「K A R Y Y N」と一致するもの

!!! (Chk Chk Chk) - ele-king

 先日、両A面シングル「UR Paranoid / Off The Grid」をドロップし話題を集めたチック・チック・チックですが、やはりアルバムへの布石だったようです。彼らの8枚目となるニュー・アルバム『Wallop』が8月30日に世界同時リリースされます。収録曲“Serbia Drums”も新たに公開されました。むちゃくちゃポップです。そして嬉しいことに、来日ツアーも決定。10月30日から11月1日にかけて、京都・大阪・東京をまわります。今年の後半はチック・チック・チックで乗り切りましょう。

[7月12日追記]
 はい、恒例のアレです。本日、“Serbia Drums”の「カナ読みリリックビデオ」が公開されました。これで来日公演も大合唱の渦に包まれること間違いなし。チケットは明日13日より発売開始です。ウィヴノン ワーキンニ オブスキューリティ エーン ウィルノーイタゲン♪

ディスコ・ファンクの悦楽とロックの絶頂とが交差する狂騒のフロアへ
チック・チック・チックが最新アルバム『WALLOP』と
待望の来日ツアーを発表!!!
キャリア史上最高にポップなシングル「SERBIA DRUMS」をリリース!!!

先頃、両A面シングル「UR Paranoid / Off The Grid」とミュージック・ビデオを立て続けにドロップし、新たな動きをにおわせていた!!!(チック・チック・チック)が、キャリア史上最高にポップなシングル「Serbia Drums」を新たに解禁し、最新アルバム『Wallop』のリリースを発表した。さらに!!!待望の来日ツアーも決定!!! 東京公演と京都公演の主催者WEB先行はただいまよりスタート! 大阪公演は、主催者先行受付(抽選)が6月25日よりスタートする。

通算8枚目となるニュー・アルバム『Wallop』には、ディスコ~ハウス~ファンク~ロックを大胆に横断し、否が応にも体と心が踊り出す楽曲が満載!!! ニュー・アルバムをひっさげての来日ツアーは超必見!!! 最狂のライブ・バンドと謳われた彼らの真骨頂=ライブで、祝祭のダンスを!!!

とにかく自由になって、未知の世界に行きたかったんだ ──Nic Offer

今作では、ニック・オファーとともにアルバム全編に渡ってヴォーカルを務めるミアー・ペースに加えて、友人でもあるライアーズのフロントマン、アンガス・アンドリューや、シンク・ヤ・ティースのマリア・ウーゾル、グラッサー名義の活動で知られるキャメロン・メシロウらも参加。

プロデューサーには、元アリエル・ピンクス・ホーンテッド・グラフィティで、ベックやザ・ヴァクシーンズの作品などを手がけたコール・M・グライフ・ニールやホーリー・ファックのグラハム・ウォルシュ、長年のコラボレーターであるパトリック・フォードが名を連ねている。

NYの馬鹿げたダンス規制法を痛烈に批判し一躍脚光を浴びた名曲「Me And Giuliani Down By The School Yard (A True Story)」から16年、突き抜けてエネルギッシュかつ痛快に反体制の姿勢を示し続けているチック・チック・チック。世界情勢が終わりの見えない崩壊を続ける今こそ、ダンス・ミュージックの濃密な歴史の中から生まれた、どこまでも自由で強靭な彼らの楽曲が必要とされている。

チック・チック・チック待望のニュー・アルバム『Wallop』は、8月30日(金)に世界同時リリース! 国内盤にはボーナス・トラック“Do The Dial Tone”が追加収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。iTunesでアルバムを予約すると、公開中の“Off The Grid” “UR Paranoid” “Serbia Drums”がいち早くダウンロードできる。また限定輸入盤LPは、グリーン・ヴァイナルとピンク・ヴァイナルの二枚組仕様となっている。

!!! - WALLOP JAPAN TOUR -

東京公演:2019年11月1日(金) O-EAST
OPEN 18:00 / START 19:00
前売¥6,500 (税込/別途1ドリンク代/スタンディング) ※未就学児童入場不可
主催:SHIBUYA TELEVISION
INFO:BEATINK 03-5768-1277 / www.beatink.com

京都公演:2019年10月30日(水) METRO
OPEN 19:00 / START 20:00
前売¥6,500 (税込/別途1ドリンク代/スタンディング) ※未就学児童入場不可
INFO:METRO 075-752-2787 / info@metro.ne.jp / www.metro.ne.jp

