「K A R Y Y N」と一致するもの

Chart by JET SET 2011.09.12 - ele-king

Shop Chart


1

GONNO

GONNO ACDISE #2 »COMMENT GET MUSIC
ウルグアイ発バレアリック・トップレーベル"International Feel"と、Gatto Frittoが主宰する"Fritto Morto"レーベルとのコラボレート・カタログ第一弾。James Holden, Loco Dice, Tim Sweeney(B.I.S.にてプレイ済み), Todd Terjeら各方面から注目を集める話題の一枚が遂に解禁。180g重量盤でのリリースです。

2

BEING BORINGS

BEING BORINGS LOVE HOUSE OF LOVE »COMMENT GET MUSIC
国産インディペンデント・レーベル最高峰として御馴染み"Crue-L"の代表、瀧見憲司による新名義Being Boringsによる噂のデビュー作。アフターアワーズを彩る極上のミドル・ブギー2楽曲を収録。

3

QUANTIC

QUANTIC THE BEST OF QUANTIC »COMMENT GET MUSIC
Cumbia Clash、Soul Orchestra名義のデビュー曲、そして12"は既に入手困難な"Mi Swing Es Tropical"など、選りすぐりの全15曲を収録!!

4

LORD OF THE ISLES

LORD OF THE ISLES ULTRAVIOLET »COMMENT GET MUSIC
Beat Brokerによる第1弾も大好評だったDJ Ritesh(American Standard)とTony Watson(ex. Wax Records)の手掛ける期待大なレーベルAdult Contemporaryの第2弾が到着、今回も最高でした!!

5

KOUROSH YAGHMAEI

KOUROSH YAGHMAEI BACK FROM THE BRINK »COMMENT GET MUSIC
トルコのErkin Korayを彷彿とさせる異様な存在感があるこの人はイランに於けるロック/ポップ・シーンの伝説的偉人とのこと。Now Againから、4枚組7インチBoxも登場です!!

6

PAUL WHITE

PAUL WHITE RAPPING WITH PAUL WHITE »COMMENT GET MUSIC
Now Again発掘音源の再構築ワークスだった前作『Paul White & the Purple Brain』とは異なり、意外にも今回は世界各地のラッパー達とのコラボ作に。コレは注目です!

7

RAS G

RAS G DOWN 2 EARTH (THE STANDARD EDITION) »COMMENT GET MUSIC
現行ビートメイカーの中でも一際Sun Ra的なスピリチュアル・ジャズを体現しているRas G。一昨年以降噂になっていた音源が、L.A.シーンとの繋がりも深いUKのレーベルRampから登場!

8

PLASTIKMAN

PLASTIKMAN ARKIVES ANALOG »COMMENT GET MUSIC
GaiserやHeartthrobといったMinus一派は勿論のこと、盟友DubfireからCarl CraigやFrancois Kといったビッグネームまでが今回のために制作したリミックスを収録!こちらもやはり超限定品になりますのでこの機会を逃すとまず手に入らないであろう代物です。

9

MELCHIOR PRODUCTIONS LTD.

MELCHIOR PRODUCTIONS LTD. APARICIONES REWORKED (BABY FORD ,RICARDO REMIX) »COMMENT GET MUSIC
PlayhouseやPerlonそしてCadenza等、誰もが一目おく名門レーベルで活躍するThomas Melchiorによる作品を、Soul Capsuleとしてパートナーシップを結ぶイギリスの奇才、Baby FordそしてあのRicardo Villalobosがリミックス!!

10

BJORK / SADE

BJORK / SADE NRK RMX »COMMENT GET MUSIC
2005年Nite Groovesからのデビュー以降、活発なリリースやリミックス・ワークを展開してきた東京発の夫婦ユニットDazzle Drums。Sade & Bjork両歌姫の名楽曲を引き立たせたヴォーカル・ディープハウス大推薦の一枚です。

Chart by Underground Gallery 2011.09.10 - ele-king

Shop Chart


1

THE GLOBE

THE GLOBE Adventure Party (International Feel) »COMMENT GET MUSIC
[International Feel]から緊急リリース!全世界限定120枚という、コレクターズアイテム化間違い無しの、激レアアイテムが極・極・極少量のみ入荷しました!

2

PLASTIKMAN

PLASTIKMAN Arkives Reference (Minus) »COMMENT GET MUSIC
グローバルな活動でテクノシーンに多大な影響を与え続けるカリスマ、RICHIE HAWTINによるプロジェクト・PLASTIKMANの17年に及ぶ活動の集大成といえる超ド級のBOX SETがリリース!! これまでに発表したオリジナル・アルバム「SHEET ONE」、「RECYCLED PLASTIK」、「ARTIFAKTS (BC) 」、「MUSIK」、「CONSUMED」、「CLOSER」をリマスター盤で収納し(しかも、それぞれにボーナストラックが収録されている!)、12"のみでリリースされた未CD化音源をまとめた「NOSTALGIK」、クラシック中のクラシック"Spastik"のライブを再構築した貴重な音源やBBCの名物プログラムであったJOHN PEEL SESSIONでの録音を収めた「SESSIONS」、世界各地で行われたセッションや初期楽曲をまとめた「ARKIVES」、これまでにPLASTIKMANとして手掛けたリミックス・ワーク(DEPECHE MODE、SYSTEM 7、HARDFLOOR etc..)が堪能できる「REKONSTRUKTIONS」、そしてこのBOX SETのために制作されたリミックス・トラックをふんだんに盛り込んだ「REPLIKANTS」、そしてさらに未発表曲を収録した「ARKIVES (UNRELEASED)」などが加わったCD15枚組に加え、MINUSの美学を反映したクール極まりない映像が収録されたDVD「OPTIK DVD」、94ページに渡るブックレットが付属された圧巻の超豪華仕様!! ここまでの作品が作れるのはRICHIE HAWTIN = PLASTIKMAN以外にありません!! 受注限定生産ですので、この機会を逃すと入手困難になることは確実!

3

CAPABLANCA & T. KEELER

CAPABLANCA & T. KEELER No Hay Ritmo (Gomma) »COMMENT GET MUSIC
TIM SWENNYが以前 Beats In Spaceでプレイし話題となっていた、謎のフラメンコ・ブギーが遂にアナログ化!!トビ感満載のカリンバをフィーチャーする ダブ&リミックスも◎!! 時折、とんでもない'当たり'作品をリリースしてくれる[Gomma]ですが、今回はスパニッシュ/フラメンコギターをフィーチャーしたディスコブギーモノをリリースし、そしてコレがまた相当にカッコ良いのです!!既に TIM SWENNYも先日のBeats In Spaceでプレイしていた今作は、スペインの伝統音楽'フラメンコ'の雰囲気をそのままディスコトラック上に落とし込んだ「No Hay Ritmo」、そこにOPTIMOライクなトビ感のあるカリンバやシンセフレーズを響かす「No Hay Dub」、さらにアシッディーなリフなどが加えられた P.G.PARALLAX Remixの3ヴァージョンを収録。オススメです

4

AFROBUDDHA MEETS KAKATSITSI DRUMMERS

AFROBUDDHA MEETS KAKATSITSI DRUMMERS Obame (Round In Motion) »COMMENT GET MUSIC
ロンドン在住の日本人デュオAFROBUDDHAの新作は、ガーナのドラム楽団KAKATSITSI DRUMMERSをFeatした、超本格派アフロ・ハウス! 往年の[Spiritual Life]周辺の作品を思わせる所もありますが、低音のグルーヴや質感は明らかにディスコ・ダブ/Nu Disco以降のサウンドで、かなりカッコイイです!B面に収録されたKAKATSITSI DRUMMERSのみの演奏だと思われるトラックもかなりヤバい...。オススメですよ、コレは!!

