「You me」と一致するもの

Chart by JAPONICA music store&cafe bar 2011.11.28 - ele-king

Shop Chart


1

MIND FAIR

MIND FAIR KERRY'S SCENE INTERNATIONAL FEEL / URY / 2011/11/21 »COMMENT GET MUSIC
最近ではTHE RHYTHM ODYSSEY名義でも知られるCHICKEN LIPSのメンバー=ベテランDEAN MEREDITHとUK/バーミンガムのディスコ・ユニットTHE MAIN STEMの片割れBEN SHENTONから成る新生ユニットMIND FAIR。フォーキー・サイケ・ディスコ/チル・トラック極上作!THEO PARRISH&LEGOWELTリミックス収録。

2

MASAMATIX

MASAMATIX MOVIN' EP LIQUID / ULTRA-VYBE / JAZZY SPORT / JPN / 2011/11/23 »COMMENT GET MUSIC
極上ダビー・ディスコ/ハウス推薦盤!大御所MAURICE FULTONリミックス搭載!国内ダブ・サウンドの草分けAUDIO ACTIVEのフロントマン=MASAMATIXによる確固たるダブ精神を根底に多彩なダンス・ミュージックへとアプローチを試みた先頃リリースの傑作ソ ロ・アルバム「MOVIN'」から12"EPが登場!

3

VAKULA

VAKULA LELEKA 001 LELEKA / UKR / 2011/11/16 »COMMENT GET MUSIC
ウクライナの才能VAKULA、遂にオウン・レーベル<LELEKA>を立ち上げ新作をドロップ!ストーリー性も感じられるVAKULAオウン・ レーベルからの渾身の一枚!ブラックなビートダウン/ハウス嗜好が滲み出た極上盤。

4

SHOCKS

SHOCKS II ESP INSTITUTE / UK / 2011/11/21 »COMMENT GET MUSIC
ドープ・サイケ・ダブ・ディスコ推薦盤!イタリアン・デュオ=SHOCKSのディープでダビーな濃厚3トラックス!COS/MES等のリリースで お馴染み親日家LOVE FINGERSが仕掛ける<ESP INSTITUTE>よりイタリアを拠点に活動する新鋭ユニットSHOCKSセカンド・リリース作。

5

PSYCHEMAGIK

PSYCHEMAGIK HEALIN' FEELIN' EDITS PSYCHEMAGIK / UK / 2011/11/21 »COMMENT GET MUSIC

6

ALTZ & RONDENION

ALTZ & RONDENION SOL LEVANTE EP BOSCONI EXTRA VIRGIN / ITA / 2011/11/16 »COMMENT GET MUSIC
世界規模で活躍する邦人クリエイター同士の好カップリング!シカゴ<STILL MUSIC>、名門<RUSH HOUR>等から良質リリース連発のRONDENION、そして大阪が世界へ誇る奇才ALTZによるビートダウン・コンセプトでのカップリング12"!

7

THE LIJADU SISTERS

THE LIJADU SISTERS DANGER / ORERE-ELEJIGBO SOUL JAZZ / UK / 2011/11/21 »COMMENT GET MUSIC
間もなくリリース予定のTHE LIJADU SISTERSの70年代<AFRODISIA>音源のコンピレーション・アルバムから、まずは12"仕様の高音圧カッティングで2トラックが先行リリー ス!その独特の歌いまわしに、70'Sラゴスのヒリヒリした空気感が充満するサイケ&へヴィな剥き出しアフロ・ファンク・グルーヴが最高にカッコ 良い"DANGER"、そしてダブワイズがほど良く効いたファットなアフロ・ダブ・ナンバー"ORERE-ELEJIGBO"をカップリング!

8

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA KEEP BELIEVING (CAN YOU FEEL IT) REMIXES FAR OUT / UK / 2011/11/6 »COMMENT GET MUSIC
<FAR OUT>レーベル所縁の面々によるスペシャル・ユニット=FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRAシングル第6弾。この度遂にTHEO PARRISH登場です!聴けば分かるTHEO節炸裂の生音ドラムのコンビネーションに、フュージョン・タッチなジャジー・リフが絡む極上メロウ・ビート ダウン・リミックス、そしてC/Wには新鋭KOMPLEKSによるこちらも流麗なピアノ・フレーズが美しく響くファットなスロー・ディスコ・リ ミックスを収録!

9

SHIMMY SHAM SHAM

SHIMMY SHAM SHAM SHIMMY SHAM SHAM 004 SHIMMY SHAM SHAM / GER / 2011/11/23 »COMMENT GET MUSIC

10

THEO PARRISH

THEO PARRISH S.T.F.U. SOUND SIGNATURE / US / 2011/11/15 »COMMENT GET MUSIC
THEO PARRISH流シカゴハウス・オマージュ!独特のプリミティブなグルーヴを交えつつも、キック/スネア/ハットの絶妙なコンビネーションにベースライン /ブリープ音のみでストイックに構築されたシカゴ・オマージュなTHEO流ドープ・アシッド"S.T.F.U."。空気感は完全にオールドスクー ル・シカゴ、、だけど音色は確実にTHEO PARRISH節が隅々まで息づいたヒプノティック・ドーペスト・ビートダウンに!

続報:ウォール街デモ - ele-king

Nov.24 (thu) thanksgiving & Occupy Wall Street

 11月24日はサンクス・ギヴィング・ディ(11月の第4木曜日)。アメリカではいちばん大きなホリディ。クリスマスよりもサンクス・ギヴィング・ディに、みんな家族の元へ帰る。街はひっそり静まり返り、ニューヨークはゴースト・タウン化する。私の友だちはアパートのビルのなかで残っているのは私だけと嘆いている......。
 この日は、家族や友だちでディナー・パーティを催す日で、ターキーの丸焼き、グレイビーソース、クランベリーソース、マッシュポテト、スタッフィング、コーンブレッド、温野菜、パンプキンパイなどなど、食べ物に溢れる、別名「ターキー・ディ」、とも呼ばれるくらいだ。実際、スーパーに買い出しに行くと、ターキーとじゃがいものコーナーは売り切れ。

 私は今年は居残り組。昨日も街に出てみたが、ひっそりとしていたし、今日も寂しい感じだろうと諦め半分でウォール街に繰り出した。なによりも、先日インタヴューしたグレッグ・フォックスが語っていたウォール街のデモの中心地をこの目でたしかめたかったというのがある。
 デモ(座り込み占拠)の中心となったズコッティ・パークは、11月14日の夜中(11/15の早朝)に警官によるデモ参加者の強制排除で200人以上が逮捕された。いちじ騒然とし、私たちのまわりのミュージシャンからも「いまウォール街で撤去作業が行われている!」などというツイッターが随時アップデートされた。(ちょうどインタヴューした、グレッグ・フォックスの翻訳が一段落したところだっ。)
 今週月曜日(11/21、強制排除から一週間後)には、グレッグ・フォックスも経営に携わるブルックリンのシェア・スタジアムで、テッド・レオ、チータス・アンドロニカス、ソ・ソ・グロスのウォール街デモをサポートするベネフィットショーが開かれた。
 壁にはOWS(ウォール街を占拠せよ)の文字が描かれ、バンドも観客も大いに盛り上がっていた。チータスの最後のほうのセットで、誰かがドリンキング・ソングをリクエストする。チータスは、「これはドリンキングでなく、公正の歌」と言ってザ・クラッシュで有名な"I Fought the Law"をカヴァーしたあと、テッドレオとソ・ソ・グロスのヴォーカリスト、アレックス・ディバインをステージに呼んで、こんどはビリー・ブラックの"To Have and To Have Not"をカヴァーする。この曲のコーラスは、「Just because you're better than me(だって君は君は僕より良い)/ Doesn't mean I'm lazy(僕が怠け者という意味ではなく)/ Just because you're going forwards(だって君は前に進んでる)/ Doesn't mean I'm going backwards(僕が後退しているっていう意味ではなく)」というものである。