大阪公演:2019年10月31日(木) LIVE HOUSE ANIMA
OPEN 18:00 / START 19:00
前売¥6,500 (税込/別途1ドリンク代/スタンディング) ※未就学児童入場不可
INFO:SMASH WEST 06-6535-5569 / smash-jpn.com

[チケット詳細]
一般発売:7月13日(土)~

label: WARP RECORDS/BEAT RECORDS
artist: !!!
title: Wallop
国内盤CD BRC-608 ¥2,200+tax
国内盤特典: ボーナス・トラック追加収録/解説・歌詞対訳冊子封入

[MORE INFO]
BEATINK
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=10335

[Tracklist]
01. Let It Change U
02. Couldn't Have Known
03. Off The Grid
04. In The Grid
05. Serbia Drums
06. My Fault
07. Slow Motion
08. Slo Mo
09. $50 Million
10. Domino
11. Rhythm Of The Gravity
12. UR Paranoid
13. This Is The Door
14. This Is The Dub
15. Do The Dial Tone (Bonus Track for Japan)

〈WARP〉30周年記念ポップアップストアが大阪/京都でも開催決定!

先日東京・原宿で開催された〈WARP〉ポップアップストアに続き、大阪&京都での開催が決定!!

目玉商品は、昨年12月と先週に東京・原宿で開催されたポップアップストアでカルト的人気を誇ったエイフェックス・ツインの輸入オフィシャル・グッズ、「ニューシャネル」やYMOとのコラボTで知られる現代美術家:大竹伸朗によるデザインTシャツや、〈WARP〉30周年記念オリジナルTシャツ、来日公演も発表され、勢い止まらぬフライング・ロータス最新作『FLAMAGRA』グッズ、本レーベルを代表するオリジネイター:プラッドの最新作『POLYMER』グッズなどの最新アーティスト・グッズに加え、アニバーサリーを記念して製作された数々の〈WARP〉ロゴグッズが登場! その他にも、バトルス、チック・チック・チック、マウント・キンビー、ボーズ・オブ・カナダ、ブライアン・イーノなど、〈WARP〉を代表するアーティストのグッズや、レーベルの歴史を彩る数々の名盤のLP/CDなどがずらりと店頭に並ぶ。

また、東京を拠点にするファッションブランド、F-LAGSTUF-F(フラグスタフ)の人気アイテムである完全防水仕様のナイロン・ポンチョに〈WARP〉ロゴを胸にあしらった特別仕様アイテムの受注販売も行われる。

WxAxRxP POP-UP STORE
開催日程:6/29 (土) 〜 6/30 (日)

大阪:6/29 (土) 11:00〜19:00
W CAFE(大阪市中央区西心斎橋1-12-11-1F)

京都:6/30 (日) 11:00〜19:00
LaCCU(京都府京都市中京区御幸町通六角下る 伊勢屋町335-1アップヒルズ227 1F)

【入場に関するご案内】
・開場以前のご来店・整列はご遠慮ください。
・当日の混雑状況に応じて、ご案内の方法が変更となる場合がございます。
・皆様に気持ちよくお過ごしいただく為、スタッフの指示にご協力いただきますようお願いいたします。状況により中止せざるを得ない場合もございますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

Floating Points - ele-king

 テン年代のキーパーソンのひとり、フローティング・ポインツ名義で知られるサミュエル・シェファードが近い将来聴けるであろう〈Ninja Tune〉からは初となるアルバム・リリースを控えて、まずは7月21日にシングルを発表する。ここではそのレヴューを書いてみる。

Flaoting Points

Techno

Flaoting Points

LesAlpx / Coorabell

Ninja Tune/ビート

野田努

 Burialの新作もそうだったし、テンダーロニアスの新しいアルバムもそうだったので、これはちょっと驚きでもあった。いま、ロンドンのアンダーグラウンドではテクノがもっともイケてる音楽になっているんじゃないだろうか。キシのアルバムもそうだった。ルーク・スレイター再評価もそうだ。
 フローティング・ポインツが〈Ninja Tune〉と契約して、『Elaenia』以来のスタジオ録音盤をリリースすると、そしてその前に届いた2曲「LesAlpx / Coorabell」は、フロア仕様のテクノ・サウンドである。この音楽性にもっとも近いのは、おそらくテンダーロニアスの最新作『Hard Rain』で、それは今日のUKジャズを90年代のカール・クレイグやカーク・ディジョージオと結びつけるアルバムだった(これかなり良い作品なので、別でレヴューします)。
 フローティング・ポインツがとった方法も似ている。“LesAlpx”は、4/4キックドラムにアフロ・ビートとクールなシンセベースが絡み合うキラーチューン。サム・シェファード自身は、かつてはセオ・パリッシュやフォー・テットなどに共振していたようであるが、“LesAlpx”はテンダーロニアス以上にデトロイティッシュで、あたかもペーパークリップ・ピープルの“Throw”をアップデートしたかのようだ。後半の展開は69名義の“Rushed”かさもなければデリック・メイ風ですらある。もう1曲“Coorabell”もまた、90年代のカール・クレイグにアクセスしている。スペイシーなシンセサイザーとミニマルな4/4キックドラムのメトロノーミックなビートのコンビネーションで、それはダンスのためにある。

