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FAR OUT MONSTER DISCO ORCHESTRA
KEEP BELIEVING (CAN YOU FEEL IT) REMIXES
FAR OUT / UK / 2011/11/6
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CANTOMA
NORTH SHORE
LENG / UK / 2011/10/26
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THEO PARRISH / BURNT FRIEDMAN
MEETS MANCINGELANI AND ZINJA HLUNGWANI
HONEST JONS / UK / 2011/10/25
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TURN ON THE SUNLIGHT
REMIXES / COLLABORATIONS
DISQUES CORDE / JPN / 2011/11/9
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奴らは私たちに信じさせたいだけ
バンバンバン あんたは廃人
バンバンバン 私も廃人
"Bhang Bhang, I'm a Burnou"
Dum Dum Girls Only In Dreams Sub Pop/Pヴァイン |
ダム・ダム・ガールズというのはアメリカ人かするとたとえば「偉そうな校長を部屋から叩きだして、ドアにバリケードを築くような女ギャングのよう」(https://pitchfork.com/)に見えるそうで、つまり映画『if....』で学校の校舎の屋根に上って教師たちをライフルでねらい打ちしているのは、いまや女の子であることを告げる一味というわけだ。たしかにデビュー・アルバム『I Will Be』は、低俗なロックンロールのクリシェをかき集めて攻撃を仕掛ける女性解放運動家たちの聞き分けの悪い娘のような作品だった。
その生きの良いジェット気流に対して、セカンド・アルバム『オンリー・イン・ドリーム』は内省的で、ポップに展開する(多くの曲がミディアム・テンポで、プロデューサーはブロンディやザ・ゴー・ゴーズを手がけた人)。最小の言葉で最大限の言葉を喚起させるという意味では、彼女=ディー・ディーのソングライターとしての腕は上がっている。そして、沢井さんのライヴ・レポートで、見ていて痛々しくも思えるとあったけれど、たしかに『オンリー・イン・ドリーム』は強がっていた『I Will Be』が嘘のように喪失感が目立つアルバムで、しかしそのマジー・スターを思わせるようなアートワークとシリアスな歌詞は、このバンドの支持が高まっているのも十分にうなずけるほど、前進を感じさせる。
私はいつでもロックンロールが好きで、小さい頃からこれがやりたいとわかっていた。ロニー・スペクターが同じことを言っていたのをどこかのインタヴューで読んだことがある。つまり、これは私の血ね。
■LAの音楽シーンは、いまベルリンに匹敵するほど盛り上がっていると言われているそうですが、実際ここ5年でどのような発展があったのですか?
ディー・ディー:とくに参加している以外に、私自身がLA音楽シーンのいち部だと思ったことはないんだけどね。曲を書くのも働くのもひとりだし、私はどのシーンからも遠く離れているのよ。
■ここ数年は若い音楽家がニューヨークではなくロスに集まっているのは本当ですか?
ディー・ディー:わからないけど、カリフォルニア出身の私から見ると、LAはアートのために引っ越してくる場所のようには思うわ。でも、ニューヨークのほうが国際色は豊かだと思う。私もこの夏にニューヨークに引っ越したのよ。
■ダム・ダム・ガールズが見せるロックンロールへのフィティシズム (バイク、ファッション等々)は、どこまで本気なのでしょうか?
ディー・ディー:そうしたものを自分のライフスタイルに完全に取り入れることはないけど、本当に好きなところはたくさんあるわよ。
■革ジャンにバイクというのは、いまでもあなたの特別な感情を誘発するのでしょうか?
ディー・ディー:質の良い革ジャケットは好きよ。バイクのうしろに乗って、長いドライヴをするのも好きよね。
■ディー・ディー・ラモーンのどんなところにあなたは愛情を感じるのですか?
ディー・ディー:とにかくラモーンズが好きなのよ。いちばん好きのはジョーイ。ただし、ディー・ディーは私の母の名前で、私のミドルネームなの。
■セックス、ドラッグ、ロックンロールというクリシェをあなたはどう考えますか?
ディー・ディー:そう、だからクリシェ(決まり文句=クール)なんでしょう!
■ロックンロールには男性優位の指向がありましたが、ダム・ダム・ガールズはそうした古い価値観を転覆していると思いますか?