 話を今日に戻す。ウォール街の駅を降りると、すぐ横のトリニティ教会がある。それを左手にブロードウェイを北に上がると、2ブロックほど先に、ズコッティ・パークが見えてくる。強制排除と聞いていたのでガラーンとしているのかなと思いきや、意外にも人がたくさんいた。もちろん警察も大勢いるけど、その公園だけがわやわやしている。なかに入ろうとすると可愛らしい女の子に「お腹減ってる? 今日はサンクス・ギヴィング・フードを無料でサーブしてるの。ターキーがいい? ヴェジタリアンがいい?」と聞かれる。見れば、たくさんの人がフードラインに並んでいる。「thanksgiving line dinner start here(サンクス・ギビングのディナーの列はここからスタート)」というサインを持った男の人がせっせと列の整頓をしている。レストランや個人サポーターの協力により、5000人分を用意したらしい。私はもちろんターキーをリクエスト。「エンジョイ!」ときびきび働く元気の良い彼女。その横では、「nirvana positively pure 」というブランドの水もサーヴしていた。
 ここで働いている人はみんなボランティア。サンクス・ギヴィングらしいことがここでできるとはまったく想像していなかったので、なんだか得した気分になった。メーシーズのサンクス・ギヴィングパレードにいくよりもサンクスギヴィングが味わえるかも。
 公園のなかにはいると人びとが思い思いに、メッセージをいれたプラカードを掲げている。物を作って置いていたり、リーディングをしていたり、アコースティック・ライヴをしていたり、遊園地みたいになっている。リーダーというか中心になる人がいないので、どこに行って良いのかもわからず、横ではすでに誰かが警察官と言い合いになっている。誰かが逮捕されていたり、かなりカオス状態だ。カメラやマイクを持った報道陣も多く、まだまだ動きの真っ只なかなんだなと感じる。
 私はせっかくなので、そこに座って、サーブしてもらったサンクス・ギビング・ディナーを食べてみた。ターキー(w/クランベリーソース、グレイヴィー)、マッシュド・ポテト、マッシュド・パンプキン、ブレッドが入っていて、きちんとしていた。
 しばらく音楽を聞いたり、人びとと交流したり、様子を見ていたが、ヒッピーの聖地のような、すでに観光地のようにもなっている。この動きがどの方向に行くのかは人びとがひとつになって、どのようにこの困難な金融問題/貧困問題に立ち向かうのかにかかっている。時間も経っているし、そこにいるだけでなく何か具体的な、目に見える動きが必要だろう。それがないことには、このカオス状態はこのまま続くと思う。
 その日は私たちのまわりのインディ・バンドたちはいなかったが、このあいだにウォール街のデモをサポートするミュージシャンのリストも増えてきているし、インディ・ミュージック・リスナーのなかでは今日のアメリカが抱えた金融問題、経済格差の問題への関心は高まっている。

 11月29日には、ユニオンプールという会場で、ライアン・ソウヤー(トール・ファー、スタビング・イーストワードw/Tunde of TVOTR )、GDFX、サイティングスのショーがある。これもこの動きに何かを訴えるショーになる。人びとが未来のためにひとつになることを強く認識したとき、まだ混沌としているウォール街デモの動きにも光が見えるのかもしれない。

Chart by UNION 2011.11.24 - ele-king

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1

DERRICK MAY

DERRICK MAY Heartbeat Presents Vol. 2 LASTRUM / JPN »COMMENT GET MUSIC
デトロイトテクノのオリジネーターとして世界中のダンスミュージックシーンから最大級のリスペクトを受け続け、数多くのアーティストにケタ違いの影響を与え続けたデリック・メイ究極のミックスショーが再び!トライバルでファンキーな疾駆するテクノとハウス、圧倒的なターンテーブルスキル、卓越したカットイン、ライブ感溢れるイコライジング、多彩な展開で魅せるストーリー、ピッチ・スイッチングによるスローダウン、現場のテンションを重視するパワフルなミックスには何度も心奪われます。天才にしかつくり得ない唯一無二な神の領域、前作同様、今作もターンテーブルとミキサーのみの生々しい一発ライブ・レコーディング!!

2

DEETRON

DEETRON Balance 020(帯ライナー付き国内盤仕様) BALANCE / JPN »COMMENT GET MUSIC
大人気MIXシリーズ「BALANCE」にDEETRON本作は約3年ぶりとなるMIX CDが登場!!「ヴァイナルというすばらしいフォーマットと、デジタルの尽きることのない可能性に満ちた世界を賞賛するために」DISC 1はCUBASE、WAVELABで加工したデジタル・ミックス、DISC 2は3台のターンテーブルとミキサーを用いヴァイナル・オンリーでのミックス。AUTECHREの"Nine"で幕を開け、TODD TERJEやBURIAL/FOUR TET/THOM YORKEの話題曲"Ego"、THROBBING GRISTLEまで飛び出し縦横無尽な展開で飽きさせないDISC 1、SHEDの変名WAX、SURGEONなどの硬派なテクノ中心に自らの未発表曲も盛り込んだ入魂のミックスを披露するDISC 2 と、どちらもスキルフル!

3

CV313

CV313 Second To Forever ECHOSPACE / US »COMMENT GET MUSIC
Steve Hitchelのリマスタリングを施したマーブル柄カラーヴァイナル仕様の160g重量盤、8ml MYLAR BAGジャケット再発!!!生前、マスタリングの権威NSC Mastering(Detroit) Ron Murphyがマスタリングを行うことで初めて完成に至った22分58秒に及ぶ「Beyond The Clouds(reprise)」が遂にアナログ化。穏やかに音の表情を変化させていくCV313版E2-E4とも言えよう超大作。まもなくアルバムのリリースを迎えるStephen HitchellとRod ModellのユニットCV313。本作はそのアルバムリリースに先駆けてのシングルカット第4弾。E2-E4的な反復の心地よさと、Gas (Wolfgang Voigt)を生っぽく仕上げたようなホワイトノイズが空間を埋め尽くす、CV313ならではのリキッドなアンビエントハウス。

4

RAHAAN

RAHAAN R Music EP FOUR PLAY MUSIC / UK »COMMENT GET MUSIC
2002年にシカゴのFOUR PLAY MUSICからリリースされたRAHAANの「R Music EP」が再入荷!!RON HARDYの意志を継承し、他を圧倒するグルーヴ感、ミックスセンスでシカゴローカルから発信するRAHAAN。エッジの効いたギターリフ、カットアップフレーズでグルーヴを生ませたA-1"Coming Hard"や、歪んだキックに美麗なエレピの調べがフィーチャーされたA-2"Montana Groove"など5トラックを収録!!廃盤状態だった貴重なバックタイトル!!

5

DJ YOGURT & KOYAS

DJ YOGURT & KOYAS Sounds From Dance Floor UPSET REC / JPN »COMMENT GET MUSIC
アンビエント古典を独自の解釈でリメイクし大きな話題を集めた「Chill Out」や「Sound Of Sleep」新作と、立て続けに注目作を生むユニットDJ YOGURT & KOYAS。DACHAMBO等へ提供したリミックス・ワークや数々のライブ・アクトが益々大きな評判を集める中、待ち望まれていた彼らの初のダンス・アルバムが遂にリリース。これまで数々のライブ・アクトで披露し幾度もオーディエンスを爆発的に盛り上げてきたキラー・トラックの数々、既に12"でリリースされフロア・ヒット中のトラック、GAINAXやDACHAMBOのEIJI、NABOWAのHIKARUやギタリストARATAとのコラボレート作品やリミックス等、2人のダンス指向/ダンス・フロアへの熱い想いを全面に打ち出した初のダンス・アルバムでありながらある意味ベスト盤ともいえる1枚。

6

MAXMILLION DUNBAR

MAXMILLION DUNBAR Everyday L.I.E.S. / US »COMMENT GET MUSIC
RAS GやTOKiMONSTAもリリースするRamp Recordingsを中心に活動中のMAXMILLION DUNBARがNYアンダーグラウンドL.I.E.S.から限定盤3トラックEPをリリース!MOODYMANN至高の傑作JANを彷彿とさせる不穏なベースライン、しかしそれを覆うのは煌びやかでサイケデリックなキーボード、さらにムーグ調のソロシンセも絡み幻想的なスローモーハウスを展開するA1のインパクトも強烈だが、突き抜けるようなキーとクラシカルなパーカスを纏い、浅い時間にマッチするヴィンテージなアンビエントハウスB1、さらにBENT BOYS"Walk The Night"系のランニングベースにLATE 80'sなシカゴの雰囲気たっぷりのオールドスクールな手法がセンス良く配置されたB2も素晴らしい、三様のスタイルを見せ付けた1枚。

7

EQD

EQD Equalized #005 EQUALIZED / GER »COMMENT GET MUSIC
SHED(OSTGUT TON、SOLOACTION)を筆頭にWAX、WK7、STP...等等、様々な変名を用いる鬼才・RENE PAWLOWITZが送るHARDWAX流通のホワイトラベル+スタンプもの、中でも根強い人気を誇る変名のひとつ、EQDの"Equalized"シリーズ最新第5弾が到着!!! ヘビーなキックの中を力強いシンセ・リフがよどみなく疾走するソリッドなミニマル・作品A-1、ボトムの重さはそのままに、トランシーなシンセ・ラインが叙情的に波打つテック・トラックB-1といずれもロング・タームで展開する強力なユース・チューンを収録。

8

V.A.(SOUNDSTREAM,SOUNDHACK,T.S.O.S.)

