「K A R Y Y N」と一致するもの

Joseph Nothing Orchestra - ele-king

 ジョセフ・ナッシングといえば、いまをときめく〈プラネット・ミュー〉からデビューした、IDMにおける過激な異端児としてファンのあいだでは知られている。まあ、DOMMUNEのアタリ・ティーンエイジ・ライオットの番組で披露した彼のライヴをご覧になった方は、そのあたり、よくご存じでしょう。2001年にリリースされた彼の『Dummy Variations』(七尾旅人も1曲歌っている)は、いまではIDM~ブレイクコアにおけるもっとも重要な1枚として歴史的な評価を受けているが、それから10年後のいまもジョセフ・ナッシングは唯一無二のエレクトロニック・ミュージックの作り手として健在だ。
 ......で、ワールズ・エンド・ガールフレンドが主宰する〈Virgin Babylon〉からリリースされたジョセフ・ナッシング・オーケストラの『スーパー・アース』のリミックス・アルバム『スーパー・アース・リミックス』が、同レーベルと〈分解系レコーズ〉から共同リリースされた。しかも無料ダウンロードですよ! クリックせよ!

詳細: https://www.virgin-babylon-records.com/information/

分解系レコーズ : https://bunkai-kei.com/
Virgin Babylon Records : https://www.virgin-babylon-records.com/

Joseph Nothing Orchestra
super earth remixes

01march of the last battalion (for promise Go-qualia remix)
02.every beauty has its scum(yaporigami remix)
03.super earth(we're not alone mix)
04.Gliese581(iserobin remix)
05.EBE pt01(joseph nothing mix)
06.Gliese581(FutonDisco remix)
07.lullaby for a patient(joseph nothing mix)
08.Gliese581(joseph nothing remix)
09.Izsak-Delporte(DJまほうつかい remix)
10.a shine on your head(CDR remix)
11.halo23(joseph nothing remix)
Bonus Track
12.super earth(original)

Art work : タカノ綾
2011 Aya Takano/ Kaikai Kiki Co.,Ltd All Rights Reserved.

*Go-qualia
自ら新鋭ネットレーベル「分解系レコーズ」を主宰し、
その他多くのネットレーベルから楽曲/リミックスを発表。
アニメ・ゲーム等の現代を彩る文化を素材に分解、再構築し
新たなエレクトロニック・ミュージックの可能性に迫る。
楽曲の持つ美しさとある種のPOPさには定評があり
待望のCDアルバムをVirgin Babylon Recordsより今秋リリース!
自らのオリジナルな世界を新たに追求した意欲作となっている。
https://bunkai-kei.com/

*FUTON DISCO
ポップスユニット"オーラルヴァンパイア"のメンバーによるソロプロジェクト。
あくまでベッドルームテクノを受継ぐスタイルだが、
全ての情報や情念を布団の中で処理させようとした事が災いしクリーチャー化した。
布団の中で制作をし、布団の中でLIVEを行う。
https://auralvampire.com

*CDR
15歳の時から毎日のように作曲活動を続けているトラックメイカー。
ライヴでの他の追随を許さない発狂パフォーマンスがJoseph Nothingの目にとまり、2011年にJoseph Nothing Orchestraのメンバーとしてスカウトされる。
多作家であり、いままでに数百枚のCD-Rと5枚のCD、3枚の7インチ等をリリース。また、世界各国からのフリーmp3リリースも盛んである。
現在、自らのCD-Rレーベル「NEO RDC REC」運営中。
https://www.asahi-net.or.jp/~zr3a-tnmt/

*Yaporigami
1984年生まれ。山梨県出身。Brighton在住(英国)。
日本と英国を拠点に活動する電子音楽家"Yu Miyashita"によるソロプロジェクト。
これまでにHz-records, Symbolic Interaction、Merry Worksなどから作品をリリースし、国内外多数のコンピレーションアルバムに参加。
近年は"Yu Miyashita"名義の活動も精力的に行なっており、2011年5月には昨年復活を果たした名門レーベル"Mille Plateaux"から"Yu Miyashita"名義での1stアルバム"Noble Niche"をリリース。
ノイズ、グリッチといった素材を駆使し、Yaporigami名義ではビートのある作品、Yu Miyashita名義ではノンビート作品を生み出している。
https://www.underarrow.com

*iserobin
機材に囲まれたいがためにKORG Electribeを購入し音遊びを開始、現在に至る。
ダンスミュージックとあまり親和性の無いジタバタビートに胡散臭いメロディ。
ライブは主にごちゃ混ぜ系イベントにお呼ばれされてはハードシーケンサー+エフェクタ武装でジタバタ演奏を披露している。
https://iserobin.otherman-records.com/

*DJ まほうつかい
DJまほうつかいはターンテーブルを持っていないDJです。まほうのちからで音楽を作ります。MIX CD『世界の終わりmix』や自作のサントラ盤『イメージアルバム・ディエンビエンフー』、さらにX JAPANのコピーバンドなど、その音楽性は常に変化。相対性理論presents「実践III」や、フリージャズの聖地新宿PITINNなどで演奏を行う異端の音楽家。最新のプロジェクトはヘヴィメタルをエレクトロニカの文法で再構築した「Metaltronica」。2011年Joseph Nothing、蓮沼執太、芳川よしのらのリミックスを含むアルバム『Metaltronica』リリース予定。本業はマンガ家の西島大介です。
https://www.simasima.jp/

Washed Out - ele-king

 チルウェイヴ批判はおおいに結構だ。音でも言葉でもさらにいっそう練磨されるべきだと思う。ただし議論のレベルを間違えるべきではない。それは、たとえば「ニュー・レイヴ」とか「ニュー・エキセントリック」といった言葉の立つ次元とは、異なったところに位置するものだ。もしこれがシンセ・ポップの再流行というだけの話ならば、メディア主導の祭として、それらの言葉と同じレイヤーで語ることができただろう。しかし「チルウェイヴ」が議論の俎上に上がるとすれば、同じ次元に並ぶのは「グランジ」や「ニューウェイヴ」ではないだろうか。要するに、もはやチルウェイヴとは10年単位での時代の音、時代のメッセージである。そう考えて差し支えないくらいほどに、歴史的な肉付けを得たというのが筆者の認識だ。パンダ・ベアの『パーソン・ピッチ』にその青写真を見出すならなおさらである。アニマル・コレクティヴ―パンダ・ベアが準備したユーフォリックなサイケデリアは、時代の条件とでもいうかのように後期2000年代の音楽シーンにびっしりと根を張り、それを牽引してきた。そしてミスター・チルウェイヴ、このウォッシュト・アウトもパンダ・ベアからの影響を公言するアーティストのひとりである。