ディー・ディー:私は先駆者の女性のあとを追って自分たちのことをやっているのが幸せなのよ。それで、他の女性がもっと簡単に音楽をプレイするようになれば良いと思っている。
■ダム・ダム・ガールズは女性の味方ですか?
ディー・ディー:もちろん。
■日本の女性/男性にはどんな印象を持っていますか?
ディー・ディー:日本人の文化に関しては、ほとんど知らない。でも、日本でプレイしたり、直接経験できるのを楽しみにしているわ。
■パティ・スミス、デボラ・ハリー、マドンナ、この3人のなかでもっとも好きなのは?
ディー・ディー:パティ・スミスかな。でも、みんな好きよ。
■シングルでザ・スミスの"There Is a Light That Never Goes Out"をカヴァーした理由を。
ディー・ディー:これは最後の最後に出てきたアイディアだったの。大きな影響を受けた曲だし、私自身のこの曲への愛、明らかな敬意を感じたのよね。
誰もモリッシーのように歌ったり曲を書くことができないし、誰もマーのようにギターが弾けない。それでもこの歌のタイトルが、EPを終了する完全なマントラとして私にヒットしたのよ。
■ちなみにあなたがこうしたロックンロールやガール・グループにアプ ローチした理由は何でしょう?
ディー・ディー:私はいつでもロックンロールが好きで、小さい頃からこれがやりたいとわかっていた。ロニー・スペクターが同じことを言っていたのをどこかのインタヴューで読んだことがある。つまり、これは私の血ね。
■自分をレトロな人間だと思いますか?
ディー・ディー:思わない。ノスタルジックになって過去のことにはまるのは良いと思うけど、それが原因で混合されることが阻まれたり、前に進めないのなら、それはただ成長を妨げるものなのよ。
■セカンド・アルバムは前作以上にポップに展開していますよね。ポップ・ソングとしての魅力を感じます。
ディー・ディー:ありがとう。私もより古典的なポップだと思う。
■ところで気になったのはあのアートワークなんですが、あれは何を意味しているのでしょうか?
ディー・ディー:見ての通り、体外遊離の写真よ。
■『オンリー・イン・ドリーム』というタイトルはどこから来ているのでしょうか? 絶望的とも解釈できる言葉だと思うのですが。
ディー・ディー:"Wasted Away"の歌詞を読んで欲しいわ。本質的には現実逃避ってことであり、あなたが持っているものと欲しいものとのあいだにときどき存在する分水嶺を参照するってこと。
■アメリカはこの先、どうなるのでしょうか? 明るい未来があると思いますか?
ディー・ディー:次の選挙でもオバマ大統領がまた選ばれたら良いと思うわ。アメリカ人は国民健康保険が欲しいし、私はウォール・ストリートのデモを応援しているのよ!
言うことなど何もない
1日の終わりに私は疲れ果てている
このまま疲れ果ててあなたに会いたい
夢のなかで
"Wasted Away"
音が好きな若者たち、クラブに行きましょう。音楽を大音量で踊りながら聴くってことは、音好きにとっては気持ち良い以外の何モノでもないですよ。
さて、今週はベース・ミュージックで東西が揺れる。ジェームス・ブレイクの東京公演のアンコールで彼は、予定になかった"ANTI DUB WAR"を歌ったわけだが、そのときの会場の静まり方が傑作だった。いったい何人のオーディエンスがそのオリジナルを聞いているというのだろう(名古屋は"ANTI DUB WAR"で大盛り上がりだったという。名古屋、偉いぞ!)。
そして、そこで"ANTI DUB WAR"を歌うブレイクが、何をオーディエンスに問うていたかは知る人にとって用意に想像できる。「僕はここから来たんだよ。そしてその最良の出発点にいるひとりがマーラなんだ」、そんなところだ。ダブステップの歴史はいま、DMZとコード9といったアンダーグラウンドの活動家を出発点とするものとして書き換えられている。
その"ANTI DUB WAR"の作者、マーラがドラムンベース・セッション15周年のゲストとして、そして大阪のベースの祝祭拠点、Zettai-Mu16周年のためにやってくる。マーラだけじゃない、ベテランのカリバー、ゴス・トラッドやマコトといった連中が東京で迎えれば、大阪(いまもっともクラブ・カルチャーが抑圧されている町)では、不屈の精神を持つ男KURANAKAが、なんと深夜営業なしの2デイズとして、これまた濃い連中をオーガナイズする。DJノブとかこだま和文とかクワイエットストームとかONOとか......。というか、いまこの時期だからこそZETTAI-MUを盛り上げないと。
なお、11月24日、DOMMUNEでは7時から9時まで、「ドラムンベース・セッションこの15年」特集をやります。どうか、現場まで足を運んでトークに参加してください!!