V.A.(SOUNDSTREAM,SOUNDHACK,T.S.O.S.) Sound Sampler Vol. 1 SOUND SAMPLER / GER »COMMENT GET MUSIC
SMITH N HACKの片割れことFRANK TIMMを代表する変名、ファンキー・ディスコ&ループな作風で人気を確立するSOUNDSTREAM/SOUNDHACKの2作品に加え、更にPANORAMA BARのミックスCDシリーズ第三弾・PROSUMERミックスの「Panorama Bar 03」でもお目見えした楽曲"Over And Over"を含めた、T.S.O.S.による2トラックを搭載したおそろしく強力な4曲入りサンプラーEPが"SOUND SAMPLER"001番として登場!! グッとディープなハウス作品となったA-1、カットアップされたホーンの様な音がキレ味抜群、まさにSOUNDSTREAM & SOUNDHACK仕様なA-2、つんのめった様なキックの中をファンキーなシンセ・ラインがせわしなくうごめくB-1に加え、更にリズム・トラックのみで構成されるDJ的にはかなり応用できそうなB-2と見逃せない内容!

9

BUTCH

BUTCH Butch's Raw Beats Vol.1 REKIDS / UK »COMMENT GET MUSIC
RADIO SLAVEのREKIDS最新作にRICARDO VILLALOBOS主宰のSEI ES DRUM新作"Rawhide/I Love You/Gray"で話題沸騰中のジャーマン・テック・ミニマルの雄・BUTCHがいよいよ登場!!!TRAPEZ、AFU LTD~GREAT STUFFまで、様々な人気レーベルから作品を発表、現在絶好調の俊英が送るスウィンギン・ディスコ・テック!! 生々しいスポークン・ボイス使いも超ファンキーなA-1、ロング・タームのシンセ・ラインが徐々にビルド・アップしフロアの温度をグッと上げていくCOOLなB-1、両サイド共にこれはかなりの強力盤です!!

10

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA Keep Believing (Can You Feel It) FAR OUT RECORDINGS / UK »COMMENT GET MUSIC
FAR OUTの人気シリーズにTHEO PARRISHが登場。MARK Eや4HERO等が続いたFAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRAの16thアニヴァーサリー12"はTHEO PARRISH、ONUR ENGINを擁するUSのPLIMSOLLからリリースするKOMPLEKSが担当。優雅に浮遊するストリングス/シンセのフレージングにポエトリーと鍵盤のカットアップを交え、クラッピングの連打で変化をつける荒削りなドラミングでスリリングに展開するTHEO PARRISHリミックス、肝となるジャジーな鍵盤フレーズを変化させビートダウン・トラックに落とし込んだB-サイドのKOMPLEKSも負けず劣らず好リミックスを披露しています。

Chart by Underground Gallery 2011.11.18 - ele-king

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1

THEO PARRISH

THEO PARRISH S.T.F.U [Sound Signature / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
THEO PARRISH [Sound Signature]からの新作12インチは、マッド & ピプノなブリープ・ハウス!これはヤバイ!! ここ最近、かなり活動が活発化しているTHEO PARRISHですが、久々に自身のレーベル[Sound Signature]から新作を発表です!まさにTHEO PARRISHのDJプレイの、ダークな時間帯にばっちりハマリそうな、かなり危険なアシッド・ハウスを展開した今作、どことなく90's初期のブリープ・ハウスを思わせるような、サブソニック・ベースと捻れたブリープ音で、深く深くドープな世界へ誘って行く、圧巻の1枚!THEO PARRISH節と言える、土着的なリズムの組み方も、鳥肌モノ!これは凄いです!「Long Mix」と「Short Mix」の2ヴァージョンを収録!

2

DJ KAOS

DJ KAOS From Inside [Dfa/12inch] »COMMENT GET MUSIC
[Astro Lab]や[Clone]、[Rong Music]、[Skylax]など、シーンを代表するアンダーグラウンドレーベルより快作を連発するDJ KAOSの新作が[Dfa]より登場。鳴りの良いロッキンなギターやノスタルジックムード漂うフルートを響かせ、エモーショナルな男性ヴォーカルとともに展開してくロマンチックなコズミック・チューンのオリジナルをA面に、B面には、ポルトガルの鬼才 TIAGOがリミックスを手掛ける2ヴァージョンが収録され、アシッディーなシンセなどを絡め、中盤からのトリッピーな展開が、DAVID MANCUSOのプレイを期待させる B1と、パワフルなオルガンプレイを響かすグルーヴィーなダブミックスの B2。いずれもホント良いですね縲怐B最近の[Dfa]作品の中でも、特にオススメしたい1枚です。是非チェックしてみて下さい!

3

LEVON VINCENT

LEVON VINCENT Impressions Of A Rainstorm Ep [Novel Sound / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
先日来日したばかりのN.Y地下テクノ・シーンの重要人物LEVON VINCENT、自身のレーベル[Novel Sound]からの新作!ヨーロッパ産とは明らかに違う「空気感と鳴り」。オススメです。

4

LEE VAN DOWSKI

LEE VAN DOWSKI On [Rekids /12inch] »COMMENT GET MUSIC
ここ最近の[Rekids]のベスト作品!オリエンタル・フィールなテックチューン! [Cadenza]、[Mobilee]、[Bpitch Control]からも作品を残す LEE VAN DOWSKIが、大人気レーベル[Rekids]より新作をリリース。 躍動感のあるパーカッシブな4/4ビートに、オリエンタルな弦楽器や、どことなく[Ecm]のサックス奏者 JAN GARBAREKを思わせるような旋律と奏でるサックス・ソロなどを前面にFeatした、異国感漂うディープ・テックハウスのA面、MR RAOUL Kの作品を彷彿とさせるオーガニックなトラックに、軽快なオルガン・フレーズやピアノ、モダンジャジーなホーンアンサンブルなどの生楽器を取り入れたB面、どちらも文句なしのキラー・トラック!

5

VENTRESS

VENTRESS Avn002 [Avian / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
SIGHA、LUKE SLATER、SILENT SERVANT、MARCEL FENGLERなどがプレイ中の、ヘビー・ウェイト・ドープ・ミニマル!グルーヴも音響もばっちりです。 LUKE SLATERの[Mote-Evolver]からのリリースでお馴染みのSHIFTEDによるプライヴェート・レーベル[Avian]の第2弾!SIGHA、LUKE SLATER、SILENT SERVANT、MARCEL FENGLERなどがプレイ中の、アンダーグラウンド・ミニマル話題作!

6

FACTORY FLOOR

FACTORY FLOOR Two Different Ways [Dfa / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
[Dfa]新作!サイケデリックなウワ音の鳴りが◎なグレイト・トライバル作品! 個人的にもここ最近の[Dfa]作品の中では断トツにオススメしたい1枚!ポスト・インダストリアル系アーティスト FACTORY FLOORによる新作がとにかくヤバいです!!アシッディーでトライバルな感覚を孕んだリズムに、硬質なパーカションの鳴りやサイケなウワモノを響かせ、ディープな覚醒観の中展開させた Side-A、怪しげな女性ヴォイス・サンプルを交え、よりテクノ的なミニマル感をもった Side-Bと、どちらもとにかく危なすぎます!!フロアーでの音鳴りも十分に期待させてくれそうですよね縲怐Bアンダーグラウンドファンの方、コレは絶対に要チェックですよ!

