「K A R Y Y N」と一致するもの

DJ Tomoharu - ele-king

3月中頃~4月にかけて、DJ NORIさんを迎えてのPropeller17周年記念WarmRoomをはじめ、大阪からMOLE MUSICミツキくんを迎えてのMoLe×MOLE、HIKARUさんYOGURTさんを迎えてのIVYIZM 7th ANNIVERSARY PARTYと素晴らしいDJの方達が福井でプレイするPartyが盛沢山です。よろしくお願いします。

2014/03/22(SAT) "Propeller 17th Anniversary" WarmRoom @Propeller Guest/ DJ NORI
2014/03/26(WED) MoLe×MOLE @Church Guest/ DJ Mitsuki (MOLE MUSIC)
2014/04/12(SAT) IVYIZM 7th ANNIVERSARY PARTY @Propeller GUEST/ DJ HIKARU, YOGURT
2014/04/19(SAT) @Propeller
2014/04/26(SAT) D&D @Casa
2014/05/05(MON) @Creme

2014.03 recent favorites


1
Ensemble Skalectrik - Trainwrekz - Editions Mego

2
Pierre Bastien - Pop - Rephlex

3
Charles Hayward - Smell Of Metal - Kemal

4
Valentin Stip - Sigh - Other People

5
Counter Silence - Knowing the Right Question to Ask - Subexotic

6
Afterhours - Lowlife - Not Not Fun

7
Skymark - Primeiras Impressoes - Modern Sun

8
O1O - Futurespective - Further

9
Rainer Veil - New Brutalism - Modern Love

10
Untold - Black Light Spiral - Hemlock

DJ Tsukasa (WarmRoom) - ele-king

不定期でWarmRoomというパーティーを福井で開催中!!!!!
ジャンルを問わず夜に合いそうな10曲選んでみました!!
3/27 Mole×MOLE @Church Guest/Mitsuki(MOLE Music)
DJ/Tsukasa、Tomoharu、masAaki

最近かけるちょっと古い曲


1
Manzel - Midnight Theme - Dopebrother

2
Penny Goodwin - Too Soon You're Old - Freesound Records

3
Quantic & Alice Russel - Here Again - Tru Thoughts

4
Vincent Montana JR - That's What Love Goes - Philly Sound Works

5
Terence Parker - Your Love - Seventh Sign

6
Cultural Vibe - Ma Foom Bey - Easy Street

7
Terry Callier - Love Theme From Spartacus - Talkin' Loud

8
Ashford & Simpson - Don't Cost You Nothing - Warner BROS.

9
Hard Meat - Free Wheel - Warner BROS.

10
Syrup - Sweet Shop - Compost

clubasia 18th Anniversary - ele-king

 今年は恵比寿リキッドルームと代官山ユニットが10周年で、それに関連した面白いイベントがありそうですけど、渋谷のクラブエイジアが3月29日、夜7時から2回に渡って、18周年を記念パーティを開催します。
 夜7時からはLIVE SHOW side。Shing02 × DRY&HEAVY、GOTH-TRAD、onomono a.k.a O.N.O (THA BLUE HERB) といった低音がでかそうな硬派なメンツ。
 そして、夜11時からはclub dnace side。石野卓球 、大沢伸一、中田ヤスタカという大物が出演。
 なお、当日はBOREDOMSの EYヨ氏デザインによるTシャツとトートバックを限定発売。


clubasia 18th Anniversary side 『L』
2014/3/29 19:00 open
DOOR:2500yen
ADV:2000yen (別途500yen/1d)

LIVE:
Shing02 × DRY&HEAVY - special live set -
GOTH-TRAD

DJ:
onomono a.k.a O.N.O (THA BLUE HERB)

前売りチケット イープラス

イベントHP
https://asia.iflyer.jp/venue/flyer/176856


**************

clubasia 18th Anniversary side 『c』
2014/3/29 23:00 open
DOOR:3500yen/1d WF:500yen OFF