5

DOMPTEUR MOONER

DOMPTEUR MOONER Greatest Hits (Erkrankung Durch Musique) »COMMENT GET MUSIC
[Compost]の傑作コズミック・コンピ[Elaste]や CONRAD SCHNITZLERのリエディットEPなどが大きな話題を集めた 元ZOMBIE NATIONのメンバー DOMPTEUR MOONER待望の新作!!81年にリリースされた KIM CARNERSロック・ディスコ・クラシック「Bette Davis Eyes」のロング・リエディット A1、タイトルはド忘れしちゃったのですが、コズミック方面で人気のエレクトロ・ファンク A2、DAVID MANCUSOもプレイする 68年にリリースのサイケロッククラシック IRON BUTTERFLY「In A Gadda Da Vida」のイタロ・ディスコヴァージョン B1、81年に ベルギーの[Dark Coldwave]からリリースされた ポスト・パンク/New-Waveクラシック TUMEURS「Prothese」をネタに、ドープ・サイケデリックなディスコ・リエディット化した B2の全4作を収録。どれも本当に良いですよ縲怐B70's/80'sなイタロ/コズミックやオブスキュアー・ディスコ、方面の方は是非チェックしてみて下さい。大・大・大推薦!

6

STEREOCITI

STEREOCITI For Southand Situations (Better Days) »COMMENT GET MUSIC
1stアルバム『Kawasaki』も好評、KEN SUMITANI aka STEREOCITI、最新ミックスCD! 今は無き青山"Maniac Love"でDJとしてのキャリアをスタートし、ソウルやジャズ、ディスコ等のブラック・ルーツミュージックへの深い 愛と造詣、シカゴ/デトロイト・サウンドとのシンクロヴァイブを感じさせるダンス・グルーヴが結実した、奥深い暖かさと映像的な美し さをたたえたディープハウス・サウンドを東京から送り出しているケンさんことKEN SUMITANI aka STEREOCITI。[Mojuba]からのアルバム『Kawasaki』が世界的な注目を集める中、彼のルーツであるジャズ/レアグルーヴ/アンビエント..等の奥深いルーツミュージック を紡いだ素晴らしいMix CDがリリース!!

7

MARK ERNESTUS Meets BBC

MARK ERNESTUS Meets BBC Ngunyuta Dance Remix (Honest Jons) »COMMENT GET MUSIC
BASIC CHANNELのメンバーであり、レコードショップHARDWAXのオーナーでもある、ベルリン地下シーンを牽引してきた最重要人物、MARK ERNESTUSの新作12インチが、[Honest Jon's]からリリース! 南アフリカの現在進行形のダンスミュージック"Shangaan Electro"をコンパイルした「New Wave Dance Music From South Africa」に収録されていた、BBC 「Ngunyuta Dance」を、MARK ERNESTを、が2ヴァージョン、リミックス!とてもシンプルな作りなのですが、使われている音、一つ一つの深さと濃さが格別で、他のアーティスト達とは、一線を画する、本物のミニマル・ダブ・テクノを披露!流石の一言!

8

FUDGE FINGAS

FUDGE FINGAS What Works Ep (Firecracker) »COMMENT GET MUSIC
TRUS'ME主宰の[Prime Numbers]、LINKWOOD主宰の[Firecracke]という、UKビートダウン・インフルエンス重要レーベルの主要作品のキーボード奏者でもある、才能溢れるプロデューサーFUDGE FINGASの新作10インチ!ウクライナの新鋭ディープ・ハウサーVAKULAリミックス収録!初回プレスのみの限定盤です! 黒味を帯びたハウス・ビートに、デトロイティシュなパッド・シンセを絡め、輪郭のぼやけた浮遊感たっぷりのギター・フレーズを幻想的に浮かばせ、エモーショナルなディープ・ハウスを披露したA1「What Works」、ビートを強化し、スモーキーなダブエフェクトで空間を広げる事に成功したVAKULAリミックスのB1、往年のSTASIS辺りを思わせるような、メロディックなピュア・テクノ/メロディック・アンビエントのB2「Mass X」の3トラックを収録!

9

MITSUAKI KOMAMURA

MITSUAKI KOMAMURA Weedis_01 (Weedis) »COMMENT GET MUSIC
2006年にJEFF MILLIGANが主催するカナダのモノ・ミニマル・レーベル[Relolve]からリリースした12インチは、LAURENT GARNIER、ANGEL MOLINA等世界トップクラスのDJからも賞賛を受け、また本場ドイツの"De:Bug"誌でも名誉ある五つ星と評価されたMITSUAKI KOMAMURAが、自身の理想とするスタイルの具現化と追求のため12インチオンリーのレーベル[Weedis]をスタートさせ新作を発表!重心低く打ち鳴らされたビートダウン・ライクなハウス・グルーヴに、ダブ/アンビエンス感が漂う、ウワ音をスモーキーに浮遊させた、ディープ・テクノ/ハウスが2トラック! クラブでの最高の音鳴りを実現するため、全てベルリンの"Dubplate&Mastering"にて MONOLAKE、HARDWAX関連のリリースのエンジニアを務めるCGB-1により、アーティスト立ち会いの元マスタリング、マスターカットを行っている。今後のリリースに期待が持てる、UG推薦ジャパニーズ・アンダーグラウンド・レーベルです!是非チェックを!

10

EDUARDO DE LA CALLE

EDUARDO DE LA CALLE Analogue Solutions 009 (Analogue Solutions Records) »COMMENT GET MUSIC
CARL CRAIG / MAURIZIOネタ!スペインはマドリッドのベテランEDUARDO DE LA CALLEのプロジェクトだと言うことが判明した、大ネタ・ディープ・テクノ・レーベル[Analogue Solutions]の9作目! 今回も毎度お馴染みのCARL CRAIGやMAURIZIOのクラシックをネタにした1枚なのですが、特筆したいのはB1!CARL CRAIGのトラックを下敷きに、ムーディーなトランペット・ソロがFeatされた、哀愁漂うディープ・テックハウス! しっとりとした質感のグルーヴにドラマティックなシンセのフレーズが反復し深いテンションで疾走していくディープ・チューンA1や、MAURIZIO「M5」ネタのB2も流石のクオリティー!リリースを重ねるごとに面白いアプローチを見せる[Analogue Solutions]、要チェックです!

