「K A R Y Y N」と一致するもの

DJ HI-GO (Dip Aura/1968) - ele-king

My Funk Train Best 10


1
Magnum - Evolution - Jamie

2
Lyn Collins - Think (about it) - Polydor

3
Uptown Funk Empire - Walkin Like the Ginger - Soulab

4
James Blood Ulmer - Pleasure Contol - CBS

5
Mandrill - Can you Get It (Suzie Caesar) - Arista

6
Patrice Rushen - The Hump - Prestige

7
Defunkt - I Tried To Live Alone - Hunnibal

8
Lee Dorsey - Yes We Can (part 1.) - Polydor

9
Bill Summers - Straight To The Bank - Prestige

10
Wally Badarou - Chief Inspector - Island

Charlemagne Palestine - ele-king

Photo courtesy of Charlemagne Palestine

 よもやシャルルマーニュ・パレスタインのパフォーマンスを日本で体験できる日が来るとは、と考えられないわけではないが、あまり現実味のある話とも思えず、ほとんど考えたことはなかった。なぜならパレスタインは、ラ・モンテ、ライリー、ライヒ、グラスのミニマル四天王がそろって戦前(1930年代なかば)うまれなのに対して、戦後派(1945年うまれ)であり、問題意識をゆるやかに共有しながら作家性のベクトルをうまく差異化できたオリジナル・ミニマリストたちの影で仕方なく鬼才あつかいされてきた節がなくもないからだ。パレスタイン自身、70年代なかばから80年代にかけて、かねてから表現方法のいちぶであった動物の剥製やヌイグルミによるインスタレーション(彫刻)を使ったミクストメディア活動に軸足を移したことで、作品は音楽からサウンドアートへ、つまり複製メディア(レコード、CD)を媒介にした聴取から展示(大規模なものもふくむ)による体験型へスライドし、海のこちら側のファンはいよいよ全貌をとらえがたくなった。幼少期にユダヤ教会の聖歌隊員だったパレスタインの神秘主義的な傾向もそれに拍車をかけていたと、いまにして思うのだけれど、あらゆる音楽を再定義した90年代をある種の境に、エレクトロ・アコースティック~ミニマルにも再評価の波がおよんだのと同じく、パレスタインもまた、過去の作品がCD化され、現行のパフォーマンスが形になり、何世代も下のリスナーに「発見」されいった。最初はカルトなミニマリストとして。しだいにミニマルの枠を超えたサウンド・アーティストとして。
 パレスタインの曲の多くはたしかに長時間の反復を基調にしている。ところがそれは基本的にはパターンのくりかえしでも、音と音の間を極端にひきのばす時間操作でもない。たとえば、ピアノの両手によるトレモロ/トリルでわずかな音程差の音が微少なズレで間断なく重なることで、音の残像が倍音をうみだす代表作『Strumming Music』(74年)のタイトルにもなっている手法「ストラミング」は、私は彼なりのフェイズ、ドローン解釈とも思うのだが、延々とつづく音響の連続体をひと皮剥くとデュオニソス的な熱量――が宗教性のせいかどうか、即断はしかねるが――が張りつめていて、ミニマルという最小単位がゴシックに、つまり過剰に反転するチャンスをうかがっているようすがある。この両義性が本人いうところの「マキシマル」ミュージックなのか。ラ・モンテほどヒプノティックすぎず、ヘルマン・ニッチのように儀式偏重でもない、ブランカとも通底するメカニカルな倍音へのアプローチでありながら、舞台の上ではカジュアルなどこかひとを喰った雰囲気のシャルルマーニュ・パレスタインの音楽を理解するには、体験するがいちばんてっとりばやい。いずれの音楽でも、音楽でなくてもそれは何よりものをいうのだろうが、パレスタインの場合、私は強迫的にそう思うのである。(松村正人)

――という原稿を書きあげたのですが、渋谷WWWのライヴはすでに定員に達した模様で......。追加チケットが、もしかしたら出るかもしれないということなので、ひきつづき、下記サイトをチェックしてください。
 また、北九州でパレスタインと共演したジム・オルーク、オーレン・アンバーチ、灰野敬二のライヴも西麻布SuperDeluxで近日行われますので、こちらもぜひ!

1/19(木)北九州市・北九州芸術劇場 小劇場
シャルルマーニュ・パレスタイン(ピアノソロ)、オーレン・アンバーチ/灰野敬二/ジム・オルーク
https://cca-kitakyushu.org/jp/index.html

1/25(水)東京・渋谷 WWW
シャルルマーニュ・パレスタイン(ピアノソロ)
https://www-shibuya.jp/schedule/1201/001382.html

1/26(木)東京・西麻布 SuperDeluxe
オーレン・アンバーチ/ジム・オルーク DUO、クリス・コール/秋山徹次 DUO
https://www.super-deluxe.com/room/125/

1/30(月)東京・西麻布 SuperDeluxe
オーレン・アンバーチ/灰野敬二/ジム・オルーク
https://www.super-deluxe.com/room/126/