 彼やネオン・インディアン、メモリー・テープスはもちろんだが、アリエル・ピンクがチルウェイヴとして認識されていることも重要である。このムーヴメントがただのシンセ・ポップ・リヴァイヴァルではなく、現実逃避の企図を持ったリアルな批評であることを証している。「チルウェイヴ」の裾野が、キャンディ・クロウズやディープ・マジックなどのアンビエント・ポップ、エメラルズのコズミック・サイケ、バスらアブストラクト・ヒップホップからいち部シューゲイザーにまでおよぶと解釈できるのは、このようにアリエル・ピンクをしてチルウェイヴと呼ばしめた英米の議論の盛り上がりがあってのことだ。前にも述べたが、「お前たちの音楽はただの催眠ポップだ。引きこもってないでちゃんと外を見なさい」という大人の叱責に対して、「そうだけど、それがどうしたの?」「ていうか、これはむしろ新しい現実への対処法なんだけど」と若者がやり返すのがこの議論の構図である。社会からの退却が社会への回路となりえるような複雑な時代性を写し取る、こうした現在形のドリーム・ポップの功罪を問うのは、もっと未来においてしか可能ではないのかもしれない。

 以上はチルウェイヴの精神的な構成要素であるが、技術・環境的な面について野田努氏の言葉を借りれば、「インターネット時代のD.I.Y.ミュージック」である。彼らが使用している音楽ソフト等、平均的な宅録環境がここまで向上していなければ、そしてインターネットがここまでリスナーの国境を溶解させ、受容する側の環境を均していなかったら、彼らはいまでもグランジやへヴィ・メタル、あるいはメロコア・バンドをなんとなく続けていたかもしれない。バンドを組まなくともひとりで手軽に音を組み上げることができ、それを世界に発信し反応をえることが容易になったからこそ、彼らのベッドルームは世界となり、類似した感性と方法を持つ音が同時発生的に各地に出現したのである。

 ウォッシュト・アウトの6曲入りデビューEP『ライフ・オブ・レジャー』は、そのテーマやジャケット写真のコンセプトごとチルウェイヴを象徴する1枚となった。アトランタの青年アーネスト・グリーンを瞬く間に時代の寵児へと押し上げた作品。大学の課程を終え、就職先が決まらないまま実家で過ごす、短くも間延びした奇妙な時間と、大人になる前の最後の夏という感傷が、淡くけだるく表現されている。録音はラフで、作品のタッチとしてもまさに「インターネット時代のD.I.Y.ミュージック」。素朴な手つきのサンプリングで、DTMオタクではないアイディアと感性にあふれている。フル・アルバムとなる今作『ウィズイン・アンド・ウィズアウト』と比較すると、さまざまな点で対照的だ。
 より瞑想的な色合いを深めた本作を並べて聴けば、EPのほうはフィジカルに訴えるダンス・アルバムであったのだなと実感する。今作はプロデューサーにアニマル・コレクティヴ『メリウェザー・ポスト・パヴィリオン』やディアハンター『ハルシオン・ダイジェスト』を手掛け、彼らの音をよりメジャーなフィールドへバランスよく翻訳してみせたベン・アレンを迎えていて、音が格段に整理されている。冒頭の"アイズ・ビー・クローズド"にすでにそれがみて取れる。特徴的だったローファイ感にはヤスリがかけられ、モコモコとした音像はシャープでひんやりとした印象へと変化している。曲の長さは平均して1分ほどのびている。シンセのレイヤーにはメディテイティヴな広がりが加わっている。彼なりに、彼が好むというアンビエント作品へのアプローチを深めた結果なのだろう。

 「内側で響く君の声/(中略)/やがてその声に耳を傾けて/呼び返す彼らの声に耳を傾けて/落下の重みを感じて/すぐ目の前で/今、世界をはっきりと見て」"アイズ・ビー・クローズド"
 目は閉じられ、身体の内側では声が響く。意味のとりようによっては神秘体験をつづるかにも見えるが、彼の長く尾をひくヴォーカルは、たしかにその「内側の声」に共振するかのようにリヴァービーなサウンドのなかに溶け込んでいく。この詞にも出てくるように、『ウィズイン・アンド・ウィズアウト』は「落下」、落ちていく感覚をとらえた作品だと思う。
 「落下」のテーマは"アモール・ファティ"にも出てくる。思考を捨てて「落下」に身をまかせれば、未来は運命によって、しかるべきところで決定される......一見不真面目な運命論にも見える詞だが、「手放そう/手を伸ばそう」の対句にみられるように、運命を操る手綱を手放すことは、その手綱に手を伸ばすことにもなるという逆説が核にある。つまり「落下」や「放棄」のなかにひとつの積極性を見出しているわけで、こうした逆説はチルウェイヴ的な問題の延長上にあるものだとも言えるだろう。
 ともあれ、その「落下」は「墜落」や「没落」ではなく、ゆっくりとしたスピードでやがてほの明るい残響の中につつまれていく。クリアな音使いでアトモスフェリックな空間を描き出す"ソフト"は、まさにその「落下」をやわらかく止めるアンビエント・トラックで、曲のメッセージとしても「いつかやってくるよ/すべての帳尻が合う時が」だ。そしてそのときまでは「ずっと落下しつづけるんだ」とつづく。逃避やモラトリアムという感覚が、「落下」へと切り替わった作品であり、筆者にはその落下の先がチルウェイヴの行き着くところを暗示するように感じられたが、それは読み過ぎかもしれない。

 この先は浮遊する=落下を止揚するトラックがつづく。"ビフォア"などはEPの叙情性が払拭され、身をゆだねるべき癒しや赦しの音が模索されているかのようだ。"ユー・アンド・アイ"には青さや切なさがにじむが、表題曲"ウィズイン・アンド・ウィズアウト"は浮遊も落下もない静かな境地を描出している。ピアノがノスタルジックなシークエンスを描き出す"ア・デディケーション"も同様である。「イッツ・オーケー」が反響し繰り返されることで、本作のひとつの結論を導き出す曲でもある。
 EPとは曲のカブりもないため、まるでセカンド・アルバムといった佇まいであるが、それだけ彼は短期間で時計の針を前に進めたのだ。聴き心地のよいシンセ・ポップがウォッシュト・アウトだと思っていると、肩すかしを食らうかもしれない。彼個人の問題やモチーフを突き詰めることで、EPから見てぐっと成熟と進歩とを遂げた、正真正銘のフル・アルバムである。方法的な技量にではなく、同世代の人間として、そして表現者としてのモチベーションに深く心を揺さぶられた作品だった。

