「K A R Y Y N」と一致するもの

 NYのファッション・ウィークと言えば、コーポレートで華やかな世界なイメージだが、こちらのファッション・ウィークは、それに対抗するため(?)インディペンデントで活躍するデザイナーのために立ち上げられた。主宰者のアーサー・アービット自身もデザイナーであり、彼の周りのデザイナーをもっとたくさんの人に紹介したいと4年前にスタートし、今回で8シーズン目を迎える。
 彼がピックアップするアーティストはひと癖のあるデザイナーばかりで、普通のファッション・ショーのように、モデルがランウェイを歩いて洋服を見せて終わりでなく、ショーケースのやり方も、デザイナー様々である。


主宰者のアーサー・アービット

 生バンドをバックにしたり、モデルがバンドとして演奏したり、オペラ歌手のバックでモデルがランウェイを歩いたり、ストリップショー、ジャズ・ダンス、演劇などなどファッション・ショーとして予測できないことが起こる。その見せ方のアイディアは,デザイナーがどんな風に着てもよいと言う闇の提案なのかもしれない。
 定番、新しいデザイナーとのバランスもよく、回を重ねるごとにパワーアップしている。ランウェイの目の前列は,ファッション・カメラマンでいっぱいとなる。今回はどんなファッション・ショーが起こるのか、と期待がつのり、裏切らないので,また次回も,と足を運んでしまう、そんなイヴェントなのだ。気になる......。

 まずは今回のデザイナーを簡単に紹介。

King Gurvy
 King Gurvy は主宰者アーサーのブランド。6人の男子モデルが彼のスペシャルな、ラグ系のガウン(ちょっとペンデルトン風)を身にまとい、ランウェイに現れ、Walmart, Nike, bp など、それぞれコーポレートな会社のキュープをステージに積んでいく。すべてを積み上げた後、ステージ下から、モデルが叫びながら飛び出し、すべてを壊していく。そして、先ほどのモデルたちが彼を抑え、助け(?)にいく。最後彼は力づき、その場に倒れ込む。彼の洋服のラインストーリー。


主宰者アーサーのブランド、King Gurvy



Dani Read www.daniread.com
 Dani Deadは、すべて下着のボンテージ・コレクション。ハードでギリギリだが、いやらしさがなく,かっこ良い。手錠されたモデルがでて来ては、後ろの壁に並んでいく。


No Name Collective

 No Name Collectiveは、パンク的な衣装のライン。登場しては,手に持った球を投げつける。アーティスティックであり、 ちょっとゴシックなロンドンのブランド、オールセインツを思わせる現代的なファッション・コレクション。ステージの脇では、女の子が効果音的に歌っている。最後には、バラや風船(全て黒)なども登場。




SDN
 www.sarahdixonsnova.com/
 SDNは,このイベントに最多出場している。今回は、アカペラ歌手のうたをバックに、モデルが登場。モノトーン、パッチワーク系のファブリックを生かした素材を使い、スカート、シャツ、ジャケットなどをプレゼン。


2日目:


Nathalie Kraynina 
www.nathaliekraynina.com
"password is love" by Nathalie kraynino
 このウィリアムスバーグ・ファッションショーには珍しく、モデルがプロ。間の取り方、メーク、ポージング、どれをとっても完璧で、本物のファッションウイークかと錯覚。洋服は、スカートの下にチュチュをいれたバレリーナ(色は基本的に黒かゴールド)のように、ドレッシーでオーガンジー。いままで見たなかでいちばんファッション・ショー的だった。


Hayden Dunham
 www.haydendunham.com
 白と黒を基調としたデザイン。モデルも隣の友だちのように、インディな感じが好感度。黒ふたり。他人が白基調。ほとんどが、下着に近いパンスト的衣装。総体的に、幾何学的な衣装だった。


インディな感じが好感度のHayden Dunham


Total Crap Uninc. 
www.totalcrapuninc.com/
 完璧にがらくた! と言う名前のライン。3回目の出場となり、すべてのショーを見てきているが、彼女の努力とアイディア、潔さ、パンク精神は、一定の度を超えている。過去2回は、ボンテージ演劇、ミュージカル、半ストリップ・ショーであったが、今回は生バンドを取り入れた。ベース、ギター、ドラムの3人編成で、曲はヘビー&ロックンロール。シューゲーザー系で、ショーの邪魔にならないバック音楽になっている。
 モデル主役は、本業ストリッパーの彼女のルームメイト。彼女のエンターティメント性は、天性の物を感じる。ステージにいるあいだは、獣の目をしていて、いまにもとって食われそう。登場するモデルは、メイド喫茶ウエトレス(メガネで、萌え系の彼女が、パンツを見せながら激しくステージを転がる)、モード系黒人モデル、ハードな革ジャンライダー系。洋服は、パンクスタイルで、どことなくエスニック。オレンジ色がテーマ。デザイナー自身は青のスパンコールのボディコン衣装&ライダーズ・ジャケット。彼女は普段からコレ。


そのパンク精神は、一定の度を超えている。Total Crap Uninc.


 中間休憩は、バンド演奏。food stamp
 というかこれが最後のショーだと思ったのは私だけではないはず。
 ふたつの白い布をかけた小さなテーブル(ドラムとセットに布をかけただけ)がステージの上にセットされ、コムデギャルソン系の真っ黒な衣裳(黒のポンチョ)、目の周りの真っ黒なメイク、金髪、(フードはしっかりかぶ)と言ういかにも、モデル風女のコがシンガーとドラマー。タンバリンも黒で揃える。そこに、ゴールドの埴輪衣裳(下はゴールドのパンツ(オムツ?)一丁、ゴールドのマント、縦と鉾を持ち、トサカの付いたヘルメット、コールドブーツ)を身にまとったおじいさんが登場し、ステージ上を練り歩く。意味がわからなかったが,オーディエンスの興味を引いたのはたしか。


Alex Campaz
 www.alexandercampaz.com
 今回の最後は、alex compaz。いままでのショーでは、モデルがひとりずつ登場し、ステージに残っていき(あるいはひとりずつ引っ込んでいき)、最後にみんな一緒になって盛り上がる,と言うスタイルが多かったが、このショーでは,最初にすべてのモデルがステージに登場し,みんなでいっせいにダンスをはじめる。かなりの圧倒感で,いっきにステージに目が釘付け。モデルたちのメイクがちょっと昔臭くって、古典的でかわいらしい。50年代のファッションショーの本から登場したような。でも、洋服(レオタード)の色のコントラスがとても現代的。私は、この見せ方もあるが、一気にこのブランドが好きになった。


圧倒感なステージングのAlex Campaz


 2日間どちらも参加したが,ファッション・ショーと言う枠を超え,エンターテイメントになっている。基本は洋服をショーケースする事が目的なので、洋服自体も大切なのだが,単純にショーは目にも耳にも楽しく、デザイナーの個性を上手く伝えるために、それを着るモデルを選択して,ショーのストーリーを考え、それを実際に形にしていくデザイナーたちの発想、アイディアにつくづく感心させられた2日間。そして,そのショーをひとつにまとめあげた主催者の懐の深さに感心。次も絶対行こう。