■2011.11.26 (SAT) at UNIT
feat. MALA - DIGITAL MYSTIKZ
CALIBRE
GOTH-TRAD
MAKOTO
YAMA a.k.a SAHIB
vj/laser: SO IN THE HOUSE
B3/SALOON: DX, TETSUJI TANAKA, DJ MIYU, DOPPELGENGER, DUBTRO , OSAM "GREEN GIANT"
open/start 23:30
adv. ¥3500 door ¥4000
info. 03.5459.8630 UNIT
https://www.dbs-tokyo.com
★UKアンダーグラウンド・サウンズのリアル・ヴァイブスを伝えるべく1996年11月にスタートしたDBS (DRUM & BASS SESSIONS)が15周年を迎える。この15年間でドラム&ベース音楽は遺伝子となり、絶えることはない。そしてダブステップの潮流も同様、ベースミュージックと包括されつつも未来へ繋がって行くことだろう。DBSにとって節目となる今回の"DRUM & BASS x DUBSTEP WARZ"は、深遠なる独自の音宇宙を創るCALIBREとMALAの3度目の競演が実現!そして日本から世界に羽ばたくMAKOTO、GOTH-TRAD、YAMA a.k.a SAHIBらの参戦も決定!
MALA - DIGITAL MYSTIKZ (DMZ, Deep Medi Musik, UK)
ダブステップ・シーンのパイオニア、DIGITAL MYSTIKZはサウス・ロンドン出身のMALAとCOKIの2人組。ジャングル/ドラム&ベース、ダブ/ルーツ・レゲエ、UKガラージ等の影響下に育った彼らは、独自の重低音ビーツを生み出すべく制作を始め、アンダーグラウンドから胎動したダブステップ・シーンの中核となる。'03年にBig Apple Recordsから"Pathways EP"をリリース、'04年には盟友のLOEFAHを交え自分達のレーベル、DMZを旗揚げ、本格的なリリースを展開していく。そして名門Rephlexのコンピレーション『GRIME 2』にフィーチャーされ、一躍脚光を浴びる。また'05年からDMZのクラブナイトを開催、ブリクストン、リーズでのレギュラーで着実に支持者を増やし、ヨーロッパ各国やアメリカにも波及する。'06年にはSoul Jazzからの2枚のシングル・リリースでダブステップとMALAの知名度を一気に高め、DMZの作品もロングセラーを続ける。また同年に自己のレーベル、Deep Medi Musikを設立して以来、自作の他にもGOTH-TRAD、KROMESTAR、SKREAM、SILKIE、CALIBRE、PINCHらの作品を続々と送り出し、シーンの最前線に立つ。そして昨'10年にはDIGITAL MYSTIKZ 名義によるMALAの1st.アルバム『RETURN II SPACE』をアナログ3枚組でリリース、壮大なスケールで自己の音宇宙を明示する。MALAの才能はMARY ANNE HOBBS、FRANCOIS K、ADRIAN SHERWOOD、ROB SMITH、GILLES PETERSONらからも絶賛され、世界各地からDJのオファーは絶えない。今回の来日公演もダブステップの真髄を体感させてくれるに違いない。"Come meditate on bass weight!"