二階堂和美 - ele-king

 いうまでもなく声は楽器であるのだけれど、ことさらにそのことを発見するときそこには、誰もが声は歌になると楽器よりもっと直接、具体的に感情に訴える働きがあると思いこんでいるからに相違ない。節があり抑揚があり言葉がある。楽器にも節も抑揚もある。言葉はないが、音が声と同じように語り得ないとどうしていえよう。両者に隔たりはいない。二階堂和美を聴いて、私はつとにそう思ってきたのは彼女が楽器のように声を自在に操るからではなく、彼女の声が音楽(言語)だからだ。そこには簡易娯楽である以上にコミュニケーションの装置だったカラオケ文化が日常の風景を共感とともに浸食した90年代から外れるようにと個人の体験の影を色濃く落としたフォークが復権した2000年代を過去に置き去りにする言葉とは別の場所からくる、くっきりした、しかしなつかしい「ヴォイス」がある。
 ここでいう「ヴォイス」は彼女の声というよりも、種々雑多な-音楽的な意匠を歌いわけた『にじみ』の休符と行間に聞こえる二階堂和美の考えの痕跡のようなものをさす。『にじみ』にはまだ歌謡曲と呼ばれていた時代の歌があり、演歌があり唱歌があり音頭がある。ブルースとジャズのフィーリングがみちており、サンバをやっている。記号的に分析すれば、ひばりやピアフの影をみるかもしれない。いま聴いているのはCDなのに、LPにもひょっとしたらSPとも思えなくもない。繰り返しになるが、それがなつかしいのは喜怒哀楽をくまなくあらわしているからです。そう思わせるのが二階堂和美のテクニックであるとあなたはいうだろう。ところがそうではない。『にじみ』の多幸感――を感じさせるとは資料にも書いてある――は彼女の歌い手としての万能感に由来すると私は思う。それは『二階堂和美のアルバム』『ニカセトラ』との経験が培ったヴォイスの力であるのはまちがいないが、二階堂和美は万能感を意識しながらも、音楽をあらたに作りあげる過程にうまれる発見がそれを崩すことを期待しているにちがいない。音楽の至福は音楽の終わりとともに去ることを見越した無常観にもちかい透徹した視点があり、同時に、その無常観は私の歌なんて、という音楽への畏怖と無縁ではないし、結局のところ、どんなにプリプロをちゃんとしてもすごいテクニックがあっても、日々の悲喜こもごもに音楽は左右されてしまうという無力感 さえほのめかすようである。それこそが強さだというとバカの強弁だというひとがいる。ところが私はバカだからくりかえす。それは強さである。そうでなければ、強さに負けないしなやかさである。そのしなやかさの中から、『にじみ』はスタジオ盤なのに、再生するたびにそこにあたらしい歌がうまれる。何気ない日常の雑感と愛情を描いているのに、私たちはそれらの歌の中の平凡ともいえるものを貫く二階堂和美のヴォイスを発見しておどろかざるを得ない。きのうも家でかけていたはずなのに、流れ出すとはじめて聴くような気持ちになる、良質の即興みたいに先の読めないフレッシュな音楽。
 ......が『にじみ』であるなら、2ヶ月前にリリースしたアメリカのマルチ・インストゥルメンタリストであるタラ・ジェイン・オニールと二階堂和美の共作『タラとニカ』はふたりの即興を記録したアルバムである。ともにシンガー・ソングライターであるタラとニカはときに間合いをとり、あるときはそれを約めながら相対的な関係性を織りあげていく。チャントのような清澄さと(具体音をふくむ)ノイズを散りばめる手法はフリーフォーク以後の即興の態度といえるものだが、彼女らの時間と空間をそのまま切りだした東岳志のフィールド・レコーディング的な録音はこのアルバムをあたかもそこで歌がうまれる場面に立ち会っているような、おどろきを禁じ得ないものに仕上げた鍵になっている。

Chart by Underground Gallery 2011.07.13 - ele-king

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1

TUMBLACK

TUMBLACK Tumblack (promo) »COMMENT GET MUSIC
78年にフランスのカルトレーベル[Barclay]よりリリースされた、TUMBLACKの唯一のLPが再発。アフロパーカッションによるミニマルなハメ感がヤバい「Invocation」を筆頭に、DJツールとしても使えそうな「Waka」、当時のディスコ~ファンク、ジャズなどのエッセンスを加えたダンストラック「Caraiba」など全10トラックを収録。サンプリングネタとしても使えそうなので、そちら方面の方も是非お見逃しなく!

2

JAMIE 3:26

JAMIE 3:26 Ep (Strobelight Honey) »COMMENT GET MUSIC
RON HARDYの実甥BILL HARDYによるレーベル[Partehardy Records]からも作品を残す、シカゴのアンダーグラウンド気鋭 JAMIE:326 最新シングル!! THEO PARRISHもへヴィープレイしていたFATBACK BAND「Wicky Wacky」のロングリエディットが大ヒットした「Basement Edits」シリーズの JAMIE:326、今回は KATE BUSH、GRACE JONESをネタに使った FRED PALAKONなる謎のリエディッターによる前作が大きな話題を集めた UK発のホワイトレーベル[Strobelight Honey]第2弾に登場。今回はまず Side-Aで、先日の再発盤も話題を集めた、スイスのNew-Waveバンド YELLOによるGarage~Music Boxクラシック「Bostich」のリエディットを、Side-Bでは覚醒観MAXな強烈アシッドチューン「Acid Whump」を収録。シカゴ~アンダーグラウンドハウス好きには、絶対にチェックしてもらいたい1枚です!大推薦!

3

ANTHONY

ANTHONY"SHAKE"SHAKIR Piper (Frictional) »COMMENT GET MUSIC
デトロイト第一世代重要アーティストANTHONY "SHAKE" SHAKIRの新作は、ダブステップ的ビートを取り入れた新境地! 昔から、リズムやビートへのこだわりが強く、ブレイクビーツやドラムンベース等を上手く取り入れてきた、SHAKEですが、今回はダブステップ/ UK FUNKY的なリズムを全面にFeatした、新境地と言える、トライバリッシュ・トラックを披露!乾いた音色のパーカッションが、バウンスするステッピン・ビートの上で打ち鳴らされたA面[Piper]がイチオシ! このトライバル感は、DERRICK MAY辺りに上手くプレイして貰いたい感じ? ルーツを重んじる傾向が強いデトロイト贅の中で、常に新たしいサウンドを取り入れようとする、SHAKEの前向きな貪欲さは流石です!

4

FLOATING POINTS

FLOATING POINTS Marylin (Eglo Records) »COMMENT GET MUSIC
若き天才FLOATING POINTS新作!コズミック・フュージョン・エレクトリック・ブギー! やはりこの人は最高です!!両面共に本当に文句なしの1枚である今作ですが、まず Side-Aでは THEO PARRISHを彷彿とさせる、粗くざらついたミッドグルーブに、気持ちの良い高揚感を持ったスペーシーなシンセメロをフィーチャーした、コズミックフュージョン的感覚もあるデトロイト・ビートダウンハウス「Marlin」。Side-Bでは、大ヒットしたFATIMA作品みたいな、アーバンなNu-Soul風ロービートファンク「Farukx」。THEO PARRISHやDJ SPINNA的、デトロイト作品が好きな方ならまず間違いありません。是非お見逃し無く!

