってみてはいかがだろうか。
 前回の様子は、チャットも込みで、以下の動画を参照していただきたい。

Transmuteo Live @ SPF420FEST2.0 from Transmuteo on Vimeo.

 今回の出演者で注目したいのは、情報デスクVIRTUALでもなくプリズムコープ(PrismCorp)でもなく、元来の名義での登場となるヴェクトロイド。もともとトロ・イ・モアをリミックスしていたように、ヴェクトロイドはそもそもチルウェイヴの潮流のなかで名を拡げていたアーティストだ。おそらく、今回はミューザックの垂れ流しではないだろう。どのようなライヴを披露するのか楽しみである。
 ほかにも、日本のツイッタラーからも愛されている、ジューク/スクリューが得意なDJペイパル。ヴェクトロイドともギャラリーで共演しているマジック・フェイズ。そして、サウンドクラウドにも音源のない、謎のツイッタラー=コーダック・キャメオがなにをするのか気になるところである。
 なお、フライヤーデザインはホワイトバックグラウンドによるもの。

 主宰のひとり、ストレスからプレスキットが届いたので、その言葉をもとに再構成したフェスティヴァルの詳細を以下にご紹介しよう。
 ストレスがこのフェスティヴァルを積極的にプロモーションしたがっているのは明らかで、自分たちの正体を隠したがるヴェイパーウェイヴ連中が、注目を集めた後にどのように振る舞っていくのかがこのイヴェントの一番の見どころともいえる。

 やあ、〈SPF420〉に興味をもってくれてありがとう。

 〈SPF420〉はタイニーチャット(HTTP://WWW.TINYCHAT.COM/SPF420)で開催されるオーディオ/ヴィジュアルのライヴ体験です。 この私=ストレスが、チャズ・アレン(またの名をメタリック・ゴースツ)とともに、きたる3月20日の〈SPF420〉を主宰しています。

 ショーのラインナップは以下のとおりです。

DJペイパル (DJ Paypal)(https://soundcloud.com/dj-paypal
コンタクト・レンズ (Contact Lens)(https://soundcloud.com/contactlens
ヴェクトロイド (Vektroid)(https://soundcloud.com/vektroid
マジック・フェイズ (Magic Fades)(https://soundcloud.com/magicfades
ブラックドアウト (Blackedout)(https://soundcloud.com/blvckedout
コーダック・キャメオ (Kodak Cameo)(https://twitter.com/fumfar

シュガー・C(Sugar C)(https://soundcloud.com/metallicghosts)我らがハウスDJ
トランスミューティオ(Transmuteo)(https://soundcloud.com/transmuteo)アフターパーティー主宰

 フェイスブックのイヴェント・ページもあります。
https://www.facebook.com/events/136903026484461

 前回の〈SPF420〉は2013年1月3日に行われました。ラインナップは、ヴェラコム/トランスミューティオ/プリズム・コープ/ラグジュリー・エリート/クールメモリーズ/インフィニティ?・フリーケンシーズ/メタリック・ゴースツ。
 そのときのいくつかのアーティストの音声は、以下にあります。
https://soundcloud.com/spf420

 以下は、1月3日(第2回目)についての記事です。

"Vaporwave and the observer effect", written by Leor Galil for The Chicago Reader:
https://www.chicagoreader.com/chicago/vaporwave-spf420-chaz-allen-metallic-ghosts-prismcorp-veracom/Content?oid=8831558

"『#SPF420FEST 2.0』から見るヴェイパーウェイヴ @ tinychat.com" written by ele-king.net (グーグル翻訳をおすすめします):
https://www.ele-king.net/review/live/002758/

"#SPF420FEST2.0" written by Jheri Evans for Decoder Magazne:
https://www.secretdecoder.net/2013/01/spf420fest20.html

 観客動員は、135人ものリスナーたちを記録しました。私たちはセルフ・プロモーション以外なにもしていませんが、このイヴェントを拡げていきたいと思っています。私たちの世界を、喜んで併合していきます。

音楽、ドラッグ、会話
XOXO,
SPF420: Roll The Dice ™

HTTP://WWW.TINYCHAT.COM/SPF420


 ストレスのプレスキットでは本誌の記事も紹介されているが、(ヴェイパーウェイヴ連中は散々つかっているというのに)どうやら日本語を読めないらしい。
 
 大麻を意味するスラング「420」に合わせて3月20日開催なのだと思われるが、では4月20日(マリファナ・デイ)にはなにかあるのだろうか?
 どうやら、やはり、ヴェクトロイドは期待を裏切らないらしい。〈ビアー・オン・ザ・ラグ〉から新作のリリースにも期待しよう。