Kuedo - ele-king

 ムーヴメントの解釈は十人十色というか百人百様というか、人によって違うものだけれど、年末にゴス・トラッドを取材して気がつかされたことは、彼のダブステップ解釈が音楽のスタイルではなく、違ったバックボーンの人たちが一同に会していたということである。ああー、たしかにその話は昔他の誰かからも聞かされた覚えがある。異なった階層、異なった趣味、異なった人たちが出会うという点ではゴス・トラッドの主張の通り、ダブステップはレイヴ・カルチャーの理念を再現していたということになる。まだシーンがアンダーグラウンドだった時代は。
 2006年のブリアルの主張を思い出す。彼はダブステップはメインストリームに進むべきではないと繰り返していた。が、欧米ではダブステップはメインストリームとなり、こうしてあらたな分裂がはじまった。昨年リリースされたセパルキュアのデビュー・アルバムのようなアンダーグラウンドの折衷主義(ポスト・ダブステップ、UKガラージ、ダウンテンポ、ハウスそしてテクノなど)なども分裂後の動向の好例のひとつだ。ベテランのリスナーはハウスが"ディープ・ハウス"と、テクノが"エレクトロニカ/インテリジェント・ダンス・ミュージック"というタームで選別されはじめた頃を思い出せばいい。

 そしてベテランのリスナーに向けては、クエド(ヴェックストの名義でも知られる)のデビュー・アルバム『セヴァレント』を説明するのも簡単だ。これは要するに、ダブステップ/グライム世代における20年前のブラック・ドッグ・プロダクションズやグローバル・コミュニケーションのようなものである。『セヴァレント』は、ダンスフロアの熱狂の軌道修正という意味でも、そして夢想的な上もののシンセサイザーやスモーキーな感覚においても、〈ワープ〉の『アーティフィシャル・インテリジェンス』のダブステップ・ヴァージョンと言える。当たり前の話、さすがに当時ほどの楽天性はないものの......というか、むしろ絶妙なセンスでグライムの黙示録的な終末感が展開されているというのに、つまり本人にはそのもつもりはないだろうけれど、僕には古典的な〈ワープ〉サウンドの新世代による再解釈としても聴けてしまう。マイケル・パラディナスが、そして佐藤大や稲岡健がこれを嫌いなはずがない。『ピッチフォーク』はOPNなどと比較しているが、どうだろう。こちらのサウンド・プロダクションの骨格をなしているのはクラブ・ミュージックだ。『セヴァレント』はダブステップとグライムによって更新されたエレクトロニカないしはチルアウトなのである(たとえば2曲目と3曲目などは涙ものです)。

 もうこの際だから、90年代の豊かさを再発見する意味でも、〈ワープ〉をライセンスしているビートインクあたりがこの時代の音源を再発をするのもいいのではないだろうか。クエドから入った若いリスナーが1991年から1994年あたりまでの〈ワープ〉に代表されるUKのテクノ(あるいはまたアイトホーフェンのテクノ)を好きになるのは目に見えている。この手のサウンドに関しては当時の日本からも〈ダブレストラン〉や〈トランソニック〉、〈サイジジー〉といったレーベルを中心に良い曲がたくさん生まれているわけだし。

ele-king vol.4 - ele-king

 僕はこう見えてもせっかちなほうなのですが、松村正人さんがとてものんびり屋さんなので、いつもハラハラしています。「なんで君はそんなにのんびり屋なんだ?」「いや、私は南の生まれなんで」「南の生まれならみんなそうなのか」......。
 以下、目次です。どうぞ、みなさん、よろしくお願いします!

ele-king Vol.4 DOMMUNE BOOKS 0007

Flashback 2011◎野田努

Camera Eye 2011 大森克己/吉野英理香/山本精一/塩田正幸/小原泰広

〈EKジャーナル〉
磯部涼『プロジェクトFUKUSHIMA!』◎水越真紀
僕と革2~NY編◎Shing02
ラース・フォン・トリアー『メランコリア』◎三田格
大阪のクラブシーン◎DJ TUTTLE

〈特集〉2011パート1
2011◎松村正人/菊池良助
座談会:木津毅×田中宗一郎×野田努×橋元優歩×松村正人×三田格
2011エレキング-ランキング100◎飯島直樹/磯部涼/加藤綾一/木津毅/九龍ジョー/竹内正太郎/田中宗一郎/南波一海/野田努/野中モモ/橋元優歩/二木信/松村正人/水越真紀/三田格

オウガ・ユー・アスホール インタヴュー◎水越真紀/菊池良助

〈コラム〉頭でわかる2011◎三田格

コード9 インタヴュー◎野田努/小原泰広

続・坂本慎太郎◎松村正人/小原泰広

〈音楽の論点〉
岡村詩野/橋元優歩/竹内正太郎/新田啓子/鮎川ぱて/吉本秀純/塚本謙 

往復書簡:実験一旦停止!◎松村正人×三田格

ラップ・ミュージック鼎談◎磯部涼×上神彰子×二木信

〈フラッシュバック・ザ・ワールド〉
LA編◎バルーチャ・ハシム
NY女子会◎沢井陽子+ニコ ・ザ・スーザン+マリコ・ニップス+ナッシー+ハルミ
ロンドン編◎ジョー・マグス
パリ編◎山田蓉子
ベルリン編◎浅沼優子

〈no ele-king〉
平賀さち枝◎磯部涼/小原泰広

〈論考〉
刀根康尚 メールインタヴュー◎粉川哲夫

〈TAL-KING1〉
渋谷慶一郎◎松村正人/鈴木心

〈連載コラム〉
キャッチ&リリース◎tomad
私の好きな◎牛尾憲輔(agraph)
二木ジャーナル◎二木信
編年体ノイズ正史◎T・美川
ピーポー&メー◎戸川純/フェミニャン
水玉対談◎こだま和史×水越真紀