https://www.dmzuk.com/
https://deepmedi.com/
https://www.myspace.com/malamystikz
CALIBRE (Signature Records, UK)
北アイルランド、ベルファスト出身のCALIBREは、幼少からレゲエやロックを聞き育ち、10代で様々な楽器を習得、ジャズ~パンクまでバンド活動を送る。美術を専攻した大学時代はJOHN CAGEに影響を受ける。やがてデトロイト・テクノ、ハウス、アンビエントに親しみ、エレクトロニック・ミュージックの制作を開始、'97年頃からドラム&ベースの制作に着手する。'00年にFABIOのCreative Sourceから発表された"Mystic/Feelin'"は彼の存在をシーンに知らしめ、'01年には1st.アルバム『MUSIQUE CONCRETE』を発表、絶賛を浴びる。その後、MARCUS INTALEX ら交流し、Soul:rを中心に精力的なリリースを展開、'03年には自己のレーベル、Signatureを立ち上げ、数々のビッグ・チューンを連発する。'05年には2nd.アルバム『SECOND SUN』をリリース、オリジナリティ溢れるディープなサウンドでトップ・プロデューサーの地位を確立する。'07年のアルバム『SHELFLIFE』に続き'08年にはヴィンテージ作品として話題を集めたアルバム『OVERFLOW』を発表。そして'09年『SHELF LIFE VOL.2』、また'08年のMALAとの来日共演が契機となり、Deep Mediからダブステップのリリースを開始、さらには本名のDOMINICK MARTIN名義のアルバム『SHINE A LIGHT』をSignatureから発表し、ドラム&ベースの枠を越えた自身の広大な音楽観を披露する。彼の創作意欲は途絶える事なく、'10年には"Judgement Day EP"、アルバム『EVEN IF...』、そして本'11年には"Hummer EP"を始めとするシングルに続き、通算8作目となる最新アルバム『CONDITION』を発表、デビューから13年の現在、CALIBREの音楽は輝き続けている。
https://www.facebook.com/signaturerecordings
Ticket outlets: NOW ON SALE !
PIA (0570-02-9999/P-code: 153-041)、 LAWSON (L-code: 76190 )
e+ (UNIT携帯サイトから購入できます)
clubberia/https://www.clubberia.com/store/
渋谷/disk union CLUB MUSIC SHOP (3476-2627)、
TECHNIQUE(5458-4143)、GANBAN(3477-5701)
代官山/Bonjour Records (5458-6020)
恵比寿/WE NOD(5458-6232)
下北沢/DISC SHOP ZERO (5432-6129)、JET SET TOKYO (5452-2262)、
warszawa(3467-1997)、disk union CLUB MUSIC SHOP(5738-2971)
新宿/disk union CLUB MUSIC SHOP (5919-2422)、
Dub Store Record Mart(3364-5251)
吉祥寺/Jar-Beat Record (0422-42-4877)、disk union (0422-20-8062)
町田/disk union (042-720-7240)
千葉/disk union (043-224-6372)
UNIT
Za HOUSE BLD. 1-34-17 EBISU-NISHI, SHIBUYA-KU, TOKYO
tel.03-5459-8630
www.unit-tokyo.com
■Zettai-Mu 16th Anniversary 2011
【重要!】 会場の変更のお知らせ
再び、緊急のお知らせとなります。
先日「開催期間/時間の変更」をお知らせ致しました、Zettai-Mu 16th Anniversary 2011 ですが、再度、会場であるCCOクリエイティブセンター大阪(名村造船所跡地)より、夕方公演でも会場の貸し出しを行わないと決断したとの連絡を昨日(11/12)受けました。
時間の変更に前向きに考えて頂いてるお客様、23日なら行けるとの声や、励ましのメールなど頂き、DAY TIME &2DAYS に向かって準備を進めている矢先でした。
そして、再び、開催の中止も視野に、慎重に検討を重ねた結果、やはり今回の様な奇跡的なラインナップを再集結させる事は不可能と判断し、本イベントを大阪湾の神戸側に位置する深江浜・芦屋の湾岸にある倉庫を使用した多目的スペース『ZINK』に場所を移し、予定通りの日程 11月22日(祝前日-火)11月23日(祝日-水) (※22日のみオープン時間を変更)で
2 DAYS 行う事を決断致しました。
ご迷惑をお掛けすることとなった皆様、またチケットをご購入済みのお客様には心よりお詫び申し上げるとともに2度に渡る変更に快く対応して頂いた出演者並びに関係者の皆様、また急なお話に真摯に対応して頂いたZINKの皆様には心より感謝申し上げます。