 フローティング・ポインツは「Kuiper」やDVD作品『Reflections』以降、ロックのほうに向かっていた。しかし、ここにきて彼は初心に帰ったかのように、エレクトロニック・ミュージックの世界に戻ってきた。

Flatlines - ele-king

 驚きのニュースが飛び込んできた。〈Hyperdub〉が新たにスポークン・ワードとオーディオ・エッセイに特化したサブレーベル〈Flatlines〉を始動する。最初の作品は7月26日にリリース予定……とのことなのだけれど、それがなんと、2年前に亡くなった批評家のマーク・フィッシャーと、哲学者にしてサウンド・アーティストのジャスティン・バートンによる共同作品なのである。
 タイトルは『On Vanishing Land』で、イングランドの東部に位置するサフォーク州、その海岸線を散歩している場面を喚起させる意図があるようだ。生前フィッシャーはサフォークの風景について、小説家W・G・ゼーバルトの足跡をたどり直したグラント・ジーの映画『ペイシェンス(アフター・ゼーバルト)』を論じる文章のなかで、「場所についた染み」の観点から言及している(『わが人生の幽霊たち』をお持ちの方は324~331頁を参照)。
 サウンド部分にはウルトラヴォックスのジョン・フォックス(『わが人生の幽霊たち』にインタヴューあり)やガゼル・ツイン、バロン・モーダント(イアン・ヒックス)やエコープレックス(ニック・エドワーズ)、レイムなどなど、フィッシャーと近いところにいたアーティストたちの新曲が含まれているそうで、M・R・ジェイムズの小説『笛吹かば現れん』や映画にもなったジョーン・リンジーの小説『ピクニック・アット・ハンギングロック』(昨年末、創元推理文庫から邦訳が刊行)、さらにはブライアン・イーノのアルバム『On Land』を意識した作品になっている模様。
 最近はジェイムス・ブレイクザ・ケアテイカー、ブラック・トゥ・カムなど、立て続けにフィッシャーを思い出させる作品がリリースされている印象があるけども、あらためてUKにおける彼の存在の大きさを確認させてくれるニュースだ。

https://hyperdub.net/products/mark-fisher-and-justin-barton-on-vanishing-land

Mikako Brady - ele-king

 ますます勢いにのるブレイディみかこの新刊が届いた。『女たちのテロル』──20世紀の初頭を生きた金子文子、女性参政権運動の闘士エミリー・デイヴィソン(サフラジェットについては紙エレキング19号の水越真紀の連載を参照)、アイルランドの活動家マーガレット・スキニダー、それぞれ国も人種も違えど、ほぼ同じ時代において、生きて、抗い、暴れ、風穴を開けて死んでいった女性たちの物語である。などと書いているが、じつはまだ途中までしか読めてないっす。
 しかしばばーと見る限り、本書において著者は、その3者の人生を別々に描くのではなく、同時進行的に、それぞれのレイヤーを重ね、まるでDJミキサーでフェイダーとEQを操るがごとく、新たな物語を創出しているようである。文もリズミカルなのにどこか実験的で、さらに本にはいくつかのおもしろい仕掛けが施されており……これは岩波書店の某猛獣の仕業だろうか?
 この数ヶ月、ほかにも『反緊縮宣言!』など、読まなければいけない本が貯まってきているので、落ち着いたら読もう。書評は、近々、これは高島鈴に頼むしかないでしょう。
 なにはともあれ、ブレイディみかこの文章に飢えていた人たちには朗報です。ちゃんと読もうな!