7

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA Keep Believing (Can You Feel It) - Theo Parrish Remix [Far Out Recordings / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
UKの老舗レーベル[Far Out]、レーベル設立16周年を記念した特別企画第6弾は、満を持してTHEO PARRISHが登場!お得意のラフなリズムにジャジーな鍵盤やストリングを幻 想的に響かせ、力強く打たれるドラムグルーブで徐々に高揚していく、壮大かつ深遠なキラー・リミックスを披露!これは、幅広いファン層から支持を受けそうな!セルビアのプロデューサー KOMPLEKSによる、ビートダウン・ライクなリミックスも素晴らしい!これは絶対に聴くべき

8

SHIMMY SHAM SHAM

SHIMMY SHAM SHAM Shimmy Sham Sham 004 [Shimmy Sham Sham/ 12inch] »COMMENT GET MUSIC
過去3作品がいずれもキラーな内容だった SHIMMY SHAM SHAMですが、個人的には今作が文句なしで一押し!DJ NORIさんもプレイしていた、FAZE ACTIONによるカヴァー・ヴァージョンも記憶に新しい、ARTHUR RUSSELLの名作「In The Light Of The Miracle」をネタにしたA面、土着的でブルージーなオリジナルの良さを見事に引き出した NINA SIMONEネタのアフロ・パーカッシブ・ハウスのB面の2トラック!

9

V.A

V.A Remake Me Whole / Gimmeyour Curtis [Boot1 / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
謎のホワイト盤ですが、既にCARL CRAIGやRADIO SLAVEがプレイしているというこの冬のパーティー・チューン!程良くメロウでナイス・テンションのグッド・ハウスです!オススメ!限定盤ですので気になる方はお早めに! [Cocoon]からのリリースで知られるRoss EvanaとSam Richardsonなるアーティストによるスプリット盤!90'Sディープ・ハウス・ライクなサンプリング・ループと煌びやかなシンセ・メロディを軸に、2分近くもある中盤のロングブレイクで盛り上げるA面、CURTIS MAYFIELD「Gimme Your Love」をリエディットした、スローモーでソウルフルなビートダウン・ナンバーのB面、共に◎!

10

COYOTE FT. GAVIN GORDON

COYOTE FT. GAVIN GORDON Minamoto [Is It Balearic / 12inch] »COMMENT GET MUSIC
COYOTEが MOCK & TOOFらの作品でVo.を務めていた GAVIN GORDONをフィーチャーした [Is It Balearic]新作は、アートワーク、そしてタイトルでお気づきの方も多くいるであろうとは思いますが、古典「平家物語」などで御馴染み「源(氏)」= 侍をテーマしたとのこと。 正直、どの辺りにそのテーマが隠されているのか分からなかったのですが(笑)クールな GAVIN GORDONのヴォーカルを軸に、メランコリックなハープの音色や浮遊感のあるストリングスフレーズ、ギターのアルベジオなどを絡め、バレアリック & ドリーミーに展開させていったオリジナル、パーカッションを散りばめた軽やかなリズムに、スペーシーなシンセフレーズやレイドバック感のあるピアノループを鳴らし、幻想的な雰囲気へ仕上げたDJ STEEFリミックス、アシッドテイストを加えたドープなダブグルーブと、ダヴィーなウワモノでジワジワと展開させた、西海岸のHARDWAY BROS.によるリミックス、リバーブを効かせたドロ縲怎唐ネウワモノに"Big Chill"感覚なブレイクビーツ風リズムを敷いた「Shocks Pulpit Chill Mix」、ジプシー風なスパニッシュ・フラメンコギターを響かせた、哀愁漂うチルトラック「El Sueno Oscuro」など、全曲オススメです

APPARAT - ele-king

 アパラットが来日する。しかもバンド・セットだ。
 エレガントなIDMと清々しいアコースティック、あるいはダブステップをブレンドする最新アルバム『Devil's Walk』に感動したリスナーは少なくないはず。
 周知のようにアパラットとは、ドイツでもっとも国際的に成功したアーティストのひとりで、レディオヘッドの日本公演のオープニング・アクトに抜擢など幅広いファンを持っている。また今回のライヴ公演では、砂原良徳のライヴも聴ける。
 エレクトロニカ/IDMのリスナーは行くしかないっすよ!



root & branch / UNIT Presents APPARAT

root & branch / UNIT Presents
APPARAT

11.25 fri @ UNIT
LIVE: APPARAT (BAND SET)
GUEST LIVE: Y. Sunahara
GUEST DJ: DJ KENSEI, INNER SCIENCE

SALOON: soup presents "absolute follies"
LIVE: DUB-Russell (+MUS), miclodiet + Yousuke Fuyama (sludge), shotahirama (SIGNALDADA / mAtter), Pakchee+wk[es] (Hz-records) and more acts TBA.
DJ: wat (THRUST / 秋葉原重工), nobuki nishiyama (Tiltloose)

OPEN / START 23:00
TICKETS: ¥3,800 (ADVANCE), ¥4,000 (w/ FLYER), ¥4,500 (DOOR)
INFORMATION: 03-5459-8630 (UNIT) www.unit-tokyo.com

Chart by UNION 2011.11.16 - ele-king

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1

THEO PARRISH

THEO PARRISH S.t.f.u. SOUND SIGNATURE / US »COMMENT GET MUSIC
THEO PARRISH最新作は、コードを持たせない骨組みだけで造形されたシカゴハウスへのオマージュ!オールドスクールな音色を醸しだすも、その構成は見事にアップデートされ単なる焼き直しではないTHEO PARRISHらしいグルーヴを感じるビートダウンハウスに。ハイ、ミッド、ロウのスリーレイヤーのドラムだけで独特な空間を演出、特にスネア~リム系のウワものはかつてのWISH MOUNTAIN~RADIO BOY辺りにも通じるユニークな間で置かれており、不穏なベースラインと共にガッチリとフロアをキープさせるユースフルなトラックに仕上がっています!

2

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA Keep Believing (Can You Feel It) FAR OUT RECORDINGS / UK »COMMENT GET MUSIC
FAR OUTの人気シリーズにTHEO PARRISHが登場。MARK Eや4HERO等が続いたFAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRAの16thアニヴァーサリー12"はTHEO PARRISH、ONUR ENGINを擁するUSのPLIMSOLLからリリースするKOMPLEKSが担当。優雅に浮遊するストリングス/シンセのフレージングにポエトリーと鍵盤のカットアップを交え、クラッピングの連打で変化をつける荒削りなドラミングでスリリングに展開するTHEO PARRISHリミックス、肝となるジャジーな鍵盤フレーズを変化させビートダウン・トラックに落とし込んだB-サイドのKOMPLEKSも負けず劣らず好リミックスを披露しています。

3

CIO D'OR

CIO D'OR Magnetfluss - Remixes PROLOGUE / GER »COMMENT GET MUSIC
ドイツ発の優良アンダーグラウンド・ミニマルレーベルとして人気のPROLOGUEより、レーベルファミリーの紅一点・CIO D'OR嬢による最新シングルからのリミックス盤。SANDWELL DISTRICTでお馴染みのベテランSILENT SERVANT、続いてLUKE SLATERのMOTE-EVOLVERやNAKED INDEX等の地下系レーベルで注目を集める謎のプロジェクト・SHIFTEDに加え、DO NOT RESIST THE BEAT!等で近年気を吐くMILTON BRADLEY等それぞれに主役級のアンダーグラウンド・シーンの住人達が集う注目の1枚。底なしの底でひたすらジリジリと反復し展開する、危険で不穏で深く、そして美しいサウンド。

4

HARVEY PRESENTS LOCUSSOLUS

HARVEY PRESENTS LOCUSSOLUS Tan Sedan / Throwdown Remixes INTERNATIONAL FEEL / URG »COMMENT GET MUSIC
DJ HARVEYによる新プロジェクトのアルバム『Locussolus』からのリミックス12"。RUB N TUGのERIC DUNCAN a.k.a. DR.DUNKSと、GHOSTLY INTERNATIONALからデビューを果たしたCOM TRUISEを起用し、エレクトロ/ロック色が強かったオリジナルがここではヴォイスサンプル以外全てを一から構築しなおしたかのようなダンサブルなディスコチューンに。パーカス~カウベルといった鳴り物でじっくり攻める前半から次第にムーグ調のキーボードシンセと疾走するベースラインがフェードイン、T-connectionの"Do What You Wanna Do"を意識したかの様な抜群の構成力でロングプレイに適した仕上がりで◎。LTD 500!

