「KING」と一致するもの

700 BLISS - ele-king

 2014年に結成されたムーア・マザーとDJハラムによるユニット、700ブリスがついにデビュー・アルバムをリリースする。16曲入りで、ラファウンダスペシャル・インタレストのヴォーカリスト=アリ・ログアウトなどが客演。クラブ・ミュージックやヒップホップの生々しく尖った要素に、パンクのエネルギー、ジャズ、ハウスのカタルシスなどが結合されたノイズ・ラップ作品に仕上がっている模様。『宣言すべきものなどない(Nothing To Declare)』と題されたそれは5月27日に、いま勢いづいている〈Hyperdub〉から発売される。現在、ラファウンダをフィーチャーした “Totally Spies” が先行公開中だ。

artist: 700 BLISS
title: Nothing To Declare
label: Hyperdub
release: 27th May, 2022
format: CD, Vinyl & Digital

tracklist:
01. Nothing To Declare
02. Totally Spies feat Lafawndah
03. Nightflame feat Orion Sun
04. Anthology
05. Discipline
06. Bless Grips
07. Easyjet
08. Candace Parker feat Muqata'a
09. No More Kings
10. Capitol feat Alli Logout
11. Sixteen
12. Spirit Airlines
13. Crown
14. More Victories feat M. Téllez
15. Seven
16. Lead Level 15 feat Ase Manual

https://hyperdub.net/products/700-bliss-nothing-to-declare

Boris - ele-king

 2020年以降ものすごいペースで作品を送り出し、今年に入ってからも〈キリキリヴィラ〉より新作『W』を発表しているスラッジ/ドゥーム・メタルの泰斗、Boris。このたび活動30周年を記念し、新たな企画がスタートすることになった。
 彼らの代表作6枚からそれぞれ2曲ずつ選んだ7インチ・シングルが計6枚、6月から10月にかけて隔月でリリースされる。第一弾は『Heavy Rocks』(02)と『PINK』(06)から。あらためてマスタリングも施されている。
 また、5月15日には高円寺 HIGH にて30周年記念ライヴも開催。2022年初めての国内でのライヴだ。詳しくは下記より。

Boris活動30周年記念企画スタート!

結成から30年を迎える2022年はいくつかの記念企画が用意されている。その先陣を切るのはBorisの代表的なアルバム6タイトルから2曲づつの7インチを隔月で6月、8月、10月で3連続リリース!

Boris30周年シングルシリーズ第1&第2弾は、アルバム『Heavy Rocks』(2002年)、『PINK』(2006年)から。
今回の新規カッティングにあたって、TDマスターまで遡ってリマスタリング。各アルバムの代表曲を2曲づつ、改めて7inchフォーマットでシングルカット。

7インチシリーズ第一弾

6月10日発売 Heavy Rocks
KKV-139VL
収録曲
Side A : Heavy Friends 
Side B : Korosu
1,650円 税込

6月10日発売 PINK
KKV-140VL
収録曲
Side A : PINK 
Side B : スクリーンの女 ーWoman on the Screenー
1,650円 税込


『Heavy Rocks』
『Heavy Rocks』2002年リリース。2000年に入り、バンドの表記を大文字BORISと小文字borisでの使い分けが始まった。大文字名義では「ロックの中心に向かっていく作品」、小文字名義では「ロックの中心から拡散していく作品」という位置付けとし、『Heavy Rocks』は大文字BORISとしての最初の作品である。2011年にも同名タイトルのアルバムがある為、通称『オレンジHeavy Rocks』と呼ばれる。
小文字boris名義で先に2000年にリリースされた『flood』は、実は『Heavy Rocks』と同時進行で制作が進められており、当初のプランでは2作同時にリリースするはずであった。
一つの作品にまとめるのではなく、対比する2作品として発表するスタイル、バンドとその音楽の像をより立体的に表すというリリーススタイルは既にこの時期に確立され、2021年の『NO』から今年リリースの『W』に至る一連の流れの原点とも言える。
『Heavy Rocks』には親交のあるカリフォルニアのバンドACID KINGのLori他、当時日本国内で行なっていた自主企画「Fangsanalsatan」でジャンルを越えた共演を重ね、Borisが同志と呼べるプレイヤーにゲスト参加してもらっている。MAD3のEddie、AbnormalsのKomiのキャラクターが加わり「ロックの中心」を強く感じさせつつ、崩壊寸前まで楽曲を侵食するMerzbowやMasonnaの音響が「ロックの外側」へと連れ出そうとする。
大文字BORIS名義ながら、実はアンビバレントな現象が『Heavy Rocks』の中で起こっているのも、現在のBorisの在り様に通じるものがある。
このアルバムは当時日本国内CDのみのリリース、後のアナログ・プレス工場の火災によるスタンパーの消失により実質廃盤状態である。世界中のリスナーからはBorisのカルト・クラッシックスとして再発が熱望され続けているアルバムだ。
今回シングルカットされた「Heavy Friends」と「Korosu」は20年に渡りライブでも頻繁に演奏される代表曲と言える二曲。