〈カルチャーコラム〉
EKかっとあっぷあっぷ◎五所純子/三田格/樋口泰人/岡澤浩太郎/小濱亮介/プルサーマル・フジコ/佐々木彩

〈TAL-KING2〉
アルヴァ・ノト◎松村正人/小原泰広

〈TAL-KING3〉
KILLER-BONG◎二木信/小原泰広

〈特集〉2011パート2
マイプライベートチャート2011◎
EY∃/飯島直樹/ECD/石原洋/小山田圭吾/加藤綾一/木津毅/九龍ジョー/CUZ ME PAIN/1945 a.k.a. KURANAKA/GOTH-TRAD/Yusaku Shigeyasu/CE$/竹内正太郎/野田努/田中宗一郎/DJ TUTTLE/tofubeats/ナカコー/野中モモ/DJ NOBU/橋元優歩/浜崎(TRASMUNDO)/PUNPEE/二木信/Makkotron/三田格/mochilon/YO!HEY!!/DJ YOGURT

表紙オモテ◎宇川直宏
表紙ウラ◎高橋恭司

Chart by TRASMUNDO 2012.01.17 - ele-king

Shop Chart


1

B.D.

B.D. ILL SON »COMMENT GET MUSIC

2

ERA vs MASS-HOLE

ERA vs MASS-HOLE 3 WORDS MY WORLD remix album »COMMENT GET MUSIC

3

Cracks brothers

Cracks brothers Straight Rawlin' »COMMENT GET MUSIC

4

TAMU

TAMU 本音は骨の髄の中 »COMMENT GET MUSIC

5

JUZU presents movements

JUZU presents movements Beyond (DVD) / »COMMENT GET MUSIC

6

Marginalman a.k.a.TUTTLE

Marginalman a.k.a.TUTTLE PEACEMAN ko vol.1 »COMMENT GET MUSIC

7

No Rule & Eleven (SEMINISHUKEI)

No Rule & Eleven (SEMINISHUKEI) Seventeen LEMONADE »COMMENT GET MUSIC

8

TOSHI a.k.a.Mino no Mamushi

TOSHI a.k.a.Mino no Mamushi MIX TAPE ALBUM :THE CHRONIC-L- »COMMENT GET MUSIC

9

BM a.k.a.blahmuzik

BM a.k.a.blahmuzik kichijoji take 1 »COMMENT GET MUSIC

10

ISEHARA KAIDO BOYS(SOLO WORKS)

ISEHARA KAIDO BOYS(SOLO WORKS) OIWAKE MOST EP(DEMO) »COMMENT

Chart by STRADA RECORDS 2012.01.17 - ele-king

Shop Chart

年末年始に来日したDerrick May。今回はDerrickが今までにプレイした曲を特集してみました。


1

ALEX Q

ALEX Q JULE EP MUSIK GEWINNT FREUNDE(GER) »COMMENT GET MUSIC
【Derrick Mayが年末のDommuneでプレイ!】同レーベルからの前作「Endlich Fruhling EP」が売れに売れたドイツのアーティストALEX Qによる注目盤!A面のサックスとピアノが響き渡る上質なディープ・ハウス・チューン「Jule」は前作のファンの期待を裏切らないバッチリな仕上がりです!

2

RENNIE FOSTER

RENNIE FOSTER FALLING SKYWARD RENNIE FOSTER(UK) »COMMENT GET MUSIC
【Derrick Mayプレイ!】Subject DetroitやMotechといったデトロイト系のレーベルからも作品をリリースするRennie Fosterが自分のレーベルから放った強力盤!KaitoことHiroshi Watanabeによるディープなリミックスが秀逸!ハウシーなトラックにギターのソロがフィーチャーされた心地良くもエモーショナルな仕上がりです!

3

A DRUMMER FROM DETROIT

A DRUMMER FROM DETROIT DRUMS #1 FIT SOUND(US) »COMMENT GET MUSIC
【Derrick Mayプレイ!】3 CHAIRS第4のメンバーMARCELLUS PITTMANによるファースト・リリースで幕を開けたデトロイトのテクノやハウスのディストリビューターを手がけるFITのセルフ・レーベルFIT SOUNDから謎のユニットによるレーベル第四弾が登場!フロア向けの強力なツール作品となっておりA面はドラム、コンガ主体のパーカッション・トラック、B面はシンセFXやサンプル・フレーズを用いた軽やかなビート・ダウン・トラックと、どちらも即戦力間違いなしの強力盤!

4

ETHYL & FLORI

ETHYL & FLORI SHELTER-ROLANDO REMIX SECRETSUNDAZE(UK) »COMMENT GET MUSIC
【Derrick Mayプレイ!】「Jaguar」の大ヒットで知られるDJ ROLANDOによるリミックスを収録!音数少な目のクールなディープ・ハウスのオリジナルをパーカッシヴで走ったデトロイト・スタイルのフロア・チューンに仕立てています!黒いサウンドがお好きな方もお見逃し無く!