5

NICHOLAS

NICHOLAS No More Hits 14 (No More Hits) »COMMENT GET MUSIC
NICHOLASが主宰するイタリアの大人気レーベル[No More Hits]第14弾。MAW作品を彷彿とさせるファットなハウスビートと艶やかなヴォーカル、鍵盤によるエモーショナルな高揚感が◎な 90's USハウススタイルなリエディットA2、カップリング3作には、BOBBY WOMACKのガラージ古典「I Can Understand」をネタとする A1や TEMPTATIONS & UNDISPUTED TRUTHの名作「Ball Of Confusion」をネタにした B1、LE FREAK'O「Keep On Gettin Down」をネタにした B2は、デトロイト勢にもオススメできる、黒くファンキーな雰囲気を持ったビートダウン/スローモーハウス作。調子の良いリリースが続くイタリア勢のリエディットシリーズですが、UG的にはこのレーベルが一番お勧め!当然今回も大・大・大推薦です!

6

ABDULLA RASHIM

ABDULLA RASHIM Gizaw (Abdullah Rashim) »COMMENT GET MUSIC
ダーク・モノ・ミニマル推薦盤! B2はまるでPLASTIKMAN「Consumed」のようです。 スゥエーデンからのニュー・カマーABDULLA RASHIMの新作がかなりヤバいことになっています!ダークな空気感と、作り込まれたビートの質感が、中毒性の高いうねりと、絶妙なテンションでズッポリとハメていくここ最近のディープ・ミニマル系のテクノのリリースの中でもかなり出色の一枚!必聴です!マイナーレーベルでプレス枚数も少ないので、お早めに

7

THE BEAT BROKER

THE BEAT BROKER Pacific Break (Reverso 68 Club Mix) (Adult Contemporary) »COMMENT GET MUSIC
西海岸シーンの最重要人物が集った話題の新レーベル リリース第1弾は、[Sentrall]からのリリースでも知られる、同地の重鎮 RYAN BISHOPの変名 THE BEAT BROKERによる久々の新作。まず Side-Aには、レイドバック感のあるエレクトリックなシンセメロが、柔らかく緩やかに展開していく、心地良過ぎるバレアリックディスコなオリジナル。Side-Bでは、よりフロアーナイーズなリズムと軽快なカッティングリフなどを交えた、REVERSO 68のリミックスを収録。[Ene]の CHIDAさんも COYOTEのサイトに上げていたMixショーでもプレイしていましたね~。リリースを待っていたという人も多くいたのでは!?しかもコレ!、音に拘りを持つレーベルオーナーの意向により 180gの重量盤プレスと言うのも嬉しい限り!!西海岸周辺、バレアリックサウンド好きは要必聴!

8

FALTY DL

FALTY DL Make It Difficult / Jack Your Job (All City Dublin) »COMMENT GET MUSIC
ダブステップ通過後の、新感覚ディープ・ハウス! [Rush Hour]がフックアップするN.Yの要注目のUKGアーティスト FALTY DLの新作がアイルランドの[All City]から! ダブステップ/ UKG通過後のボトム感と、90年代のUSディープ・ハウスをミクスチャーさせたかのような、新感覚ディープ・ハウスが2トラック!何処と無くレイビーなムードをある女性ヴォイス・サンプルと、ブレイク・ビーツを要所に取り入れたA面が◎!FALTY DL絶対に注目です!

9

VAKULA

VAKULA Unthank002 (Unthank) »COMMENT GET MUSIC
ミニマル・ミュージックの巨匠STEVE REICHのリミックスも本当に素晴らしかったウクライナの新鋭ディープ・ハウサーVAKULAが、LINKWOODらのリリースで御馴染みのUKビートダウン・レーベル[Firecracker]の姉妹レーベル [Unthank]から限定10インチをリリース! 今回はいつものビートダウン/ディープ・ハウス路線は控えめに、Aphex Twin辺りを思わせるような、繊細なピュア・テクノ/ディープ・ミニマルへアプローチした3トラックを収録!APHEX TWINの「Selected Ambient Works」辺りに収録されていても違和感のない、アーリー90'sピュア・テクノ・スタイルのA1、空間の奥の方で「Spastik」のようなローリング・スネアが転がるミッド・テンポの4つ打に、メロディックなシンセ・フレーズがカラフルな響きを効かせたA2、SLEEPARCHIVE的?といったら大袈裟ですが、無機質な電子音フレーズがミニマルにループし、ぼんやりと淡い色彩の空間シンセを浮かばせたディープ・テクノのB1と、懐かしくも新鮮なムードを持ったトラックばかり!やはりVAKULA才能あります!引き出しも多く、サウンドのクオリティーも高い!今回も手放してオススメです!

10

BUSEN

BUSEN Busen (General Elektro) »COMMENT GET MUSIC
90年代中期に活動していたベルリンの超カルト・レーベル[Elektro Music Department]からリリースしていたTHE HOPE FOR THE BEST aka DANIEL PFLUMMと[Sex Tags Mania]のSTEFAN MITTEREによるドープ・エレクトロ・レーベル[General Elektro]の第3弾! DANIEL PFLUMMによるBUSEN名義での作品。当時[Elektro Music Department]をチェックしていたマニアックなテクノ・ファンの方なら、音を聴いただけで鳥肌が立つであろう、相変わらずのロウ・モノ・エレクトロを披露!アナロジカルなモノ・ベースが、ジリジリと捩れながら、ドープに展開していく、カルト・レーベルによるカルトな一枚

Chart by STRADA RECORDS 2011.07.13 - ele-king

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1

 AGORIA

AGORIA PANTA REI-REMIXES INFINE (FR) »COMMENT GET MUSIC
Agoriaの4thアルバム「Impermanence」からのシングル・カット!クールでハウシーなA1のBalearic Mixがオススメ!

2

TRIBE

TRIBE WHERE AM I(feat.JOAN BELGRAVE) PLANET E (US) »COMMENT GET MUSIC
デトロイトのスピリチュアル・ジャズの伝説レーベルTRIBEで活躍したレジェンダリー・アーティストをCARL CRAIGがプロデュースした奇跡のプロジェクトTRIBEのアルバム「REBIRTH」からの12インチ・カット!リミキサーとしてINFINEで活躍中のAGORIA、デトロイトの次世代を担う若き天才KYLE HALLが参加!PLANET-Eらしからぬウォーミーでラグジュアリーなディープなハウス・サウンド全開の一枚でジャジーなオリジナルもグッド!