DJ:
石野卓球 - TAKKYU ISHINO -
大沢伸一 - SHINICHI OSAWA -
中田ヤスタカ(CAPSULE) - YASUTAKA NAKATA -

イベントHP
https://asia.iflyer.jp/venue/flyer/176857


Sick Team - ele-king

 この2か月、ハウスばかりを聴いていたせいだろうか、ヒップホップ・ビートが心地よく感じる。そう、街を歩けばファレル・ウィリアムスの“ハッピー”が聞こえる春先、である。え? ハッピー? 春が来たって何になろ、こちとらまったく上がっちゃいない。ネオリベ・ポップ(出典:TMT)はいつだって強いのだ。が、最高級のサングラスをかけなくても人は幸せになれる。
 そして、最高級のサングラスをかけなくても幸せにならなくてはならない。ブルー・ハーブ/シンゴ2以降の日本のアンダーグラウンド・ヒップホップは、成功以上の価値を音楽のなかに見ようとした。誰かを批判したくなるという誘惑を抱えながら、結果として前向きに、がっつりとオーディエンスをつかんできたと言える。シック・チームも大きく見ればその系譜にいるのだろう。
 もしそうだとしても、彼らは、ときに(5lackによる)例外はあるものの、基本、大きなことは言わないし、self-deification(自己神格化)とは対極にある(……オレ=神という現象には、個人的には好奇心を掻き立てられるものがあるのだが)。
 とまれ。シック・チームは、まったく淡々としている。クライマックスに向けてぐぁーっと上がることを避け、ミニマリズムを受け入れているのだ。このストイックな感覚はアンダーグラウンド・ミニマリズムとも共通する。また、この愛想のなさはオウガ・ユー・アスホールにも通じる。(なので、そういう感覚に慣れている人には聴きやすいし、人生論を聴きたい人には向かない)

 2011年にはじまった冒険の2作目にあたる『Sick Team II』は、新曲+既発曲のリミックス・ヴァージョンで構成されている。既発曲でもラップの取り直しもあるものの、新曲が3曲しかないのは寂しい限りだ。が、このアルバムは、まずはシック・チーム監修のビート集として楽しめばいい。ファーストもそうだったが、シック・チームは、良くも悪くも言葉より音が耳に入ってくる。その音の舵を取るのは、Budamunkのようだ。今回はとくに彼の趣味/方向性が、よく表れている。
 USから多くのアーティストが参加して、彼らの世界を拡張しているが、そのフィーリングには一貫性があり、ブレることはない。客演やリミキサーに関しては、Budamunkと16FLIPがタワーレコードのサイトで詳しく解説しているので、そちらを参照されたし。アルB・スムーヴやクライシスをはじめ、ロック・マルシアーノ(エヴィデンスとともにファースト・アルバムにも参加している)、カザール・オーガニズムといったUSヒップホップ・シーンの注目株に混じって、個人的にはデトロイトのDJデズ(ハウス・リスナーのあいだではアンドレスの名前で知られている)のクレジットに反応したわけだが、彼のリミックスは、デトロイト・ソウルを惜しみなく注いだものだった。まあ、1曲目のアルB・スムーヴのリミックスによる“My Shit”からしてなるほど格好いいし、エヴィデンスが参加した“Turn It Up”の16FLIPによるリミックスもぐっと来る。ムーディーマン周辺を好んで聴いている人にも、このアルバムのストーンした感覚は共有できるだろう。
 Budamunkのトラックは、ストイックではあるものの、リスナーに夢を見せる。古いレコード、古いドーナッツ盤がころがっている。ビールを飲んで一息ついたところに音楽が入ってくる。咳き込むほど煙たく薄暗いクラブだとしても、トラックが雨の夜に相応しいメランコリックなものだとしても、ドリンクをもう一杯喉に流し込む。そして、シック・チームのすべて新曲によるアルバムを我慢強く待とう。リミックスも面白いが、新曲の3曲──ムーディーな“空がクライ”、冷たいシャワーを浴びさせるような“OKINA”、実験的とも言えるダビーな“Addiction”がそう思わせる。