『PINK』
『PINK』は2006年にリリースされたアルバム。2002年に『Heavy Rocks』を発表後、大文字名義で『あくまのうた』('03)をリリース、以降小文字名義で『boris at last -feedbacker-』('03)、『目をそらした瞬間 -the things which solomon over looked-』('04)、『マブタノウラ』(’05)と実験的な作品を連続リリース。この時期に独自のレコーディングの手法を確立、蓄積し『PINK』は完全セルフレコーディングによる初の作品、そして3年ぶりの大文字名義のフルアルバムとなった。
『PINK』はアメリカDoom Metalの殿堂Southern Lordからリリース、Pitchfolkなどのメディアから高評価を受け、世界各地からの公演オファーやメディアへの露出も急増し、Borisのブレイクスルーを成し遂げた起爆となったアルバムであり、代表作としてロックの歴史に刻まれた作品と言える。以降、2020年のコロナ禍になるまで毎年定期的に、長期にわたる海外ツアーを継続。コスモポリタン・バンドとしての活動の起点となった。当時、国内盤アナログは2枚組のステンシル型特殊ボックス仕様(ltd.500)でリリースされ、CDバージョンではダイ・カット&特殊加工されたインサートをプラスティックジャケットで挟み込むという前代未聞のアートワークでのリリース。フィジカルの表現にも当時からこだわりの姿勢が爆発している。
今回シングルカットされたのは、アルバムタイトル曲の「PINK」と「スクリーンの女」。
「PINK」はライブでは欠かせないアンセムの一つであり、このイントロが鳴っただけで会場フロアにモッシュピットが出現するほど。「スクリーンの女」もサブスクリプションのランキングでは常に上位をキープする曲。

Boris30周年企画『Heavy Rocks』Set LIVE with TOKIE決定!

Borisの結成30周年にあたる2022年、様々なイヴェントが計画されている。コロナ禍で思い通りのライブ活動が出来ない昨今、今年初の国内ライブが発表された。
彼らのカルト・クラッシックス・アルバム『Heavy Rocks』を、日本を代表するベーシストのTOKIEと共に披露する。
昨年のシングル『Reincarnation Rose』、新作アルバム『W』とコラボレートした両者が再びチームアップし、20年を経た楽曲群を新たに描く。
世界のロック史と日本のロック史が交差するスペシャルライブ。お見逃しなく。

Boris 30th Anniversary Show
Performing "Heavy Rocks Set" with TOKIE

日時 : 2022年5月15日(日)
OPEN 17:00 / START 18:00
会場 : 高円寺 HIGH
https://koenji-high.com/
チケット:
限定100名
前売 6000円(+d 600円 別途)
3月26日(土)21:00 販売開始
https://borisheavyrocks.zaiko.io/item/347247
※前売り券購入には事前にZAIKOアカウントの取得が必要となります。

Thundercat - ele-king

 待ち望んでいた皆さんに朗報です。パンデミックの影響で何度も延期になっていたサンダーキャットの来日公演、ついに振替の日程が決まりました。アーティストの強い意志もあり、今回発表するに至ったとのこと。
 なお依然として会場のキャパシティ制限があるため、各日2部制へと形態が変更されています。詳細は下記をご確認ください。