3

60 HERTZ PROJECT

60 HERTZ PROJECT CAPRICORN GOGO MUSIC (GER) »COMMENT GET MUSIC
ギターやベース、パーカッション等の生楽器を交えたライヴをこなす南アフリカのユニット60 Hertz Projectによる注目盤!心地良いパーカッションにメロディアスなヴァイブのソロが最高なディープ・ジャジー・ハウス!全4ヴァージョン収録しており、どれをプレイするか迷うほどの出来!

4

RICARDO MIRANDA pres.LATIN SOUL BROTHERS

RICARDO MIRANDA pres.LATIN SOUL BROTHERS BOMBA IS BLACK EP NEROLI (ITA) »COMMENT GET MUSIC
ディープ&ジャジーなサウンドで人気を集めるシカゴ新世代の最重要アーティストRICARDO MIRANDAがイタリアNEROLIから登場!ボッサ、ラテン、ジャズ等をふんだんに盛り込んだディープ・ハウス・チューン加え、VEGA RECORDSからの過去作品のGLENN UNDERGROUNDによるアーバンな フュージョン感覚溢れるリミックスも収録!

5

VA

VA SECRETS PART THREE OSTWIND(GER) »COMMENT GET MUSIC
ドイツの人気レーベルOSTWINDから第三弾となるレーベル・コンピ・シングルが登場!当店的にはレーベル生え抜きの新鋭アーティストJEAHMON「SOME SERIOUS DING DANG」を強くオススメ!ラテン・トラックに全編を通して響く流麗なピアノの旋律の美しさは特筆もの!正統派ディープ・ハウスなJOSH「MARIENPLATZ」、マレット系のシーケンスがアジアン・トロピカルなテイスト演出するSANDRU「P NONGA」などハイクオリティーな4曲入り !

6

CISCO CISCO

CISCO CISCO HIGHER-GREG WILSON VERSION APERSONAL(UK) »COMMENT GET MUSIC
ニュー・ディスコ・ファンだけでなくディープ・ハウス派からも絶大な支持を集めている新興レーベルAPERSONAL MUSICからの第6弾は同レーベルからは2タイトル目となるポルトガルのCISCO CISCOの12インチ!ミッドテンポのバレアリック・ビートダウン・ブギーなオリジナル2曲に加え、なんとベテランGREG WILSONがリミキサーとして参加!原曲を絶妙にテンポ・アップさせ、よりピークタイム仕様に!

7

MIZZ BEATS

MIZZ BEATS PINPIN(10inch) EGLO(UK) »COMMENT GET MUSIC
FLOATING POINTS主宰のEGLOからUKの新進気鋭の女性ダブ・ステップ・アーティストMIZZ BEATSによる注目の一枚がリリース!グルーヴィーなサンバっぽいリズムにエレピのコードとハイトーン・ストリングスが重層的に配された泣きそうに美しいソウルフルなディープ・ブレイク・ビーツ・ハウス!限りなくホワイト盤みたいで、初回のみの限定プレスということなのでお見逃しなく!

8

TUCCILLO

TUCCILLO MATHEMATICS EP 2020VISION (UK) »COMMENT GET MUSIC
UKの老舗レーベル2020VISIONからDELUSIONS OF GRANDEUR、FREERANGE、REBIRTHといったレーベルで傑作連発中の注目のスペイン人アーティストGLUSEPPE TUCCILLOがリリース!RON TRENT、PRESCRIPTIONサウンドを彷彿とさせるような正統派USディープ・ハウス・スタイルなA1、ミュート・ギターとクラシックスからのサンプルを巧みに使ったビートダウン・ブギー・ディスコのA2など本作も期待を裏切らない見事な仕上がり!

9

INNER LIFE

INNER LIFE AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH-LARRY LEVAN UNRELEASED MIX SALSOUL (US) »COMMENT GET MUSIC
【売れています!】永遠のピークタイム・アンセム「AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH」の故Larry Levanによるアン・リリースド・ヴァージョンが入荷!オリジナルとは大幅に異なる展開や音使いにぶっ飛びます!これはマスト!

10

CHANGE

CHANGE SERCHIN'-A TOM MOULTON MIX WARNER (US) »COMMENT GET MUSIC
故Luther Vandrossがリード・ヴォーカルを努めたChangeの人気曲にナント未発表のTom Moultonによるミックスが!B面にはHerbie Mann「Hi-Jack」をカップリングしており、こちらも未発表のTom Moultonによるミックスです!

[MellowHype] - ele-king

 タイラー・ザ・クリエイターの『ゴブリン』に続いて、ホジー・ビーツとレフト・ブレインによるメロウハイプ名義のセカンド・アルバム『ブラックンドホワイト』もついにフィジカル・リリースされる!
 まずはこの不敵なPVを見て欲しい。彼らの挑発的な歌詞に関しては、すでにいくつかの人権保護団体から抗議が寄せられているという話だが、フェミニストからの抗議に対してタイラーたちは「硬いチンポが欲しければ立たしてくれよ」と返答したとか......。

 ご存じのようにオッド・フューチャーのメンバーにはレズビアンの女性もいる。彼らはスケーター集団で、旧来のマッチョなギャングスタ・ラップとは違う。"64"を聴いていると、彼らの音楽がウィッチ・ハウスとも親和性が高いことがわかる。


 

そしてタイラー・ザ・クリエイターの"she"......。こりゃたしかに怒られるわ。

interview with Seekae - ele-king

 夢見るシーケイは、コンピュータ・ゲームへの情熱とIDMによる叙情主義が融合する珍しいバンドである。スポーツ好きのオタク的な感性とギャグが奏でるメランコリーという言い方もできる。
 その美しく、そしてロマンティックな響きによって、アルバム『+Dome』のリアクションも好調だという話だが、謎に包まれたオーストラリアのこのバンドは、ビビオやマウント・キンビーに代表されるような、ここ2~3年のIDM/グリッチにおけるドリーミーな展開における珍種というか、以下のメール・インタヴューを読んでいただければわかるように、シーケイには"笑い"もある。なるほどー、それが彼らの"美"の背景にあるものだったのか......。

シドニーのエレクトロニック・ミュージック・シーンはそんな大きくないけど、少しずつ成長していると思う。僕らが最初ライヴをやりはじめた頃、どんどん知らないバンドを発見したり、知らなかったシーンを見つけてったりしたのを覚えているよ。

いまオーストラリアのどちらにお住まいですか?

シーケイ:シドニーだよ。


Seekae / +Dome
Rice Is Nice Records/Pヴァイン

Amazon iTunes Album Review

『+Dome』、とても興味深い作品でした。あの1枚のアルバムのなかにはIDM、フォーク、ヒップホップ、クラウトロック、アンビエントなどなど、いろんな要素があります。シーケイの音楽的な背景を知りたいと思うんですが、まずはどうやって3人が出会い、どういう経緯でバンドが生まれたのか教えてください。

シーケイ:3人とも共通の学生仲間なんだ。最終的には卒業して、ウェットTシャツ・コンテストで3人同時に再会したんだ。ステージ上で女の子たちがあり得ないことをやっているなか、僕らは機材の話をしたり、好きなIDMのプロデューサーの話とかをしていたんだ。シドニーに戻ったのと同時にバンドを組んだよ。

結成は何年で、SEEKAEという名前はどうやって付いたんですか?