RSD - ele-king

 10年以上昔のことだが、イギリス人にスミス&マイティとはなんぞやと訊いたら、彼は「ブリストルのハート(心臓であり心)だ」と教えてくれた。この簡潔な説明が、ロブ・スミスの立場をよく表している。彼はそう、ブリストルの真心とでも言えるのだろう。その真心を表象するのがレゲエだ。真心商売、ジャマイカン侍......金は取るけど良いものあるよ。
 まあ、それはともかく、トリップ・ホップであれジャングルであれ、あるいはダブステップであれ、このベテランが関わるプロジェクトすべてに共通するのはレゲエだ。ロブ・スミスが定義するブリストルとは、ジャマイカのベースラインとドラミングに特徴づけらている。「ベースは母」というのが1995年のスミス&マイティの最初のアルバムのタイトルだった。

 RSDは、ロブ・スミスのダブステップ・プロジェクトである。2009年には、地元ブリストルでペヴァリストが主宰する〈パンチ・ドランク〉から最初のアルバム『グッド・エナジー』を発表しているが、これは彼が2007年からの3年のあいだに同レーベルから発表してきたシングル集で、正確に言えばコンピレーション・アルバムだ。だから今回の『ゴー・イン・ア・グッド・ウェイ』が(既発の曲が2曲あるとはいえ)、ほぼ新曲で構成された初のオリジナル・アルバムと言える。しかもこれは大阪のベース・シーンの親分、クラナカが主宰するレーベル〈Zettai-Mu〉からのリリースだ。ふたりは1997年に初共演して以来の、14年の付き合いがあるそうだが、スミスの日本との強い結びつきを表すリリースでもある。

 アルバムはいかにもロブ・スミスらしい、レゲエのダンスホールをダブステップ風にアレンジした"ダンスホール・ロック"からはじまる。MCを担当しているのはリッキー・ランキン(ルーツ・マヌーヴァの仲間)。2曲目の"アリーナ"でスミスは1970年代の後半のレヴォリューショナリーズへと接近する。オールド・ファンにとっては嬉しい流れだが、若いダブステッパーにとっても新鮮に感じるだろう。ダブステップの多くはUKガラージを背景にしているため、これほどスムースにレゲエへと展開するアルバムは珍しいのだ。
 3曲目の"アクセプテッド"で、スミスはふたたびダブステップのサウンドシステムに戻る。そのままダークなベースを引っ張りながら、G.RINAのR&Bヴォーカルがフィーチャーされた"ユー・トゥ・ノー"へと続く。"ロング・ウィークエンド"で深いダブの瞑想へと突入すると、ダブステップのアクセントを取り入れたルーツ・ダブ・レゲエの"ジャー・ラヴ"、そしてステッパーズ風の"ダブ・キングダム"へと漂泊する......。

 アルバムはレゲエ一辺倒というわけではない。ジンクのクラック・ハウスへの返答とでも言えばいいのか、アシッド・ハウスのベースラインを取り入れた"ケイヴガール"はユニークだし、タイトル曲の"ゴー・イン・ア・グッド・ウェイ"もラリー・ハードがダブをやったような、ハウス・ミュージックとの親和性を感じる曲だ。"アンシーン・スターズ"のようにポーティスヘッドのダーク・サウンドを彷彿させる曲もある。
 それでも大雑把に言って、『ゴー・イン・ア・グッド・ウェイ』の最大の魅力は、70年代のジャマイカの音楽と2011年のダンスフロアとを結ぶトンネルを見つけていることだ。レゲエ・クラシックのサンプリングを使った"ジャー・イズ・マイ・ライト"のような曲は彼の趣味を端的に表しているし、資料によればブラストヘッドのヒカルは「俺的年間チャート1位を記録」だそうで、まあとにかく、ふだんレゲエに親しんでいる耳にはとても心地よく響く音であることは間違いない。ダンスフロアとももに発展した、UKダブの最新ヴァージョンとも言える。格好いいです。
 (個人的にはリクルマイにも参加して欲しかったなー。メッセージということを考えるのであれば)

Bright Eyes - ele-king

 2002年のことだった。それまで自身の内面やその傷を歌っていたコナー・オバーストは、"カウボーイの大統領"に辛辣な言葉を投げかけながら、「僕にはブルーズがある! それが僕!」と叫んだ。思えば彼はそのとき、世のなかに対する混乱もフラジャイルな自分も震える声も隠さずに、しかし社会に目を向けて歌うことを宣言した。
 彼は"新たなディラン"と呼ばれるようになった。2004年には打倒ブッシュを目標に掲げた〈VOTE FOR CHANGE(変化のための投票)〉のツアーに参加した。2005年には忘れがたい名作『アイム ・ワイド・アウェイク、イッツ・モーニング』を発表した。あるいはまた、"大統領が神に話すとき"というタイトルのフォーク・ソングで物議を醸すことを勇敢にもやってのけた。「大統領が神と話すとき、神は石油価格の引き上げを提案するのか?」と、コナーはカウボーイ風の格好でテレビ番組で歌った。
 コナー・オバーストのプロテスト・ソングは、政治に意識的なミュージシャンが大人の振る舞いとして歌うそれではなかった。彼が暴動と化したデモの痛ましさを歌うとき、それは彼を通したものとして震えるような声と叫びで表現された。穏やかなカントリー・ソングの演奏はまるで、彼の声や感情をどうにかなだめようとしているように聞こえた。
 彼は必死に叫んでいた――「Make some noise!!」。それは、社会の不条理や不平等に対する偽りのない憤りであり、悲鳴のようでもあり、しかしそれを引っくり返すための号令だった。ブライト・アイズの音楽を聴くことは、その消えることのない緊迫感と向き合うことだった。
 だがそれは、当然本人にとっても消耗するものだった。2007年には、フロリダのスピリチュアル系のコミュニティと出会うことで訪れた心の平安を歌った『カサダガ』を発表した......それはそれまでの聴き手をやや戸惑わせるものだった。ニュー・エイジ的な思想に馴染みがあるとは言い難い日本人の僕にとっては、疲弊したコナーが霊媒師から受けた言葉にすがってしまったのではないかと不安になったものだ。それはどこか、かつてのカウンター・カルチャーにおける政治的な意識の高まりが、70年代に向かうなかでスピリチュアルや自己啓発に回収されていったことを連想させた。とはいえ、アルバム自体は、その底に変わらず醜悪な世界に対する失望と怒りが湛えられてあり、それが静かな迫力を生み出してもいた。