再振替公演日程決定!
来日公演形態変更[各日2部制へ]のお知らせ

先日政府より発表された水際対策の緩和を受け、大変長らくお待たせしておりましたサンダーキャット振替公演の日程が確定いたしました。ご協力いただいた関係各位、とりわけ前売チケットをご購入いただき、長期間お待ちいただきましたお客様には厚く御礼申し上げます。
指定の検査、ワクチン接種など入国に際し求められる要件をクリアすることで5月に開催する目処が立ち、またアーティストの強い意志もあり、急遽新日程を発表する運びとなりました。

ただし、コロナ禍でのイベント開催に係る規制、キャパシティ制限を踏まえて本公演の開催を実現するため、各日2回公演制(1st Show/2nd Show)への変更しなければならないことをご了承ください。安全面を最大限考慮しながら、皆様にお楽しみいただくための判断となりますので、何卒ご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。

THUNDERCAT 振替公演 新日程
2022/5/16 (MON) TOKYO GARDEN HALL
2022/5/17 (TUE) OSAKA BIGCAT
2022/5/18 (WED) NAGOYA CLUB QUATTRO

東京公演
2022/5/16 (月)THE GARDEN HALL
1st Show - OPEN 17:30 / START 18:15
2nd Show - OPEN 20:30 / START 21:15

大阪公演
2022/5/17 (火) BIGCAT
1st Show - OPEN 17:30 / START 18:15
2nd Show - OPEN 20:30 / START 21:15

名古屋公演
2022/5/18 (水) 名古屋 CLUB QUATTRO
1st Show - OPEN 17:00 / START 18:00
2nd Show - OPEN 20:00 / START 20:45

大変お手数をお掛けしますが、既にチケットをご購入いただいた皆様には、必ず [1st Show] [2nd Show] [どちらでも良い] のいずれかご希望のご申請いただきます。本イベントを主催するビートインクが、お客様の情報を取得・集計し、追って確定したご来場回をメールにてお知らせいたします。なお、こちらの手続きは、新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに定められたお客様の情報登録も兼ねております。当日のスムーズな入場の為ご協力をお願い申し上げます。詳細は各プレイガイドからのご案内メールをご確認ください。

【希望公演申請受付期間】
2022年3月23日(水)~2022年4月3日(日)

本公演は、政府、自治体および業界団体より示された新型コロナウイルス感染予防のガイドラインに基づいた対策を講じた上で開催いたします。こちらのガイドライン及び注意事項をご確認いただき、ご理解の上、ご来場いただけますようお願いいたします。

新しい公演時間の都合がつかないお客様には、下記期間、要項にてお買い求めになられたプレイガイドより払い戻しいたします。

【払戻し期間】
2022年3月24日(木)~2022年4月11日(月)

【払戻し方法】
※チケットをお買い求めいただいた各プレイガイドにて払い戻しの対応をいたします。
※上記期間外の払い戻しは出来ませんのでご注意ください。
※公演当日に会場での払い戻しの対応は行いませんので予めご了承ください。
※チケットを紛失した場合は一切対応出来ませんので予めご了承ください。
※半券が切り離されたチケットは払い戻しの対象外となります。ご注意ください。

■e+にてご購入のお客様:https://eplus.jp/refund2/
■チケットぴあにてご購入のお客様:https://t.pia.jp/guide/refund.jsp
■ローソンチケットにてご購入のお客様:https://l-tike.com/oc/lt/haraimodoshi/
■ビートインク / Zaikoにてご購入のお客様:https://zaiko.io/contactus
※上記Zaiko問い合わせフォームより、チケット払い戻し希望の旨ご連絡ください。
■SMASH friends 会員のお客さま:https://eplus.jp/refund2/

詳細はこちら
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10824

イベントに関するお問合せはビートインクまで:info@beatink.com
払い戻しについては各プレイガイドまでお問い合わせください。

------------------------

THUNDERCAT – JAPAN TOUR
New Schedule for the Postponed Performances
Notice of change in performance format

Following the relaxation of the entry restrictions recently announced by the Government, we are delighted to be able to finally announce the new schedule for The THUNDERCAT Japan tour. THUNDERCAT and his band are very big fans of Japan, and have agreed to undertake all necessary government requirements in order to make the shows happen. We greatly appreciate your understanding and cooperation in bringing THUNDERCAT to Japan and once again apologize for any inconvenience government or industry guidelines may cause.