シーケイ:2007年の頭に結成した。最初はコマンダー・キーンというゲームからそのまま名を取って名乗ってたんだけど、他にその名を使ったバンドがいるって知ってシーケイに変えたんだ。ジョージが喘息の発作を起こしたときに出す音と響きが似てるから、その名にしたんだ。

どんな編成なんですか? ドラム、ギター、エレクトロニクスって感じですか?

シーケイ:何度も変わっているんだけど、いまはドラム、ギター、メロディカ、ラップトップ、シンセ、ドラム・マシーン、MPD、MPC、APCとTLCだね。

2008年のデビュー・アルバム『The Sound Of Trees Falling On
People』は、今回のアルバムで言うと、2曲目の"3"のような、ドリーミーな感じだったんでしょうか?

シーケイ:そうだね。1枚目はよりクリーンで、どこかナイーヴないち面があったと思う。そのひとつの要因は、自分たちにそこまでプロダクションの技術が備わってなかったし、どちらかというとアルバムではなく、ミックステープという感覚で作ったからかもしれない。今作はそこから離れ、美学を追求して、よりダークな領域に進もうとしたものなんだ。

デビュー・アルバムのアートワークが熊だったのは何故ですか?

シーケイ:とくに理由はないよ。何かかっこいいな、と思っただけだね。ジョンの従兄弟が描いた絵なんだけど、見た瞬間アルバムのジャケにしようって決めたよ。

『The Sound Of Trees Falling On People』を発表してからの3年はどんな風に過ごしていたのですか?

シーケイ:たくさんライヴをして、ツアーをして、練習して、作業をして、飲んできたよ。

3曲目の"Blood Bank"や9曲目の"Two "みたいなアブストラクトなグリッチ・ホップみたい曲は、今回から新しく入った要素なんですか?

シーケイ:ある意味そうだね。この2曲はアルバムのなかでも踊れる曲になっているし、前作に比べるとよりベースに引っ張られてる曲だと思う。クラブやガレージ・ミュージックをすごく聴くようになって、その辺の影響が反映されているのかな。"Blood Bank"とかはアルバムでいちばん古い曲で、前作を出してからわずか1年後に完成した曲だね。

メランコリックな4曲目の"Reset Head"とか大好きなんですが、これはいつぐらいにいできた曲なんですか?

シーケイ:2010年末に完成した曲だね。リズムは思い描いていたんだけど、メロディが無かったんだ。ジョンが家でギター・ラインを考えてきて、そこからもうすぐでき上がったね。

3人のメンバーにとって共通のテーマとは何だったのですか?

シーケイ:最初は"髭"のはずだったんだ。でもジョージがすぐ飽きてね。いまは"コンピュータ・ゲームと自由とその他もろもろ"だよ。

ボーズ・オブ・カナダとフライング・ロータスでは、どちらが好きですか?

シーケイ:どちらも大好きだよ! ボーズ・オブ・カナダはとくに最初のアルバムを作るときに、大きな影響を受けたね。でもその後はフライング・ロータスの大ファンにもなった。ちょうどジョンが先週ニューヨークで見てきたよ!

〈ワープ〉とか〈ニンジャ・チューン〉のようなレーベルの音とか、UKのシーンからの影響は大きいですか?

シーケイ:もちろん。あのようなレーベルから出てきた音はバンドがはじまった頃、すごく好きだった。だから、そうしたレーベルが無かったら、僕らも存在しなかったと言っても過言ではないかもね。

シーケイにとってのもっとも大きな影響は何ですか?

シーケイ:スタークラフト2(ゲーム)と冷凍のフィッシュ・フィンガーズ。

ビビオとかにちょっと似てるかなと思ったんですが、どう思いますか?

シーケイ:その繋がりはわかるね。『アンビヴァレンス・アヴェニュー』とかの美学は今回僕らが目指した方向と似ていると思うんだ。音に独特の温もりがあって、ゆえに生きた感じに聴こえるんだよね。

ダブステップは好きですか?

シーケイ:うん。でもSkrillexとかじゃないやつね。

マウント:キンビーとは仲良しなんですか?

シーケイ:FIFAのゲームで負けるまでは仲良かったよ。負けて以来ちょっと気まずい感じかな(笑)。

地元ではどんな活動していたんですか? シーケイのような音楽に理解のあるシーンは存在するんですか?

シーケイ:シドニーのエレクトロニック・ミュージック・シーンはそんな大きくないけど、少しずつ成長していると思う。僕らが最初ライヴをやりはじめた頃、どんどん知らないバンドを発見したり、知らなかったシーンを見つけてったりしたのを覚えているよ。今は48/4や104 CollectiveのCleptoclecticsというアーティストとかとは仲良くて、一緒にいろいろやったりしているよ。

こうした音楽をリリースするレーベルはありますか?

シーケイ:何個かね。〈Feral Media〉というのは面白いレーベルだよ。でもシドニーにいるほとんどのエレクトロニック系アーティストは海外での契約を目指しているね。

地元のシーンを活性化したいと思いますか?

シーケイ:もちろん。そして僕らの仲間のGhoulとかCollarbonesといったアーティストが少しずつ認知されてきているのは良いことだと思っている。最初の火花は見えたから、これからは爆発が起きるのを期待しているんだ。

自分たちの音楽を自分たちなりに言葉で定義すると、なんとなりますか?

シーケイ:もデロン・ウィリアムズ(訳注:バスケ選手)がKenny Calmuschi(訳注:ちょっと正体不明です。別つづりでジャズのベーシストは出てきますが......)の上で次から次へとダンクを決めている感じだよ。あとエレクトロニックだね。

"Reset Head"をはじめ"Mingus"や"Underling"、"Two"やタイトル曲の"+Dome"など、メランコリックな曲調が印象的なのですが、それはあなたがたの感情から来るモノなのでしょうか? それともメランコリックな音楽がただ好きだから?

シーケイ:難しいね。ある意味僕らの感情を表現している部分もあるし、逆にメランコリックな音楽の独特な美しさや素直さには昔から惹かれている部分もある。だから、自分たちが最高に気分が良くても、書く曲はメランコリクだったりもするしね。

目標としている音楽ってありますか?

シーケイ:つねに変動するけど、時と環境を選ばずに、何度も聴きたくなるような音楽を作りたい。どんな気分でも聴けるようなね。と言いつつ、完全なるクラブ・バンガーも書きたっかりするんだけどね(笑)。

アルバム・タイトルの『+Dome』ってどういう意味ですか?