Chart by TRASMUNDO 2011.09.10 - ele-king

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1

UG KAWANAMI

UG KAWANAMI 斜陽 »COMMENT GET MUSIC

2

YA△MA

YA△MA before the wind »COMMENT GET MUSIC

3

ILL FANTASTICO

ILL FANTASTICO STEAL MY SUNSHINE vol.2 »COMMENT GET MUSIC

4

MS-DOS(MICHIOSHKA&SEROW)

MS-DOS(MICHIOSHKA&SEROW) FLIPSIDE »COMMENT GET MUSIC

5

TONOSAPIENS

TONOSAPIENS RAMBCAMP REMIXES »COMMENT GET MUSIC

6

KRBT a.k.a. DON K

KRBT a.k.a. DON K a conspiracy of silence »COMMENT GET MUSIC

7

MASS-HOLE a.k.a. BLACKASS and DJ SEROW

MASS-HOLE a.k.a. BLACKASS and DJ SEROW NUMBER SHOT vol.4 SWEET SOUL BROS »COMMENT GET MUSIC

8

ELEVEN

ELEVEN SPRUNG DUBBING vol.1 »COMMENT GET MUSIC

9

DJ ○-MARU-

DJ ○-MARU- BOKYO »COMMENT GET MUSIC

10

悪魔の沼

悪魔の沼 沼日和 imaginary 魔ndscape »COMMENT GET MUSIC

Radiohead - ele-king

 8月末から9月にかけて、レコード店の棚に面白い光景を見ることができる。ビョークのリミックス・シングル、レディオヘッドのリミックス・シングルが並んでいるのである。ポップのメインストリームにいるアーティストがアンダーグラウンドなDJ/プロデューサーと組んで12インチ・シングルを連続でリリースするようなことは久しぶりのことだが、ビョークはこの試みのいわば先駆者で、過去のほとんどすべてのアルバムにおいてそれをやっている。いっぽうレディオヘッドにとっては初めての試みだ。互いに自分の音楽にエレクトロニカ/IDMを取り入れたことで知られるアーティストだが、こと12インチに関して言えばビョークはベテランで、レディオヘッドは初心者である。トム・ヨークがソロ・アルバム『ジ・イレイザー』でようやくやってみた程度だ。
 ビョークのハーバートのリミックスのほうはあっという間に売り切れていたので、僕はサーバン・ゲニーのリミックスのほうを買った。レディオヘッドのほうは......ローンとピアソン・サウンドのリミックス盤を欲しかったのだけれど、やはり売り切れていた。カリブーとジャックス・グリーンもなかった。

 『TKOL RMX 1 2 3 4 5 6 7』は、去る7月からはじまった『ザ・キング・オブ・リムス』の"リミックス"シリーズとして、限定2000枚の12インチ・ヴァイナルで発表しているリミックス・ヴァージョンを2枚のCDにまとめたものだ。いまのところ日本のレコード店に出回っているのは3枚だろうか......このあと、本作のタイトルを見ると7枚までいきそうだ。『TKOL RMX 1 2 3 4 5 6 7』には今後も発表されるであろうヴァージョンも含め、全19曲が収録されている。
 『ザ・キング・オブ・リムス』がポスト・ダブステップとミニマル・テクノからの影響を取り入れたアルバムだったことからも察しが付くように、リミキサーはだいたいその筋で固められている。ポスト・ダブステップ(ベース・ミュージック)系では、ジャックス・グリーン、ピアソン・サウンド、ジェイミー・XX、SBTRKTをはじめ、IDMよりのダブステップで知られるブリストルのブロークンコード、〈ヘッスル・オーディオ〉のブラワン、ベルリンのTJ・ハーツによるオブジェクト、アンスタムらが参加している。意外なところではイラム・スフィアのようなマンチェスターのインディ・ヒップホップのプロデューサーの名前もある(レディオヘッドの"白さ"からは、ヒップホップとの繋がりは思い浮かばない)。
 ミニマル・テクノ/IDM系では、カリブー、フォー・テット、ネイサン・フェイク、ローン、ベルリンのシェドとモードセレクター......、ベテランのテクノ系ではハーモニック313がいる。だいたいUKとドイツで固められているが、ハーモニック313のようなUKテクノのベテラン、フォー・テットやカリブーのようないま旬の中堅どころをのぞけば、その多くがまだアルバムを出したこともないような若い世代で、シングルを2縲怩R数枚しか出していないような新人も何人かいる。いわゆる大御所と言えるような人はひとりもいない。

 ビョークのリミックスにも言えることだが、リミキサーがオリジナル作品をリスペクトしているので、原曲がまったくわからなくなっているようなことはそれほどない。1枚目のCDに関してはトム・ヨークの歌はほとんどのヴァージョンで活かされている。2枚に収録された全19曲のうちオリジナル・アルバムの最初の曲"Bloom"のリミックスがいちばん多く、5ヴァージョンもある。原曲もグルーヴィーだった"Morning Mr Magpie"が3ヴァージョン、以下、"Little By Little"と"Lotus Flower"と"Separator"と"Give Up The Ghost "がそれぞれ2ヴァージョンづつ、"Feral"と"Codex"はそれぞれ1ヴァージョン入っている。1枚目のCDでは、カリブー、ジャックス・グリーン、ローンといった人たちのミニマル・テクノやハウス的なセンスを取り入れた折衷主義的な展開がひときわ魅力的に聴こえる。とくに本作のオープニングを飾るカリブーによる"Little By Little"の惹きつけられる緻密な展開とそのグルーヴリが僕にはベストに思える。オリジナルよりもこちらが好きだというリスナーはいるだろう。若手の注目株ジャックス・グリーンは"Lotus Flower"をハウシーなベース・ミュージックへとそつなくまとめている。オリジナル自体が2ステップ・ガラージ風のビートを取り入れた曲だが、グリーンはもとの荘厳さを失うことなくよりスムーズに展開させている。ローンはヨークの歌を解体して、"Feral"を彼の持ち味を活かしながらダンス・トラックにしている。トライバルなパーカッションとドリーミーな展開が見事で、僕はカリブーのミックスと並んで気に入った。ピアソン・サウンドは例によって最小限の音数によるマシン・ファンクを押し通し、フォー・テットはダンスを選ばずに"Separator"を叙情的でチルアウトなIDMサウンドに変換している。
 2枚目のCDのほうは、よりDJカルチャーにアプローチしたプロダクションが並んでいる。冒頭を飾るスリラー・ハウスゴーストのリミックスは4/4キックドラムを使ったディープ・ハウスで、〈オストグット・トン〉の看板プロデューサーとして知られるシェドはダビーなミニマル、アンスタムはアトモスフェリックなダウンテンポ、ブラワンはUKファンキー、オブジェクトはトランシーなグルーヴ、そしてサブトラクトはパーカッションとベースを挿入している。コアなリスナーはトム・ヨークのブリアルと(フォー・テットと)の共作「Ego / Mirror」以上のインパクトがあるかどうかは疑問に思うかもしれないが、聴きどころはたくさんある。

 ビョークがソロ活動をはじめてから2回目の来日公演では、フロント・アクトとしてプラッドのふたりを連れてきた。会場は恵比寿のガーデンホールだったか......プラッドのライヴの最中、ぎっしり埋まった場内からは、「つまんねーぞ」「早く終われよ」などといった心ない野次が飛んでいた。テクノ・ファンにはヨダレモノの"ノート・ルート"をライヴ演奏しても、「早く終われよ」は止まなかった。
 こういう光景は他に見たことがある。ビースティー・ボーイズがリー・ペリーをフロント・アクトに起用したときも同じことが起きた。ビョーク(あるいはビースティー)をアーティスト/音楽家として見ているのなら、なぜ彼女がプラッド(あるいはリー・ペリー)を聴いてもらいたかったのか、ちったぁ気になるだろうと思うのだが、娯楽産業にくみしている以上、そうした意識のズレは仕方がないことでもある。アーティストが面白がっているところとリスナーがそれを感じているところが必ずしも合致するとは限らない。人によっては、こうした行為はアーティストの自己満足に見えるのだろう。アーティストが先に進みたくても、そこに止まって欲しいと思うリスナーはいつの時代もいるものだ。
 しかし、それが1年後にはまるで新しい世界が開けたように素晴らしく聴こえるときが来る可能性もある。それは自分の耳が拡張されたときで、音楽体験として本当に幸せな瞬間でもある。レディオヘッドはこの度初めて、そういう機会を用意したのだ。