シャムキャッツ - ele-king

物語のない、あったとしてもその語り手を持たない場所に生きる、名もなき若者たちの姿。ブルーにこんがらがったベッドルームを抜け、社会に出ていったかつての少年少女たちの、それぞれのアフター・アワーズ。そう、シャムキャッツの新作『AFTER HOURS』は、そんなどこにでもいる若者たちの生活の断片を、あるいは群像劇とも呼べないくらいに細かく微分された日常のムードを、批判も祝福もなくただそこに集めることによって成り立つある種のドキュメンタリーだ。
 ベスト・ソングはやはり、先行シングルにもなった“MODELS”だろう。ここで描かれるのは、郊外に暮らす若きトラック運転手の男の子と、京葉線を使って勤務先に急ぐ女の子の、なんでもない一日のスナップ。男の子は、夜の高速を走り終え、グッタリしながら、とっくに冷めてしまった缶コーヒーの残りをもったいなさそうにすする。女の子は、安定した恋人との関係に安心しつつも、ランチの時間になれば「食費抑えて、オシャレもしないとなあ」などと思ったりしている。そんな、本当にどこにでもいそうなふたりは、何の記念性もない一日の終わりに、少しだけ将来の話をするために、会う。惜しみないツイン・ギターとゴキゲンなベース・ラインは、約束の時間に急ぐふたりとともに転がっていく。べつにドラマティックなことなんて何もない。出会ったころのようなトキメキもない。それでも、ふたりは会うのだ。心拍の安定値を少し超えるくらいのBPMがその雰囲気をさらに煽る。サラッとした三人称、ポンと使われる固有名詞、「君と僕」の戯れ合いを越えて、バンドは間違いなく新しい季節を迎えている。

 こうした変化の兆しが見えたのは、おそらくターンテーブル・フィルムズとのスプリットという形で発表された“FOOTLOOSE”だった。個人的には当初、リリックの言葉選びがやや花鳥風月に頼り過ぎているように思え、初期の代表曲“渚”をさらにブラッシュアップしたような演奏とはまた別のレベルで、どこに視点を置いて入っていけばいいのかわからない感があったのだが、いま聴くとその視点の落ち着かなさは、『AFTER HOURS』の全体像を予告したトレーラーでもあったのだと気づく。
本作がユニークなのは、カメラを花鳥風月ではなく他者へと向け、現状を肯定するでも否定するでもなく生きている人たちの姿を、あくまでもその生活を介しながら、しかし淡々と描いている点だろう。アルバムに通底するのは、そんな「彼ら」が、とくに大きな不満や危機感を抱えることもなく人生を進めていく姿だが、これはおそらく――たとえば、かつて日常の終わらなさに真剣に悩んでいた世代がいたことを考えれば――不幸なことではない。映画『イントゥ・ザ・ワイルド』で描かれた、後期消費社会と縁を切るためにアラスカの大地で野宿をはじめるしかなかった青年や、映画『ゴーストワールド』で描かれた、「ここではないどこか」へ不恰好に憧れ続けた少女に比べれば、彼らはよっぽど「うまく」やっている。
しかしシャムキャッツは、夏目知幸は、彼らの平穏さを点描することによって、むしろそこに隠されたブルーのフィーリングを浮かび上がらせる。大人になった「俺」が、少年の日の自分にじっと見つめられる構図のようにも解釈できるハードロック風の“FENCE”。翌日の仕事のことを無視して平日の夜遊びを終えたにも関わらず、むしろ不満感を噛みしめるハメになるサラリーマンを描くミドル・バラードの“AFTER HOURS”。転勤の辞令を断って無期休暇に入り、引っ越ししたばかりの部屋で新しい生活を想像する一方、このくらいのことでしか自由を感じられない自分になんとなく悲しくなってしまう“LAY DOWN”や、日常を変質させるためのサイケデリック・ソングとしても聴ける“SWEET DREAMS”では、シンセ/キーボードのあたたかい音色が空間を満たすが、後味はビター。テムズビート周辺のUKバンドがラモーンズをカバーしたような“PEARL MAN”では、もっとも熱かった恋を忘れられないだらしのない男を、ラストの“MALUS”では団地の公園でささやかに繰り広げられるボーイ・ミーツ・ガールを描いて、アルバムは終わる。その爽やかさとの距離を聴き手に見せつけるかのように。