The shows will go ahead at the announced venues on new dates below, however in light of COVID-19 considerations, we must modify the format to comply with safety regulations including venue capacity limits. In order to accommodate these restrictions and ensure that no-one that has bought a ticket misses out, Thundercat has agreed to perform two complete shows on each day of the tour. We ask for your cooperation with this and trust that all understand it is necessary for the safety of public, staff and the artist.

The new schedule is as follows:

Tokyo performance
2022/5/16 (Monday) THE GARDEN HALL
1st Show: OPEN 17:30 / START 18:15
2nd Show: OPEN 20:30 / START 21:15

Osaka performance
2022/5/17 (Tuesday) BIGCAT
1st Show: OPEN 17:30 / START 18:15
2nd Show: OPEN 20:30 / START 21:15

Nagoya performance
2022/5/18 (Wednesday) Nagoya CLUB QUATTRO
1st Show: OPEN 17:00 / START 18:00
2nd Show: OPEN 20:00 / START 20:45

We apologise for any inconvenience this may cause, but we would like to ask all those who have already purchased a ticket to follow the following preferred show selection procedures. Beatink, the organizer of these events, will collate the requests and notify you by e-mail of the result (either 1st show or 2nd show).

Following this procedure also serves as attendee recognition of the guidelines for measures against COVID-19. We will appreciate your cooperation in ensuring smooth admission on the day.

For further details, please check the guidance email from your respective ticket agency.

[Desired Show Application Validity Period]
23 March 2022 (Wednesday) - 3 April 2022 (Sunday)

All performances will take place under consideration of safety measures based on the guidelines for prevention of COVID-19, as determined by the national and local governments and relevant industry groups. Please be sure to check the “Guidelines for Countermeasures against New Coronavirus Infectious Diseases” and the precautions for purchasing tickets before making a decision regarding attendance.

For customers who cannot accommodate the new performance times, refunds will be made by your issuing agency under the following guidelines.

Refund period:
24 March 2020 (Thursday) - 11 April, 2022 (Mon)

Refund method:
Refunds will be provided from the ticket agency where you purchased your ticket.

* Please note that refunds are not possible outside the above period.
* Please note that refunds will not be provided at the venue on the day of the performance.
* Tickets with separated stubs are not eligible for a refund.
* Please note that we will not be able to reissue any lost tickets.

■ Customers purchasing via e+: https://eplus.jp/refund2/
■ Customers purchasing at Ticket Pia: https://t.pia.jp/guide/refund.jsp
■ Customers purchasing Lawson tickets: https://l-tike.com/oc/lt/haraimodoshi/
■ Customers who purchased at Beatink/Zaiko: https://zaiko.io/contactus?cid=26&type=customer
*Please use the Zaiko inquiry form above to let us know that you would like a ticket refund.
■ SMASH friends member customers: https://eplus.jp/refund2/

Click here for details
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10824
If you have any questions, please contact Beatink: info@beatink.com

Abdul Qadim Haqq - ele-king

 これは嬉しい知らせだ。一度2008年にリリースされたものの、入手可能期間が限られていたため貴重なアイテムとなっていたデトロイト・テクノのコンピレーション『The Technanomicron』が14年のときを経て蘇る。
 コンパイラーは、多くのデトロイト・テクノ作品のアートワークで名を馳せ、近年はドレクシアのグラフィック・ノヴェルTR-808をモチーフにした児童書などを手がけているデトロイトのヴィジュアル・アーティスト、アブドゥル・カディム・ハック
 同コンピはハックの発案により生まれた作品で、デリック・メイ(リディム・イズ・リディム)、ジェイムズ・ペニントン(サバーバン・ナイト)、カール・クレイグ(インナーゾーン・オーケストラ/サイケ)、ジェフ・ミルズ、アンダーグラウンド・レジスタンスら、そうそうたる面子の楽曲を収録している。
 さらに、彼ら伝説的なテクノの創始者たちを、宇宙に音の帝国を築いた間銀河的かつ多次元な存在たる「テクノロード(Technolords)」として描いたアフロフューチャリズムの物語、ハックの手による32ページのアートブックも付属している。
 英語版500部、日本語版500部の限定販売。なくなり次第終了とのことなので、ご購入はお早めに。

公式ウェブサイト:
https://technanomicron.com/

フランク・ザッパ - ele-king

王様は裸だ。これまでも、これからも

ロック、ジャズ、現代音楽、ドゥーワップなど様々な音楽を取り入れた幅広い雑食性と60枚以上におよぶ膨大な作品数。
舌鋒鋭く社会に切り込むメッセージとブラックジョークや下ネタの入り混じった歌詞世界。

今なお、ロック史上最大の異端ミュージシャンとして存在感を失わないフランク・ザッパの決定的評伝がついに刊行!