Neon Indian - ele-king

 シンセサイザーが帰ってきた。......いや、どこかに行っていたわけではないが、ループを構成することで作られるダンス・ミュージックとは別のところからそれは帰ってきた。合成機械から出る電子音を前面に打ち出したポップ・ミュージックがおよそ30年ぶりにシーンを賑わそうとしている。
 チルウェイヴも、いまとなってはシンセ・ポップ・リヴァイヴァルのひとつとして捉え直すことができるだろう。ネオン・インディアンは2009年のチルウェイヴの先駆けとなったグループのひとりだが、彼のセカンド・アルバム『エラ・エクストラーニャ』はウォッシュト・アウトのデビュー・アルバムと同様、彼なりのシンセ・ポップを展開している。

 いま準備中の紙ele-kingの3号にはシンセ・ポップの特集ページがある。シンセ・ポップのリリースがこれほど多いのは、先述したように30年ぶりのことだし、「リヴァイヴァル」とは言っているが30年前の焼き直しではない。特集するには充分な条件が揃っている。
 もっともチルウェイヴ系がシンセ・ポップに移行した理由のひとつは、サンプリングの問題も大きい。仲間内のアンダーグラウンドでやっている分には気にする必要のなかった著作権問題にも、シーンが注目されるようになれば配慮しなくてはならない。現実的な話として、音源としてのシンセサイザーが必要とされているというのがまずある。
 また、チルウェイヴ世代の作り手の多くが80年代生まれで、子供の頃の記憶としてのシンセ・ポップ、つまり、オールディーズとしてのシンセ・ポップという事実もある。ネオン・インディアンは子供の頃にいとこの車のなかで聴いたニュー・オーダーの"ビザール・ラヴ・トライアングル"(1986年)が忘れられなかったと回想しているが、実際に80年代のシンセ・ポップは、ニュー・オーダーであれデペッシュ・モードであれソフト・セルであれヒューマン・リーグであれ、ティアーズ・フォー・フィアーズであれユーリズミックスであれトンプソン・ツインズであれ、チャート・ミュージックだった。ポップスとして機能していたのである。

 僕が新世代によるシンセ・ポップを興味深く思えた理由のひとつは、前にも書いたように、30年代は電子音楽をかたくなに否定したホワイト・アメリカの内部でいまそれが拡大していることだが、もうひとつこの動くの特徴を言えばその清潔感だ。それはソフト・セルのように、赤線地帯を面白がるような感性とはほど遠い。明らかにセックスを連想させるウォッシュト・アウトのデビュー・アルバムのアートワークを見ても、ソフト・ポルノともまた違った、実にクリーンな清潔感がある。また、シンセ・ポップをやりながらそのテーマが海や夏というのは、80年代を知る者からするとさらに妙に感じる。
 いまシンセ・ポップはほぼすべてインターネットを介して発信している。ネットの世界とは、ひとつ皮を剥いでみると匿名による罵詈雑言、陰険なガセネタ、ポルノ画像、迷惑メール......などなど、ある意味ではディストピックで、人間のくらい部分もよく見える場所でもある。赤線地帯は机のうえのすぐ目に前にある。今日的なシンセ・ポップは、そうしたもうひとつの現実に広がる陰湿なところから逃れるように、たとえば海や夏へと向かっているようだ。あるいは、仮想現実の喧噪や情報過多にうんざりして、昔ながらの素朴な営みが恋しいのだろうか。まあとにかく、30年前のオレンジ・ジュースのように、それらの多くは清涼飲料水のようだが、いまは甘酸っぱい夏の思い出をグレッチのギターではなく機械を通した歌とシンセサイザーが表現している。

 ネオン・インディアンの『エラ・エクストラーニャ』は、ポスト・チルウェイヴにおけるシンセ・ポップの典型となりうる作品だ。80年代のソウル・サウンド、シューゲイザーとアンビエントのテクスチャーがミックスされている。チルウェイヴならではの気怠さも残っているとはいえ、だいぶ洗練されている。ポップスへの道が開けている......というか、もう、ポップスを目指すしかないだろう。歌の入れ方はアニマル・コレクティヴ以降のインディ・シーンの決まり事のようになっている、エフェクトの効いた音のパートとしてのそれだが、フレミング・リップスといっしょにコラボレーションしているだけあって、音の高揚感や起伏の付け方もうまい。『ウィズイン・アンド・ウィズアウト』よりも大衆的な音楽だと思われる。
 『エラ・エクストラーニャ』はスペイン語で「missing era(=人びとがつねに何かを恋しがる時代)」という意味で、本人によれば「テクノロジーが進化した現在、それでも人は何かを恋しがっている」というようなニュアンスで使ったそうだ。ちなみに彼はアメリカで育ってはいるが生まれはメキシコで、父親はメキシコ人のプロの歌手である。家にはシンセサイザーがあり、ファースト・アルバムでは父親の曲もサンプリングしていたそうだ。

 いまの20代にとっても、そして40代にとってもこれはある種の懐メロに聴こえるんじゃないだろうか。昔、ラジカセから流れていたような音楽だが、今風なアレンジがほどこされてPCやIPodから流れている。なんとも言えない切ない気持ちになるのは、いよいよ80年代の音楽がオールディーズとして定着するような時代になったのかと時代の流れを思ったからではない。ネオン・インディアンの音楽が感傷的だからである、"ビザール・ラヴ・トライアングル"のように。

(これまでの人生においてもっとも声援を送ったGK、真田雅則 R.I.P.)

※なお、現在タワーレコードでキャンペーンをやっているとのことです!

【店舗限定】NEON INDIAN × WASHED OUT チルウェイヴ・キャンペーン
対象商品をお買い上げのお客様に先着で両面B2ポスター(片面:NEON INDIAN 片面:WASHED OUT)をプレゼント!

■対象店舗:タワーレコード全店(オンライン除く)
■対象アイテム:
NEON INDIAN『Era Extrana』(9/7発売/YRCG-90063/日本盤 )
WASHED OUT『WITHIN and WITHOUT』(発売中/YRCG-90060/日本盤)
■期間:2011年9月6日(火)縲鰀
※特典がなくなり次第終了とさせていただきます。
■特典画像

■詳細:以下、タワーレコードのサイトまで
>>> https://tower.jp/article/feature_item/81721

DJ END (B-Lines Delight / Dutty Dub Rockz) - ele-king

Next B-Lines Delight 2011/09/18(sun) @SOUND A BASE NEST
Info:https://b-linesdelight.blogspot.com/
B-Lines Delight Mixes:https://www.mixcloud.com/BLinesDelight/

B-Lines Delightクルーのオリジナル・トラックのみで作成したMix CDが
DISC SHOP ZEROで販売決定!!
[B-LINES DELIGHT Exclusive Dubplate Mix / Mixed By DJ END ]
2011年9月10日入荷予定 【予約受付中!】
特典:BLDクルーによるオリジナル2曲のDLコード(Mix CD収録曲)、9/18イヴェントBLDのディスカウント
Info:https://discshopzero.tumblr.com/post/9823132013