 政権は交代し、この2011年に久々のブライト・アイズ名義の作品が発表された。コナーを本作に向かわせる契機になったのは、アリゾナにおける違法滞在の外国人を取り締まる法案に反対する運動だった。その話は否応なくこのアルバムへの期待を高めさせる。
 実際『ピープルズ・キー』は、コナー・オバースト&ミスティック・ヴァレー・バンドやジム・ジェームズやM.ウォードらと組んだモンスターズ・オブ・フォークなど近年のサイド・ワークのレイドバック感に比べれば、実に力のこもったものだ。これまでの彼のサウンドの印だったフォークやカントリーは後退し、シンセがかなりの部分で活躍するポップ・ソング集になっている。ダンス・チューンですらあるシングル"シェル・ゲーム"は序の口で、ニューウェイヴ調のアッパーな"ジェジューン・スターズ"など音だけではブライト・アイズだとは思わないほどだ。『ピッチフォーク』のレヴューによると、制作の終盤においてオマハの親友を自殺でなくしたことが影響しているというバラッド"ラダー・ソング"は初期のエモと呼ばれた頃の作風を想起させもするが、それはアルバムのなかでは例外である。これまでのディスコグラフィのなかでももっとも多彩なサウンドが聴けるし、何よりラフで開放感のあるものとなっている。
 だが、これまでブライト・アイズを聴くときに必ず現れた緊迫感や迫力が、このアルバムには......ない。それはたんにコナー青年の思春期の終わりを告げるものであって、悪いことではないのかもしれない。が、デニー・ブルーワーというサイケ・バンドのフロントマンによる"シャーマニック・ヴォイス"なる演説あるいは説教で幕を開け、閉じる本作で歌われている言葉はスピリチュアルになるあまり難解で抽象的なものになりすぎていて、それは僕にはとても遠くのものに感じられる。"シャーマニック・ヴォイス"はアインシュタインやヒトラー、宇宙や悪魔に言及しながら愛や慈悲や人類の進歩について説き、コナーもそれに呼応するようにギリシャ神話やSFを引用しながらやはり愛や精神の問題について歌う。
 それはいま彼が本当に歌いたいことなのだろうか。ポリティカルであればいいということではないが、少なくとも僕には、2000年代なかばにはアメリカの若い世代の希望の象徴であったコナー・オバーストが歌うべきものではないように思える......いや、そんな風に「歌うべき」などと言われてしまう過剰な重荷こそが彼を縛ってきたのもまた、事実である。それが彼を内面の探求に向かわせたとも考えられるし、ある種の必然であったのかもしれない。文化においてそれが具体的な政治の力を得ることはつねに難しく、変化への欲望は内側に向かい、やがて焦点は精神の拡張というところにたどり着いていく――それはカウンター・カルチャーが歴史で経験したことでもある。しかし、それでも僕は聴きたかった。コナーがいまのアメリカをどんな風に見ているのかを。神と対話する大統領がいなくなっても、決して明るくも輝かしくもないアメリカの歌を歌う彼の姿を見たかった。

interview with Epstein - ele-king


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 21世紀に入って、ブルックリンは、ヴァンパイア・ウィークエンド、ダーティ・プロジェクターズ、アニマル・コレクティヴ、チック・チック・チック、MGMT......といった、数多くの実験的なインディ・ロックのアーティストたちが活動の拠点とし、次々と良質の作品を発表したことで、現在も注目を集めているエリアのひとつとなっている。

 この記事の主役、マイアミやアトランタで活動をしていたエプスティンこと、ロベルト・カルロス・ラングもまた、ゼロ年代の後半、ブルックリンへと移り住んでいる。彼の音楽は、インディ・ヒップホップや時折エクスペリメンタルとカテゴライズされるが、2010年3月にリリースされた前作『ウェン・マン・イズ・フル・ヒー・フォースル・アスリープ』には、スクール・オブ・セヴン・ベルスやイェーセイヤーのサポートメンバーとしてドラムを担当しているジェイトラムが参加しており、実際は、ブルックリンのインディ・ロック・シーンともそれほど遠い関係ではない。
 また、あまり知られていないが、彼は、プレフューズ73の『エヴリシング・シー・タッチド・ターンド・アンペキシアン』(2009年)とサヴァス・アンド・サヴァラスの『ラ・ラマ』(2009年)の制作においてスコット・ヘレンと共同プロデュースをおこなっている。遡れば、彼は、スコットとラ・マノ・フリアが共同設立したマイアミのレーベル、〈ボタニカ・デル・ヒバロ〉からエプスティン名義のファースト・アルバム『プニャル』(2004年)をリリースしており、彼らはみな古くからの友人でもある。

 現在、彼は、現代美術家のデイヴィッド・エリスと作品制作のパートナーとしてともに行動し、彼のインスタレーションや作品の音楽制作者として関わっている。このデイヴィッド・エリスとコラボレーションした作品たちを日本で直に見ることができないのは残念だが、YouTube等にアップされたそれらの映像を見るだけでも、私たちは、彼らの作品の圧倒的なクオリティの高さとブルックリンの文化的な層の厚みを感じることができる。
 2011年1月25日、彼はエプスティン名義でのニューアルバム『シーレス・シー』を〈アズマティック・ キティ〉よりリリースした。いまっぽく、LPとダウンロードのみのリリースである。ブルックリンには流行りのインディ・ロック・アーティストだけではない、まだまだ、日本人が知らない才能がたくさん存在しているのだ。

僕は君たちを記憶することができる

――ロベルト・カルロス・ラングのヒストリー

文:アダム・デイヴィッド

アダム・デイヴィッド/Adam David
ニューヨーク、ブルックリン在住のライター。音楽やアートから政治・経済まで幅広いテーマを取り扱い、新聞、雑誌等に寄稿している。

 ロベルト・カルロス・ラングの人生へようこそ。彼はあなたと同じです。食べ、呼吸をし、おならもするし、友人のように会話することもできます。一緒に食事をすると楽しい人物です。ロベルトは1980年にフロリダの南部でエクアドル人の両親のもとに産まれました。彼はいま、ブルックリンのクラウン・ハイツの近くに住んでいる、ある意味ニューヨーカーです。ニューヨーカーとしてクリエイティヴの波に揉まれ、都市の空気に馴染み、宇宙の鼓動のような喧騒に耳を傾けています。彼はバスキアのようなニューヨーカーでありグランドマスター・フラッシュであり、ルー・リードであり、ランDMCのようでもあります。彼のルーツは別のところにあるのですが、ニューヨークとこの男は納得の行く組み合わせです。ライスとビーンズと同じぐらい、相性がいいです。

 さて、先天的な遺伝子と後天的な周囲の環境と、受けた影響のコンビネーションの良さに恵まれて育った、ロベルトの作り出す音楽は真摯でリアルであり、彼のルーツを物語ります。その音楽はあまりにもさりげなく迫ってくるので、ラジオから流れてくるような単純なリフと明快なメッセージとはまったく違い、まるで通り過ぎる車のステレオから漏れ聴こえてきた、どこか懐かしいのに、初めて聴く音楽のように、気づいたら消えてしまうような感覚があります。それなのに、まるで小さな熱帯魚のようにあなたの頭の中をくるくると泳ぎ回って、知らぬ間に記憶にこびりついてすっかり好きになってしまうのです。