5

TR(TIMMY REGISFORED&ADRS)

TR(TIMMY REGISFORED&ADRS) NAIVE TRACK RESTRICTED TRACKS/SHELTER (US) »COMMENT GET MUSIC
【Derrick Mayプレイ!】またまたTIMMY REGISFORDによるDJユースなトラックもの!パーカッション打ちまくりのいかにもSHELTERなビートにレイドバックした上モノが薄っすらと乗っています。B面にはビートのみのトラックをカップリング!

6

FIRST CHOICE

FIRST CHOICE DR.LOVE SALSOUL (US) »COMMENT GET MUSIC
【Derrick Mayが年末のDommuneでプレイ!】A面収録のFirst Choice/Dr. LoveはDERRICK MAYヘビープレイ、B面Ripple/The Beat Goes OnはCARL CRAIGとのユニットINCOGDOのリエディット作品Ventage (Institutional Mix)の元ネタとしても知られる傑作クラシックス!

7

CODE 718

CODE 718 EQUINOX-HENRIK SCHWARZ REMIXES STRICTLY RHYTHM(UK) »COMMENT GET MUSIC
【Derrick Mayプレイ!】DANNY TENAGLIAが手がけたLOFT CLASSICとしても知られる名曲のリミックス!2009年の曲ながらDERRICK MAYが最近再びヘビープレイし最注目を集める一枚!

8

CARL CRAIG

CARL CRAIG AT LES-CHRISTIAN SMITH REMIXES TRONIC(UK) »COMMENT GET MUSIC
【Derrick Mayプレイ!】93年デトロイト・テクノの伝説的コンピ[VIRTUAL SEX]に収録されその後もCARL CRAIGの最高傑作という声も名高い[AT LES]をCHRISTIAN SMITHがリメイク!オリジナルはJAZZっぽい生系のドラムでしたが、本作ではよりフロア映えする4つ打ちキックに変更されており使いやすさも格段にアップ!オリジナルの情感を損なうことなくアップ・デートされた傑作です!

9

VA

VA DISCONET VOLUME 10 DISCONET(UK) »COMMENT GET MUSIC
【Derrick Mayプレイ!】Derrick MayがTantra - Hills Of Kathmandu (Disconet Remix)をDommuneでプレイ!かつてDJやラジオ向けにスペシャル・リミックスを配給していたDISCONETのレアな音源をコンパイルした再発シリーズの第10弾!盛り上がる人気イタロ・ディスコTantra「Hills of Katmandu」を筆頭にGrace Jones、Yazooのスペシャル・エディットを収録!

10

DINOSAUR L

DINOSAUR L GO BANG#5 SLEEPING BAG (US) »COMMENT GET MUSIC
【Derrick Mayが年末のDommuneでプレイ!】PROD. BY ARTHUR RUSSELLでミックスがFRANCOIS Kの人気クラシック!ガラージ系のDJのみならずDERRICK MAYやGILLES PETERSONも来日時にプレイしていた大定番!

HACIENDA @ VISION - ele-king

 ケン・ローチの『エリックを探して』で最高なシーンのひとつは、マンチェスター・ユナイテッドのサポーター(郵便配達の仕事をするビール腹のおっさん連中)が、チームが鉄道員によって生まれたことを誇りにしているところだが、プレミア・リーグが設立されて、エリック・カントナやライアン・ギグスが台頭し、ブライアン・ロブソンが牽引した頃のオールド・トラッフォードを埋め尽くしていた若いサポーターの多くは、シーズンオフの夏になればイビサを旅行して、アシッド・ハウスで踊っていたはず。1985年5月のヘイゼルの悲劇(UEFAにおけるリヴァプールとユヴェントスの試合で大量の死者を出す)によって世界的に悪名を轟かせたイングランドのフーリガンは、サッチャー首相から公然と「イギリスの恥さらしめが」と非難され、それを受ける形でザ・スミスが"スウィート・アンド・テンダー・フーリガン"を歌ったちょうどその頃、スコットランド人の頑固オヤジ、アレックス・ファーガソンが監督に就任しているわけで、そして、やがてファーガソンによって上昇していくチームと歩調を合わせるかのようにストーン・ロゼーズやハッピー・マンデーズが登場するわけだ。
 なんでこんなまわりくどい話をしているのかって? 昨年、DVDになった『エリックを探して』を見ながら、「やっぱマンチェスターっていいよなー」と漠然と思ったからである。深い意味はないが、深い愛情が沸いてきたのだ。

ピーター・フック ベズ

 今週末(21日)の渋谷〈ヴィジョン〉にはピーター・フックとベズが登場する。説明するにはおよぶまい。フッキーはジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダーのベーシスト、ベズはハッピー・マンデーズのダンサーだ。灰色のマンチェスターがマッドチェスターへと移り変わるところにおいて、もっとも核になる場所=ハシェンダにいたふたりである。ハシェンダを作ったひとりであり、ハシェンダで踊っていたひとりである。日本にいるユナイティッドのサポーターもシティのサポーターも集まらなければならない。もちろん、最近おマンチェを好きになった君や20年前にマッシュルームカットだった君もだ。ちなみにこの日は、瀧見憲司、スギウラムも出演する。
 また、前日の金曜日(20日)には、ドミューンにてプレ・パーティが開催される。7時からはハシェンダのオープン30周年を記念したピーター・フックのトークがあり、DJタイムにはベズのダンスがすぐそこで見れるだろう。DJは、いまやすっかりセカンド・サマー・オブ・ラヴ大使の役目が定着した与田太郎とDJヨーグルト。全曲おマンチェ+アシッド・ハウスを披露する!