[追記]
 6月22日、代官山 蔦屋書店にてブレイディみかこと、『執念深い貧乏性』を刊行したばかりの栗原康とのトーク&サイン会が開催されます。お時間ある方はぜひ。

https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/7050-1743330524.html

ブレイディみかこ
女たちのテロル
岩波書店
四六判上製
本体1800円+税

https://www.iwanami.co.jp/book/b452042.html

Amazon

Laurent Garnier - ele-king

 日本のLaurent Garnierのファンの皆さんへ、
 フランスのドキュメンタリー映画監督Gabin Rivoireは過去3年間世界中でLaurent Garnierをフォローし、Laurentのツアー人生を記録して来ました。
 今日、何とFeaturistic Filmsは「珍しい」Kickstarterキャンペーンでドキュメンタリー映画『Laurent Garnier:Off the Record』を立ち上げ、今回のプロジェクトでLaurent Garnierコミュニティーをまとめることを目指しています。
 Kickstarterのリンクは以下になります。

https://www.kickstarter.com/projects/featuristic/laurent-garnier-off-the-record?fbclid=IwAR017LxLsCHjDy57QG5UULhMrWFMNiVz-Na-5V9Wb5Vr503DGkgNy3dlY64

Alex from Tokyo

Helm - ele-king

 気候変動/環境問題は、いま英国の政治的スローガンとしてもっとも大きな勢力をなっている。プラッドのインタヴューにも、ファット・ホワイト・ファミリーのインタヴューにもその話題が出てくることからもお察しいただけるだろうし、先日のトランプ訪英の際に起きた大規模のデモにおいても、日本のマスメディアががんばって報じたあの「おもてなし」とはわけが違って、じゃあ、なんでトランプに反対するのかという大きなテーマのひとつとしては「地球温暖化問題」があった。
 このあたりの背景は、ナオミ・クラインの『NOでは足りない』をぜひ、ぜひ、ぜひ、読んでいただきたいと思うのだけれど、どういうことかと簡単にいえば、80年代に環境系などと括られていた動きとは様相が変わって、いま「地球温暖化」という地球上の全生物にとって深刻な問題に直面しながらもそれが止められない理由はただひとつ、強欲な資本主義にあるのであって、とどのつまりいい加減このやばい社会を変えていこうというときの大きな入口として「地球温暖化問題」はあると。その強欲な資本主義の権化としていまたまたまトランプがいるということがじつに説得力のある文章で書かれている。で、先進国の良識的な大人たちの政治的関心が環境にいっている、そんなおりにヘルムの新作『ケミカル・フラワー』が届いた。

 ロンドンのヘルムは、ルーク・ヤンガーによるプロジェクトで、彼はこの10年のあいだすでに8枚のアルバムを出している。そのなかには実験音楽家というよりはサウンド・アーティストと呼ぶべきグラハム・ランプキンのレーベル〈Kye〉からのリリース、そして〈Pan〉からの2枚のアルバムも含まれる。とくに評価の髙かった2015年の『Olympic Mess』は、この手の音を追いかけている人の記憶にまだ新しいだろう。
 ヘルムのような音楽は、フィールド・レコーディング、アブストラクト、ドローン、アンビエントといった実験音楽の折衷的な展開で、それがダンス・カルチャーと直結することはない点においてオウテカではなくOPN以降の流れにある。実際彼は自身のレーベル〈Alter〉においてOPNの曲をリリースしているわけだが、ヘルムもまたOPN同様に音によるコンセプトを打ち立てているように思える。それは初期のイヴ・トゥモアにもリンクする音で、まさに〈Pan〉が得意とするところではあるが、ヘルムにはインダストリアルな感覚もあって、ひらたく言えば、テクノよりのサウンドである。
 『ケミカル・フラワー』においてもっとも推薦したい曲は“ I Knew You Would Respond(あなたが応えるであろうことはわかっている)”だ。そう、曲名の通り。ダウンテンポの単調なリズムと切り刻まれた電子ノイズが合流するこの曲の後半には弦楽器のメロディアスな演奏が挿入されている。それはおそらく、ヘルムのキャリアのなかでももっとも叙情性的な曲のひとつだろう。
 1曲目の“Capital Crisis(首都の危機)”の混沌と壮大さは、この作品がエセックスの田園地帯で録音されたことにも起因しているのかもしれないが、“Leave Them All Behind(それらすべてを残せ)”のミニマル・ビートとフィールド・レコーディングによる奇妙な音の断片との調合にしろ、この手の音楽で理屈以上にサウンドで引っぱることは決して容易なことではない。イヴ・トゥモアは途中で路線を変更し歌と言葉に頼ったが、ヘルムはこの難しい路線を継続するなか、いまも人に聴かせる作品を作ることができている。とくに、“You Are The Database(おまえはデータベース)”のような単調さのなかでも欠伸をしない人であるなら、『ケミカル・フラワー』は賞賛の対象になるかもしれない。
 