 ロベルトはデイヴィッド・エリス、プレフューズ73、ROM、サヴァス・アンド・サヴァラスといったサウンドアーティストと音楽を創ってきました。ロベルトのラテン・サイケ・バンドのヘラド・ネグロ(黒いアイスクリームという意味)はジャムっぽいダンス的な名作『オー・オウ』(2009)をアズマティック・ キティ(国内盤はプランチャ)からリリースしており、ロベルトのビートやサンプルのプロジェクトであるエプスティンは、同じレーベルから新作も旧作も発表し続けています。

 ロベルトは働き者です。ほとんど毎日何かしらを創り出し、何か自然に、楽しげに、彼のなかから音が流れ出てくるかのように、リリースごとに質を上げていきます。

 エプスティンの音楽は温かく包み込むようなビートの陽だまりと、フィルターのかかったノイズチョップの旋律と、無駄をそぎ落としたアイディアと、ヒップホップの過去、現在、未来の幽霊やヒーローたちで形成されています。ときとしてワードやサンプルがファズや陽気なベースやメロディのあいだから顔を出したり、夏のひと時のようにけだるく流れていってしまうこともあります。ほとんどは楽しかった夏の日のように、終わりが無いような錯覚にも似た、空気が金色に輝き、聴く音はすべてがヒットに聴こえる、そんな昔の日々を呼び起こすような音です。さて、そろそろ、ロベルト・カルロス・ラングをご紹介します。

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ラテン・コミュニティでは、サルサやラテン・ダンス・クラブには日常的に出入りしていました。母の好きな歌はどれもダンサブルで、情熱的なものばかりです。僕と一緒のときもその頃流行っていたラテン・ダンス・ソングを選曲して、僕と一緒に踊りました。


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記憶している限りで最初に心から愛した歌は何でしたか? そしてなぜそんなに愛したのですか?

ロベルト:頭から離れない感覚を持った初めての歌は"カバロ・ビエジョ"というものでした。どのヴァージョンだったかは覚えていませんが、メロディと歌詞が忘れられなくなりました。たぶんクンビアのヴァージョンだと思うのですが、それからフォーク・ミュージックや地元の音楽を探して聴くようになりました。大学に行ってから知ったのは、この歌がベネズエラの詩をもとにしてできたベネズエラの古いフォーク・ソングだったことです。煙たい家の部屋に友人や家族が集まって踊ったり、みんなで出かけたりした、何となく懐かしい思い出を呼び起こす感覚があります。この歌は昔を思い出す歌のひとつでラテンの人間であれば誰でも知っていると思います。

ご両親はどんな音楽を聴いていたのですか? 楽器は弾いていましたか? 
祖父母やそのほか親族にミュージシャンはいましたか?

ロベルト:母は13歳のとき、たしか1965年にニューヨークに移り住みました。アッパーウエストサイドのセントラルパークから数ブロック先で育ちました。この頃のニューヨークではセントラルパークでのフリー・コンサートが盛んで、いろいろな人の音楽の思い出となっているようです。祖父母は厳しかったので、その頃のヒッピー的な思想には染まらずに、母はまじめに育ちました。でも、ラテン・コミュニティでは、サルサやラテン・ダンス・クラブには日常的に出入りしていました。母の好きな歌はどれもダンサブルで、情熱的なものばかりです。僕と一緒のときもその頃流行っていたラテン・ダンス・ソングを選曲して、僕と一緒に踊りました。リビングルームでラジオを大音量でかけて、スピーカーがブルブル震えるのを感じることでやっとラテン・ダンスの正しい踊り方を知ることができました。

 父は16のときにニューヨークに移り住みました。父はエクアドルにいる頃から音楽や文化に触れて育ちました。父はロングアイランドに住んでいました。そこにはエクアドル人の小さいながらも親密なコミュニティがあり、エクアドル人限定のパーティーを開いてはエクアドル国内と変わらない付き合いを続けていました。その頃聴いていた音楽はエクアドルの音楽でありラテン音楽で、僕が生まれてからも父はその頃の音楽を聴いていました。60年代~80年代のラテン・ポップスや、エクアドルのフォーク・ソングやラテンのトラディショナルな音楽です。

 思春期にも近所づきあいは続きました。うちの家族が中心になるときも、知り合いの家族が仕切るときもありました。ただ飲みながら、誰かがダンスナイトのときに流していたレコードの音を延々と録音したミックステープを聴いたり、スローなナンバーをかければみんなが歌いだし、最終的にはマイクがステレオにつながれ、親父がカラオケをかけて友だちと歌いだして夜が終わります。他にもミュージシャンの友だちが大勢いて、フォーク・ソングやトラディショナルな音楽を演奏しに来ました。いちばん近いミュージシャンの親戚は叔父さんのアドルフォで、クラシック・ギターを持っていました。ギターの弾き方を知りたいと思ったきっかけになった人です。興味を示したら叔父さんはギターを僕にくれました。

ギターをもらったのはいくつのときですか? 初めて書いた歌を覚えていますか?

ロベルト:たしか4年生か5年生だったと思います。その頃はただ闇雲にコピーをするだけでしたが。外でサッカーをして家でギターを弾いていました。ただ弾く以外はとくに何も降りてきませんでした。

初めて書いた歌でいまでも存在するものはありますか?

ロベルト:最初のレコーディングはROMというプロジェクトでした。12インチのシングルで「イントゥー・ザ・クラウズ」という〈カウンター・フロウ・レコーディングス〉から2003年に出したものです。ROMはマット・クラムと僕とでコラボレーションした作品です。

僕が、ニューヨークでもっとも興味深いことのひとつは、地下鉄のプラットフォームで演奏する人びとです。それらの場所は、奇妙な束の間の大聖堂のようなものです。彼らは、まるで奇抜な劇場のなかで、他で起こるいろんな出来事に匹敵する音響と音楽を聴かせてくれるので、僕はいつもその演奏に魅入ってしまうのです。

いつごろからエプスティンのプロジェクトははじまったのですか?

ロベルト:MPC 2000を初めて買って、それでレコードを買ったり、サンプリングをしはじめた頃にエプスティンははじまりました。

ニューヨークでの普通の1日の過ごし方について話してください。どこで食べるとかどこで遊ぶとか、何を見に行くかとか?

ロベルト:最近はずっと友だちのデイヴィッド・エリスとプロジェクトをやっているので、出かけていてニューヨークにはあんまりいないです。それと旅行もよくしています。なんとなく寒くなるとニューヨークから抜け出したい気分になるのですが、夏になるとニューヨークはすばらしくて出かけたくないと思いつつも、出かけなければならなくて、ここは暑くて死にそうです。ほとんどの時間は音楽を作ることに使っている気がします。屋内で作業することが多いのですが、だいたい適当に考え事をしたり、浮かんだアイディアを形にしたりして過ごしています。僕の音楽を通じていろんなことが平行にぶつかっていく気がします。1週間は大抵、1日中やる気の無い状態と、完全に自分の世界に入っている状態とかわりばんこに過ごしているような感じです。食べ物は、家の近くにひいきにしているメキシカンがありますが、だいたいライスとビーンズを家で食べるのと、スムージーとコーヒーをよく飲みます。