両日の出演者情報(出演者の日程の変更はありません)(近日中にタイムテーブルの発表も出来ると存じます)
また、チケットの払い戻し等については下記【イベント情報】【チケット内容のお知らせ】および、オフィシャルサイトをご参照 ください。
また、22日・23日の両日《難波⇔会場へのシャトルバス》を運行致します(すぐにでも時間等の詳細はお知らせ出来ると存じ ます)。
名村造船所までの交通をお考え頂いていたお客様、大阪在住のお客様は是非ご利用下さいますようお願い申し上げます。
2転3転、大変ご迷惑ご面倒をお掛けしていると存じます、
集まって頂いた皆様と、良い未来を創造出来るような2日にしたいと願っています。
ZETTAI-MU スタッフ一同
→ ZINK - 会場マップ&アクセス
→ 特設サイト - NEWS "会場の変更のお知らせ"
→ ZETTAI-MU TWITTER
【会場/時間変更の詳細】
会場:
CCOクリエイティブセンター大阪(名村造船所跡地)→ ZINK(深江浜-湾岸倉庫)
時間:
11月22日(火-祝前)16:00~23:30 → 11月22日(火-祝前)20:00 to LATE
11月23日(水-祝日)時間変更はありません。
■Zettai-Mu 16th Anniversary 2011 "DAY 1"
日時:11月22日 (火 - Before holiday)
時間:20:00 to LATE
会場:ZINK(深江浜-湾岸倉庫)
MALA (Digital Mysticz, DEEP MEDi, DMZ, UK)
Mouse On The Keys
DJ NOBU (FUTURE TERROR)
O.N.O a.k.a Machine Live (THA BLUE HERB)
RUMI & SKYFISH
LITE
KURANAKA 1945 (ZETTAI-MU)
GOTH-TRAD (DEEP MEDi)
最高音響 SOUND SYSTEM
COLO (BetaLand)
若野 桂
ekran+friends
ONA
■Zettai-Mu 16th Anniversary 2011 "DAY 2"
日時:11月23日 (水 - Holiday)
時間:OPEN 15:00 / START 15:30 / CLOSE 22:30
会場:ZINK(深江浜-湾岸倉庫)
DRY&HEAVY with NUMB
EYE (BOREDOMS/VOREDOMS)
MIYAKE YOHEI & Peace-K
KODAMA KAZUFUMI
SOFT
QUIETSTORM (中目黒薬局/TIGHT)
KURANAKA 1945 (ZETTAI-MU)
最高音響 SOUND SYSTEM
COLO (BetaLand)
若野 桂
ekran+friends
ONA
※ 両日共、PARTITAの常設サウンドシステムに最高音響サウンドシステムを追加。
【チケット料金の変更のお知らせ】
● 前売 1 DAY Ticket ¥3,000 (11/10頃発売開始) (11/22、11/23共に250名限定)
● 前売 2 DAY Ticket ¥5,500
● 前売 『 いい夫婦券 』1 DAY Ticket (2枚組) ¥ 5,500 (11/10頃発売開始) (11/22、11/23共に100組限定)
● 前売 手拭い付き 2 DAY Ticket ¥6,000 (16th特設サイトのみで発売)
● 当日 ¥3,300 (両日) (ドリンク代不要)
(旧)前売 Ticket ¥5,000
→ ※ そのまま 【前売 2 DAY Ticket ¥5,500】 としてご使用頂けます。
(旧)前売 手拭い付き Ticket ¥5,500
→ ※ そのまま 【前売 手拭い付き 2 DAY Ticket ¥6,000】 としてご使用頂けます。
(旧)前売 4P Groop Ticket ¥18,000 → 4P Groop 2 DAYS Ticket
→ ※ そのまま 【前売 2 DAY Ticket (4枚組)】としてご使用頂けます。
★特設サイトでは 11月9日(水)よりチケットの販売を再開(予約受付を開始)致します★ https://www.zettai-mu.net/16th/
【 チケットの払い戻しのご案内 】
オフィシャルサイト をご参照お願い致します。
★ 各種プレイガイド、コンビニ、協力店舗にて11/10~11頃より発売開始!!
《 プレイガイド・コンビニ 》
◎ オフィシャルサイト - https://www.zettai-mu.net/16th/
◎ チケットぴあ(P:CODE: 未定 )- https://t.pia.jp/
◎ ローソンチケット(L:CODE : 未定 )- https://l-tike.com/
◎ イープラス(e+) - https://eplus.jp
《 大阪 》
◎ Newtone records / TEL. 06-6281-0403 / WEB.
◎ club NOON / TEL. 06-6373-4919 / WEB.
◎ digmeout cafe / TEL. 06-6213-1007 / WEB.
◎ TIME BOMB Records / TEL.06-6213-5079 / WEB.
◎ Buttah / TEL. 06-6241-5273 / WEB.