シーケイ:スタジオで落ち込んだときにみんなで聴くケニー・GのB面曲なんだ。(訳注:たぶんでたらめな冗談)

アルバム最後に収録されているフォーク・ソング"You'll"はバンドが今後目指す方向のひとつと見ていいんですかね?

シーケイ:そうかもね。ま、お楽しみってことで。


「FREEDOMMUNE 0<ZERO>」 - ele-king

 ホワイト・ハウス、灰野敬二、非常階段、EYE、メルツバウ......これは英『WIRE』誌の表紙でもオール・トゥモローズ・パーティでもありません......ドミューン・フェスの出演者のいち部です。「ある意味オールスターだね!」と宇川直宏に言ったら「ある意味じゃなくて、オールスターだよ!」と言い返されました(笑)。まだまだこの後も出演者の発表があるようなので、気を抜かないように。

 よく人から「どうしたらドミューン・フェス(「FREEDOMMUNE 0<ZERO>」)に入れるんですか」と訊かれるんですけど、すでに先行予約は終了してしまったので、いちばん確実なのは本を買うことです。三田格編集長による公式ガイドブック『DOMMUNE オフィシャルガイドブック-1st[初回版]』を購入すれば入場券が付いています!
 その本の値段は......1575円です(この金額の入場料でジェフ・ミルズや富田勲やフィッシュマンズやDJノブなどが聴けると思っても破格でしょ?)。WEBサイトから予約できます。
 入場券付きの初回版はもちろん限定です。フェスに行きたいという人、悪いことは言わないから、お早めにどうぞ!! 

↓出演者やフェスの詳細、本の内容はこちらを。それじゃ、8月19日に川崎で会いましょう!!
https://www.dommune.com/freedommunezero/

Chart by JET SET 2011.07.11 - ele-king

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1

G.MITCHELL & JEBSKI FEAT. KENGO ONO

G.MITCHELL & JEBSKI FEAT. KENGO ONO NATSU »COMMENT GET MUSIC
先行リリースの12インチがいずれも大ヒット、完売の『Natsu』プロジェクトがついにCD化!デトロイトの雄、G.Mitchellと実力派クリエイター、Jebskiの合作"Natsu - Original Ver."をはじめ、国内外の一流アーティストのリミックスを含む全10曲収録。

2

OWINY SIGOMA BAND

OWINY SIGOMA BAND TAFSIRI SOUND »COMMENT GET MUSIC
Brownswoodからのロンドン~ナイロビ混合プロジェクトのリミックスEP。ごぞんじQuanticを始め、バンドの中心人物Jesse Hackett、メンバーのTom Skinnerによるリミックスを収録!!

3

V.A.

V.A. SOUL CLAP:SOCIAL EXPERIMENT 002 SAMPLER »COMMENT GET MUSIC
Soul Clapミックス・コンピ『Social Experiment 002』からの限定アナログ・サンプラー!!新世代ハウス筆頭チームSoul Clapによるミックス・コンピ『Social Experiment 002』収録のエクスクルーシヴ・トラックを4曲抜粋したサンプラーEPがこちら。Soul Clapを筆頭にArt Department、Gadi Mizrahiといった周辺人脈が集結!!

4

DR. DUNKS / JUSTIN VANDERVOLGEN

DR. DUNKS / JUSTIN VANDERVOLGEN SO GOOD FEELING / VERSIONS »COMMENT GET MUSIC
Eric Duncan主宰Keep It Cheap第4弾!!前作では初のゲストとしてBastedos a.k.a. Felix Dickinsonを迎えましたが、今回はNYの盟友Justin Vandervolgenを招集。両面共に鉄板で使える大推薦盤です!!

5

ARGY

ARGY REMINISCENCE EP »COMMENT GET MUSIC
リリース・ラッシュ継続中のギリシャ才人によるイビザ・リヴァイバル!!Cadenzaからの新作やZodiac Free Arts Clubでのクラウトロック~アンビエント作品など、マルチな才能で知られるギリシャの才人Argyris Theofilisによるソロ新作がPermanent Vacationから登場。

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LOVEBIRDS / LEIF

LOVEBIRDS / LEIF THE BEAST / ALMOST INVISIBLE »COMMENT GET MUSIC
人気沸騰中のLovebirdsがLiebe*detailに初参戦、最高のトラックを届けてくれました!!Stee Downesをヴォーカルに迎えたWinding Roadからの前作"Want You In My Soul"も大ヒット、独ハウス・ベテランSebastian Doringが今度は好カード続出のスプリット・リリースでお馴染みのLiebe*detailに登場。これがまたしても最高の一発でした!!

7

BEAUTIFUL SWIMMERS FEATURING JOHN DAVIS

BEAUTIFUL SWIMMERS FEATURING JOHN DAVIS OPEN SHADOW (FEAT. SOFT ROCKS REMIX) »COMMENT GET MUSIC
UKディガー集団Soft Rocks Remixを収録したFuture Time新作!!待望の再入荷です!!Maxmillion DunbarとAri Goldmanの"Future Times"看板ユニットBeautiful Swimmersによる新作7"。DJ HarveyとのB.I.S最新プログラムにて、Soft Rocks自身により披露されたデジタル・ダブ・リミックスを収録。

8

ADAM PORT

ADAM PORT BASEMENT FEAT. DANIEL WILDE »COMMENT GET MUSIC
ディープ・ハウス・ファンに大推薦のAdam Port衝撃の新作です!!Rockets & Ponnie、Souvenir Music等からセンス抜群のフロアフィラーを連発してきたAdam Portが名門Moon Harbourから登場。コレがなんとArthur Russellモロ使いの衝撃作でした!!

9

STEVE ARRINGTON

STEVE ARRINGTON GOIN HARD »COMMENT GET MUSIC
全曲Dam Funkとの共作! 元Slaveフロントマンによる新作12"!Dam Funkの快作12"、"Hodd Past Intact"収録の"4 My Homies"でも言わずもがなな絶妙の愛称をみせていた共演が再び! 全3曲とも最高過ぎます!

10

DJ DUKE

DJ DUKE SUMMER MADNESS EP »COMMENT GET MUSIC
再評価機運著しいNYハウス・ベテランによる大推薦復活作の登場です!!Argy主宰These Daysからのリミックス・リリース、『Live At Robert Johnson Vol.4』への名作"Can You Feel It"収録など、再評価の波が来ている90'sハウス・シーンのヒーロー、DJ Dukeが遂に新作をリリース!!