5

DE-LITE/DESIYA

DE-LITE/DESIYA Wild Times (Mayday Mix) / Coming On Strong »COMMENT GET MUSIC
DE LITE"Wild Times" MAYDAY(DERRICK MAY)ミックス、復刻!数あるデリックのリミックス・ワークの中でもとりわけ人気が高く、これまで幾度もリイシューされてきた89年発の名クラッシック、DE LITE FEAT. OSCA CHILD"Wild Times (Mayday Mix)"が、ロンドンの名門BLACK MARKETから再発(音質もGOOD!)。更にBサイドにはこちらもアーリー90'sハウスの名クラッシック、91年発のDESIYA"Coming On Strong"を収録、往年のハウス~テクノ・ファン直撃の嬉しいW復刻となっています。

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ONUR ENGIN

ONUR ENGIN Onur Engin Edits Vol. 5 WHITE / UK »COMMENT GET MUSIC
ONUR ENGINによる人気エディット・シリーズの5番はGILLES PETERSONをも虜にする山下達郎の名曲のキラーエディット!すでに話題騒然の山下達郎の"Love Talkin' (Honey It's You)"をリエディットした1枚です!多幸的な雰囲気がにじみでた原曲が原曲だけに、細部まで分厚くアップデートされDJユースフルにエディットされたこの盤は必携。B-サイドには、トルコ産レアグルーヴSENAYの"Kent Yasami"のエディットを収録した限定プレス。

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ELAN

ELAN Next 2 Last MONKEYTOWN / GER »COMMENT GET MUSIC
MONKEYTOWN発/カリフォルニアのビートメイカーELANのデビュー・アルバム!アーティスト集団"WEDIDIT COLLECTIVE"のメンバーでもあり、自らがレジデントを務めるパーティーではSA-RA CREATIVE PARTNERSを招聘する等、精力的な活動を続ける新進気鋭のプロデューサーELAN STOUFFERことELAN。その独創性溢れるビート・ミュージックにMODESELEKTORの2人が一聴してすぐさま虜になり、これまでコンピレーション作品等にも参加してきた俊英が満を持して発表するアルバム作品!

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FINK/RED RACK'EM

FINK/RED RACK'EM Move On Me (Marcus Worgull Edit) / Kalimba PHILOMENA / GER »COMMENT GET MUSIC
ドイツ地下より密かにリリースされDIXONやPRINS THOMAS、そしてMARCEL DETTMANN等が携わってきたINNERVISIONS傘下のエディットレーベルPHILOMENA6作目はMARCUS WORGULLのリワーク&RED RACK'EMの完全オリジナル音源!09年にNINJA TUNEからリリースされたFINKの"Move On Me"をリワーク、アコースティックなオリジナルに生に近いバスドラを刻むことで、雰囲気を損なうことなく叙情的なダンストラックとしての機能を付加させた無二の仕上がり。AME & DIXONも既にプレイ中のBサイドにはTIRK等からリリースするRED RACK'EMの完全オリジナル音源"Kalimba"を収録。その名の通りカリンバのヴィンテージな鳴りに加え、深いリヴァーヴが支配するドープなベースと浮遊感漂うウワもののグラデーション等ディープな仕上がりはPHILOMENAならでは!

9

AKIKO KIYAMA

AKIKO KIYAMA Doublethink OP.DISC / JPN »COMMENT GET MUSIC
ベルリン在住の女性アーティストAKIKO KIYAMA2枚目のアルバムは田中フミヤ&半野喜弘のOP.DISCからリリース!ここ数年彼女がチャレンジを重ねてきたあらゆる実験と実践の集大成であると同時に、稀有な作家性がいよいよ完全な調和を形成しつつあることを示す作品。音楽的な要素と非音楽的な要素をあえてぶつかり合わせる事によって生まれるユニークなサウンドスケープは、いわゆるミニマルでリズム・オリエンティッドなテクノというカテゴリーには到底収まりきらない非常に自由な感覚に満ち溢れている。彼女にとって大きなターニングポイントとなるであろう傑作アルバム。

10

V.A.(JAMES SIMS/DJ MO REESE/DJ LEANDRE)

V.A.(JAMES SIMS/DJ MO REESE/DJ LEANDRE) Music Works Vol. 3 PARKER MUSICWORKS / GER »COMMENT GET MUSIC
3曲すべてTERRENCE PARKERリエディット!!デトロイト・ハウス・シーンのベテランTERRENCE PARKERが自らが主宰するレーベルPARKER MUSICWORKSからコンピレーション12"の第三弾をリリース。ポエトリーを横目に重厚なベースと美麗な鍵盤リフを交えたA-1、サックスのフレージングを絡めたフュージョン・ハウスB-1、フィルター越しに野太いキックがハメられたB-2など、なんとも黒々しく展開された彼らしいイ傑作リエディットを3曲収める人気シリーズ最新作!

SOUL II SOUL SOUND SYSTEM - ele-king

 ザ・ストーン・ローゼズが「僕は太陽だ」と歌った1989年、「アフリカ・センターは世界の中心だ」と宣言したのがソウルIIソウルだった。その歌を信じて、セカンド・サマー・オブ・ラヴのロンドンの最重要発火点のひとつ、コヴェント・ガーデンの駅の近くにある、小さな、本当に小さなあのアフリカ・センターを訪ねた人は少なくないでしょう。

 アシッド・ハウスだけだったら、それをセカンド・サマー・オブ・ラヴなどと大きく呼ぶ必要はなかった。あの季節には、ソウルIIソウルの掲げた"UKブラック"というコンセプトがあったことも忘れてはならない。そこにはパブリック・エネミーもデ・ラ・ソウルも、レゲエもソウルもファンクもジャズもあった。ザ・ストーン・ローゼズがロックでやったようなことを、ソウルIIソウルはブラック・ミュージックの文脈においてやった。現在、ハイパーダブやフローティング・ポイントがやっているようなことの原点がそこにあった。

 ご存じだろうか? 2011年の現在、マンチェスターのパブから下北の居酒屋のテーブル席にいたるまで、ひとつの面白い議題をめぐって、音楽ファン のあいだではジョッキを片手に熱い議論がかわされているってことを。それは「ザ・ストーン・ローゼズはいま再結成すべきか?」というもので、『ガーディアン』が大々的に読者に問うたことに端を発している。この大きな問いに、たとえば田中宗一郎が「すべきだ!」と叫んでいるという、きわめて興味深い感情が表出している。つまりそう、あの時代のダイナミックなエモーションはいま必要なのか? それらの音は、サマー・オブ・ラヴではないこの時代に聴いたときに、当時とは違った意味を持つのではないのか......云々。

 キープ・オン・ムーヴィン......動き続けろ、ソウルIIソウルは、ジャジー・Bは、キャロン・ウィラーは、愛の夏のときにそう繰り返し歌った。我々はそれを真に受けて、動き続けようと思った。それではみなさんにもここで問おう。「ソウルIIソウルはいま聴くべきか?」
 11月27日(フューチャー・テラーの翌日かぁ......)の恵比寿リキッドルームにその答えがある。


SOUL II SOUL SOUND SYSTEM
SOUL II SOUL SOUND SYSTEM

2011.11.27 sunday afternoon
liquidroom presents
[PLAY, JAPAN! Red Bull Music Academy]
SOUL II SOUL SOUND SYSTEM
open/start 16:00 end/close 22:00
adv.(now on sale)* 4,500yen
door 5,500yen(with flyer 5,000yen)