 なお、これが「地球温暖化問題」の作品であるという確証はない。ただ、ぼくの頭にそう思い浮かんだだけの話である。そして作品とは作者の意図とはべつのところでの発想ないしは問題提起を生むことができる。それがアートというものの素晴らしい価値だ。

Asian Meeting Festival 2019 - ele-king

 実験音楽の、それもアジアの音楽家たちの紹介や交流に力を入れる、なんとも気概にあふれた音楽フェス、《アジアン・ミーティング・フェスティバル》が今年も開催される。大友良英によって開始され、近年は dj sniff とユエン・チーワイによってキュレイトされている同フェスだが、東京での開催は3年ぶりとなる。
 7月2日から6日にかけ、インドネシアのジョグジャカルタ、ハノイ、台北、シンガポール、バンコク、インドのコーチから先鋭的な音楽家たちが集結、大友良英、dj sniff、ユエン・チーワイらとともに谷中の旧平櫛田中邸、北千住のBUoY、赤坂のドイツ文化会館をまわる。5日は Killer Bong、坂口光央、食品まつり a.k.a foodman、6日は ANTIBODIES Collective、石橋英子、角銅真実と、ゲストも豪華絢爛だ。もしあなたが刺戟的な音楽を求めているなら、この機会を逃す手はない。

アジアン・ミーティング・フェスティバル2019
躍進を続けるアジア有数の実験音楽祭が3年ぶりに東京で開催

 昨年秋に台湾を舞台に開催され、大きな反響を呼んだアジアン・ミーティング・フェスティバル(AMF)が、2016年以来となる東京での公演を行うことになった。

 AMFは大友良英によって2005年に始められ、2014年以降はdj sniffとユエン・チーワイがキュレーターを務めてきた。今年はジョグジャカルタのデュオ・グループのスニャワ、昨年の台湾でのAMFにも出演したハノイの一弦琴奏者ゴー・チャー・ミーや台北のシェリル・チャン、ジ・オブザヴァトリーのギタリストとしても知られるシンガポールのダルマー、さらに視覚芸術とも関わりの深いバンコクのピシタクン・クアンタレーングやコチ(インド)のセルジュク・ラスタムらが来日し、dj sniff、ユエン・チーワイ、大友良英とともに約1週間にわたって都内でライヴ・ツアーを繰り広げる。

 AMFの魅力の一つに、いわゆるライヴハウスではないスペースを会場に、その場所に特有の空間を最大限に利用して行われるアンサンブルがある。今年は7月2日(火)に、かつて彫刻家の平櫛田中(ひらぐし・でんちゅう)がアトリエ兼住居として暮らしていた風情溢れる日本家屋(大正8年建造)を舞台に、ツアー・メンバーによるセッションが行われる。他にも7月5日(金)には、廃墟となった銭湯およびボーリング場をもとにした北千住のスペース「BUoY」にて、ゲストにKiller Bong、坂口光央、食品まつり a.k.a foodmanを迎えてライヴを行う。どちらも特徴的な空間であるだけに、想像の斜め上をいくサウンドに立ち会うことになりそうだ。最終日となる7月6日(土)は赤坂のドイツ文化会館のホールで行われるものの、ゲストにANTIBODIES Collective、石橋英子、角銅真実を迎えるなど、一癖も二癖もあるコンサートになるに違いない。

 関連イベントとして、スニャワのルリー・シャバラによるヴォイス・アンサンブルのためのワークショップが7月4日(金)に行われる。これまでもアンサンブルズ東京などで同様のワークショップを開催してきているが、コンダクションを用いたヴォイスによる集団即興は音楽的に新鮮なだけでなく、プロのヴォーカリストから初めて人前に出る子供たちまで、誰もが声を出すことそれ自体を楽しんでいるように見えたのが非常に印象的だった。

 日本の近隣諸国で活躍するあまりにもユニークなミュージシャンたちに出会うことのできるまたとない機会であるのみならず、ノイズ・ミュージックや実験音楽といったラベルや、ときには音楽という枠組みさえもはみ出していくような、刺激的な音の経験に触れることができるはずである。それはまた、多くの人々が何気なく前提としてきた「アジア」なるもののイメージを揺さぶりかけ、音の経験を判断するための複数の価値観に出会うことにもなるだろう。

https://youtu.be/60aDuPT07Xc

Asian Meeting Festival 2019
https://asianmusic-network.com/amf/

Asian Meeting Festival 2019

Concert #1
日程:2019年7月2日(火)
セッション1 14:30開場 15:00開演
セッション2 17:30開場 18:00開演
会場:旧平櫛田中邸(https://taireki.com/hirakushi/
料金:無料(予約制、各セッション限定30名)
出演:Pisitakun KUANTALAENG[バンコク]、NGO Tra My[ハノイ]、Senyawa[ジョグジャカルタ]、Dharma[シンガポール]、Sheryl CHEUNG[台北]、Seljuk RUSTUM[コチ]、dj sniff[東京]、YUEN Chee Wai[シンガポール]、大友良英[東京]
セッション1お申込み(https://amf2019-hirakush-s1.peatix.com
セッション2お申込み(https://amf2019-hirakush-s2.peatix.com