DJ END REWIND CHART


1
DD Black - Charge(Alterd Natives Remix) - Dub

2
Sivarider - Nightfall Rework - Dub

3
Ryoichi Ueno - Arousal - Dub

4
Admiral Bailey - Jump Up (Terror Danjah remix) - Vp

5
Distal - Angry Acid - Tectonic

6
Chrissy Murderbot - Nice Lookin Bwoy (feat Mungos Hifi & Warrior Queen) - Planet Mu

7
Peverelist - Dance Til The Police Come - Hessle Audio

8
Boddika - Electron - Swamp81

9
Africa Hitech - 93 Million Miles - Warp

10
Wiley - 100% Publishing - Big Dada

interview with Girls - ele-king


Girls
Father, Son, Holy Ghost

True Panther Sounds/よしもとアール・アンド・シー E王

Amazon

 『アルバム』はふざけていた。ヴィンテージ・ポップスの意匠を借りて、女の子といっしょに泣いたり笑ったりしていた。いわばそれは、サンシャイン・ポップスのパロディだった。レトロ折衷主義の現代版だ。が、ローファイ版ビーチ・ボーイズはその1作で終わった。昨年の「ブロークン・ドリームズ・クラブ」はもう違っていた。クリストファー・オウエンスはマジだった。彼は、彼女のひと言ひと言をあまりにも敏感に感じ取ってしまう青年の声で歌った。「君があの音楽を聴いて涙してたときのことなど、彼にはわかりっこない/君があの映画で涙してたときのことなど、彼にはわかりっこない/君が最初から彼に抱いてた想いなど、彼にはわかりっこないだろう」――どこまでも潔癖で、胸いっぱいの声だ。
 斜に構えた『アルバム』以上に、「ブロークン・ドリームズ・クラブ」は真剣に恋するに値するミニ・アルバムだった。ポップスの黄金時代の意匠を借りてはいるが、しかしそれは"レトロ折衷主義"の妙味に満足するようなものではなかった。そしてそれは、クリストファー・オウエンスの魂から生まれるものだった。この度リリースされる『ファーザー、サン、ホーリー・ゴースト』は、「ブロークン・ドリーム・クラブ」のあとに続く......ラヴ・ソングこそが音楽(ポップス)においてもっとも忘れてはならない主題であるといわんばかりの、ガールズにとっての待望のセカンド・アルバムである。

ロックンロールの可能性なんてぜんぜん感じていない。マドンナの"アメリカン・パイ"、知ってるよね? あの曲の歌詞に、「Do you believe in Rock'n' Roll」って部分があるんだけど、僕はいつもそこで「ノー」って答えてる。

「ブロークン・ドリーム・クラブ」には"サブスタンス"という曲がありますよね。そのなかであなたは「It doesn't have to be this way/I know something/To take the corners off/And help you rock and roll/Right down the road(こんなんでなくたっていいはずさ/そういうモノがあるってことは知ってるよ/尖った角が取れて、君をロックンロールさせてくれるんだ/この道のすぐ先でね)」と歌っています。何をいまさらと思うかもしれないけど、あなたにはロックンロールというスタイルに特別な気持ちがありますか?

クリストファー:ノー。僕はロックンロールじゃないよ。僕が思うロックンローラーたちとは違う。僕のスタイルは彼らのものとは全然違うんだ。この曲に出て来るロックンロールは......この曲は、ロックンロールのショーをやるためにサブスタンス(薬)を使ってる自分についての歌なんだ。だから、ロックンロールがテーマってわけじゃない。それよりも、僕はカントリーやジャズのほうが自分の好きな音楽って感じがするよ。そういう音楽は大好きさ。あとは日本の音楽。準備はいい?(さくらさくらを歌い出す)ハハハハ。この曲大好きなんだ。ロックより断然好き。っていうか、そっちのほうが自分らしいんだ。ミュージカルのオクラホマのほうが、よっぽど僕っぽいよ。

この取材の主旨のひとつに、「21世紀のロックンロール」というテーマを与えてみようかと思います。インターネット時代の、人が自分の好みを自由に選択できる状況のなかでロックンロールを選ぶというのは、50年代や1976年にそれをやるのとはまた意味が違ってくるんじゃないかと思うんですよね。いかが思いますか?

クリストファー:さっきの質問の答えの通り、僕はロックンロールを選んでるわけじゃないからね。だから、この質問はわからないよ。

でも歌を書くというのがあなたの音楽の前提にあると思いますが、この音楽のスタイルのなかにどのような可能性を感じているんですか?

クリストファー:ロックンロールの可能性なんてぜんぜん感じていない。マドンナの"アメリカン・パイ"、知ってるよね? あの曲の歌詞に、「Do you believe in Rock'n' Roll」って部分があるんだけど、僕はいつもそこで「ノー」って答えてる(笑)。僕が信じてるのはソウルだからね。

わかりました(笑)。さて、それではガールズの作品について訊きますね。昨年発表した、あなたの「ブロークン・ドリームズ・クラブ」がとても感情にひっかかりました。あなたは最初のアルバムでは、カリフォルニア・ポップスというか、女の子についてユーモラスに、そして恋について感傷的に歌いました。しかし、「ブロークン・ドリームズ・クラブ」にはデビュー・アルバムにはない悲しみ、喪失感、失意のようなものを感じます。そして新作『ファーザー、サン、ホーリー・ゴースト』は明らかに「ブロークン・ドリームズ・クラブ」からの続きがあるように思います。あのミニ・アルバムはあなたにとってどんな意味があったのでしょうか? 何があなたにあの作品を作らせたのでしょうか?

クリストファー:僕のなかで、作品は全部繋がっているんだ。僕の曲の書き方は、とくに各アルバムとかEPのためって感じじゃないからね。EPのレコーディングで初めてスタジオを使ったんだけど、あのEPで、僕たちはいろいろ実験できたんだ。スタジオもそうだし、他のミュージシャンやエンジニアを使ったり、プロがまわりにいた。あのとき、いろいろ試してみたおかげで、今回のアルバム制作をそういうやり方(EPのやり方)で進めていきたいのかがわかったんだ。今回のアルバムも『アルバム』みたいに部屋じゃなくてスタジオでレコーディングしたいと思ったし。そう、結果的にアルバムの準備ができたんだと思う。いろいろと見極めることができた。そのためにEPを作ったわけではないけど、結果的にそうなったんだ。

"ジ・オー・ソー・プロテクティヴ・ワン"の歌詞も心を打たれましたが、タイトル曲の"ブロークン・ドリームズ・クラブ"にはとくに強いものを感じました。たとえば「So many people live and die/And never even question why/All of their dreams are gone/How do they carry on?(生まれては死んでいく、あまりに大勢の人々/「なぜ?」という問いさえ投げかけることもないままに/消し飛んでいったあらゆる夢 /うすればこれ以上頑張れると?」みたいな言葉はどこはから出てきたんですか?

クリストファー:歌詞が出てくるのは、すべて僕のフィーリング。若いときにはやりたいことがたくさんあるのに、大人になると人はその夢を諦めてしまう。なんでそんなことができるんだ? その心理が理解できないって思う気持ちさ。僕にとっては、夢を持ち続けることが大切だからね。でも、ほとんどの人たちが諦めるだろ? この曲は、僕のそんな気持ちについて歌ったものなんだ。

"ブロークン・ドリームズ・クラブ"という言葉、何のメタファーなんでしょうか? 