◎ アララギ / TEL. 06-6764-1238 / WEB.
◎ SC WORLD+ / TEL. 06-6599-8948 WEB.
《 京都 》
◎ JAPONICA / TEL. 075-211-8580 / WEB.
◎ JET SET / TEL. 075-211-8580 / WEB.
◎ Strictly Vibes / TEL. 075-212-0719 / WEB.
◎ 民族楽器コイズミ / TEL. 075-231-3052 / WEB.
◎ レストアの森 / TEL. 075-212-7756 / WEB.
《 神戸 》
◎ studio Bapple / TEL. 078-261-8644 / WEB.
《 ZETTAI-MU.NET 》
◎ https://www.zettai-mu.net/16th/ticket.html
敬礼をささげたいと思う アメリカ国旗の燃え殻と
そして買物袋からあふれそうな 落ち葉に対して
"アメリカ国旗の灰"
2002年に発表された『ヤンキー・ホテル・フォックストロット』は、ほとんど偶然だったとはいえ、アートワークにもあるようにまるで9.11直後のアメリカを覆った息苦しさに呼応するようなアルバムで、そこで星条旗は落ち葉とともに燃やされていた。「高いビルが揺れる」と歌う"ジーザス、エトセトラ"は「泣かないで」と繰り返すラヴ・ソングであり、「きみの頬に張られた弦(涙の暗喩だろう)に音を合わせて」などと詩的に綴られたそれは、そのときアメリカで暮らす人びとが悲しみとともに生きていく歌として鳴らされていた。
ウィルコがかつて呼ばれた「オルタナ・カントリー」という言葉はほとんど使われることもなくなったが、彼らがジャズやブルーズやエレクトロニカと組み合わせて更新したカントリーは、保守層が聴いているようなマッチョで旧態然としたカントリーとはまったく別のものであるという点で言葉通りオルタナティヴだった。戦争に明け暮れたゼロ年代のアメリカのなかで、ウィルコの歌は「そうではない生き方」を模索する原動力になったといまでも僕は思う。
『ヤンキー・ホテル』がアメリカで大絶賛された後の数作は、そのアルバムからの距離のとり方に苦労してきたような印象もあるが、前作『ウィルコ(ジ・アルバム)』は久しぶりに彼ららしい軽やかさが前面に感じられるアルバムだった。そして自身のレーベル〈dBpm Records〉を立ち上げて初となる『ザ・ホール・ラヴ』は、さらに風通しの良い1枚になっている。その実験的な内容が所属していたレーベルとほとんど喧嘩別れする原因となった『ヤンキー・ホテル』が「俺たちはやりたいことをやらなければならない」というある意味での頑なさを持っていたのに対し、本作は「俺たちは何をやってもいい」という開放感に貫かれている。ウィルコの音に対する欲望が生き生きと跳ね回るアルバムだ。
ノイズとアブストラクトなドラミングの応酬で幕を開けるオープニングの"アート・オブ・オールモスト"からして、7分の長尺のなかにジャズもポスト・ロックもギター・ソロが咆哮するジャム・セッションも詰め込んだ不敵なナンバーだ。軽快なキーボードどノイジーなギターが共存するシングル"アイ・マイト"の皮肉っぽいポップさ、ディープなフォーク・チューン"ブラック・ムーン"の奥からゆっくり立ち上がってくるストリングスの幽玄、シンセとグロッケンとメロトロンが軽やかに弾む"キャピトル・シティ"の洒脱なアレンジ、"スタンディング・オー"のアッパーでノリのいいロック・チューンの同時に備えた落ち着き......音質の硬軟を自在に使い分けるギターも、あるときはジャジーに、あるときはメロウに、またあるときはウォームに響くメロディも、音の粒をきれいに揃えつつ多彩な音色を聞かせるドラムも、あらゆる要素が悠然としていて、ときにはおどけてみせる茶目っ気も見せてくれる。ウィルコはここでも軸足をルーツ・ミュージックにしっかりと置いたまま、しかしその多様な音楽的語彙をじつに慣れた手さばきで差し出してみせる。12分続く、ロード・ムーヴィーのようなラスト・トラック"ワン・サンデー・モーニング"には、頬に風を感じる涼やかさと叙情性が宿っていて、聴いていると浮ついた気持ちも静かな場所へと落ち着いていくようだ。
