アンビエントの巨匠として知られるブライアン・イーノは、ヴィジュアル・アーティストでもある。
ニューヨーク時代の1979年、トーキング・ヘッズとのレコーディング中にヴィデオカメラを入手した彼は、その後『中世マンハッタンの誤った記憶』『木曜の午後』といったヴィデオ作品を残している。しかし固定された表現に満足しないイーノは以降、サウンド面でもヴィジュアル面でも「ジェネレイティヴ(自動生成)」な表現を探求することのできるインスタレーションにも大いに力を注いでいくことになる。
かくして『静かなクラブ』『未来は香水のようになるだろう』『凧物語』『スピーカーの花々』『7700万の絵画』などなど、かれこれ30年以上にわたり世界各地でさまざまなインスタレーションが展示されてきた。日本でも1983年のラフォーレ赤坂をはじめ、2006年のラフォーレ原宿など、これまで五度展覧会が開催されている。
そして2022年。日本でのひさしぶりの展覧会が決定した。会場は京都中央信用金庫旧厚生センター。会期は6月3日から8月21日。空間全体を用い、その場だけの音と光の変化を体験することができるのはインスタレーションならではの魅力。今回は彼のアート活動の中核をなす『77 Million Paintings』と、日本初公開となる『The Ship』のインスタレーションが展示される。とくに後者を体験できるのは非常に嬉しい。
ブライアン・イーノのアートの神髄に触れることができるこの絶好の機会、逃す手はない。
ヴィジュアル・アートに革命をもたらした
ブライアン・イーノによる音と光の展覧会
BRIAN ENO AMBIENT KYOTO
開催決定
会場:京都中央信用金庫 旧厚生センター
会期:2022年6月3日(金)~8月21日(日)
ありきたりな日常を手放し、別の世界に身を委ねることで、 自分の想像力を自由に発揮することができるのです ━━ブライアン・イーノ
ヴィジュアル・アートに革命をもたらした英国出身のアーティスト、ブライアン・イーノが、コロナ禍において初となる大規模な展覧会「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」を開催します。
会場は、築90年の歴史ある建築物「京都中央信用金庫旧厚生センター」を、建物丸ごとイーノのアートで彩ります。
本展では、ブライアン・イーノによる音と光のインスタレーションを中心に展開します。
音と光がシンクロしながら途絶えることなく変化し続け、その空間のその時に、観客の誰もが違う体験をすることができる、音と光による参加型の空間芸術です。
芸術家としての活動のみならず、アンビエント・ミュージックの創始者であり、環境問題にも早くから取り組んできたイーノが、世界的文化都市の地で、どのようなメッセージを発するのか。ぜひご注目ください。
【開催概要】
タイトル:BRIAN ENO AMBIENT KYOTO(ブライアン・イーノ・アンビエント・キョウト)
会場:京都中央信用金庫 旧厚生センター
住所:京都市下京区中居町七条通烏丸西入113
会期:2022年6月3日(金)~8月21日(日)
開館時間:11:00~21:00 入場は閉館の30分前まで
チケット:
[前売り]
平日 / 一般 ¥1,800 専・大学生 ¥1,300 中高生 ¥800
土日祝 / 一般 ¥2,000 専・大学生 ¥1,500 中高生 ¥1,000
前売り購入サイト:https://www.ambientkyoto/tickets
[当日券]
各200円増 小学生以下無料
主催:AMBIENT KYOTO実行委員会(TOW、京都新聞)
企画・制作:TOW、Traffic
協力:α-station FM KYOTO、京都METRO、CCCアートラボ
後援:京都府、京都市, ブリティッシュ・カウンシル、FM COCOLO
機材協賛:Genelec Japan、Bose、Magnux、静科
特別協力:Beatink、京都中央信用金庫
公式ホームページ:
https://ambientkyoto.com
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