■LIQUIDROOM
SOUL II SOUL SOUND SYSTEM (Jazzie B, Charlotte Kelly, MC Chickaboo)
DJ Mil'o (wild bunch)
DJ KRUSH -hip hop set-
TADASHI YABE (United Future Organization)
DJ NORI

■LIQUID LOFT
SHUYA OKINO (Kyoto Jazz Massive)
DJ JIN (RHYMESTER/breakthrough)
DJ KEN-BO
TOSHIO MATSUURA
RAPHAEL SEBBAG (United Future Organization)

■Time Out Cafe & Diner(kids room)
PLAYGROUND Djs:DJ 246、坂田かよ、Kaori a.k.a.LadySomething Different、Ayako Nakamoto

 ジャングルやドラムンベース、現在のダブステップまで、斬新な音楽のスタイルを生み出し続けているUKのDJカルチャー。80年代後半から90年代初頭にかけては、UKのDJカルチャーが、ポップ・ミュージックに大きな影響を与えるまでになった時代だ。この時代を象徴する存在のひとつがSOUL II SOULと言えるだろう。UKのカリブ系移民のサウンドシステム・カルチャーやレア・グルーヴ、ウェアハウス・パーティなどを背景に、UKブラックの新たなソウル・ミュージック=グランド・ビートを作り出し、その流れは世界的潮流ともなった。そんなSOUL ・ SOULがSOUL ・ SOUL SOUND SYSTEMとして来日し、DJスタイルのライブ・パフォーマンスを行う! ほぼ同時期の80年代ブリストルにおいて、MASSIVE ATTACKの前身とも言える伝説的サウンド・クルー、WILD BUNCHにて活躍していたDJ MIL'Oもプレイする。まさにUKのDJカルチャーに大きな影響を与えた伝説的なふたりのDJが恵比寿リキッドルームに登場する!

■Jazzie B (SOUL ・ SOUL SOUND SYSTEM)
Jazzie B Jazzie Bとその友人Daddaeは、彼らが若干13歳の頃、Jah Ricoというレゲエ・サウンドを始め、その3年後にSoul II Soulが誕生した。「Soul II Soulという名前は、俺らの音楽だけを意味するわけではなく、Daddaeと自分自身をも意味する―つまり、一緒に寄り添う2つの魂という意味もあるわけだ」
当時のSoul II Soulはローカルレベルでの人気は確立していたが、資金がまだ必要だった。18歳の時にJazzieは、Tommy Steeleのテープ・オペレーターとして働き、時に風当たりの厳しい音楽業界で働くことのできたわずかな黒人の内の一人であった。「いら立ったこともあったけど、ある意味俺らが一切興味を持たない業界の側面を見ることはできたね。なぜなら俺らは常に最先端で活躍したかったから。そこで働くことは自分自身を鍛えてくれたよ」

1980年代にはアシッド・ハウスという新たな音楽ジャンルが旋風を巻き起こした。「俺らはアーリー・サウンドとしてまるでアートのような存在だった。普通のスピーカーは一切使わず、ハウス・パーティではフロアで花火を打ち上げ、旗やストロボ使っていたんだ!」
その後、Soul ll Soulは、ロンドンのコベントガーデンにある、今では伝説的なAfrica Centreでライヴを行っていた。レコード会社が彼らに追いつくまでにそうは時間はかからなかった。

Soul II Soulは1986年に<Virgin>と契約を交わし、'Keep On Moving'や'Back To Life'などのヒット曲でチャートを賑わすことになる。UKや海外、そしてロンドンのKiss FMのJazzieの番組を通じて、数多くのレジデントクラブナイトを展開した。1990年、彼らはふたつのグラミー賞を獲得し、JazzieはLA、NY を含むアメリカ7都市へ渡ることになる。国境を超えたアメリカでもSoul II Soul時代が到来するのである。

Soul ll Soulは<Motown>とレーベル契約を結び、その後<Epic>とプロデューサーとしての契約を交わすことになる。 Jazzie BはSoul ll Soulのためのヒット曲を生み出しただけでなく、彼はプロデューサーとして、またリミキサーとして、The Fine Young Cannibals、James Brown、Public Enemy、Sinead O'Connor、Ziggy Marley、Nas、Destiny's Childなどに楽曲を提供していた。Soul ll Soulは、世界的に680万枚のアルバムセールスを記録。そしてJazzieは、世界100カ国において3500万枚のアルバムセールスを認められ、NYのUniversal AmphiTheatreなど、世界中の有名な会場でも公演を行った。Jazzeは現在、ロンドンのスタジオにて、独立系レーベル<Soul ll Soul Recordings>の運営を行っており、BBCラジオの番組をレギュラーで担当している。2008年5月、"英国のブラックミュージックに貢献した人物"としてIvor Novello賞を受賞。同月、英国王室より30年に渡る音楽業界における貢献を称えられ、OBE(大英勲章)を与えられる。女王陛下により授与された初めての音楽人であり、おそらく最も価値のある勲章となったに違いない。

■DJ Mil'o (wild bunch)
DJ Mil'o 70年代後期~80年代初期のブリストル、Nellee HooperやGrand "Daddy G" Marshallらとともに彼のDJとしてのキャリアは始まる。当時では珍しい、ファンク、ニューウェイヴ、ディスコ、ジャズ、レゲエ、ソウル、パンク、ヒップホップなど幅広い選曲のスタイルが話題となり、サウンドシステム・ユニット、Wild Bunchが結成される。その後、<Island Records>よりシングル "Friends and Countrymen"や"the Look of love"をリリース。DJ Miloが、Adrian SherwoodやNeneh Cherryらと活動している間、Nellee Hooper は、Soul II Soulへ参加、その他のメンバーは、Massive Attackを結成するなど、Wild Bunchの当時のシーンへの影響力は多大であり、この頃の彼らの活動が、ブリストル・アンダーグランド・シーンを引率し、世界に波及させたといっても過言ではない。また、DJ Miloとしては、日本とも馴染みが深く、<MAJOR FORCE>とのレコーディングから、U.F.O.や高木完らのリミックス、ファッション・ブランドとのコラボレーションまで幅広く展開している。他にも、ツアーDJとして、The Jungle Brothers、Soul II Soul、Kool DJ Red Alert、Tricky、そしてPublic Enemyらとツアーをまわるなど活躍し、1989年に、NYへと移り住む。オリジナル・ソロ・アルバムをリリースするなど、生ける伝説として今もなお、精力的に活動を続けている。

2011.11.27 sunday afternoon
at LIQUIDROOM
access→ https://www.liquidroom.net/access/
open/start 16:00 end/close 22:00
adv.(now on sale)* 4,500yen door 5,500yen(with flyer 5,000yen)
*PIA[P-code 153-226]、LAWSON[L-code 76554]、e+、BEAMS RECORDS、bonjour records Daikanyama、DISC SHOP ZERO、DISK UNION(SHIBUYA CLUB MUSIC SHOP/SHINJUKU CLUB MUSIC SHOP/SHIMOKITAZAWA CLUB MUSIC SHOP/KASHIWA CLUB MUSIC SHOP/IKEBUKURO/KICHIJOJI/MACHIDA/YOKOHAMA-NISHIGUCHI)、JAZZY SPORT MUSIC SHOP TOKYO、JET SET TOKYO、Lighthouse Records、LOS APSON?、TECHNIQUE、LIQUIDROOM

※SOUL II SOUL SOUND SYSTEMのライブ・パフォーマンスはDJスタイルで行います。
※10歳未満は入場無料。

Chart by JET SET 2011.11.14 - ele-king

Shop Chart


1

坂本慎太郎

坂本慎太郎 幻とのつきあい方 (初回限定盤) »COMMENT GET MUSIC
自身のレーベル、Zelone Records HPでの先行配信曲「幽霊の気分で」と、7インチ・シングルのカップリング曲「何かが違う」の2曲のアルバム・ヴァージョンを含む全10曲収録。インスト・バージョン・アルバム付きの豪華2枚組紙ジャケ仕様初回限定盤。

2

DJ YOGURT & KOYAS

DJ YOGURT & KOYAS SOUNDS FROM DANCE FLOOR »COMMENT GET MUSIC
DJ Yogurt & Koyasがダンス・トラックを中心にしたアルバムをついにドロップ!『There is Music』収録の"Slow Hand"をはじめ即完売となった12インチ収録曲"Into the Peak""Ride it On"などを収録。

3

SHIMMY SHAM SHAM

SHIMMY SHAM SHAM SHIMMY SHAM SHAM 004 »COMMENT GET MUSIC
Fela Kuti & Roy Ayersリエディッツの第一弾を皮切りに毎リリースがカルト・ヒットを記録しているミステリアス・シリーズ"Shimmy Sham Sham"最新作は、Arthur Russell & Nina Simoneクラシック・ネタ!!