1月21日(土) HACIENDA 特別公演第三弾 @ VISION
PETER HOOK ( JOY DIVISION / NEW ORDER ) & BEZ ( HAPPY MONDAYS ) !
https://www.fac51thehacienda.jp/

King Krule - ele-king

 日本でクリスマスが普及し、定着したのは、ホワイ・シープが主張するような博愛主義が受け入れられたからではなく、ひとつには、日本人の"区切り"の感覚にフィットしからだという説がある。"聴きおさめ""歌いおさめ"という表現があるように、新たな年を迎えるにあたって1年のうちの最後の季節の終わりを感じなければいけないときに、クリスマスという外からやってきた文化は"第九"とももにうまくハマったのである。長年養われたある種の自然感覚が、季節の"区切り"を強調したがるのだ。そういう意味では、2011年から2012年にかけては"区切り"が得意な日本人にとっても後味の悪さを覚えざるをえないと言えよう。前代未聞の暴動を経験したUKにおいても同様だ。キング・クルエル(クルル?)はその後味の悪さから登場したシンガー・ソングライターである。

 僕を責めた/日々を奪った/信頼はなく/囲まれ、そして僕が地獄に堕ちるのを彼らは見た/地面を打たないで/僕は死んでいる/身体はわかっている/僕の魂は溺れ/コンクリートのなかで窒息している
"The Noose Of Jah City"

 ケン・ローチの映画から出てきたような風貌の17歳のガリガリ君、アーチー・マーシャルは、訛りの強い地元(東ロンドン)の英語で、今日的なロンドンの音――すなわちダブステップ/グライムが街のなかを駆けめぐってからの音をもって歌う。「この叙情的な音楽は必ずしも政治的ではないが、この夏宙ぶらりんになった不満、そして緊張と冷酷な感覚がある」と評したのは『ピッチフォーク』だが、実際のところアーチー・マーシャルは、彼のズー・キッド名義によるデビューにおいてビリー・ブラッグの擁護を受けている。こんな時期に......いや、こんな時期だからこそ、かつてポール・ウェラーと同盟を結び、80年代末には都内の反核デモにも参加した過去を持つ左翼活動家兼フォーク歌手の名前を聞くというのも興味深い。
 本作はアーチー・マーシャルの、キング・クルエル名義による5曲入りのデビューEPである。ダークウェイヴとロックンロールとの出会いなどとも形容されているが、実際はスタイルの新しさ以上の大きな予感を感じる作品だ。"Bleak Bake"は、リズムマシンのスネアの音を活かしたダビーな質感の、いわばポスト・ダブステップ的なアプローチを持っているが、その歌はまるで声変わりしたばかりの少年のような声で歌われている。音域は広くはないが表情は豊かで、初期のレナード・コーエンのようでもある。彼はそしてどうやら強烈な言葉を発している。「僕の心臓が僕の頭をつかんで、その縫い目を引き裂く」、さりげないメロディラインと凍えるような声は残酷な言葉を歌う。「ベッドのうえで僕は血にまみれている/それはお馴染みの光景」
 深いリヴァーブの反響するギターを鳴らしながら歌う......というとアトラス・サウンドを思い出す方も多いだろうが、この音楽はルー・リードというよりもジョー・ストラマーで、つまり文学というよりも社会を感じる。未解決で宙ぶらりんな後味の悪さを、うまく焦点を合わせることができないその苛立ちを率直に表しているという点におてはパンクとも言えよう。そしてこの暗い感覚こそ、ここ10年のあいだUKのロックが失っていたものではないだろうか。いよいよ出てきたか......2012年はキング・クルエル、そして近いうちに紹介しようと思っている24歳のロンドンの青年、トム・ザ・ライオンからはじまる。

第5回 2011年のリイッシュー・ベスト3 - ele-king

 発掘音源の豊かさに舌を巻き、その点数もピークに達したと思われる2010年。なかでもナーキ・ブリラン『ナーキ・ゴーズ・イントゥー・オーボ』(81)にジャン・クロード・エロワ『シャンティ』(79)、そしてシコ・メロ『アグア』(84)はこのような音楽が当時のリスナーにやすやすと見過ごされてきたかと思うと、自分も含めてがっかりするしかないほど、よくできた音楽だった。発想だけでなく、スキルも申し分ないし、当時の気分だってちゃんと反映されている。なるほどヒネリは存分に効いているし、並外れたセンスではある。しかし、ありとあらゆる要素がシーンから掛け離れていたとも思えない。アウシュビッツへのこだわりだけを見ても『シャンティ』はそれこそスロッビング・グリッスルのすぐ隣にあった音楽だったことはたしかだし。

 ダメンバートの例もあるように10年ほどシーンを先取りできたミュージシャンは意外といるものである。そのようなミュージシャンに誰ひとりとして光を当てなければ簡単に潰れてしまうこともよくあることだろう。あるいは、一時的に活躍したミュージシャンでも次の時代に伝える力と結びつかなければ、これもあっさりと忘れ去れてしまうことはベルナール・フェーヴルの例を見ても明らかだろう。彼の後半生を彩ったブラック・デヴィル・ディスコ・クラブを〈リフレックス・レコーズ〉が再発しようと思わなければ『ザ・ストレンジ・ニュー・ワールド・オブ・ベルナール・フェーヴル』(75/09)などという奇妙な作品に出会うことはなかった。そして、そこから彼の本当の後半生がはじまったのである。〈リフレックス・レコーズ〉は2011年、ブリットコアのレア盤だったザ・クリミナル・マインズの集大成も再発している。