Concert #2
日程:2019年7月5日(金) 18:30開場 19:00開演
会場:北千住BUoY(https://buoy.or.jp
料金:[前売]一般3,000円、学生1,800円 [当日]3,500円
出演:Pisitakun KUANTALAENG[バンコク]、NGO Tra My[ハノイ]、Senyawa[ジョグジャカルタ]、Dharma[シンガポール]、Sheryl CHEUNG[台北]、Seljuk RUSTUM[コチ]、dj sniff[東京]、YUEN Chee Wai[シンガポール]、大友良英[東京]
ゲスト:Killer Bong[東京]、坂口光央[東京]、食品まつり a.k.a foodman[名古屋]
こちらからお申込みください。(https://amf2019-buoy.peatix.com

Concert #3
日程:2019年7月6日(土) 16:30開場 17:00開演
会場:ドイツ文化会館・OAGホール(https://oag.jp/jp/veranstaltungsraeume-jp/
料金:[前売]一般3,000円、学生1,800円 [当日]3,500円
出演:Pisitakun KUANTALAENG[バンコク]、NGO Tra My[ハノイ]、Senyawa[ジョグジャカルタ]、Dharma[シンガポール]、Sheryl CHEUNG[台北]、Seljuk RUSTUM[コチ]、dj sniff[東京]、YUEN Chee Wai[シンガポール]、大友良英[東京]
ゲスト:ANTIBODIES Collective[京都]、石橋英子[東京]、角銅真実[東京]
こちらからお申込みください。(https://amf2019-oag.peatix.com

ワークショップ「チャリ・パドゥ」
日程:2019年7月4日(木)|19:00~21:00(18:30より受付)
会場:北千住BUoY(https://buoy.or.jp
料金:無料(限定30名)
講師:ルリー・シャバラ(スニャワ)
こちらからお申込みください。(https://amf2019-ws.peatix.com
※7月5日(金)のコンサート#2で、成果を発表します(希望者のみ)。

Lena Andersson - ele-king

 〈Raster-Noton〉から分裂した〈Raster〉より、新たな電子音楽ユニットがデビューを果たす。〈R&S〉からのリリースで知られるラッカー(3月には新作『Época』をリリース済み)、その片割れである Eomac ことイアン・マクドネルと、〈Raster-Noton〉にも作品を残すベルリン在住の日本人アーティスト Kyoka によるコラボレイションは、レナ・アンダーソンという架空のキャラクターを生み出した。現在、7月に発売されるアルバムより“Middle Of Everywhere”が先行公開中。ふたりの化学反応に注目だ。

唯一無二のオリジナリティーでヨーロッパを拠点に活躍する日本人アーティスト Kyokaと、名門〈R&S Records〉の人気インダストリアル・デュオ Lakker の1/2でもあるアイルランド人アーティスト Eomac がタッグを組んだ、夢のコラボレーション・ユニット、レナ・アンダーソンのデビュー・アルバムが新星〈Raster〉よりリリース!

Lena Andersson(レナ・アンダーソン)はベルリン在住の日本人アーティスト Kyoka とアイルランド人プロデューサー Eomac の2人が作り上げた架空のキャラクター。この2人のコラボレーションは2016年にストックホルムにあるスウェーデン国営・電子音楽スタジオ EMS studio での滞在制作中に始まった。最初はスタジオにあるモジュラー・シンセサイザー Buchla を使いセッションを行っていたが、すぐさま様々な楽器や音源を取り入れたセッションへと発展していった。日本のハードコア・パンク・バンド COCOBAT の SEIKI とUSオルタナ界のレジェンド Mike Watt のセッション音源(M-1)もフィーチャーされている。その後も2017年に Kyoka が滞在制作を行っていたスペインのアート・テクノロジー・センター ETOPIA の音楽スタジオで引き続き共同制作を行い、本作を完成させた。