 ライヴに通うことに慣れるのには時間がかかりました。ニューヨークではライヴの入場料にお金を使うことがすごいことみたいですが、行く人と行かない人とはっきり分かれます。音楽の会場としてはライヴのセッティングで見るのはやはり理想で、〈シカモアー〉というブルックリンのディトマス・パークにある会場は、音楽にすごく集中できるいい会場です。だいたいいつもの連中がいて、音楽を聴きにいくというより友達に会いに行くという感じ。彼らが何をどうやってプレイするのかもすごく興味があります。

 また、僕が、ニューヨークでもっとも興味深いことのひとつは、地下鉄のプラットフォームで演奏する人びとです。それらの場所は、奇妙な束の間の大聖堂のようなものです。彼らは、まるで奇抜な劇場のなかで、他で起こるいろんな出来事に匹敵する音響と音楽を聴かせてくれるので、僕はいつもその演奏に魅入ってしまうのです。このようなタイプの演奏をおこなう思考や喜びは、ウェブスター・ ホールでの用意周到に準備されたショウを超えるものです。フォーマルな現場というのは、本来ギャラリーや美術館のような場所であろうと思います。あなたは、そういったものを期待してそこに行くでしょう。また、あなたが、地下鉄へと降りるとき、家に帰ろうとか、仕事、食べ物、友人のことなどを考えますよね。そして、そんなに地下鉄を利用しないひとは、リラックスするために地下鉄に乗るのかも知れません。でも、そこは、僕にとってそういった場所ではないのです。僕がニューヨークでいちばん感銘を受けるのは、パブリックな場所での演奏者ではありません。僕は、地下鉄やそのプラットフォームで演奏している人びとによりニューヨークを感じるのです。彼らがたくさんの聴衆にさらされるこの街の慣習は、ニューヨークの最も魅力的なことのひとつであるし、もしかしたら、これが、僕がバスに乗る選択があるにしても、地下鉄を選ぶ理由のひとつなのかも知れません。

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ブルックリンのクラウン・ハイツに住んでいます。ユダヤ人のコミュニティとカリビアンのコミュニティがあります。ちょっと前には人種差別の問題があったのですが、ここの人たちはすごくのんびりとした気質なので僕はすごく好きです。ユダヤの休暇時期にはユダヤの楽器が狂ったように鳴らされて、スピーカーからはユダヤの音楽が大音響で流れます。


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住んでいるところの近所はどんな感じですか?

ロベルト:ブルックリンのクラウン・ハイツに住んでいます。ユダヤ人のコミュニティとカリビアンのコミュニティがあります。ちょっと前には人種差別の問題があったのですが、ここの人たちはすごくのんびりとした気質なので僕はすごく好きです。ユダヤの休暇時期にはユダヤの楽器が狂ったように鳴らされて、スピーカーからはユダヤの音楽が大音響で流れます。ウェストインディアンデーには家の前をパレードが24時間続きます。早朝からテントが立てられて、食べ物やアクセサリーなどを並べてパーティは1日中続き、いろんなコスチュームを着た人や山車が出て大音響で音楽を流しまくります。夜はまるでハリケーンが去ったあとのようです。ゴミが散乱してものすごい景色です。朝起きると何事も無かったかのようにすべての証拠は消え去り、みんな姿を消して、道にはいつものように車が走ります。

いまレコーディングしている歌は、住んでいるところから影響を受けているのですか?

ロベルト:意識的にも無意識にも影響は受けているでしょうね。ときどき一歩下がって何を参考にしたのかを、探し当てることもできます。ときどきは自分で作ったのにどうやって作ったのか、何で作ったのかがわからなくなって歌が自分の力で生きているような感覚になることがあります。

どれくらいの頻度でレコーディングしますか? どんなセットアップでレコーディングするのですか?

ロベルト:毎日できる限り何かをレコーディングしようと心がけています。自宅には、スピーカーとMPC 2000XLのサンプラーと、ARP OdysseyとPro Toolsと、Scullyの1/4"の2トラックとあとは適当なものがあるけど、とくに効率化を目指した内容ではありません。

エプスティン名義の前作、『ウェン・マン・イズ・フル・ヒー・フォースル・アスリープ』と最新作『シーレス・シー』のそれぞれのコンセプトを教えてください。

ロベルト:まず、『ウェン・マン・イズ・フル・ヒー・フォースル・アスリープ』ですが、このアルバムは、ファクンド・カブラル(Facundo Cabral)の名曲、"No Soy de aqui, Ni soy de all"に強い影響を受けて制作した作品で、タイトルも彼の歌詞の一部から名付けました。彼は、「歌手がひとり増えれば兵士がひとり減る」と言っています。そして、常識にとらわれず、時に視点を変えることで自分なりの見方を持ち、ポジティヴな結果を導き出すようにと語りかけます。僕は彼のメッセージに強く感動し、それを音楽で表現したのがこの作品です。
 『シーレス・シー』はそのタイトルが示すように、「海」がキーワードになっています。このアルバムは海のなかから生まれたような作品です。"Jellyfish"からはじまって、最後の"Orange in the Ocean"まで、不思議な海の生き物たちと出会いながら、海のなかを泳いで旅するような感覚を表現したかったのです。

あなたの作品における政治性について説明してください。例えば、あなたは最近のオバマ大統領をどう見ていますか?

ロベルト:実際は、政治は僕にとって、作品をつくる動機にはなりません。だから、それについての答えは、それ以上でもそれ以下でもないのです。

最後に、この先はどんなものを作る予定ですか?

ロベルト:未来を考えるとわくわくします。未来では必ず新しいものを作れるからです。毎日が何も書いていない黒板みたいです。何が起こるかはわかりませんが止まることなくやり続けることだけは知っています。

 それでは最後に、『ウェン・マン・イズ・フル・ヒー・フォースル・アスリープ』のために彼自身が書いたライナーノートを引用して、ブルックリンのラテンの断片の締めとしよう。 

 このアルバムのタイトルは、ファクンド・カブラルの"No soy de aqui, Ni soy de all"の歌詞の一部を英訳したものです。
 この曲はアルバム制作にあたり大きなインスピレーションをくれました。ポジティヴでいること、よくない出来事が起こってもそれによって得られることに目を向けること。ヴァイオレンスや悲観ばかりにフォーカスせず、何事も自分の行動の結果としてもたらされることなのだと理解すること、それを少し楽しむこと。
 ファクンド・カブラルは一節で「歌手がひとり増えれば兵士がひとり減る」と言っています。このアルバムが伝えたいことは、定説や凝り固まった考え方から少し離れてみようという声です。自分なりの答えや、ポジティヴな結果を導き出したいという、意思なのです。
 この一節の前のある部分にはこう綴られています。「わたしはこのすばらしい宇宙の一部でいられることに感動し、腹が減って眠れないことすら誇りに感じる」――ものすごいモチベーションです。同じような思いを言葉にすることは難しいので、音楽で表現することにしました。腹が減るという現象はさまざまなものに置き換えて考えることができます。それがこのアルバムを作るきっかけでした。それが今の自分が持つ精一杯の力と結びついて、このアルバムが完成しました。
 体と精神をリフレッシュするには、それが1分であれ1時間であれ1日であれ、一定の時間を要するものです。食べれば満腹になります。仕事をしたければ仕事の環境を与えられるか自分で作り出さなければなりません。考えればきりがなく、時に自意識過剰にもなりそうで、説教くさくもなりかねないことですが、このアルバムの核となる部分なのです。
 前作からこのアルバムができるまでのあいだに、クラウンハイツの小さな安売り店のほこりっぽい棚から、バージニア州のリンチバーグの先見的なレコードショップまで赴き、かき集めた素材をひとつのアイディアにまとめました。そうして作った歌は、周囲からの影響と頭のなかで作り出したことを、サンプルやシンセサイザーの音を借りて、物語にしたもの。画が浮かび上がるような感覚もあるかもしれません。
 「空腹」と「睡眠」というふたつの言葉をこのアルバムから届けたいです。どちらも毎日必要なことです。「空腹」はリヴァーブやディレイやスラップバックと合わさるフィードバック・シンセのスネアとキックのジャングルのなかを進み、やがて短めのパーカッションやフィールドレコーディングの深くてやわらかい落ち葉の上に「睡眠」が訪れます。