The Bridge 反レイシズムRemix ECDILLREME - ele-king

 ここ数年......に限ったことではないが、町やネットで、あからさまな排外主義、レイシズムが平然とのさばっている。なんでも町では、在日の外国人(とくに韓国人)に向けての「死ね」「殺せ」などといった、まったくこれはナショナル・フロントかというシュプレヒコールが起きているというではないか。何か何までサッチャー時代のUKを30年遅れでなぞっているようだが、日本のメディアではどういうわけか問題化されない(欧米では、サッカーの現場においても人種差別の撤廃は叫ばれている)。
 ご存じの方も多いかと思うが、反レイシズムのラップをECDとイルリメが作っている。これまで明るみにでなかった、一種のタブーに挑戦した勇気ある、素晴らしい曲だ。なるべく多くの人たちに届くように、友だちにも教えてあげよう。

The Bridge 反レイシズムRemix ECDILLREME by ECD on SoundCloud


The Bridge 反レイシズムRemix ECDILLREME - YouTube

 野菜割引とは何だろう......? ローカル×超ローカル、ジャンル×超ジャンル、熊本の秘境に遊び、食べ、憩い、踊り、泊まる、地元エコ・ヴィレッジ主催のユニークな音楽イヴェントをご紹介しよう。風光明媚な土地柄に豪華なラインナップ、スローフードにトリップな音楽ショーまで加わり、浮世の垢を落としコリをほぐす「音楽マッサージ」が体験できそうだ。

【熊本 イベント】 ∞∞∞saihate 3 DAYS Gathering∞∞∞

敷地面積10,000坪。熊本県宇城市三角の山の上にある「三角エコビレッジサイハテ」。グラフィックデザイナー、パーマカルチャーデザイナー、タイル作家、料理人、DJなど10名ほどの住人と日々訪ねてくる来訪者によって衣食住+文化循環型のエコビレッジを作っています。

そんな秘境「サイハテ」で3/9〜3/11に「∞∞∞saihate 3 DAYS Gathering∞∞∞」が開催。九州はもとより関東・関西から多数のアーティストがサイハテに集まります。

1日目、3/9はライヴとDJの宴「ALL LIGHT,ALL RIGHT」。熊本初ライヴとなる関西の鬼才「オオルタイチ」。元CANのダモ鈴木やDJGonnoとのコラボレーションなどで多彩な活躍をする宇宙ギタリスト「MANDOG」。九州勢は熊本を代表するバンド「Doit Science」、熊本のビートメイカー「ILL THE ESSENCE」。大牟田の誇る女子高生ドラマー杏ちゃん所属のバンド「電子たくあん」、大分からサックス・インプロヴァイザー**「山内桂」。そしてDJは中原昌也、ALTZ、BING aka TOSHIO KAJIWARA、EGGという九州、関西、関東がミックスされたラインナップです。
 
2日目、3/10は各地で宇宙マッサージを出店しファンを増やし続けているプリミ恥部が主催する「ニューサイハテシャンバラデイ∞∞∞プリミ恥部な全宇宙○」。これは宇宙音と宇宙映像と宇宙ダンスの渦の中心で宇宙マッサージを体感できる「ニューシャンバラデイ」に会場が映画化されていく映画ショー「プリミ恥部な世界」がリミックスされる超絶宇宙ショー!!! 九州初開催です。「これはいったい何!?」という方もぜひイメージを膨らませてみてください。

そしてこの日のDJはTOWA TEIとYOGURT!!!! まさかこんな秘境にこのメンツ......という豪華さだと思います。
多数のミュージシャン、DJ、ダンサー、デコ、VJ、参加したすべての人で作り上げる宇宙フロア。「たった今は、全宇宙だ!!!」をサイハテで体感してください。

3日目3/11もパーティーとワークショップが決定しています。が、こちらの内容はシークレット。期間中のフードは全国のローフード愛好者から支持されている京都のCacao∞Magicや狩猟肉推進チームHUNTなど珍しい出店が揃います。