 21世紀になると、人びとはTVディナーを食べながら20世紀につくられたTVドラマばかり観ているというSF小説があった。大きな回顧モードに入ったスロッビン・グリッスル周辺だけでなく、シンセ-ポップとインダストリアル・ミュージックの境界線上に位置する音楽がやたらとリイッシューされた2011年。その頃のSF的なムードはまさにそのような事実と相俟って、驚くほどの相乗効果をもたらした。本当に小説のなかにいるような気がしつつ(現実があれだしね)、その辺りは適当に避けつつも、他の発掘音源に過大な注意を向けざるを得なかったことも2011年という異常な年の余計な楽しみのひとつではあった。

 ファンク好きには36年ぶりのリイッシューとなったプレジャー『ダスト・ユアセルフ・オフ』は絶対に外せないだろうし、たかがイージー・リスニングとはいえ、インパルスがトム・スコット『ハニーサックル・ブリーズ』(67)を蘇らせたことも事件ではあった。流行りとの連動ではジェフ・アンド・ジェイン・ハドスン『フレッシュ』(83)などというものもあった。それこそ数え始めたら切りがない。そのなかから勝手にベスト3を選んでみた。以下、オリジナルのリリース順に。


Pekka Airaksinen / One Point Music

Pekka Airaksinen / One Point Music O Records

 72年に〈O・レコーズ〉からリリースされたフィンランドの古典的実験音楽がついに。03年に〈ラヴ・レコーズ〉からリリースされたコンピレイション『マダム・アイム・アダム』(ナース・ウイズ・ワウンドやミラ・カリックスらによるリミックス盤との2CD仕様)以外、正規に流通していた作品は皆無だったものが、ようやく同レーベルから39年目にして再プレス(ほぼ同時期に8人編成で活動していたスペルマ『シッ!』をディ・スティルが08年にリイッシューしたことに刺激を受けたのだろう)。

 全体を通して非常に即物的な音の羅列といえ、情緒過多だった同時期の瞑想音楽やドローン・ミュージックと較べても、その無機質かつストイックな音楽性はまさに80年代の先取り。前半で不条理な気分を醸し出そうとすると、なるほど70年代の初期という感じにもなるけれど、フィードバック・ギターをメインとした中盤以降は音の悪いウォール・オブ・ノイズというのか、ある種のパルス・ミュージックにダブのような効果を与えることで最終的には金属的なサイケデリックへと歪んだ音像を導いていく。その酷薄なセンスはパンクを通過していないスロッビン・グリッスルかノイバウテン、ないしはアナログ時代のパン・ソニックとも。

 フィンランドはフリー・ジャズの伝統ではよく知られている国だけど、これもまたアンダーグラウンドの歴史の深さを感じさせる1枚である。先達にこんなことをやられていたら、トムトンツやアーエス(ES)が不可解なことをやり出すのも不思議はないというか。


Pete Shelley / Sky Yen

Pete Shelley /
Sky Yen
Drag City

amazon iTunes

 バズコックス以前に録音されていたエレクトロニック・インプロヴァイゼイションのソロ作。パンク・ムーヴメントが一段落した後にシンセ-ポップばかりリリースしていたのも、これを聴けばなるほどで、むしろ、シェリーにとってはフリップ&イーノやクラウス・シェルツェのほうが身近な表現方法だったのだろう。とはいえ、バズコックスをスタートさせた時期の早さからも推測できるように、ここで展開されているのは落ち着いたメディテイション・ミュージックではなく、波打つように電子音が暴れ、サイレンが鳴り渡る様を模したような表現で、それこそパンク・スピリットに通じるメソッドを電子音楽の文脈で独自に確立したものといえる。近い表現を探せばジュリアン・コープの『クイーン・エリザベス』か、バカ陽気なスロッビング・グリッスルとでもいうしかないか。

 どのような衝動に突き動かされてつくったものなのか、聴く人を気持ちよくさせるでもなく、実験音楽の様式性からもかけ離れ、かといって何も訴えてこないというわけでもなく、最初から最後まで同じといえば同じなのに、どこか体験的だというのはどうしたことだろうか。ノイズという方法論がまだなかったからこうなったのかなと思える節もあって、ということはノイズという方法論がこのような創作の可能性を封じてしまったと考えることも......考えるだけなら可能だろう。あるいは当時のリスナーはこのような表現よりもノイズを好んだという言い方もできなくはないし、いずれにしろ、どこにも繋がっていかなかった点でしかなかったにもかかわらず、いまだにその強度を保っている点のままでいるということには素直に驚かされる。パンク・ロックというムーヴメントが起きなかったら、そして、ピート・シェリーという男はいったいどんな音楽をやっていたのだろう......(元々はバズコックスのメンバーだったハワード・ディヴォートがソロになってから元ゼッドのベルナルド・ソジャーンと組んだこともシェリーの影響だったのかもしれない)。
 