4

ALTZ & RONDEION

ALTZ & RONDEION SOL LEVANTE EP »COMMENT GET MUSIC
Bosconi発"Extra Virgin"シリーズから大注目の一枚、Altz × Rondenionによるディスコ・スプリット。

5

COTTAM

COTTAM DEEP DEEP DOWN EP »COMMENT GET MUSIC
待ちに待ったCottam最新作が英"Aus"から登場。オリジナル2作品に加え昨今話題のウクライナ気鋭Vakulaを抜擢したリミックスもマスト過ぎる大推薦ビートダウン・トラックス!!

6

C.O.M.B.I.

C.O.M.B.I. SNAKES WINES / LOOKING A STAR »COMMENT GET MUSIC
男気溢れるワイルドなフロア・キラー・リエディットを量産しているDr.Dunks a.k.a. Eric Duncanによる"C.O.M.B.i."シリーズ最新作「Q / R」が到着!!

7

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA KEEP BELIEVING (CAN YOU FEEL IT) »COMMENT GET MUSIC
M&M, 4 Hero, Isoul8, Mark E, LTJ Xperienceら豪華陣営によるリリースを繰り広げてきた、UKの老舗レーベル"Far Out"の設立16周年アニヴァーサリー・シリーズに、デトロイト・ビートダウン御大Theo Parrish、そしてUS地下発のリエディット専科"Plimsol"からデビューしたKompleksが手掛けた傑作盤が入荷!!

8

TEEBS

TEEBS COLLECTIONS 01 »COMMENT GET MUSIC
Flying Lotus率いる大人気レーベルBrainfeederからペインターとしての顔も持つTeebsが、優雅な美麗トラックを詰め込んだ2ndアルバムをリリース!

9

ROCKETNUMBERNINE

ROCKETNUMBERNINE LONE RAVER EP »COMMENT GET MUSIC
大人気Textからのデビュー作が大きな注目を集めた兄弟デュオRocketnumbernine。名門Soul Jazzからの初リリースとなる今作でもポスト・ポスト・ロックな強力3トラックスを披露です!!

10

GEORGIA ANNE MULDROW

GEORGIA ANNE MULDROW OWED TO MAMA RICKIE »COMMENT GET MUSIC
今回は生音を中心に、控えめかつ絶妙なシンセ、引き込まれるような雰囲気たっぷりの歌声が絡み合った極上ネオ・ソウル・アルバム。素晴らしいのは言うまでもありません!

Chart by JAPONICA music store&cafe bar 2011.11.14 - ele-king

Shop Chart


1

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA

FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA KEEP BELIEVING (CAN YOU FEEL IT) REMIXES FAR OUT / UK / 2011/11/6 »COMMENT GET MUSIC
<FAR OUT>レーベル所縁の面々によるスペシャル・ユニット=FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRAシングル第6弾。この度遂にTHEO PARRISH登場です!聴けば分かるTHEO節炸裂の生音ドラムのコンビネーションに、フュージョン・タッチなジャジー・リフが絡む極上メロウ・ビート ダウン・リミックス、そしてC/Wには新鋭KOMPLEKSによるこちらも流麗なピアノ・フレーズが美しく響くファットなスロー・ディスコ・リ ミックスを収録!

2

J. ROCC

J. ROCC STAY FRESH STONES THROW / US / 2011/11/7 »COMMENT GET MUSIC
どす黒く野太いファンク・ビートが叩きつける"STAY FRESH"の長尺エディット・ヴァージョン(!)を筆頭に、同路線でこちらもまさにJ.ROCC節炸裂の"THRU THE TULIPS"ニュー・リミックス・ヴァージョン、そしてアルバム未収録のダウンビート・トラック"PNK"、"MATTS BAND"、最後にディスコ/ブギー感覚の"STAR (LATIN REMIX)"を収録と、超充実てんこ盛り内容・・!

3

CANTOMA

CANTOMA NORTH SHORE LENG / UK / 2011/10/26 »COMMENT GET MUSIC
PHIL MISONによるソロ・プロジェクトCANTOMAによるリミックスCDアルバム「OUT OF TOWN REMIXES」から美味しい2トラックがアナログ・カット!A面には様々な多数リリースを重ねるプロデューサーMAX ESSAによる、多幸感溢れるシンセ・トラックに爽やかなヴォーカルを絡めた"NORTH SHORE"リミックスを、そしてB面には<BICHES BREW>主宰DJ COSMOによるレゲエ/ダブ感を注入した"DIX VERTES"の極上トロピカル・リミックスを収録。

4

KINGDOM☆AFROCKS

KINGDOM☆AFROCKS FANFARE PLANET GROOVE / JPN / 2011/11/9 »COMMENT GET MUSIC
出ました!2LP!!アフロビート・レジェンドTONY ALLEN(本作にも参加!)も太鼓判を捺す国内屈指のアフロ・バンド=KINGDOM☆AFROCKS、昨今のアフロ・リヴァイバルも相まりクラブ・ シーンでも俄然注目度を上げる中、遂に初となるスタジオレコーディング・アルバムをリリース!

5

NOCOW

NOCOW IN A WAY EP ETHEREAL [RUS] / ES 014 »COMMENT GET MUSIC
グッド・リリース連発の<ETHEREAL SOUND>から遅れていたレーベル第14弾がようやく到着!当レーベル拠点のロシアからの新たな刺客NOCOWによるグレイテスト・ダウンビート集。J DILLA以降のビート感に、現行ベース・ミュージック・シーンにもなぞったコズミック感覚、そして首領ANTON ZAPPが惚れ込んだ確かなダンス・ミュージック・センスとが渾然一体となり織り成すアブストラクトなニュータイプ・サウンドを展開。

6

COYOTE feat. GAVIN GORDON

COYOTE feat. GAVIN GORDON MINAMOTO IS IT BALEARIC? / UK / 2011/11/6 »COMMENT GET MUSIC
マドリードのシンガーソングライターGAVIN GORDONをフィーチャーしたヴォーカル・バレアリック・ディスコ"MINAMOTO"オリジナルをはじめ、各クリエイターがリミックス仕上げた3ト ラック、そして傑作アルバム「HALF MAN HALF COYOTE」からのアウトテイク的アコースティックなアンビエンシー・トラック"EL SUENOOSCURO"を収録。

7

THEO PARRISH / BURNT FRIEDMAN

THEO PARRISH / BURNT FRIEDMAN MEETS MANCINGELANI AND ZINJA HLUNGWANI HONEST JONS / UK / 2011/10/25 »COMMENT GET MUSIC
レコード回転数を一瞬疑ってしまいそうなTHEO PARRISHによる高速ピッチでの奇天烈エレクトロ・リミックスが強烈スギですが、ここはやはりC/W収録のBURNT FRIEDMANリミックスを推し!パーカッション/チャント・サウンドがくっきりと浮き出たクリアなミッド・ファンク・ブレイクでダブワイズを随所で絡 めつつオーガニックなアフロ・ファンク調にて見事リコンストラクトした激最高すぎる仕上がり◎

8

SEAHAWKS & AUTRE NE VEUT

SEAHAWKS & AUTRE NE VEUT DON'S RAINBOW OCEAN MOON / UK / 2011/10/30 »COMMENT GET MUSIC
7"+CDという特殊形態でのアルバム・リリースも話題を集めた次世代バレアリック・シーンきっての注目株SEAHAWKSとUS産80'Sシン セ・ポップ期待の星AUTRE NE VEUTによるタッグ・リリース7"。クリスタルなシンセの煌きに独特のバレアリック経由なレイドバック感、そしてクラシカルなファルセット・ヴォーカルとが渾然一体となり繰り出される極上チルウェイブ・トラック"DON'S RAINBOW"。

9

DJ DUCT feat. THE REGIMENT

DJ DUCT feat. THE REGIMENT BACKYARD EDIT PT.6 -DETROIT RE-SESSION- THINKREC. / JPN / 2011/10/18 »COMMENT GET MUSIC
URコーディネートによるDJ DUCTとデトロイトMC'S=THE REGIMENTとのコラボ・プロジェクト="DETROIT SESSION"豪華陣容によるリミックスEPでます!DJ KENSEI、OBRIGARRD、9dw、DJ SHINYAリミックス!「BACKYARD EDIT」シリーズ〆は多彩な顔ぶれで送る"DETROIT SESSION"リミックスEP!