4月22日より、ドキュメンタリー映画の公開も決定、いまザッパから目が離せない!

著者
バリー・マイルズ
英国出身のジャーナリスト。60~70年代ロックやカウンターカルチャーについての著書で知られる。著書にポール・マッカートニーの公式評伝をはじめ、ジャック・ケルアックやウィリアム・バロウズといったビート詩人についての伝記など。

訳者
須川宗純(すがわ・そうじゅん)
1962年生まれ、編集者・自由研究家。
香港歌謡史、インド映画音楽史、アメリカンコミックス史、村上春樹研究、散歩などを対象とする。
編集を担当した本・雑誌特集に以下のようなものがある。
『ユリイカ』1994年5月号「特集=フランク・ザッパ」(青土社)、フランク・ザッパ、ピーター・オチオグロッソ『フランク・ザッパ自伝』、菊地成孔+大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』、マイク・バーンズ『キャプテン・ビーフハート』(以上河出書房新社)、大友良英『MUSICS』(岩波書店)、『STUDIO VOICE』2001年12月号「特集=オノ・ヨーコ」、2007年8月号「特集=政治を考える!」(以上INFAS)、大里俊晴『マイナー音楽のために』、『間章著作集』全3巻(以上月曜社)、『初期アメリカ新聞コミック傑作選1903-1944』(創元社)

オンラインにてお買い求めいただける店舗一覧
amazon
TSUTAYAオンライン
Rakuten ブックス
7net(セブンネットショッピング)
ヨドバシ・ドット・コム
Yahoo!ショッピング
HMV
TOWER RECORDS
disk union
紀伊國屋書店
honto
e-hon
Honya Club
mibon本の通販(未来屋書店)

P-VINE OFFICIAL SHOP
SPECIAL DELIVERY

全国実店舗の在庫状況
紀伊國屋書店
三省堂書店
丸善/ジュンク堂書店/文教堂/戸田書店/啓林堂書店/ブックスモア
旭屋書店
有隣堂
TSUTAYA
未来屋書店/アシーネ

MURO × VINYL GOES AROUND - ele-king

 キング・オブ・ディギンの異名をとるMURO、彼が監修した7インチ・ボックスが発売される。昨年末リリースされたミックス『DIGGIN’ “GROOVE-DIGGERS”2021 : Unlimited Rare Groove Mixed By MURO』などから選ばれた6曲を3枚に収めた完全限定盤だ。
 またその7インチ・ボックスとの連動企画として、ビリー・ウッテンのTシャツ付きセットも販売されるとのこと。今回も完売必至が予想されるので、お早めに。

MUROが監修を務めた7inch BOX『DIGGIN' “GROOVE-DIGGERS” BOX:Selected by MURO』発売決定! VINYL GOES AROUNDにて『Billy Wooten And Special Friends – In This World』オリジナルTシャツセット販売も。

日本が世界に誇るトップクラスのVinyl DiggerでありDJのMURO。彼とP-VINEのレアグルーヴ・リイシュー・シリーズ『Groove-Diggers』のコラボレーションによるミックスCD『DIGGIN' “GROOVE-DIGGERS”: Unlimited Rare Groove Mixed By MURO』などからMURO氏がさらに厳選した6曲が、スペシャルな7インチ3枚組BOXに収録されてリリースされます。
全曲初の7インチ化、特別デザインのBOX仕様で完全限定生産でのリリースです。

そして、その連動アイテムとして『Billy Wooten And Special Friends – In This World』のオリジナルTシャツをVINYL GOES AROUNDにてセット販売します。
アルバム・タイトルを前面に、地球のアートワークを背面にあしらったデザインはMURO氏のアイデアによるもの。レコード・コレクター必須のアイテム。限定販売となりますのでお見逃しなく。