Translation by Kay Ichikawa

DJ END (Dutty Dub Rockz) - ele-king

Jungle MassiveなDubstep10選


1
Ena - Instinctive - 7even Recordings

2
J:Kenzo - 2 Dark / Swarm 95 - War

3
Tayo Meets Acid Rockers ft. PupaJim - Vampayaa - Scrub A Dub

4
Tes La Rok - Intanationalz - Argon

5
L.D vs Clue Kid - Jay's Reese / The Intro - Ringo Recordings

6
Emalkay - Crusader - DubPolice

7
Evergreen,Landlord & Ruckspin ft.Danman - Righteous(Rsd Dubstep Remix) - Reggae Roast

8
Sivarider - Soundkilla - Dub

9
Shy Fx - Raver(Shy's Guiness Punch Mix) - Free

10
Aquasky ft.Ragga Twins - Living Legends - Passenger Records

栃木の片田舎からリアルなBass Musicの現場を作り出すべくパーティをはじめました。B-Lines Delight! 栃木ではいま本当にいろんなことが起こってますよ。ってことで次回B-Lines Delightは5月2日ゴールデンウィーク開催です!!GWにふさわしいスペシャルなバイブスでお待ちしています!あ、あとTwitterフォローもよろしくネ!@blinesdelight
https://b-linesdelight.blogspot.com/
https://www.mixcloud.com/blinesdelight/

DJ rOyAl - ele-king

自宅での22:00頃からの10選


1
Ian O'brien - gigantic days - Electric Soul Classics

2
Mick Kahn - The Jump - Invisible Hands Music

3
Stereolab - La Demeure - Elektra -wea

4
Pacific Eardrum - man of mystery - Charisma

5
Caldera - El Jugeste - Capitol Records

6
Alphonse Mouson - Just Because Of You - PAUSA

7
A Certain Ratio - Sounds Like Something Dirty - Factory

8
Michal Urbaniak - Bengal - Columbia

9
Michel Camilo - Not Yet - Evidence

10
Spyro Gyra - Morning Dance - Amherst Records

Chart by JAPONICA 2011.03.07 - ele-king

Shop Chart


1

MORITZ VON OSWALD TRIO

MORITZ VON OSWALD TRIO HORIZONTAL STRUCTURES HONEST JONS / UK / 2011/3/1 »COMMENT GET MUSIC
MORITZ VON OSWALDが中心となって結成されたインプロビゼーション・ダンス・ミュージック・トリオ=MORITZ VON OSWALD TRIO。09年のファースト・アルバム、10年のライブ・アルバムに続き2011年、早くもセカンド・アルバムが完成!今作はゲストにベーシスト MARC MUELLBAUERを迎えダブルベースのクインテット編成にて、テクノ/ダブをベースとしながらも洗練のエレクトロニック・サウンドと呪術的なプリミ ティブ・グルーヴの融合が生み出すノンカテゴライズな魅惑の音像の数々を創出。

2

MR RAOUL K

MR RAOUL K INTRODUCING MY WORLD MULE MUSIQ / JPN / 2011/2/27 »COMMENT GET MUSIC
ファースト・アルバム「INTRODUCING MY WORLD」からのセカンド・ヴァイナル・カットの今作はリズミカルなパーカッションにメロディアスなコラが躍動的に紡がれる、流麗アフリカン・ディー プ・ハウス"INTRODUCING MY WORLD"、そしてビート感控えめに、アフリカ独特の妖艶なチャント/ヴォーカルを際立たせた土着グルーヴ"AFRICA"というハイライト的2トラッ クをカップリングの美味しすぎる一枚!大推薦!

3

VAKULA

VAKULA SATURDAY 3RD STRIKE / UK / 2011/3/2 »COMMENT GET MUSIC
ウクライナの超新星VAKULA、好調<3RD STRIKE>からのセカンド・シングルとなる今作はデトロイティッシュな曇りがかったシンセ・コードに、メロウなキーボード・プレイが躍動する VAKULA流フュージョン・ハウスを見事紡ぎだした快作!メロウ/ジャジーなウワオトの奥底でしっかりとブラックネス・グルーヴが息づく至高の 逸品です。

4

WHITE ELEPHANT

WHITE ELEPHANT SIR JOHN REDUX / UK / 2011/2/27 »COMMENT GET MUSIC
<CLAREMONT 56>看板デュオSMITH & MUDDのBENJAMIN SMITHとCRAZY Pの中心人物JAMES BARONとCHRIS TODDの三者によるコラボレーション・プロジェクトWHITE ELEPHANT。そのデビュー作となる本作はSMITH & MUDDばりの流麗に爪弾かれるアコースティック・サウンドを主体とした緩やかに上昇していく美麗バレアリック・チル・ナンバー"SIR JOHN"に加えC/WにはMARK Eによるビートダウン・リミックスも収録の見逃し厳禁な激注目の一枚!

5

THE SHAOLIN AFRONAUTS

THE SHAOLIN AFRONAUTS JOURNEY THROUGH TIME / KIBO FREESTYLE / UK / 2011/3/1 »COMMENT GET MUSIC
UKの良質クロスオーヴァー・レーベル<FREESTYLE>が送り出すオーストラリア発、新星アフロビート・バンド=THE SHAOLIN AFRONAUTS、同レーベルからの来るファースト・アルバムに先駆けデビュー12inchシングルをリリース!

6

ROY AYERS & BAH SAMBA

ROY AYERS & BAH SAMBA POSITIVE VIBE REMIXIES FAVOURITIZM [UK] / 2011/3/3 »COMMENT GET MUSIC
往年のROY AYERSファンも余裕で納得のミスティック・ブギー傑作"POSITIVE VIBE"オリジナル・ヴァージョンは言うに及ばず、注目のASHLEY BEEDLEとキーボード奏者DARREN MORRISによるユニットAFRIKANZ ON MARZによるリミックスも、パーカッシヴ・ビートにディレイがかったキーボード・プレイが流麗に靡くフュージョン・ハウスに、そしてB面のDUBヴァージョンもこれまた絶品!