Chart by JAPONICA 2011.07.10 - ele-king

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1

BEARS

2 BEARS CHURCH (DARKSTARR DISKOTEK REMIXES) BITCHES BREW / UK / 2011/7/6 »COMMENT GET MUSIC
HOT CHIPのメンバーJOE GODDARDがRAF RUNDALLと組むエレクトロ・ダンス・ユニットTHE 2 BEARSの昨年リリースされた"CHURCH"をASHLEY BEEDLEとCOSMOによるタッグ・ユニット=DARKSTARR DISKOTEKがバレアリック感あるアフロ/サイケなダビー・ディスコへとリミックス!C/Wにはさらにダブワイズを強烈に効かせたDUBヴァージョン を収録で、こちらTODD TERJE傑作ワークス"DIAMONDS DUB"なんかとも近い爽快オーガニック感も漂わせた文句無し最高な仕上がり!

2

TRIBE feat. JOAN BELGRAVE

TRIBE feat. JOAN BELGRAVE WHERE AM I PLANET E / US / 2011/7/3 »COMMENT GET MUSIC
大傑作アルバム「REBIRTH」より黒人女性ヴォーカリスト=JOAN BELGRAVEをフィーチャーした黄昏スロー・ジャズ・ソウル"WHERE AM I"がシングル・カット!前途のオリジナル・ヴァージョンは勿論、レーベル首領CARL CRAIGの盟友でもあるフレンチ・テクノ/ハウス・シーンの大御所AGORIAによるエレクトリック・ジャズ・ハウス・リミックス、そして同郷デトロイ トの次世代筆頭株=KYLE HALLによる原曲の質感を存分に活かした生粋のデトロイティッシュ・ジャズ・ハウス・リミックス(←最高です)の客演リミックス2テイクもめちゃ良いです!

3

VAKULA

VAKULA MAMA SAID GO SLOW / DEAF WORLD (DUB) SHEVCHENKO / UK / 2011/7/6 »COMMENT GET MUSIC
<UNTHANK>に続くUK<FIRECRACKER>からの新たなオフシュート・レーベル<SCHEVCHENKO>が始動!第1弾はその <UNTHANK>よりニュー・リリースしたばかりのウクライナの才人、鉄板VAKULA!ホワイトラベルにスタンプ仕様の重量盤限定プレスとな ります。お早めの確保を!

4

DUMB MACHINES

DUMB MACHINES FALLING UP / PROFESSIONAL WIDOW GROOVEMENTAL / UK / 2011/7/6 »COMMENT GET MUSIC
DUMB MACHINESなるジャズバンドによるテクノ/ハウス・クラシックスの生音バンド・カヴァーをリリースしていくというニュー・ライン <GROOVEMENTAL>。CARL CRAIGの傑作ワークスの一つでもあるTHEO PARRISH"FALLING UP"のヴォーカル・フレーズ、ギター・プレイをフィーチャーしたジャズ・ロック・テイストでのカヴァーに、人気フロア・トラックTORI AMOS"PROFESSIONAL WINDOW (ARMAND VAN HELDEN REMIX)"の渋いスウィング・ジャズ・ファンク・スタイルでのカヴァーを収録!

5

BUGGE WESSELTOFT & HENRIK SCHWARZ

BUGGE WESSELTOFT & HENRIK SCHWARZ DUO MULE MUSIQ / JPN / 2011/7/6 »COMMENT GET MUSIC
古くから地元オスロをはじめとしたダンス・ミュージック・シーンとの交流を持ち独自でクラブ・サウンドの要素を取り入れた楽曲制作にも取り組んで きたBUGGE WESSELTOFTと、ディープ/エレクトリック・ハウス・シーンで名を馳せるもソウル/ジャズといった生音感覚を柔軟に取り込んだ作風が多くの支持を 得るHENRIK SCHWARZの二人が必然的とも言える邂逅により創り上げたエレクトリック・ジャズ・セッション・アルバム。

6

VALENTIN STIP

VALENTIN STIP ANYTIME WILL DO EP CLOWN AND SUNSET / US / 2011/7/6 »COMMENT GET MUSIC
USニュー・ディスコ/レフトフィールドの新星、天才NICOLAS JAAR率いる<CLOWN AND SUNSET>から激激激注目新人デビューEP!ダウンテンポ/ミニマル・ハウス/音響/レフトフィールド・・自在に繰り出す全4トラック!

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YE MIGHTY

YE MIGHTY BEYOND CAIRO FIRST WORD / UK / 2011/7/6 »COMMENT GET MUSIC
UK/ブライトンを拠点とするRICHARD 'DUTCH' HALLIGANとMAX WHEELERの二人によるマルチ・ミュージシャン・ユニット=YE MIGHTYの何ともハイクオリティな激注目デビュー作!独特のエスノ感覚にアブストラクトなジャズ・テイスト、そこに無骨なファンク・ビートが突き刺さ る、NATURAL YOGURT BAND、HELIOCENTRICS、KARL HECTOR & THE MALCOUNS辺りの美味しいとこを贅沢にもごった煮で一纏めにした感じ・・!

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SOUNDSPECIES

SOUNDSPECIES BAMANA PROJECT ROUND IN MOTION / UK / 2011/6/30 »COMMENT GET MUSIC
ジャズ/ファンク/アフロを主体としたクロスオーヴァー・セッション!ロンドン在住邦人クリエイターKAY SUZUKIが主宰する新興レーベル<ROUND IN MOTION>からハイセンスなプロデューサー/ミュージシャン集団=SOUNDSPECIES新作が登場!

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BEAUTIFUL SWIMMERS

BEAUTIFUL SWIMMERS OPEN SHADOW FUTURE TIMES [US] / 2011/7/6 »COMMENT GET MUSIC
当レーベルではもうすっかりお馴染みのBEAUTIFUL SWIMMERSによるソウル/AORテイストのヴォーカル・ネタを被せたバレアリック~スローモー・ブギー・ファンクの"OPEN SHADOW"を、UKの黒指ディガー/エディター集団SOFT ROCKSが80'Sダンスホール・ノリで大胆にもダビーに料理!そしてこれがホント最高!レゲエ/ダブ・サイドも絶対に見逃せない一枚です。

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V.A. [MOODYMANN / JUAN ATKINS / ALTON MILLER / ABACUS]

V.A. [MOODYMANN / JUAN ATKINS / ALTON MILLER / ABACUS] MUSIC INSTITUTE 20TH ANNIVERSARY SERIES PT.3 OF 3 NDATL MUZIK / US / 2011/6/21 »COMMENT GET MUSIC
デトロイトの伝説的パーティー/クラブ「MUSIC INSTITUTE」20周年コンピ第3弾!ガラージ/ロフト、そしてイタロ・クラシックとしても有名なダンス・ミュージック史にその名を刻む超大名曲 ALEXANDER ROBOTNICK"PROBLEMES D'AMOUR"をMOODYMANN、JUAN ATKINS、ALTON MILLER、ABACUSとデトロイト周辺の実力者達がリエディット/リミックス!
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