Tシャツ付きセット 予約ページ
https://vga.p-vine.jp/exclusive/

[商品情報①]
タイトル:"Billy Wooten And Special Friends - In This World" T-shirts with DIGGIN' “GROOVE-DIGGERS” BOX:Selected by MURO
価格:¥11,110(税込)(税抜:¥10,100)
品番:VGA-1019
フォーマット:7inch×3(with BOX), T-shirt
※商品の発送は 2022年6月上旬ごろを予定しています。
※限定品につき無くなり次第終了となりますのでご了承ください。
※Tシャツのボディはギルダン 2000 6.0オンス ウルトラコットン Tシャツになります。

[商品情報②]
タイトル:"Billy Wooten And Special Friends - In This World" T-shirts
価格:¥5,280(税込)(税抜:¥4,800)
品番:VGA-1018
フォーマット:T-shirt
※商品の発送は 2022年6月上旬ごろを予定しています。
※限定品につき無くなり次第終了となりますのでご了承ください。
※Tシャツのボディはギルダン 2000 6.0オンス ウルトラコットン Tシャツになります。

[商品情報③]
アーティスト:V.A.
タイトル:DIGGIN' “GROOVE-DIGGERS” BOX:Selected by MURO
品番:P7-6460/2
定価:¥5,830(税込)(税抜¥5,300)
フォーマット:7inch×3(with BOX)
発売日:2022年5月25日(水)
★完全初回限定生産

DISC 1:(45rpm)
A: ERIK TAGG / Living Off The Love
B: SPICE / The Last Time
DISC 2:(45rpm)
A: PRINCE BILLY MAHDI WRIGHT / Summer Love (or Verano De Amor)
B: 1619 BAD ASS BAND / Step Out
DISC 3:(33 1/3rpm)
A: BILLY WOOTEN / Chicango (Chicago Land)
B: BILLY WOOTEN / Dancing and Singing

[MURO プロフィール]
日本が世界に誇る King Of Diggin'こと MURO。「世界一の Digger」としてプロデュース/DJ での活動の幅をアンダーグラウンドからメジャーまで、そしてワールドワイドに広げていく。現在もレーベルオフィシャル MIX を数多くリリースし、国内外において絶大な支持を得ている。多岐に渡るフィールドで最もその動向が注目されているアーティストである。毎週水曜日 21:00〜 TOKYO FM MURO presents「KING OF DIGGIN’」の中で毎週新たな MIX を披露している。
番組 HP:https://www.tfm.co.jp/kod/

Keith Freund - ele-king

 20年前すでに音楽リスナーだった人は、あの頃のフォー・テットを思い出すといいだろう。フォークトロニカなどというサブジャンル用語で括られていた時代の、潔癖で愛らしいエレクトロニカ。キース・フロイントによるこれは、ジャズとアンビエントに寄った、その現代版である。つまり、時代を反映したダークでインダストリアルでディストピックな音楽ではない。小さな喜びをもった潔癖で愛らしいエレクトロニカだ。
 では、20年前はまだ赤ちゃんだった小山田米呂君のような音楽リスナーにはなんて言おうか。もしキミがOPNイーライ・ケスラーなんかが好きだったら、この音楽も好きになるかもしれない、反抗的ではないけれど夢想的な音楽だ、これだけ言って興味を持ってくれなければそれまでだ。なぜならこの音楽には虚栄心はないし、山っ気もない。誰かがこれを好きになってくれたらそれで良いや、そんな謙虚な音楽だったりする。