クリストファー:ブロークン・ドリームズ・クラブの意味は、僕のまわりの友だちたちのこと。あと、僕自身もちょっと入ってるかな。人からは「バンドが成功しててスゴイね」とか、「人気者になったね」とか言われるけど、僕だって、それと同時に壊れてしまった夢があるから。他の友だちもそう。何かに満足していない、何か叶えたいものがあった人たちのグループって意味なんだ。「本当はもっと......」を求める人たちのグループさ。

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ユーモアが少ないってのは同感だよ。今回はもっとシリアスだからね。前回はユーモアをマスクとして使ってたんだ。フェイク・ヴォイスをジョークで使ったりとかね。でも今回はオープンで、もっとシリアスで正直なんだ。


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Father, Son, Holy Ghost

True Panther Sounds/よしもとアール・アンド・シー E王

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さんざん取材で訊かれたと思うので、申し訳ないないのですが、いまいちど、当時の記憶をたどってもらえないでしょうか? "Children of God"()はヒッピーが作ったディストピアとも言えるようなものですよね? そうしたあなたの幼少期の経験に対するあなたの思いに、この数年で何か変化はありましたか? あったら教えてください。

クリストファー:子供の頃に対する思いは毎日かわる。説明するには複雑だけど......。僕は若いとき、良いことを含め何に対しても感謝できなかった。怒りでいっぱいだったし、自由になりたいとばかり考えていたからね。反抗的だったんだ。でもいまは、人生でいろいろと経験してきて、いろんな角度から物事をみたり、先を見るようになった。というか、見れるようになった。だから、何を自分が失ったかを振り返ることもあれば、何が自分を幸せにしているかを見つめることもある。自分は特別な経験をしてきたなとも思うし、そのおかげでいまの自分があること、そして同時にそのせいで特別なものを失ってきたこともわかってる。その繰り返しなんだ。

そのカルト教団を作ったヒッピーが愛していた音楽がロック・ミュージックだったという事実、そしていまあなた自身がロック・ミュージックをやっていることを我々はどのように解釈したらいいのでしょう?

クリストファー:さっきも言ったように、僕はロックンロールをやってるとは思わない。僕がやってるのはポップ。ロックンロールはヒッピーだし、自分はそのなかにいたけど、僕が好きなのはポップなんだ。僕たちの曲のなかで、ロックンロール・ソングはすごく少ないはずだよ。たぶん、ロックンロールの質問をしてくる人たちは、僕とロックンロールの解釈が違うんだろうね。アメリカでは、ロックンロールっていったら僕の姿勢とは違うものを意味する。君の意見が間違ってるとは思わないけど、もっと一般的にロックってものを考えたら、それがちょっと違うってことに気づくはずだよ。ロックンロールをもっと世界的に考えてみて。ロックは、自分にとっては全然違うことだし、僕はもっとジェントルマンだよ。

では、あなたにとってのロックンロールとはどういう意味なのでしょう?

クリストファー:自分勝手で、人に失礼な態度をとることを気にしない。ある意味、アグレッション(強引さ)を通した自由って感じだね。

自分がそうじゃないだけで、キライではない?

クリストファー:うーん......オールド・ロックンロールは好きだよ。そうだね、好きなロックンロールはたくさんある。ただ自分がそうじゃないだけだね。

そして『ファーザー、サン、ホーリー・ゴースト』というアルバム・タイトルは何を意味しているのですか?

クリストファー:このタイトルは、聖書からの引用なんだけど、意味はちょっと複雑なんだ。このフレーズは、聖書の引用っていうのもあるけど、アメリカの人びとにとっては誰でも知ってる御馴染みの言葉なんだよ。イエスと精霊と神は三位一体なんだ。だから使うことにした。みんながすでに聞いたことのあるフレーズだからね。それがこれをタイトルにした理由のひとつ。もうひとつは、このアルバムは自分にとって......というか、このアルバムだけじゃなくてすべてがそうだけど、どんな作品でも、Origin(原点)とIdentity(アイデンティティ)、そしてSpirit(魂)があると思うんだ。だから、僕にとってFather、Son、Holy Ghostの3つは、原点、アイデンティティ、魂を意味してるんだよ。うまく説明できないけど、このタイトルの意味はそれなんだ。

アルバムのオープニング・トラック"ハニー・バニー"は、エネルギッシュで爽快な曲であり、直球なラヴ・ソングですが、しかしアルバムには"ダイ"というヘヴィーな曲もあるし、そして"マイ・マー"のような深いエモーションを持った曲もあります。何故いま、"マイ・マー"のような曲を歌ったのでしょう? 

クリストファー:この曲で、僕は自分の気持ちを認めてるんだ。いま、僕が母親を恋しがってることをね。歌詞もすごくシンプル。母親ともっと近くなれたらいいのにっていう願いがその内容なんだ。僕と母さんは親しいけど、複雑なんだよね。同じ街に住んでないし、僕はすごく忙しいし。恋しいってことを彼女に言いたいんだ。自分の人生に、母さんが必要だってね。

前よりもっと恋しいですか?

クリストファー:そうだね。最初に家をでたときは、自立することが目的だったし、家を出たからこそできることがたくさんあった。でもいまは、そういうのを超えたから、彼女の存在がすごく恋しいんだ。

"ヴォミット"もまた、とてもハートブレイキングな曲です。これはどんな思いで作ったのでしょうか? とくに後半のゴスペルのような展開がすごいのですが。

クリストファー:これは随分前にかいた曲なんだ。この曲で表現してるのは......人について。他人からの愛が必要すぎる人。彼は毎日毎日、愛を探して探して、探しまくってる。自分にとって良くないしがみつきがある人の歌なんだ。たとえば、誰かがアル中のグループのなかにいたら、最初に必要なのは、自分がアル中であること、問題を抱えてることを認めること。この曲は、自分にとってその"認めること"なんだ。オープンに、自分は問題があると曲のなかでみとめてるんだ。

あなたの音楽からはファーストにあったようなユーモアはなくなってしまったのでしょうか?

クリストファー:うーん......答えるのは難しいね。僕は、アルバム単位で曲は書かないから。だからいつもアルバム自体にテーマがないんだ。それぞれの曲は独立してるんだよ。共通してるのは、すべてのアルバムの曲が自分たちのお気に入りでできてるってこと。ユーモアが少ないってのは同感だよ。今回はもっとシリアスだからね。前回はユーモアをマスクとして使ってたんだ。フェイク・ヴォイスをジョークで使ったりとかね。ファニー・ボーイズをふるまってた。でも今回はオープンで、もっとシリアスで正直なんだ。

なぜそれ(ユーモア)をやめたんですか?

クリストファー:もっと成長したし、前より気持ちが楽なんだ。リラックスしてるから、マスクを被って何かを隠す必要はもうない。ときどき遊びでやったりはするけどね。前はシリアスになりすぎないためにユーモアを敢えていれたりしてたけどいまではもうやらないんだ。


(注)"Children of God(神の子)"とは"Family International"としても知られる欧米では有名なカルト教団。1968年に設立されたそれは、60年代のキリスト革命(反体制的なヒッピーイズムのなかに見たキリスト教的な要素とキリスト教のなかに見たヒッピー的な要素によってうながされている)というなんとも実に歴史的に皮肉なムーヴメントのなかから生まれている。科学療法を信用しない教団は、乳児だった頃にオウェンスの兄を死なせている。父親はどこかへ消えてしまい、母親は売春も強制させれている。世界で最初の反カルト団体の組織化の契機にもなっている。

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自分がハッピーなときに書くとこういう曲ができる。道でハッピーな人をみて、その人が自分に微笑んで、「ハロー」と声をかけてきたら、自分もちょっとハッピーになるよね? そんな感じ。ハッピー・ソングを書くときは自分がハッピーだから、人にもそれが伝わってハッピーに聴こえるんだ。


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Father, Son, Holy Ghost

True Panther Sounds/よしもとアール・アンド・シー E王

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では、"ジャスト・ア・ソング"もとても印象的な曲です。イントロのギターのアルペジオがとても綺麗な曲ですが、歌詞はやはりある種の喪失感を歌っています。「it just feels like it's gone/like all of it's gone, gone away/it seems like nobodies happy now(消え去ってしまったような感覚/すべてが消えて、なくなってしまったかのような/もう誰もハッピーじゃなさそうで)」......何についての歌でしょうか?