 同作はシェリー本人が設立した〈グルーヴィー・レコーズ〉から80年にリリースされ、今回は、〈ドラッグ・シティ〉と共同で同レーベルからリリースされた4点すべてがまとめて復刻されている。どれもユニークな作風で、傾向というものすら持っていなかったといえるなか、ミーコンズから変名で挑んだサリー・シュミット・アンド・ハー・ミュージシャンズ『ハンゲイハー』(80)もオリジナルな作風では引けをとらない出来となっている。あるいは、いま、この作品がイギリスではなく、グルーパーやサン・アローが人気のUSアンダーグラウンドで再発されるのは非常に納得が行くというか。いずれにしろシェリーには、そのA&R能力の点でも感服せざるを得ない。


Die Welttraumforscher / Herzschlag Erde

Die Welttraumforscher
Herzschlag Erde
PLANAM

 スイスからクリスチャン・フリューゲルが81年に初めてリリースしたカセット・テープのアナログ化。82年に録音されたまま未発表だった4曲が補充され、LPサイズの分厚いブックレットもプラスされている。現在でもシンセ-ポップのヴェテランとして創作活動に衰えは見せないものの、けれんみの点ではやはり、その後とは比較できないものがあり、洗練とはまた別の圧縮された衝動に耳を奪われる。一筋縄ではいかない諧謔性にノイバウテンめいた荒々しいコンクレート音との折衷、あるいは伝統的な音楽の脱構築(この頃はとにかくそれが様になった)や肩透かしともいえるチープさと、ひと言でいえば(文化圏的にも)ノイエ・ドイッチェ・ヴェレのヴァリエイションといえる。当時の感覚でいえば消費社会そのものを音の素材としながらも、そのなかから呪術的要素を正確に抜き出した結果、都会的なアニミズムを編み出したとかなんとか。イーノをパロディ化したようなアンビエントもどきに至っては、他とのバランスを完全に欠いているようで、実は裏側から全体を補強しているようにさえ感じられる。稚拙なのに知的、モダンであり、原始的ともいえる円環構造が仕掛けられている......とも。

 フライング・リザーズやパレ・シャンブールを楽しんだことがない(若い)人にどう聞こえるかは見当もつかないけれど、ポスト・パンクの時期に撒き散らされた毒が新鮮味を伴って響くことは間違いがない。そのようなものにもノスタルジーがあり、その毒が自分の体から抜けきっていないことが僕の場合は嫌というほど思い知らされた。いまだに哄笑を伴う音楽が好きなのは、この時代を通過しているからなのか、それとも新しい時代の笑いに気がついていないだけなのか。エレキングでも若い人たちの取り上げるレヴューには笑いというものがまったくないと思うのは僕だけなのだろうか。それとも本当に若い人たちは正しくて真面目なことしか考えていないのだろうか(だとしたら、あー、ホントに息がつまる)。


 次点で、大野松雄 / そこに宇宙の果てを見た

大野松雄
そこに宇宙の果てを見た
EM Records

amazon

 ナース・ウイズ・ワウンド『スペース・ミュージック』のアウトテイクとか言われて聴いていたら果たして信じただろうか......。レイ・ハラカミの恩師にあたり、エレキングVol.3でも取り上げた「音効さん」のファースト・ソロ。『スペース・アンド・マリファナ・トリップ・イズ・セイム』という英題が付けられ、78年に東宝からリリースされていたもので、マリファナのスペルはなぜか「Maryjuane」とミス・スペルになっている(詳しい経緯はライナーに長々と記されている)。これが最近まで30万円から50万円という高値が付けられていて(05年に〈キング・レコーズ〉から『大野松雄の音響世界 The World Of Electro-Acoustic Sound And Music - 2』として『惑星大戦争』とカップリングでCD化はされている)、宇宙の前にサイフの果てを見るしかなかったところ、映画『アトムの足音が聞こえる』の公開に併せたのか、〈エム・レコーズ〉がホログラム・ジャケットでアナログ・リイッシュー。

 効果音からミュージック・コンクレートへ踏み出した先達にトッド・ドックステイダーがいる(裏アンビエントP27)。それに較べれば大野は効果音止まりといえる。あるいは効果音以上の音楽へと発展させる気はなく、あくまでも効果音としてその可能性を広げようとしたのだろう。もしくは「聴かせる効果音」という奇妙なものを作り出したとも。なるほど自分の集中力を変化させることで図にも地にも聞こえ、音に集中したり、しなかったりを繰り返して聴いていた時が最も面白く聴けた(やはり効果音だからか、集中しっ放しで聴いていると、つまらなくなってくる)。それはそのままリミックスの可能性を示唆しているようにも感じられた。

 ちなみにドミューンに大野松雄が出るというので湯山玲子さんと観に行ったところ、僕が驚いたのは88歳で頭がしっかりと回転しているということよりは、大野松雄がいまだにシャイな部分を残していることだった。自分が主役だということは理解しているはずなのに、隙があれば、後ろに引っ込もうとするのである。それはつまり、タメをつくるということでもあり、「次」があると思うから、そのようにできるとも言える。適いませんね。