それでいて後味が不思議と悪くならないのは、やはり作詞の研究を含むポップスとしての完成度と、ビートの追求の賜物だろう。いっそのこと“MODELS”くらいの分量で、何気ない固有名詞がどの曲にも散りばめられていたらまた違ったおもしろさがあったかもしれないが、そんな風にして時代と簡単に寝ることを拒んだかわりに、地方や郊外に与えられた画一的な記号や、ある種のテンプレ化された物語を引き受けることのない普遍的な作品に仕上がった。音数は厳選されているが、その展開は多彩。10曲が10曲の個性を持っている。アルバムとしての完成度は、まず間違いなくこれまでの中でベストだ。東京でくすぶる若者、というよりは、変化に乏しい場所に暮らし、もしかしたらかつて持っていた理想を少しずつ失ってしまっているような人にこそ届いてほしいと思う。いつか本当に音楽が終わって、人生が始まってしまうときのために。「TOKYO-INDIE」なる枠は、シャムキャッツにはすでに小さすぎる。

Inner Science - ele-king

Inner Scienceの新アルバム「Self Figment」の発売を4月9日に控え絶賛プロモーション期間中、と言う事で今回のチャートではInner Scienceとして制作&共作をして来たインスト/CD/(ミニ)アルバムがなんとちょうど10枚!という強引なこじつけをしつつ、これまでの作品を新しいものから順にご紹介させて下さい。

https://www.masuminishimura.com

Discography 2014/3/14


1
Inner Science - Self Figment (2014) - Plain Music
https://www.plainmusic.jp/catalog/plcd-1002.html

2
U-zhaan+Inner Science - 大宮エリー『思いを伝えるといういうこと展』- O.S.T (2012) - No Label
https://www.parco-art.com/web/museum/exhibition.php?id=451

3
Inner Science - Elegant Confections (2011) - Plain Music
https://www.plainmusic.jp/catalog/plcd-1001.html

4
Azzurro/Inner Science - Attributions (2009) - Hydra
https://www.hydraworld.jp/label/03.html

5
Inner Science - Birthday - O.S.T (2009) - Musicmine
https://www.miraikan.jst.go.jp/dometheater/birthday.html

6
Disc System meets Inner Science - S/T (2007) - Romz
https://www.amazon.co.jp/dp/B000WZO7K2

7
Inner Science - Forms (2007) - Soup-Disk
https://corde.co.jp/release/index001.php?id=13&ra=AWQVJK684

8
Inner Science - Material (2004) - Soup-Disk
https://corde.co.jp/release/index001.php?id=35&ra=AWQVJK684

9
Inner Science - No Name,No Place. (2002) - P-vine
https://www.amazon.co.jp/dp/B00007K4U0

10
Inner Science - 10 Track Sampler (2001) - Oneowner
https://www.wenod.com/?pid=38151813

medical (裏専家 / opposite) - ele-king

DJ HI-GO、ERAらとの超長時間Ustream「WAVE TRAIN」、不定期で「opposite」をG.E.Nとともに主催。ファッションショーの音楽セレクトなどでも独自の何かを展開中。