7

LARRY TIGER

LARRY TIGER ALONE ON THE GREEN EP EDITAINMENT / GER / 2011/2/27 »COMMENT GET MUSIC
毎度トレンドを絶妙に組み込んだエディット・ワークで人気を博す<EDITAINMENT>第6弾。センス光る巧なループ・エディットで一気に上昇していくエレクトリック・ブギー" ALBATROSS"、煌びやかな80'Sシンセ・ディスコのエディットと思われるファットなミドル・テンポ・ブギー"EAGLE"の2トラックスに加え、それぞれをダビーに加工したボーナス・ビート(トラック)も収録の使える一枚!

8

FRANCIS INFERNO ORCHESTRA

FRANCIS INFERNO ORCHESTRA THE NIGHT HE CAME HOME EP SLEAZY BEATS / UK / 2011/2/27 »COMMENT GET MUSIC
艶やかなネオン色づく80'Sミッドナイト・ディスコ・エディットの"RUSH BACK"、力強いヴォーカルに雄大なストリングスが印象的なディスコ/ソウルをループ・エディットを駆使しつつビートダウン感覚でまとめた"THE FIRE IS REAL"、そしてシネマティックなメロウ・ループで心地よくハメていくスローモー・インスト・エディット"LOVERS"。どれも侮れないクオリティ・ トラック!

9

MARTIN BUSCAGLIA

MARTIN BUSCAGLIA JAULA DE MOTOS LOVE MONK / SPA / 2011/3/1 »COMMENT GET MUSIC
スペインの超雑食レーベル<LOVE MONK>新作はウルグアイの伝統的な音楽様式=カンドンベをモチーフに現行ダンス・ミュージック形式へアプローチする注目株MARTIN BUSCAGLIAによる昨年同レーベルよりリリースしたCDアルバムからのヴァイナル・カット作。

10

V.A.

V.A. REGGAE JET STREAM -FLIGHT NUMBER 001- REGGAE JET STREAM / JPN / 2011/2/24 »COMMENT GET MUSIC
日本が世界に誇る某"ジャマイカン・ミュージックのスペシャリスト"による平日深夜/不定期にUSTREAM配信されているというレゲエ・プログ ラム「REGGAE JET STREAM」から毎回各コンセプトに沿ってお届けするミックスCDシリーズがスタート!今回はその第1弾で80年代のジャマイカ/UK産ラヴァーズ・ ロックを中心に全てオリジナル盤7inch/12inchアナログを使用(!)という拘りの内容/セレクトで極上のリラックス・タイムをお約束す るスーパー・グレイトな一枚。

Chart by JET SET 2011.03.07 - ele-king

Shop Chart


1

EDDIE C

EDDIE C PARTS UNKNOWN »COMMENT GET MUSIC
限定特典付き!Nu Disco~ビートダウン・シーンにおいて、Mark EやThe Revengeと並んで、ヒットを連発するカナディアン・プロデューサー、Eddie Cの1stにして名盤が到着!

2

BUBBLE CLUB

BUBBLE CLUB THE GODDESS + QUIET VILLAGE REMIX »COMMENT GET MUSIC
バレアリック新世代Bubble ClubがInternational Feelに参戦!!Quiet Village Remixも最高!!自主レーベルからの過去作品がいずれもカルト・ヒットを記録しているUK次世代バレアリカBubble ClubによるInternational Feel最新作12番。Maxxi & Zeus名義での名作2作品も記憶に新しいQuiet Villageによるウルトラ・ディープなパーカッシヴ・ダブ・リミックスも収録された、ましてもの名盤が遂にリリース!!

3

NINI TOUNUMA

NINI TOUNUMA WOOLGATHERING EP »COMMENT GET MUSIC
アンニュイ&クールなフィメール・ヴォーカル・ダウンテンポ極美EP!!さらに、Dorianによる超メロウなフロウティン・スロウ・ハウス激烈最高Remixも収録!!

4

GLENN UNDERGROUND

GLENN UNDERGROUND ESCUCHAME / HI TECH SOUL »COMMENT GET MUSIC
Superb EntertainmentからGlenn Undergroundの傑作シカゴ・トラックが到着!ブラックなスポークン・ワードを用いた王道シカゴ・ハウスと"Escuchame Superb Special Extended Mix "などを収録した貫禄十分の1枚です!

5

JAMES BLAKE

JAMES BLAKE WILHELM SCREAM »COMMENT GET MUSIC
リプレスされた"CMYK EP"も爆裂ヒット中、一躍時代の寵児となったパウダーシュガー・ポップUKG天才James Blake。歴史的傑作アルバムからの祝カットです!!

6

AYATOLLAH

AYATOLLAH FINGERTIPS »COMMENT GET MUSIC
今現在ハードワーキンなプロデューサーの一人、Ayatollah渾身のビートアルバム!Mos Def, Talib Kweli, Ghostface Killahらのプロデュースでも有名な彼のブランニュー。サンプリング主体の王道を突き進んだ珠玉の全20曲をご堪能アレ。

7

TONY COOK

TONY COOK THE RAP »COMMENT GET MUSIC
Stones Throwによる好企画『Back to Reality』から待望の7インチ・カット!!注目はB-Side、Dam Funkがマイクを握り'10年代へアップデートした当企画屈指の傑作"What' On Your Mind"の別ヴァージョンを収録。オブスキュア感さえ漂うローファイ・エレクトロ・ブギー!!

8

FRANCESCO TRISTANO

FRANCESCO TRISTANO IDIOSYNKRASIA »COMMENT GET MUSIC
Derrick Mayも賛辞を贈る新世代ピアニストFrancesco Tristanoによる、Carl Craigをプロデューサーに迎えた話題の最新アルバムから、タイトル・トラック"Idiosynkrasia"のリミテッド・シングル・カットが登場!!

9

V.A.

V.A. ASSORTED ELEMENTS EP »COMMENT GET MUSIC
Theo Parrish, Loose Fingers、さらにKai Alce & KZRC名義でのトラックも寄せた漆黒の5トラックス。

10

VAKULA

VAKULA SATURDAY »COMMENT GET MUSIC
生音を盛り込んだウォーミーなディープ・ハウスを展開していくVakula作品屈指の名作出ました!!

[Urban] feat. SIMI LAB - ele-king

 噂のシミラボがついにDOMMUNEに生出演します!! 3月15日(火曜日)です。
 ちなみに7時からは、急遽、XL レコーディングスの社長、リチャード・ラッセルさんとジェイミーXX(ザ・XX)の公開インタヴューをやることになりました! ギル・スコット・ヘロンの『アイアム・ヒア』、そしてそのリミックス盤『ウィ・アー・ニュー・ヒア』について訊きます。どうぞお見逃しのないよう!
 また、当日はシミラボのライヴのほか、女性ラップ・グループのデレラのライヴも決定しました。トークショーではムードマンも参加、都合が合えば、DJ CONOMARKもかけつけてくれることになりました!