10

TURN ON THE SUNLIGHT

TURN ON THE SUNLIGHT REMIXES / COLLABORATIONS DISQUES CORDE / JPN / 2011/11/9 »COMMENT GET MUSIC
西海岸の天才肌DEADELUS、オーケストラ編成でのJ DILLA追悼プロジェクト「SUITE FOR MA DUKES」の中心人物でもあるMIGUEL ARTWOOD-FERGUSON、そして日本から竹村延和、COFFEE & CIGARETTES BAND等がリミックス/コラボレーション参加!オリジナル・アルバムの空気感はしっかりと踏襲しつつも、そんな個性溢れる各クリエイターの色添えにより 引き出されたTOTSの味わい深い魅力を新たに堪能できる全8曲収録。

interview with Dee Dee - ele-king

奴らは私たちに信じさせたいだけ
バンバンバン あんたは廃人
バンバンバン 私も廃人
"Bhang Bhang, I'm a Burnou"


Dum Dum Girls
Only In Dreams

Sub Pop/Pヴァイン

Review Amazon iTunes

 ダム・ダム・ガールズというのはアメリカ人かするとたとえば「偉そうな校長を部屋から叩きだして、ドアにバリケードを築くような女ギャングのよう」(https://pitchfork.com/)に見えるそうで、つまり映画『if....』で学校の校舎の屋根に上って教師たちをライフルでねらい打ちしているのは、いまや女の子であることを告げる一味というわけだ。たしかにデビュー・アルバム『I Will Be』は、低俗なロックンロールのクリシェをかき集めて攻撃を仕掛ける女性解放運動家たちの聞き分けの悪い娘のような作品だった。
 その生きの良いジェット気流に対して、セカンド・アルバム『オンリー・イン・ドリーム』は内省的で、ポップに展開する(多くの曲がミディアム・テンポで、プロデューサーはブロンディやザ・ゴー・ゴーズを手がけた人)。最小の言葉で最大限の言葉を喚起させるという意味では、彼女=ディー・ディーのソングライターとしての腕は上がっている。そして、沢井さんのライヴ・レポートで、見ていて痛々しくも思えるとあったけれど、たしかに『オンリー・イン・ドリーム』は強がっていた『I Will Be』が嘘のように喪失感が目立つアルバムで、しかしそのマジー・スターを思わせるようなアートワークとシリアスな歌詞は、このバンドの支持が高まっているのも十分にうなずけるほど、前進を感じさせる。

私はいつでもロックンロールが好きで、小さい頃からこれがやりたいとわかっていた。ロニー・スペクターが同じことを言っていたのをどこかのインタヴューで読んだことがある。つまり、これは私の血ね。

LAの音楽シーンは、いまベルリンに匹敵するほど盛り上がっていると言われているそうですが、実際ここ5年でどのような発展があったのですか?

ディー・ディー:とくに参加している以外に、私自身がLA音楽シーンのいち部だと思ったことはないんだけどね。曲を書くのも働くのもひとりだし、私はどのシーンからも遠く離れているのよ。

ここ数年は若い音楽家がニューヨークではなくロスに集まっているのは本当ですか?

ディー・ディー:わからないけど、カリフォルニア出身の私から見ると、LAはアートのために引っ越してくる場所のようには思うわ。でも、ニューヨークのほうが国際色は豊かだと思う。私もこの夏にニューヨークに引っ越したのよ。

ダム・ダム・ガールズが見せるロックンロールへのフィティシズム (バイク、ファッション等々)は、どこまで本気なのでしょうか?

ディー・ディー:そうしたものを自分のライフスタイルに完全に取り入れることはないけど、本当に好きなところはたくさんあるわよ。

革ジャンにバイクというのは、いまでもあなたの特別な感情を誘発するのでしょうか?

ディー・ディー:質の良い革ジャケットは好きよ。バイクのうしろに乗って、長いドライヴをするのも好きよね。

ディー・ディー・ラモーンのどんなところにあなたは愛情を感じるのですか?

ディー・ディー:とにかくラモーンズが好きなのよ。いちばん好きのはジョーイ。ただし、ディー・ディーは私の母の名前で、私のミドルネームなの。

セックス、ドラッグ、ロックンロールというクリシェをあなたはどう考えますか? 

ディー・ディー:そう、だからクリシェ(決まり文句=クール)なんでしょう!

ロックンロールには男性優位の指向がありましたが、ダム・ダム・ガールズはそうした古い価値観を転覆していると思いますか?

ディー・ディー:私は先駆者の女性のあとを追って自分たちのことをやっているのが幸せなのよ。それで、他の女性がもっと簡単に音楽をプレイするようになれば良いと思っている。

ダム・ダム・ガールズは女性の味方ですか?

ディー・ディー:もちろん。

日本の女性/男性にはどんな印象を持っていますか?

ディー・ディー:日本人の文化に関しては、ほとんど知らない。でも、日本でプレイしたり、直接経験できるのを楽しみにしているわ。

パティ・スミス、デボラ・ハリー、マドンナ、この3人のなかでもっとも好きなのは?

ディー・ディー:パティ・スミスかな。でも、みんな好きよ。

シングルでザ・スミスの"There Is a Light That Never Goes Out"をカヴァーした理由を。

ディー・ディー:これは最後の最後に出てきたアイディアだったの。大きな影響を受けた曲だし、私自身のこの曲への愛、明らかな敬意を感じたのよね。
誰もモリッシーのように歌ったり曲を書くことができないし、誰もマーのようにギターが弾けない。それでもこの歌のタイトルが、EPを終了する完全なマントラとして私にヒットしたのよ。

ちなみにあなたがこうしたロックンロールやガール・グループにアプ ローチした理由は何でしょう?

ディー・ディー:私はいつでもロックンロールが好きで、小さい頃からこれがやりたいとわかっていた。ロニー・スペクターが同じことを言っていたのをどこかのインタヴューで読んだことがある。つまり、これは私の血ね。

自分をレトロな人間だと思いますか?

ディー・ディー:思わない。ノスタルジックになって過去のことにはまるのは良いと思うけど、それが原因で混合されることが阻まれたり、前に進めないのなら、それはただ成長を妨げるものなのよ。

セカンド・アルバムは前作以上にポップに展開していますよね。ポップ・ソングとしての魅力を感じます。

ディー・ディー:ありがとう。私もより古典的なポップだと思う。

ところで気になったのはあのアートワークなんですが、あれは何を意味しているのでしょうか?

ディー・ディー:見ての通り、体外遊離の写真よ。

『オンリー・イン・ドリーム』というタイトルはどこから来ているのでしょうか? 絶望的とも解釈できる言葉だと思うのですが。

ディー・ディー:"Wasted Away"の歌詞を読んで欲しいわ。本質的には現実逃避ってことであり、あなたが持っているものと欲しいものとのあいだにときどき存在する分水嶺を参照するってこと。

アメリカはこの先、どうなるのでしょうか? 明るい未来があると思いますか?

ディー・ディー:次の選挙でもオバマ大統領がまた選ばれたら良いと思うわ。アメリカ人は国民健康保険が欲しいし、私はウォール・ストリートのデモを応援しているのよ!

言うことなど何もない
1日の終わりに私は疲れ果てている
このまま疲れ果ててあなたに会いたい
夢のなかで
"Wasted Away"


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