また、チケットもユニークな仕組みを採用。ドネーション制度を導入した33人限定の「自由料金チケット」は3日間のイベント参加と会場への宿泊がセットになっており、ディープにギャザリング参加したい人にもってこいです。また、この他に1日ごとの参加チケットも設定されています。

会場のサイハテまではJR熊本駅から電車利用や熊本市内から車で約1時間。JR三角駅と会場の送迎車も用意していますので、車で来られない方や遠方から遊びにくる方も安心です。サイハテの広大な敷地には豊富で美味しい柑橘類の木々が茂り、最近は住人とワークショップ参加者で作り上げたアースバックハウスも1棟完成したばかり。いくつかのチルアウトスペースもあり、イベント以外でも充実した時間を過ごせるはず。この機会に山の上の桃源郷に遊びに行きませんか?

∞∞∞saihate 3 DAYS Gathering∞∞∞

■ジャンル
HOUSE, ELECTRONICA, ROCK

■開催場所
三角エコビレッジサイハテ(熊本県宇城市三角町中村1901-17)

■入場料金
(1)宿泊&3日間のイベント参加ができるスペシャルチケット(完全予約制。33人限定。自由料金制(参加後、ドネーションをお願いします)

(2)1日チケット(1日ごとの参加チケット・宿泊不可)(上記の33人限定チケットとは別枠で用意しています)
【一般】3000円
【県外割引】2500円(熊本県外からお越しの方が対象)
【学割&野菜割引】2000円

■出演者

3/9 (土)「ALL LIGHT,ALL RIGHT」OPEN15:00
【LIVE】オオルタイチ/電子たくあん(大牟田) /ILL THE ESSENCE(熊本)/山内桂(大分)/MANDOG/Doit Science(熊本)
【DJ】ALTZ/BING aka TOSHIO KAJIWARA /中原昌也/EGG
【COSMIC MASSAGE】プリミ恥部
【FOOD】HUNT/Cacao∞Magic/スナックまゆみ/三角エコビレッジサイハテ
【SHOP】ぺーどろりーの

3/10(日)「ニューサイハテシャンバラデイ∞∞∞プリミ恥部な全宇宙○」
プリミ恥部 /平岡香純 /白井多有 /Akashic/朝日太一/ありひるあ/歩き巫女/ALTZ/池田社長/ウタモ/うっちー/wzmakimaw/オオルタイチ /COLORgung/工藤真工/熊谷然/熊谷もん/KEITA/ケンジルビエン/千住宗臣(COMBOPIANO/DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN/KOMAなど)/竹永省吾/TADA(SPOOKY)/デイヴィッド(生意気)/トンチ/中原昌也/東野祥子(BABY-Q)/HiraLion/BING aka TOSHIO KAJIWARA/pee/Heaven Hug/MANDOG/みなみりょうへい/村里杏/メガネ/ 山内桂/YAMAT
【DJ】/TOWA TEI /YOGURT
【FOOD】HUNT/Cacao∞Magic/スナックまゆみ/三角エコビレッジサイハテ
【SHOP】ぺーどろりーの
【fliyer】WhiteWhole(河野未彩+佐藤拓人)

▼特設サイト
https://saihatesambhala.tumblr.com/
▼三角エコビレッジサイハテ
https://www.village.saihate.com/

Chart - JET SET 2013.03.04 - ele-king

Shop Chart


1

Autechre - Exai (Warp)
ご存じ名門Warpを代表する重鎮デュオAutechre。'10年リリースの前作『Oversteps』以来となる待望の新作が遂に登場です。なんとAutechre流トラップやジュークも搭載っ!!

2

Jamie Lidell - S/T (Warp)
名門Warpが誇る説明不要のエレクトロ・ファンク天才Ssw Jamie Lidellが、Beckをプロデューサーに迎えた傑作『Compass』以来3年振りとなる5th.アルバムを完成

3

Blue Hawaii - Untogether (Arbutus)
ご存じGrimsらのリリースでお馴染み、カナダはモントリオールを代表するレーベルArbutusから、美麗ハーモニーを得意とする男女デュオBlue Hawaiiによる強力2nd.アルバムが登場です!!

4

New York Ska-jazz Ensemble - Step Forward (Brixton)
ニューヨークのジャズ・スカ・バンドNysjeの人気盤が嬉しすぎるアナログ化。"Take Five"等のジャズ名曲カヴァーからヴォーカル曲まで、全11曲を収録!