 そこで今回は格好いいPVを2本、紹介しましょう。
 まずは、2009年にYouTubeにPVがアップされ、SIMI LABの名を世間に知らしめることになったヒット曲"WALKMAN"、もう1本は、Earth No Mad From SIMI LAB名義による3月25日に発売予定のアルバム『Mud Day』から"Don't Touch Me feat. QN"。
 また、QNによるアルバムのインスト集『Mud Day Instrumentals』も同時発売しますよ!(アナログ盤も発売予定とのことです!)
 ......それにしてもこのENMの写真、良いですね。古い日本家屋の四畳半とヒップホップとのハイブリッディな感覚がたまらないです......。
 とりあえず、3月15日のDOMMUNE、乞うご期待!ですよ

WALK MAN feat. SIMI LAB

Don't Touch Me feat. QN

Chart by UNION 2011.02.28 - ele-king

Shop Chart


1

V.A.(THEO PARRISH, KAI ALCE, LOOSEFINGERS)

V.A.(THEO PARRISH, KAI ALCE, LOOSEFINGERS) Assorted Elements E.P. NDATL MUZIK / US / »COMMENT GET MUSIC
DEMFのアフターパーティ会場のみで200枚だけ限定販売された、今や幻の7インチ『NDATL Special Edition 45』から約半年、一部トラックリストを差し替え再びあのメンツが集ったオールドスクールなシカゴ・デトロイトなコンピレーションEP!!!

2

RAHAAN

RAHAAN Rahaan Edits Vol.1 & Bonus Mix SPACEMACHINE / UK / »COMMENT GET MUSIC
Sadar Baharと並びシカゴのアンダーグラウンドのヴァイヴを世界へ届けるディスコDJ! 伝説のDJ Ron Hardyの精神やスタイルを引き継ぐDJ Rahaan初のアルバムがUKの新レーベルSpace Machine Recordingsより遂にリリース!

3

ARIL BRIKHA

ARIL BRIKHA Deeparture In Time - Revisited ART OF VENGEANCE / JPN / »COMMENT GET MUSIC
DERRICK MAY主宰のTRANSMATからリリースされたARIL BRIKHAの大名盤「DEEPARTURE IN TIME」が2枚組となって待望の再発!!初期衝動に満ちたエモーショナルなメロディーが躍動する、まさにARIL BRIKHAの原点を垣間見れる好内容。再発を待ち侘びていたファンにはたまらない究極のプレゼントと言える2枚組。

4

MORITZ VON OSWALD TRIO

MORITZ VON OSWALD TRIO Horizontal Structures HONEST JONS / UK / »COMMENT GET MUSIC
MORITZ VON OSWALD(BASIC CHANNEL)、MAX LODERBAUER (NSI/SUN ELECTRIC) AND SASU RIPATTI (VLADISLAV DELAY/LUOMO)によるスーパーグループ、MORITZ VON OSWALD TRIOのセカンド・アルバムが遂にリリース!! ブルージーなギターや緊張感溢れるメタルパーカッション、繊細なエレクトロニクスが自由度の高い演奏を繰り広げるダイナミズムに満ちた傑作の誕生です!

5

OMAR S

OMAR S Here's Your Trance, Now Dance FXHE RECORDS / US / »COMMENT GET MUSIC
長期欠番となっていた「AOS-009」としてアナウンスされた入魂のワンサイデッド!心地よいポイントを的確に刻むボトムをベースに、プリミティヴかつ浮遊感を備えたシンセリフとLate 80'sを彷彿とさせるアナログなキーの音色がバランスよく重ね合わせられたオールドスクール・ハウス。シンプルかつドープ、この手のトラックにおいてのポテンシャルの高さはやはり圧倒的!

6

RAHAAN

RAHAAN On & On STILOVE4MUSIC / US / »COMMENT GET MUSIC
シカゴハウスのオリジネーターの一人Jesse Saundersもかつてリミックスを手がけ、古くからシカゴアンダーグラウンドでプレイされ続けてきた究極のレア・ブートレグ「On & On」がDJ Rahaanによってエディット化!!Playback「Space Invaders」のベースライン、Lipps Inc「Funky Town」のSE、さらにDonna Summer「Bad Girls」の ヴォイスブレイクを絶妙にマッシュアップというあまりにもインパクトの強いトラックで、鳴らせばフロアはシカゴのたちまちマッドなヴァイヴス!!!

7

RICK WILHITE

RICK WILHITE Analog Aquarium MUSIC 4 YOUR LEGS / JPN / »COMMENT GET MUSIC
Theo Parrish、Moodymannと並ぶデトロイト・ハウス最強のユニット3 Chairs「第3の男」Rick Wilhiteがキャリア15年を経て放つ待望の1stアルバム。ディスコ、ジャズやアフロなど様々なサウンド・マテリアルを抽出し呪術的なビートに重ね合わせることによって溢れ出る濃厚な黒さ、デトロイトハウス特有の音の歪みや荒さとライヴミックスの中で偶発的に鳴らされるイコライジングが独特でプリミティヴな高揚感を生み出す傑作!

8

EDDIE C

EDDIE C Do It Yourself ENDLESS FLIGHT / JPN / »COMMENT GET MUSIC
ビートダウン~バレアリック系の良質な作品を量産、ポストMARK E, DJ COLE MEDINAとなる存在に間違いないカナダからの刺客EDDIE Cがまもなくリリースするアルバムから、待望のシングルカット!ヴォイスサンプルと巧みなエフェクトで、ジワジワとピークまで誘導するかのようなヴァイヴが最高なトラック。

9

JAMES BLAKE

JAMES BLAKE James Blake (LP) ATLAS/A&M / UK / »COMMENT GET MUSIC
誰もがアルバムを待ち望んでいた2010年代エレクトロニック・シーンの主役・JAMES BLAKE、待望のデビュー・アルバムがここに登場! 先行10"カットされた"Limit to Your Love"以外は全て新曲、ダブステップから派生したサイケデリック・ミュージックの極点が遂にその全貌を現す!

10

MARCO CAROLA

MARCO CAROLA Play It Loud! MINUS / JPN / »COMMENT GET MUSIC
RICHIE HAWTIN率いるMINUSからイタリアンTOP DJ/アーティスト・MARCO CAROLAのアルバムが登場!実に9年ぶりとなる本作「PLAY IT LOUD!」はDJ出身というキャリアに強い拘りを持つ彼らしく、全トラックがフロアユースなミニマルで構成されている。思わず身体が揺れてしまう現場感覚に溢れたトラックのオンパレード!!
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597 598 599 600 601 602 603 604 605 606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619 620 621 622 623 624 625 626 627 628 629 630 631 632 633 634 635 636 637 638 639 640 641 642 643 644 645 646 647 648 649 650 651 652 653 654 655 656 657 658 659 660 661 662 663 664 665 666 667 668 669 670 671 672 673 674 675 676 677 678 679 680 681 682 683 684 685 686 687 688 689 690 691 692 693 694 695 696 697 698 699 700 701 702 703 704 705 706 707 708 709 710 711 712 713 714 715 716 717 718 719 720 721 722 723 724 725 726 727