 オハイオ州アクロンを拠点とするキース・フロイントには、すでにそれなりのキャリアがある。彼のプロジェクトでもっとも名前が知られているのは、おそらくトラブル・ブックスだろう。これはフロイントが彼のパートナー、リンダ・レイショヴカといっしょにやっていたプロジェクトで、10年前にはマーク・マグアイアと共演もしている。また、そのメンバーのひとりマイク・トランはTalons'名義で長いことフォークをやっていて、数年前にVICEが「もっとも過小評価されているソングライター」として紹介したことでここ最近広く知られるようになった。フロイントに関しては、最近ではLemon Quartet、Aqueduct Ensembleといった名義でのジャズ/アンビエント寄りの作品が注目を集めているが、これらはアンドリュー・ウェザオールも評価したというアーティスト、G.S. Schrayとの共同プロジェクトになる。いずれにせよ、地元アクロンのインディ・シーンで活動している人たちといろいろやってきているようだ。
 時代との折り合いの付け方に苦労したとマイク・トランはVICEのなかで話しているが、たぶん、アクロンのシーンそのものがそうなのだろう。そこはポートランドでもなければ、LAでもNYでもない。クールでトレンディな若者を惹きつけるような街には見えないし、シカゴやデトロイトやフィラデルフィアのような箔があるわけでもない。業界が頻繁にチェックするようなところでないことはたしかだろう。だから、商業的な利益を得るうえで必ずしも機会が恵まれているとは言いがたい土地で長く音楽活動を続けるには、音楽への愛情が不可欠だ。ただでさえSNS時代はヘンな大人が嘲笑の的になりがちで、愛がなければまずやっていられない。しかし活動を支える純粋な思いは、いつしかおのれの音楽作品を磨き上げることにもなる。本作『Hunter on the Wing(翼のうえのハンター)』がそれに当たる。
 
 “なんもない、ただ月を聴く(Nothing, Just Listening to the Moon)”という曲を聴けば、このアルバムの魅力がわかるだろう。ひなびたノイズのループ、ピアノとサックスフォンが気持ちよさそうに音を奏でている。目新しい手法ではないが、このあたたかいテクスチュアにはアルバム全体に通じる親密さがある。フロイントは、フィールド・レコーディングを駆使してこの音響を味わい深いものにしているが、同時に極めて人工的な響きの抽象的な電子音が曲のなかで奇妙な時代感を感じさせる。宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』の世界に、突如としてシンセサイザーが送り込まれてしまったと、そんな夢想を引き出す音楽なのだ。
 こうした実験的だが穏やかさを崩さないエレクトロニカ系は、20年前のフォー・テット、さもなければフェネスの『Endless Summer』がそうだったように、じつは時代のトレンドに隣接しているということを、20年前すでに音楽リスナーだった人は覚えていることだろう。繊細な叙情性とアコースティックな響きは最近ずいしょで聴ける時代の信号のようなもので、いまもしぼくがDJをやるとして、キャロラインの次にこのアルバムのなかの1曲をかけても違和感はないはずだ。ただし、こちらには政治的表明などないけど。“なんもない、ただ月を聴く”と言っているぐらいなのだからね。

Jeff Mills and the Zanza 22 - ele-king

 ジェフ・ミルズの勢いが止まらない。
 以前から多作ではあったが、とりわけ2020年という画期以降、ミルザート名義での怒濤のリリースをはじめ、エディ・フォークス&ジェシカ・ケア・ムーアとのザ・ベネフィシャリーズ、ガイアナ系フランス人ピアニスト、ジャン・フィ・デイリーとのザ・パラドックス、デトロイトのラファエル・リーファーとの共作など多くのコラボを実践、雑誌を創刊したりもしている。
 4月にリリースされる新作は、「ジェフ・ミルズ・アンド・ザ・ザンザ22」名義によるエレクトロニック・ジャズ作品。2021年に始動した「ジェフ・ミルズ・アンド・ザ・ザンザ21」の発展型だ。ミルズみずからパーカッションやキーボード、シンセを演奏、ライヴを念頭に置いた1枚に仕上がっているという。テーマはスローライフ。情報にあふれ、なにもかもが一瞬で消費されていく現代にふさわしい切り口といえよう。現時点ではCDとデジタルのみでのリリース予定とのこと。

artist: Jeff Mills and the Zanza 22
title: Wonderland
label: Axis
release: 2022.04.27

tracklist:
01. Full Moon Brigade
02. A Life Aquatic
03. Tropicana
04. Something Like That (Moody)
05. Sunset Lovers
06. When The Time Is Right (Original version)
07. Wonderland
08. Cause & Effect
09. The Main Contender
10. Getaway
11. Like Paradise
12. Chin Tiki (Upper Level)

Floating Points - ele-king

 ロンドン拠点のプロデューサ、DJであるフローティング・ポインツが、新曲 “Vocoder” を〈Ninja Tune〉よりドロップ。昨年の2021年、彼とファラオ・サンダース&ロンドン交響楽団による『Promises』が数多の高評価を得たことは記憶に新しい。新曲はビートにしっかりと下支えされたダンサブルな一曲で、2019年作『Crush』の続きを思わせます。暗い時代だからこそ踊ろう、きっとそういうことだ。

現代最重要プロデューサー、フローティング・ポインツが
新曲『Vocoder』をリリース!