クリストファー:前までは、サンフランシスコに住む同じたくさんの仲間たちと毎日、毎晩あそんでたんだ。ハッピーだったし、互いに愛し合ってた。でも2年後はそれが変わってしまったんだ。この曲は、その2年後、たくさんのツアーを終えたあとに書いた曲。ツアーのあいだにたくさんの友だちを失ったんだ。まったくといっていいほど家にいなかったからね。この曲はそれについて。喪失感と仲間についてだよ。彼らとは、本当に毎日つるんでたんだ。すごく近かったのに。いまでも友だちではあるけど、みんなばらばらなんだ。ニューヨークとかロスとかに引っ越してしまったりね。でも、人生にはそういうことがつきもの。これがリアリティなんだ。

クローザー・トラックの"ジェイミー・マリー"もギターによる弾き語り調の曲ですが、どうして今回のアルバムはこうした内省的で、バラード調の曲が多くなったのでしょうか?

クリストファー:昔書いた曲がたくさんあるからさ。これを書いたのもだいぶ前。4年前くらい。いまそれをレコーディングしても、作品自体は古いから、自分を振り返ってる感じがするんだと思うよ。でもこの曲は好きだ。"ヴォミット"もそう。書いたのは5年前なのに歌ってるのはいまだから、いまの自分が過去をふりかえって、自分を見つめてるかのように聴こえるんだ。歌詞がすべて自分のフィーリングからくるっていうのもあるしね。

"フォーギヴネス "という美しいバラードがあります。これもまた、とても胸が打たれる曲です。この曲の主題についても教えてもらえますか?

クリストファー:この曲の主題は明確。タイトルのまま、"許し"について。それだけだよ。もし自分が悪いことをして、「ゴメン」と君に言うとする。それもひとつの解決だけど、それだけではおわりじゃない。君が、「許すよ」と言って初めて解決するんだ。内容はそれについて。本当にそれだけなんだ。シスターとブラザーは友だちのことだよ。自分、友だち、両方の"許し"についてがテーマなんだ。

"マジック"は今回のアルバムで、"セイング・アイ・ラヴ・ユー "と並んで、とても親しみやすいラヴ・ソングですね。あなたはこうしたキャッチーなラヴ・ソングに特別な思いがありますよね。それにいついて話してもらえますか?

クリストファー:自分がハッピーなときに書くとこういう曲ができる。道でハッピーな人をみて、その人が自分に微笑んで、「ハロー」と声をかけてきたら、自分もちょっとハッピーになるよね? そんな感じ。ハッピー・ソングを書くときは自分がハッピーだから、人にもそれが伝わってハッピーに聴こえるんだ。でも、僕の場合、悲しい曲もキャッチーだよね(笑)。キャッチーに関しては両方ともそう。でも、ハッピー・ソングの魅力は、なかにハピネスがつまってて、すごくポジティヴなこと。自分を含み、人って悲しい気持ちのときが多いから、こういうハピネスは人の心をもっとハッピーにするんだ。キャッチーなラヴ・ソングに対しては、スペシャルな気持ちはないよ。悲しいのも好きだし、キャッチーなのは全部好き。キャッチーにしようと意識するわけじゃないんだけど、自然とキャッチーに仕上がることが多いんだ。

"ラヴ・ライク・ア・リヴァー"も良い曲ですが、あれはソウル・ミュージックをやりたかったという感じでしょうか?

クリストファー:そうだよ。ソウル・ミュージックからはたくさん影響を受けてる。僕たちは何でもトライするんだ。シューゲイズもトライしたことあるし、ビーチ・ボーイズっぽいロックやジャズなんかにも挑戦したことがある。好きな物はすべてやってみるんだ。やってみるのは自由だからね。決まりはなくて、ただやりたいことをするんだ。この曲は初めて書いたR&Bソングなんだよ。このアルバムには3つの"初めて"があるんだ。ひとつは"ダイ"のギターリフ。ふたつめは"ラヴ・ライク・ア・リヴァー"のソウル。3つめは"ジャスト・ア・ソング"のクラシック・ギター。この3つは新たに挑戦してみたことなんだ。

さて、そろそろ最後のほうの質問です。音楽の社会的な機能の仕方について訊きたいのですが、「21世紀のロックンロール」はどんな役割を果たしていくんだと思いますか?

クリストファー:役割は変わらないと思う。ロックンロールには、ファンのためと、演奏する人たちのためのふたつの役割があると思うんだ。もしインターネットで見つけるのが簡単になったとしても、プレイヤーたちのなかでのマジックは存在し続けるだろうし、ファンにとっても、ラジオでロックンロールに出会おうが、インターネットで見つけようが、得る喜びは同じだと思うよ。これから先も同じさ。好きな音楽から得る喜びは変わらない。演奏する側と見る側、それぞれに違う喜びが存在し続けると思うよ。

Dum Dum Girls - ele-king

 ガールズの「ブロークン・ドリームズ・クラブ」でバッキング・ヴォーカルとして参加しているのが、ディー・ディーという、ラモーンズに捧げられた芸名を持つクリスティン・ガンドレッドである。ローファイ・ポップスを展開したザ・メイフェア・セットなるプロジェクトの作品、そしてダム・ダム・ガールズという、イギー・ポップへの敬意を表した名前のバンド名でのデビュー作『I Will Be』(2010年)をリリースしている。このアルバムはずいぶんと話題になった。シャングリ・ラスのようなガールズ・グループの甘く感傷的なメロディ、メリー・チェインのようなファズ、ラモーンズのような疾走感......、ダム・ダム・ガールズにおける彼女はロックンロールに対するフェティッシュな解釈――バイク、黒い革ジャン、ミニスカートといったクリシェをもてあそびながら、思春期の女心のオンパレードをずば抜けた歌唱力で歌っている。

 クリスティン・ガンドレッドが自らをディー・ディーと名乗っていることは注目に値する。ディー・ディー(・ラモーン)といえば、ヘロイン賛歌の"チャイニーズ・ロックス"の作曲者のひとりとしても歴史に名を残している人物で、彼はそれこそパンクとドラッグのファンタジーを地でいったひとりとなっている。が、クリスティン・ガンドレッドはそうした昔のバカげた夢を「バカだな〜」と認識しながら、しかし他方では、そうしたバカげた生き方のある部分においては深いところで共振しているように思える。永遠に大人になることを拒むような(良くも悪くも子供っぽい)ロマンティシズムに。
 古典的なロックンロールな生き方には、バキバキに決まってその"限界"に挑戦してこそヒップだという考えがある。と同時にロックンロールには、ラモーンズが"ニードルズ&ピンズ"のような甘いオールディーズをカヴァーするように、まったく手に負えないロマンティックな側面もある。対極にありそうなふたつの側面だが、実は同じカードの裏表だ。ドラッグが象徴するところの死を認識してこそ現在(いま)をぞんぶんに生きようというロマンスへと結ばれる。live now die later――せつなを生きようとする美学だ。