2人の共同制作はコール・アンド・レスポンスの即興スタイルで行われた。Kyoka の自由で実験的なアプローチと Eomac の巧みなエディット、Kyoka の膨大なフィールド・レコーディングや声のコレクションと Eomac のハードでリズミックなフレームワーク、それぞれが互いに対照的でありながらも型破りな共鳴を引き起こし、ダイナミックかつ緻密なビートや鮮烈なテクスチャーを生み出していく。この直感による即時的な共同作業の方法が完全なる創造の自由を形成し、2人の豊かな才能が見事に融合した魅力的なアルバムが誕生した。アルバムのタイトルは EMS studio のある通りの名前で、このプロジェクトが始まったそのスタジオへ敬意を表している。

発売日:2019年7月12日 (金)
品番:AMIP-0178
アーティスト:Lena Andersson
タイトル:Söder Mälarstrand
レーベル:Raster
フォーマット:国内流通盤CD
本体価格:¥2,300+税

https://www.inpartmaint.com/site/27227/

Track Listing :
01 Middle of everywhere ft. Seiki and Mike Watt
02 BAZU / バズ
03 37 years later
04 Das Tier
05 Con un cuchillo
06 After 88 years
07 Mieko loop
08 Anarchy / Joy
09 Profit over people
10 Mystic
11 I want her (you) to call me baby
12 Le...

WXAXRXP - ele-king

 とんでもない企画の登場だ。今年で30周年を迎えるUKの名門レーベル〈Warp〉がオンラインでフェスティヴァルを開催、NTS Radio を占拠する──それも、100時間以上にわたって! 同レーベルからリリース経験のあるアーティストたちがミックスやライヴ・セッションを披露、未発表音源も放送されるらしい。やばい、めっちゃやばい。往年の〈Warp〉を支えてきたビッグ・ネームはもちろんのこと(LFO のトリビュート企画も!)、ガイカロレンツォ・セニニガ・フォックスケリー・モーランやエヴィアン・クライストなどなど、近年の実力者たちも勢ぞろい。やばい、めっちゃやばい。さらに、リストをよくよく見てみると……ウィンストン・ヘイゼル! フォージマスターズのウィンストン・ヘイゼルの名が!! やばい。めっちゃやばい……6月21日金曜の夜から24日月曜の朝まで、これは一睡もできませんね(日本時間)。って、さ、3徹!?

[6月21日追記]
 本日20時(日本時間)から放送開始となる「WXAXRXP」のタイムテーブルが発表された。スペシャル・ゲストとして坂本龍一、エイドリアン・シャーウッド、デス・グリップスらが参加している。これはすごい。詳細はこちらから。

wxaxrxp.net

WXAXRXP

6/21 (FRI) - 6/23 (SUN) on WWW.NTS.LIVE/WXAXRXP

APHEX TWIN ・ AUTECHRE ・ BATTLES ・ BIBIO ・ BOARDS OF CANADA ・ BRIAN ENO ・ DANNY BROWN ・ FLYING LOTUS ・ GAIKA ・ HUDSON MOHAWKE ・ KELELA ・ LFO (TRIBUTE TO) ・ MOUNT KIMBIE ・ ONEOHTRIX POINT NEVER ・ PLAID ・ SQUAREPUSHER ・ YVES TUMOR ・ !!! and more...

レーベルアーティストが勢揃いで名を連ね、100時間以上に及び Mix やライブセッション、未発表音源などを一挙放送!
合わせて〈WARP〉30周年記念ポップアップストアの6/29大阪 & 6/30京都での開催も決定!!

音楽史に計り知れない功績を刻み続ける偉大なる音楽レーベル〈WARP〉が、カッティング・エッジなキュレーションで音楽ファンから絶大な支持を集める「NTS Radio」とコラボレートし、レーベル設立30周年を祝うオンライン音楽フェス『WXAXRXP』を開催! 現地時間6月21日(金)~6月23日(日)の3日間に渡って行われる。日本での放送時間は6月21日(金)午後8時~。

エイフェックス・ツインや、フライング・ロータス、ブライアン・イーノ、バトルス、チック・チック・チック、ボーズ・オブ・カナダ、スクエアプッシャー、オウテカ、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーなど豪華なゲストが参加し、エクスクルーシヴ・ミックス音源やライヴ・セッション音源、映像、未発表曲、貴重なアーカイヴ音源など100時間以上に渡って一挙放送!