最新オリジナル・アルバム『Crush』は
期間限定スペシャル・プライスで発売中

マンチェスターに生まれ、現在は作曲家/プロデューサー/DJとしてロンドンを拠点に活動するフローティング・ポインツ。昨年はファラオ・サンダース&ロンドン交響楽団とのコラボ作品『Promises』でThe Guardian (Contemporary)、TIME Magazine、The New York Times (Jazz)、Mojo、The Vinyl Factory他多数のメディアで年間ベストの1位を獲得、そして今年に入ってからは宇多田ヒカルの最新アルバム『BADモード』へプロデューサーとして参加し大きな話題を呼んだ彼が、新曲 “Vocoder” をリリース!

Floating Points - 'Vocoder' (Official Audio)
https://youtu.be/Mnq53ZR9v-w

また、初期衝動への原点回帰と音楽的な進化を同時に果たしたセカンド・アルバムとして2019年にリリースされた『Crush』の日本盤CDが期間限定スペシャル・プライスで発売中!国内盤CDはヴィンテージ・ハードウェアで制作された至高の音像をより堪能できる高音質UHQCD紙ジャケ仕様で、ボーナス・トラック「LesAlpx Dub - (JAPANESE SPECIAL EDITION)」を追加収録している。

label: NINJA TUNE
artist: FLOATING POINTS
title: VOCODER

https://floatingpoints.lnk.to/vocoderPR

label: NINJA TUNE / BEAT RECORDS
artist: FLOATING POINTS
title: CRUSH
release date: NOW ON SALE
国内盤CD BRC-615X (期間限定廉価盤〜2022.08.31): \ 2,000 +tax
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10474

Urvakan - ele-king

 注目しておきたいコンピがリリースされている。『集合的な回顧録』と題されたそれは、アルメニアの実験的な電子音楽のフェスティヴァル〈Urvakan〉──実現しなかった2020年のラインナップにはシャクルトンザ・バグソフィーズリなどの名が並んでいる──によるプロジェクトで、アルメニアのみならずジョージア、ロシア、ウクライナのアーティストが参加。フィールド・レコーディングやサウンド・コラージュを駆使したアンビエント寄りの曲たちが収録されている。
 インフォメイションによれば、場所は異なるけれども、どこか似たところのある文化を有する人びとの潜在意識に働きかけ、集合的な記憶を起ちあげる、というのがコンセプトだそうだ。東欧~西アジアの集合的記憶、と言われて思い浮かぶのはやはりソ連だが……フェス名の「urvakan」はアルメニア語で「幽霊、幻影、精霊」を意味することばで、今回のコンピは「憑在論的な」音楽の実践でもあるらしい。
 いずれにせよ、現在のウクライナ情勢をかんがみると、同コンピはロシアを含めた東欧~西アジアの実験的な電子音楽家たちによるソリダリティの性格を帯びてもいる(ただしリリース日は戦争開始前日なので、意図的なものではなかったと思われる)。収益の100%はウクライナの人道回廊の組織およびアルツァフ(アゼルバイジャンの一部とみなされているが、居住者の大多数がアルメニア人系の国家ないしは地域)の文化組織に寄付されるとのこと。

Various
A Collective Memoir

Urvakan
https://urvakan.bandcamp.com/

 また、同作に参加しているロシア出身ベルリン在住のプロデューサー、ペリラ(Perila)──2021年は〈Smalltown Supersound〉からアルバムをリリース、2020年にはフィラデルフィアのウラ(Ulla)と組んだログとして『LOG ET3RNAL』を残している──は、個人としても新作「ことばでは言いあらわせない(there are no words to describe it)」を発表。すべての収益は、政治犯として囚われた人びとを助けるために闘っている人道組織に寄付されるとのこと。

perila
there are no words to describe it

self-released
https://perilazone.bandcamp.com/album/there-are-no-words-to-describe-it

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443