ウィルコの音楽が軽やかになったからといって10年前に比べてアメリカが生きやすくなったはずもない。テレビのなかのウォール街のデモを見ているとそこには深刻な格差問題な複雑に絡み合っているようだ。ただウィルコはアメリカの閉塞感をここでは過剰に背負ってはいない。感情的に『ヤンキー・ホテル』は悲しみに比重が置かれたアルバムだったが、『ザ・ホール・ラヴ』ではそのエモーションの触れ幅はより広く、さまざまな想いが混在しているように聞こえる。例えばフリート・フォクシーズが潔癖に調和を求めるのともまた違って、あらゆる音が......もしくはさまざまな感情がぶつかり合って発生するノイズをそのまま肯定してしまうその態度が、ウィルコの理想主義のあり方なのだろうと思う。
リスナーがウィルコに期待しているのはたとえばこんな歌だ。柔らかで美しいフォーク・ナンバー"オープン・マインド"でジェフは歌う......「君の心を開いてあげる人になりたいんだ」。そんな素朴な言葉はしかし、その心にある喜びも悲しみも引き受けるという覚悟を静かに湛えている。
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21世紀に入って音楽文化は停滞しているんじゃないかと人に言われるたびに、たとえばこう言う。20世紀では、たとえば山下洋輔や富樫雅彦といった名前を欧米の(ジャズの専門誌ではなく)ポップ・メディアで見かけることはまずなかったと思う。が、今世紀、日本のインプロヴァイザーの名は、たとえばティム・ヘッカーやビヨンセまでを評価するようなポップ・メディアのなかで見つかる。そう、つまり、80年代以降に生まれた人たちの耳にそれらは馴染んでいる。多くの優れた日本の音楽とともに。
もっとも海外が気がつく前からそれらは素晴らしい音楽だったが、いま20代の君にわかりやすく説明すれば坂田明はそうしたひとりだ。今年リリースされた『And That's the Story of Jazz...』はそうしたある種の(そしてある意味では真の意味での)"ワールド・ミュージック"として高い評価を得ている。今週の水曜日、渋谷のWWWに行かないで手はない!
contrarede presents
坂田明&ちかもらち
~ちかもらち空を飛ぶ!東京ーモスクワーヨーロッパー東京~
ちかもらち 空を飛ぶ!最終着陸地点は渋谷WWW!!
山下洋輔、ジム・オルーク、八木美知依と豪華盟友陣をゲストに迎えてまさにスペシャルな一夜!これで何か起きないはずは無い!?
11/9 (WED)
SHIBUYA,WWW(03-5458-7685)
open 18:30 / start 19:30,
adv 3,700yen / door 4,200yen (+1drink)
live : 坂田明&ちかもらち(坂田明、ダーリン・グレイ、クリス・コルサーノ)
Guest : 山下洋輔、ジム・オルーク、八木美知依
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SPACE DIMENSION CONTROLLER
The Pathway To Tiraquon6
[R & S/ 2x12inch] /
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SEAHAWKS & AUTRE NE VEU
Don'S Rainbow
[Ocean Moon / 7inch] /
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COSMIC METAL MOTHER
Time Is Now(Mr.Fingers / Commodity Place Remix)
[Panacustica/ 12inch] /
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DJ YOAV B.