なお、『WXAXRXP』開催期間中に店内で〈NTS〉を放送してくれるお店には、本企画のオリジナル・ポスターをプレゼント!
詳細/応募は Beatink の Twitter にて。
https://twitter.com/beatink_jp/status/1139458407247671296?s=20

NTS.LIVE/WXAXRXP
UK時間:6月21日(金) 12:00 ~ 6月23日(日) 23:59
日本時間:6月21日(金) 20:00 JST ~ 6月24日(月) 7:59
WXAXRXP特設サイト:https://wxaxrxp.net

Featuring:
Aphex Twin • Autechre • B12 • Battles • Bibio • Boards of Canada • Brian Eno • Broadcast • Chris Taylor (Grizzly Bear) • Danny Brown • Darkstar • DJ Nigga Fox • Evian Christ • Flying Lotus • GAIKA • Gonjasufi • Hudson Mohawke • Kelela • Kelly Moran • kwes. • Leila • LFO (A tribute to) • LoneLady • Lorenzo Senni • Mark Pritchard • Mira Calix • Mount Kimbie • Nightmares on Wax • Oneohtrix Point Never • Plaid • Squarepusher • Yves Tumor • Winston Hazel (Forgemasters) • !!!

さらに、先週東京・原宿で開催された〈WARP〉ポップアップストアに続き、大阪&京都での開催が決定!!

目玉商品には「ニューシャネル」やYMOとのコラボTで知られる現代美術家:大竹伸朗によるデザインTシャツや、30周年記念オリジナルTシャツ、カルト的人気を誇るエイフェックス・ツインの輸入オフィシャル・グッズの販売、来日公演も昨夜発表され勢い止まらぬフライング・ロータス最新作『FLAMAGRA』グッズ、本レーベルを代表するオリジネイター、プラッドの最新作『POLYMER』グッズといった最新アーティスト・グッズに加え、アニバーサリーを記念して製作された数々の〈WARP〉ロゴグッズが登場!
その他にも、バトルス、チック・チック・チック、マウント・キンビー、ボーズ・オブ・カナダ、ブライアン・イーノなど、〈WARP〉を代表するアーティストのグッズや、レーベルの歴史を彩る数々の名盤のLP/CD などがずらりと店頭に並ぶ。

また、東京を拠点にするファッションブランド、F-LAGSTUF-F(フラグスタフ)の人気アイテムである完全防水仕様のナイロン・ポンチョに〈Warp〉ロゴを胸にあしらった特別仕様アイテムの受注販売も行われる(¥86,400税込:商品のお届けは9月末~10月を予定)。

WxAxRxP POP-UP STORE
開催日程:6/29 (土) ~ 6/30 (日)

大阪:6/29 (土) 11:00~19:00
W CAFE (大阪市中央区西心斎橋1-12-11-1F)

京都:6/30 (日) 11:00~19:00
LaCCU (京都府京都市中京区御幸町通六角下る 伊勢屋町335-1アップヒルズ227 1F)

【入場に関するご案内】
・開場以前のご来店・整列はご遠慮ください。
・当日の混雑状況に応じて、ご案内の方法が変更となる場合がございます。
・皆様に気持ちよくお過ごしいただく為、スタッフの指示にご協力いただきます様お願いいたします。状況により中止せざるを得ない場合もございますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

Black Nile - ele-king

 カマシ・ワシントンの登場により一気に時代の変わったLAから、また新たなジャズの才能が登場してきた。アーロン・ショウとローレンス・ショウの兄弟からなる2人組=ブラック・ナイルが7月3日にファースト・アルバムをリリースする。しっかりした低音とどこまでもなめらかな上モノが紡ぎ出す心地よいグルーヴ……これは期待大。

BLACK NILE
Sounds of Color

LAから新たなJAZZの風を吹かす、大注目のアーロン&ローレンス・ショウ兄弟デュオによるブラック・ナイルのデビュー・アルバムがリリース!!
注目の音楽集団カタリスト、気鋭のピアニスト、ジャメル・ディーンら、LAジャズの新世代がサポート!

Official HP: https://www.ringstokyo.com/blacknile

LAジャズの新たな潮流を切り拓くこの兄弟デュオは、あらゆる楽器をこなす優れたマルチ奏者であり、カマシ・ワシントンやテラス・マーティンから、ヴィンス・ステイプルズやニプシー・ハッスルにも影響を受けてきた世代。二人を中心に作り上げた躍動感に満ち、繊細でもあるグルーヴとハーモニーには、彼らが大切にするジャズのエッセンスを鮮やかに塗り替える美しさがあります。(原 雅明 / rings プロデューサー)



アーティスト : BLACK NILE (ブラック・ナイル)
タイトル : Sounds of Color(サウンズ・オブ・カラー)
発売日 : 2019/7/3
価格 : 2,400円+税
レーベル/品番 : rings (RINC52)
フォーマット : CD

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