5

Carmen Villain - Lifeissin (Smalltown Supersound)
Smalltown Supersound発のニューリリースは、一流モデルとしても知られるCarmen Villainのデビュー作!B面にPrins Thomasリミックスを収録。

6

Bell Towers - Tonight I'm Flying (Internasjonal)
Roman Warfers名義での活動でも知られるメルボルンを拠点に活動を繰り広げるBell Towersによる久々となる最新作が、Prins Thomas主宰"Internasjonal"より待望のリリース!

7

Spirit Of The Black 808 - Dirty Jointz (Eargasmic)
現行シカゴ・ディープハウス・シーンを代表する人気レーベル"Eargasmic Recordings"からの最新作17番、地元シカゴで暗躍してきたというSpirit Of The Black 808なるミステリアス・アクトによる'97年制作楽曲を12"リリース!

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V.a. - Movin 2 Fast (Whiskey Disco)
Sleazy Mcqueenが指揮するニューディスコ/リエディット~ビートダウン系人気レーベル"Whiskey Disco"の2013年第一弾リリースは、リエディット・シーン新旧気鋭4組によるワイルドなディスコ・ロック~ビートダウン・ハウスを主体とした即戦力リエディッツ!

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K-def - One Man Band (Redefinition)
11年発表のアルバム『Night Shift』や、Slice Of Spiceからの蔵出し音源3部作も話題となったJuice Crew出身のビートメイカー・K-defが、またしても素晴らしいインスト作を届けてくれました!

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Mayer Hawthorne - How Do You Do?-12x7" Box Set (Universal Republic / Fat Beats)
傑作アルバム『How Do You Do』の限定7インチBoxセットが登場。12枚の7インチにアルバム収録曲12曲、B面にはそのインスト・ヴァージョンを収録。さらに並べると1枚の写真になるピクチャー・スリーヴ仕様で、ディスプレイ用のシートも付属という豪華仕様!!完全限定盤です。

Toru Yamanaka - ele-king

 睦月、如月は例年僕の生体バイオリズムが最も降下を記録するシーズンである。それは自身のなかと外の世界に最も顕著なズレが生じることを意味する。芸術表現における主たるモチヴェーションのひとつはこのズレを補正することだ。この『セクスタント』には彼の内省的事柄を音像とその配置によって丁寧に具現化していく根源的行為が各トラック毎に完遂されていて、それが聴者の心象から新たなるスケッチを描き出す。セクスタント(航海計器)はいかなる聴者の内なる大海原にても正確な航路を導き出してくれるに違いない。〈shrine.jp(シュラインドットジェイピー)〉なる独自のブランディングを施されたリリースをハイペース継続している現代型のレーベルが畑は違えど存在しているということは、いい加減正月ボケから目を醒ますべきだと僕に告げているのかもしれない。

猥雑さと崇高さの融合。京都の地下シーンをリードし続ける山中透が、コンポーザーとしての魅力を余すところなく発揮した傑作。

山中透は80年代より活動する作曲家、レコーディング・エンジニア、プロデューサー、DJ。Foil Records主宰。ダムタイプに結成当初から2000年まで音楽監督として参加し、代表作『S/N』をはじめ多くの作品で音楽・音響を手掛ける。また1989年より続くドラァグクイーン・イベントDiamonds Are Foreverを主催するなど、常に京都の地下シーンをリードしてきた。 本アルバムはクラブ・ミュージックとフィルム・ミュージックを組み合わせたような、独自のバランス感覚で構成されており、山中がコンポーザーとしての魅力を余すところなく発揮した作品となっている。
抑えのきいたグルーヴからジャジーなシンコペーションへと変化するリズムが印象的な"Birdy"、ヴァイブとオルガンのフレーズがクールなファンクネスを作り出す"Slide Show"など、随所に散りばめられたブラック・ミュージック特有の律動は極めてフィジカル。また荘厳なパイプオルガンの旋律が、強烈なエモーションを生み出す"Barnard 68 Part 2"に代表される、猥雑さと崇高さの融合も作品の重要なファクターとなっている。 リミックスにAUTORAやSPDILLなどでも活躍するspeedometerことJun Takayama、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDの石川智久が参加。マスタリングはMAGIC BUS Recording Studioの沢村光が手掛けている。
(中本真生/UNGLOBAL STUDIO KYOTO)

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