4/12にWang-GungくんとThe Overdriveというパーティーをします。
ゲストDJは異色の組み合わせのKEIHINさんと森本晃司さん。
この化学反応を目撃しつつ、夜を踊り明かしましょう!是非遊びに来てください。

3/22(sat) opposite at 神宮前bonobo
4/6(sun) unknown at 神宮前bonobo
4/12(sat) The Overdrive at 神宮前bonobo

WAVE TRAIN | Twitter | FaceBook

夜、10曲 2014/3/16


1
Tool - Reflection - Volcano Entertainment

2
Lukas Rube - Méduse - SVS Records

3
Meat Beat Manifesto - Token Words - Metropolis Records

4
David Lynch - I Know (Skream's Not So Ravey Remix) - Sunday Beat Recordings

5
Millimetric - Extrapoler Le Passe - Statik Rek

6
Amon Tobin - Kitchen Sink (Clark Remix) - Ninja Tune

7
Derek Marin - Cut The Line (Jeff Milligan Remix) - Thoughtless Music

8
Morgaŭa Quartet - Set The Controls For The Heart Of The Sun - 日本コロムビア

9
Lex Gorrie - Mission Pigeon - Illegal Alien Records

10
DJ Sodeyama - Space Sand - Bass Works Recording

 以前にも伝えましたが、3月22日(土)は代官山UNIT、UKから多種多様なビートに載せて、レコードとTシャツなどなど手を変え品を変え、視覚/聴覚(物欲?)に訴える謎多き男、ウィル・バンクヘッド(THE TRILOGY TAPES、通称TTT主宰)が1年振りに東京に来ます。このパーティに共振するのは、我らがSk8ightTing率いるC.E。ドリーミーなこの組合せ、C.E.のディレクターであるTOBY FELTWELLの経歴を知っていれば合点がいくかもです(詳しくは紙エレキングvol.11号の特集をチェック)。

 なお、パーティ当日には会場限定で格好いいTシャツが発売される模様です。最近のWiFiタイプな現代社会では、なおさらパーティの重要性を感じているのはあなただけでありません。なんとか、みんな、今日を楽しみながら生きています。3/22(土)はKASSEM MOSSE(ハウスのファンは無茶注目している)も来日。本日水曜日は、DOMMUNEにて21時からKASSEM MOSSEのパフォーマンスも披露されます。こちらも是非チェック頂きたいです。https://www.dommune.com/reserve/2014/0319/

Metronomy - ele-king

 『snoozer』が2008年のベスト・アルバムに選んだ名盤『ナイト・アウト』。みんなエッとびっくりしましたが、『NME』の年間ベスト第6位でもありましたし、それほど間違ってはいなかったですよね。こんな思い切ったことをやってくれる雑誌がなくなったのは残念です。
 『ナイト・アウト』の頃のメトロノミーは機材オタクの宅録野郎という感じがしていたんですが、次のアルバム『イングリッシュ・リヴィエラ』は、イギリスに井上陽水が必要なのかというAORなアルバムでびっくりしました。
 僕は、彼らは『ナイト・アウト』のジャケットのように、ロスの夜景じゃない、イギリスの何もない夜景をバックにして、親父のクソしょうもない安いフォードから流れるイギリスのダンス・ミュージック──これが俺たちのR&Bでありヒップホップだというアルバムを作っていくのだと思っていました。
 それはまさにプレ・パンク。ブライアン・イーノらがクラウト・ロックにハマって、新しい音楽を作ろうとしていた頃とリンクするような、イギリスの新しいダンス・ミュージックであって、『snoozer』が年間ベストに選ぶにふさわしいアルバムでした。
 『ラヴ・レターズ』は『イングリッシュ・リヴィエラ』をすこしパンク前夜の方向に修正してくれたアルバムです。人によってはビーチ・ボーイズだと言うんでしょうけど、何でもかんでもビーチーボーイズと言うな。