Spacetrips Ep
[Syncrophone / 12inch] /
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ROLAND SEBASTIAN FABER
Gegen Den Strom Ep
[Aube Records/ 12inch] /
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DE-LITE : DESIYA
Wild Times (Mayday Mix) : Coming On Strong
[Black Market/ 12inch] /
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FRANCIS HARRIS
Lostfound (Matthew Herbert Rmx)
[Scissor & Thread/ 12inch] /
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MORNING FACTORY
Sultans Of Swing Ep
[Fina/ 12inch] /
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ASHLEY BEEDLE
Angels / Pinball
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日本人らしからぬディストピックなヴィジョンをぶちかますのは、ブラック・メタルのバンドではない......東京の〈コズ・ミー・ペイン〉――チルウェイヴ、ダークウェイヴ、ウィッチハウスなどに代表されるUSのDIYシーンと共通する感性を有しながら活動している東京のインディ・レーベル――のメンバー、ザ・ビューティを名乗るODA青年。この12インチ・シングル「プレリュード・トゥ・ザ・ホラーEP」は〈クルーエル〉からのリリースとなる。
瀧見憲司が下北沢のレコード店で彼のカセット(『The Beauty / Jesse Ruins』)を買って、そして気に入ったことが今回のリリースの発端となっているそうだが、〈コズ・ミー・ペイン〉に代表される若い世代の音楽が〈クルーエル〉のようなすでに歴史のあるインディ・レーベルから出ることそれ自体が画期的で、ファンタジーで、実に前向きな出来事だ。
ま、それはともかく問題は音。アンドリュー・ウェザオールのゴシック趣味が〈トライ・アングル〉レーベル系の、たとえばホリー・アザーの暗黒と結ばれた瞬間とでも喩えればいいのか......ないしはブラック・サバスのチルウェイヴ・ヴァージョン、さもなければ1990年あたりのジョイ・ベルトラムの手がけるゴシック・トランス・ヴァージョンとでも呼べばいいのか......。カセット作品『The Beauty / Jesse Ruins』との違いは、収録された4トラックすべてがダンサブルという点だが、そのことが一見穏やかそうなザ・ビューティの隠されたディオニュソス的な本性(?)を引き出している。ザ・ビューティを名乗るODA青年も......たとえばフォトディスコと同じように僕にはケレンミのない気の良い青年に見えるが、その音楽は著しく異なっている。早い話、ザ・ビューティの音楽はぶっ飛んでいる(トランシー)のだ。
ザ・ビューティのぶっ飛び方のテイスト――キッチュなホラー映画嗜好や陰鬱な美意識――、それが80年代の〈4AD〉をよく知る瀧見憲司の好みとかみ合ったということなのだろうか。その相性の良さはA面の"トリビュート・トゥ・ザ・ホラー"のルガー・イーゴ(瀧見憲司)によるリミックスが証明している。初めてこのヴァージョンを聴いたとき、そのメロディアスなアルペジオとドライヴするビート、そして危ういほどのトランシーな展開に思わず"エイジ・オブ・ラヴ"を思い出してしまった......(ジャーマン・トランスにおいて、その後の流れを変えたほどの1990年の大大大ヒット曲)。
AA面の1曲目に収録された"トリビュート・トゥ・ザ・ホラー"のオリジナルはさらに重厚なサウンドとなっている。"Fifth Regret"は美しいメロディを持ったイーサリアル系のチルゲイズで、意茶目っ気のあるファンキーなドラミングからはじまる"Stay The Word"はゴシック・ロマンたっぷりのダークウェイヴ。どの曲も見事に退廃的で、そしてエレガントで美しい。
「プレリュード・トゥ・ザ・ホラーEP」は、日本のチルウェイヴ世代がクラブ・カルチャーと接続された最初の一歩で、そのサウンドはリスナーを確実に別世界へと連れて行く。ちなみに〈コズ・ミー・ペイン〉のメンバーはみんなDJをしているが、いまどきの若者にしては珍しくアナログ盤......いや、若いからこそアナログ盤を使うのだ(がんばれよ~)。
もう1枚、瀧見憲司のビーイング・ボーリングス(ペット・ショップ・ボーイズの有名な曲からの引用でしょう)名義の12インチも紹介したい。"Love House of Love"も"Some are Here ~"もいわゆるコズミック・ディスコ調(遅めのピッチのリンドストローム・スタイルのディスコ・グルーヴ)のトラックだが、両面ともミキシングがいたってユニーク。"Love House of Love"では、聖歌のような女の声(僕にはそれが70年代の深夜番組の下世話さを彷彿させる)が立体的に上昇し、拡散していく。そのなかをさまざまなサンプリング音が挿入され、消えて、そしてまた重なっていく。スタジオ・ミキシングによる創造という意味ではダブで、あるいはシンプルなたたずまいでいながらその裏側では細かく凝っているという点では渋谷系的な(あるいはコーネリアス的な)トリックを持っている。"Some are Here ~"ではフリップ・サイドらしくダブ・ミキシングを過剰に展開している。先日、下北沢の某レコード店で「お薦めは~?」と訊いたら「これ」と差し出された。「最近の瀧見さんは本当にすごいですよ」と言っていたその言葉は真実だった。というか、いち部の頑固なヨーロッパ人のように、いまだコンスタントに12インチ・シングルをリリースし続けているという事実は尊敬に値する。