 クリスティン・ガンドレッドはこのセカンド・アルバム『オンリー・イン・ドリーム』を発表する半年ほど前、ザ・スミスの"ゼア・イズ・ア・ライト〜"のカヴァーを含むシングル「ヒー・ゲッツ・ミー・ハイ」をリリースしている。周知のように"ゼア・イズ・ア・ライト〜"は曲自体の魅力もさることながら、「今夜この町から連れ出してくれ」「バスに乗って、そのバスが激突して自分が死んだとしても、隣にいるのが君なら僕は本望だ」という、母国(故郷)への嫌悪とロックンロールの美学を重ねたという点において、そしてその曲が発表された時代背景(新自由主義時代)において、大名曲となっている。それは、オリジナルのディー・ディーも、イギー・ポップも歌っていなかった類の歌だ。クリスティン・ガンドレッドはきっと、素晴らしいロックのコレクションを有しているのだろう。
 ダム・ダム・ガールズは、反マッチョ主義がメキメキと顕在化するアメリカのサブカルチャーにおいて、すでに多くの中傷と批判を受けてきた昔ながらのロック文化(あるいはフィル・スペクターという"父"に育てられたガールズ・グループ)の名誉挽回に挑んでいるようでもある。『オンリー・イン・ドリーム』に収録されたどの曲もキャッチーで、ポップスとしての力がある。歌詞は感傷的な言葉がだーっと並んでいる。大地に根を張った母親など知ったことではない。男を求めて部屋のなかでひとりですすり泣くような、都会でひとり暮らしをしている女性の弱さを赤裸々に綴っている。

 中学〜高校時代にラモーンズやブロンディに夢中になった人間が、この音楽の魅力に逆うことは難しい。プロデュースを手掛けているのはブロンディのファースト・アルバム、「デニス」や「イン・ザ・フレッシュ」、リチャード・ヘルの『ブランク・ジェネレーション』、あるいはゴーゴーズのファースト・アルバムなどを手掛けている人。彼はこのアルバムでも完璧な仕事をしている。

大石幸司 (リトルテンポ) - ele-king

■ライブ INFO
LITTLE TEMPO presents 
第四回 ワイワイ祭りスペシャル! 『太陽の花嫁』 披露宴

出演者:リトルテンポ
GUEST:大野由美子(Buffalo Daughter)、icchie(exデタミネーションズ)、西内徹(川上つよしと彼のムードメイカーズ)
DJ:工藤Big'H'晴康
9月16日(金) 会場:恵比寿 LIQUIDROOM
開場:19:00 / 開演:20:00
前売券¥3,300(ドリンク別) / 当日券¥3,500(ドリンク別)
Info:HOTSTUFF PROMOTION https://www.red-hot.ne.jp/
https://www.littletempo.com/
https://twitter.com/#!/Little_Tempo

Strong Reggae Drumming Top 7 ※()内はドラマー名


1
Augustus Pablo - King Tubby meets Rockers Uptown 〜 ( Carlton Barret ) 
はまったきっかけの1曲。オープン・リムショットのフィル連打に飛ばされる。

2
2. Revolutionaries - Roots Man Dub 〜 ( Sly Dunbar ) 
スライの大得意な数学的ミリタントビート。

3
Aswad - African Children(Live) 〜 ( Drummie Zeb ) 
録音されたトラックの実験であるDUBをステージで再現する、という実験。

4
The Slickers - Johnny Too Bad 〜 ( Horsemouth )
この79年のリメイク版は4つ打ちになり、でかい農機具でザクザク突き進むがごとし。

5
David Isaacs - I'm Gonna Get You 〜 ( Sly Dunbar ) 
麗しいラバーズでも好きに暴れて良いという見本。

6
Coco Tea - I Lost My Sonia 〜 ( Style Scott ) 
最強のハードヒッター、スタイル・スコット。タイトとはこういうのです。

7
Techniques All Stars - Stalag 20 〜 ( Santa or Clevie )
シンセドラムなのに、ナイヤビンギのように聴こえてくる。オリジナルの「スタラグ17」にオーバーダブしたもの。

Chart by JET SET 2011.09.05 - ele-king

Shop Chart


1

悪魔の沼

悪魔の沼 沼日和 -IMAGINARY 魔NDSCAPE- »COMMENT GET MUSIC
沼ミックス、遂に解禁しました!!コンピュー魔、A魔NO、Dr.NISHI魔RAの三沼人、"悪魔の沼"による話題沸騰のファースト・ミックスCD。

2

JASON GRIER & NITE JEWEL

JASON GRIER & NITE JEWEL HEART SHAPED EP »COMMENT GET MUSIC
極限まで甘いミッドナイト・インディ・シンセ・ファンク。最強コラボによる爆裂最高マキシ!!Gary Wilson、Ariel Pink、そしてNite Jewelのファースト・アルバム"Good Evening"をリリースしたL.A.最重要レーベル、Human Earの主宰者、Jason GrierがNite Jewelとコラボした危険な6曲入りEP!!

3

FUDGE FINGAS

FUDGE FINGAS WHAT WORKS EP »COMMENT GET MUSIC
1年振りのFirecracker新作は、1st.アルバムを発表して波に乗るFudge Fingasによる大傑作!!レーベル前作が市場価格高騰中の来日済Vakulaが素晴らしいリミックスを提供。今回も当然のことながら再入荷は難しいです!!

4

PUPKULIES & REBECCA

PUPKULIES & REBECCA KRICKOW EP »COMMENT GET MUSIC
レフトフィールド・ミニマル名門Normotonの看板ミニマル・ハウス・ユニットPupkulies & Rebeccaが、ご存じ辺境レフトフィールド・ミニマル名門Ackerから初登場リリース!!

5

WALLS

WALLS SUNPORCH »COMMENT GET MUSIC
2010年の1st.アルバムが大変な反響を呼んだUKデュオ、Walls。間もなくリリースされる2nd.アルバム『Coracle』からの先行カットがこちら。

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FULBERT

FULBERT GARDEN STATE '92 EP »COMMENT GET MUSIC
現在は韓国はソウルに居住するというフランス人プロデューサーFulbertによる1st.リリースとなる本作、タイトルが指し示す通りのアーリー90'sフレイヴァーが活きたグッド・ハウス・トラックスです。

7

V.A.

V.A. TURNTABLES ON THE HUDSON VOLUME 8: REFLECTING CIELO PT.2 »COMMENT GET MUSIC
Nickodemous主宰レーベル、Wonderwheelから。世界一の無国籍パーティ・グルーヴを代表する名物コンピ・シリーズ第8弾のヴァイナル・サンプラーに続編が登場!!

8

SNOW SURFERS / UNITED BOPPERS UNIT

SNOW SURFERS / UNITED BOPPERS UNIT THE 8 NUMBER / R&B NO.1 »COMMENT GET MUSIC
大ヒット連発Funk Nightから登場したロシアからの新星Soul Surfers、Golpel Surfers名義に続き今回も変名リリース。で、またまたヤバいインスト・ハモンド・ファンクです!!

9

MICHAEL JACKSON / BOB MARLEY

MICHAEL JACKSON / BOB MARLEY BEAT IT (RUB A DUB REMIX) / IS THIS LOVE (ROOTS REMIX) »COMMENT GET MUSIC
マイケルの名曲"Beat It"と、ボブ・マーリーの"Is This Love"の良質Remix★オールジャンル系のDJにもオススメです!!

10

CLOUD BOAT

CLOUD BOAT LIONS ON THE BEACH »COMMENT GET MUSIC
ご存じ絶好調R&Sから、既にJames BlakeやMount Kimbieらのツアーへの同行で注目を集めてきた新鋭デュオCloud Boatによる待望過ぎた1st.シングルが到着しました〜!!
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