 番外で、V.A./Klangstudie and Komposition

V.A.
Klangstudie and Komposition
Other Sounds

amazon iTunes

 厳密に言えばリイッシューではなく、エレクトロニック・ミュージックについて書かれたデイヴ・ヘンダースン『ジャーニー・トゥ・ア・プラグド・イン・ステイト・オブ・マインド』(チェリー・レッド・ブックス)との連動企画で、〈チェリー・レッド〉が新たにスタートさせた過去音源の編集レーベル(Other Sounds)から第1弾はいわゆるモンド・ミュージックが テーマ(V.A./『Music for a Retro-Future』)。これが、トム・ディッセルヴェルトやジュリアード・パーカッション・オーケストラなどレア音源が手軽に聴けたのはいいけれど、希少性にこだわり過ぎたか、全体の出来はまあまあだったのに対して第2弾はミュージック・コンクレートが題材。〈チェリー・レッド〉というフィルターを通した選曲とそのセンスは、なるほどミュージック・コンクレートの相貌を一変させ、快楽性の高さと同レーベルらしい抒情性の豊かさを堪能させてくれる。ミュージック・コンクレートといえば不条理という連想がまったく働かないのも新鮮なら、コミカルに響く展開の多さもイメージとはかけ離れている。どこからどう聴いてもミュージック・コンクレートには違いないのでヘンな暗示にかかっているとしか思えないんだけど、これは掛けられて損なマジックではないでしょう。この分野は中途半端にしか知らないという人に、むしろオススメしたい。

 ......第3弾以降は何があるのかなと思っていたら、トレイにはこんなアテンションが印刷されていた。「助けてくれる? ヒントがあったら教えて欲しい。チェリー・レッドに相応しいと思うコレクターズ・シリーズが何かあったらEメールを送って下さい。ideas@cherryred.co.uk 感謝します」だって。

Chart by JET SET 2012.1.16 - ele-king

Shop Chart


1

BJORN TORSKE

BJORN TORSKE OPPKOK REMIXES »COMMENT GET MUSIC
Bjorn Torskeが2010年リリースのフル・アルバム『Kokning』からのリミックス・カットは、Mungolian Jet Set / Moon Jocks N Prog Rocksのヒット記録を塗り替える事間違いなしの1枚!

2

TODD TERJE

TODD TERJE IT'S THE ARPS »COMMENT GET MUSIC
2011年発、Running Backからのオリジナル楽曲「Ragysh」がロングヒット中のTodd Terjeによる高揚感満載のスペース・ディスコ大推薦盤です。

3

CANYONS

CANYONS KEEP YOUR DREAMS »COMMENT GET MUSIC
12インチが即完売したサイケ・ディスコ・ロック・アンセム"My Rescue"、Nite Jewelのスクリュー・ヴォーカル炸裂A-3など、センスが光り輝くファースト・アルバム!!

4

PLUG

PLUG BACK ON TIME »COMMENT GET MUSIC
Planet Mu主宰μ-ZiqやAphex Twinらとともにコーンウォール一派の一員としてもお馴染みのLuke Vibert。ラウンジxドリルンベースに挑んだ伝説のユニットが奇跡の復活です...!!

5

WALLS

WALLS INTO OUR MIDST »COMMENT GET MUSIC
身体中の筋肉をジワジワと弛緩させる甘美な毒がたっぷりと詰まった魔の傑作が誕生!!

6

I:CUBE

I:CUBE CUBO EDITS »COMMENT GET MUSIC
Esp Institute参戦も話題となったAlexis Le Tanによる2008年カタログ6番以来の新作リリースとなったVersatile傘下レーベル"Les Edits Du Golem"から、本家"Versatille"からのリリースで御馴染みのフレンチ・プロデューサーI:Cubeによるグレイテスト・エディットが新着です!!

7

V.A.

V.A. ANNIVERSARY SERIES: PART 1 »COMMENT GET MUSIC
レーベルの中軸ユニットJuju & Jordashはバレアリック調の鍵盤メロディやストリングスを転がしたビートダウン・ハウスを展開。Morphine Records X Delsin X M>O>Sの共同リリースとなった1stアルバムも最高だったMorphosisは、スリリングなドラム・プログラムにダークネスな鍵盤リフを絡めた圧巻のテクノ・ナンバーを披露したDekmantleレーベルらしいディープなカップリングとなっています。

8

SOUL SYSTEM

SOUL SYSTEM LOST TAPES 1 »COMMENT GET MUSIC
Jason Groveによるレーベル第一弾に続く新作は、No More HitsやClone周辺で目覚しい躍進を遂げている伊プロデューサーNicholasによる新名義作!!

9

FRANK BOOKER

FRANK BOOKER HOPE »COMMENT GET MUSIC
Mark E & Kez YM Remixを収録した国産Wonderful Noiseからの12"作品もヒットした才人Frank Bookerによる新作10"。両面お勧めです!!

10

NEW WORLD GENERATION

NEW WORLD GENERATION S.T. »COMMENT GET MUSIC
謎多きソウル・グループN.W.G.の発掘音源がNow Againより登場。フリーソウル・ファンも虜の絶品モダン・ソウルからRoy Ayers直系ミスティック・ブギーまで、どれもこれも素晴らしすぎます!!
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597 598 599 600 601 602 603 604 605 606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619 620 621 622 623 624 625 626 627 628 629 630 631 632 633 634 635 636 637 638 639 640 641 642 643 644 645 646 647 648 649 650 651 652 653 654 655 656 657 658 659 660 661 662 663 664 665 666 667 668 669 670 671 672 673 674 675 676 677 678 679 680 681 682 683 684 685 686 687 688 689 690 691 692 693 694 695 696 697 698 699 700 701 702 703 704 705 706 707 708 709 710 711 712 713 714 715 716 717 718 719 720 721 722 723 724 725 726 727