 ダフト・パンクのアルバムがすごいと言っている人にお薦め。メロウで最高です。80年代に〈ファクトリー〉の連中がやろうとしていたイギリスのソウルをうまくやってます。リズムマシンの使い方がうまい。曲もいい。女性メンバーのアンナ・プリオールのヴォーカルもいい。
 このあたりの音って、完全にアメリカのアーティストやバンドに負けている感じがしたのですが、唯一メトロノミーは勝っていますよね。そういうところに気づいているのかどうか、『ピッチフォーク』の点数はなかなか辛いです。何でやねん、です。
 この点数の低さは、彼らが目指している音がどこでもない場所だからなのかもしれません。いまのアメリカのアーティストは自分たちの音を探していますから。『ナイトアウト』のジャケ写について、さっきイギリス的って書きましたが、あんな光景はイギリスにはないんですよね。ピータパンが降りてきそうな感じです。『イングリッシュ・リヴィエラ』というタイトルにしても、そんなもんないよと誰からもツッコまれるでしょう。メトロノミーの音は、俺を/わたしをどこかに連れていって、という音なんですよね。そして、どこにもいけないと気づいている音、だから、メトロノミーの音はリアルでメロウなんです。これが彼らの魅力です。どこかに行けるなんて幻想を抱いていない。どこにも行けないよ。アメリカ人というのは、サイバー・パンクでどこにも行けないと気づいた人たちなのに、なぜまだ行けると思っているんでしょうね。ジェレネーション・Xへの反発なのかもしれませんが。しかし、そうやってもがくのも仕方がないことかもしれません。メトロノミーを聴いていたらそんなことを思ってしまいます。どこにもいけないなら、おもしろい機材でいい曲でも作っていようよという感じ。僕は10点をつけます。

INNA (LifeForce / mixer) - ele-king

今年はLife Force21周年、mixer10周年ですのでいろいろおもしろいパーティを企画しています。
3/29には初来日のLivity SoundのAsusuを迎えて、原宿のスタジオ会場、2フロア、Asadaサウンド、Mixerのインスタレーション空間でスペシャルなパーティがあります。ぜひ遊びにきてください。

3/29 Life Force "Flower War"
@Sad Cafe Studio Harajuku
DJ: Asusu(Livity Sound from Bristol),
Shhhhh, MaNA, Inna, Cossato, pAradice, Ginji
more info- https://lifeforce.jp

inna soundcloud- https://soundcloud.com/innamixer

Inna "On Repeat" Feb2014 Chart


1
Hazylujah - How Can You Hide From What Never Goes Away - Meda Fury
https://soundcloud.com/meda-fury/sets/hazylujah-how-can-you-hide

2
Charles Cohen - The Middle Distance - Morphine Records
https://soundcloud.com/experimedia/charles-cohen-the-middle

3
Archie Pelago - Lakeside Obelisk - Archie Pelago Music
https://soundcloud.com/archiepelago/ap003-archie-pelago-lakeside

4
Vtgnike - Dubna - Other People
https://soundcloud.com/experimedia/vtgnike-dubna-shop-excerpts

5
Georgia - Like Comment - Meakusma
https://meakusma.bandcamp.com/album/like-comment

6
Joakim & Bambounou - Fructose EP - Sound Pellegrino
https://soundcloud.com/soundpellegrino/sets/joakim-bambounou-fructose-ep

7
SH2000 - Untitled Works - Volking Music
https://volking.biz/

8
Co La - Soft Power Memento - Hands In The Dark
https://soundcloud.com/experimedia/co-la-soft-power-memento-album

9
Rachael / DJ Sotofett - Okada/So-Phat Riddimix Is Junglized - Hotline Recordings
https://www.youtube.com/watch?v=nC1wPnZgtUI

10
Chapelier Fou - Protest (Dimlite's re-ça va pas Remix) - Ici D’ailleurs Records
https://soundcloud.com/dimlite/protest-remix

11
Metome - Objet - Schist
https://metome.bandcamp.com/album/objet
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